2013年07月21日

ポートピアホテル30階ラウンジ


    



  一年ぶりに会った友人と、飲んでお喋り。神戸のポートピアホテルは、三宮から、それほど距離は離れていないけど、30階からの素晴らしい展望は、別世界のよう。
 2時間フリードリンクで、6種類の食事付の税サービス込4200円、というコース。
 友人はビール党で、私はビールから始まって、白ワン、最期はジントニック。
 2時間なので、それで出ないと行かないかと思っていたのだけど、そうではなく、2時間分食事と飲み物が終われば、あとは、話をして長居しても大丈夫。
お酒に合う料理ばかり、量もそれほど多くないので、6種で丁度良かった。
 息子の結婚祝いを出されて、私は関知していないので、受け取れないと辞退したら、
それで、この飲み会の支払いをして結婚を祝ってくれるというので、ご馳走になった。




 こういう形で、息子の結婚祝いをしてもらえて、良かった。
 彼女とは、たまにしか会えないのだけど、それだけに話が長くなる。
 気づけば、10時半。ここはまだ三宮ではない。遠い感じの、ポートアイランド。ホテルから、どこを出れば、駅に行けるのやら、何も書いていない。




 2階のダイニングを覗いて、聞いたら、駅への出口まで案内してくれた。
 三宮までは、友人と一緒だから、わりにしゃんとしていたつもりだけど、阪急に乗ってからは、ふらふら、こっくり。
 駅から、タクシーを待っている間も、気分が悪くて。ちゃんぽんして飲んだから。
 家に入って、ずっとお酒が残って、今朝も、ソファーに横になって、居眠りばかり。
 投票には行ったけれど、そのほかは、寝てばかり。
  
 
  

Posted by アッチャン at 14:00Comments(0)食いしん坊

2012年07月18日

法善寺の割烹「浅草」

  

    


 松竹座の夜の部、最後の出し物を見ていたら、9時を過ぎてしまう。



 夕食を取る時間がないので、最後の出し物はパスして、道頓堀、法善寺横町にある、ふぐの店「浅草」に。
初めての店で、法善寺横町の前にあるので、一度行きたいなあ、とは思っていた。

  http://www.houzenji-asakusa.jp/ 法善寺、浅草


 法善寺さんにお参りしてから、お品書きが、外に出ているので、見ると、75周年の記念で、
特別料金のお料理の案内だった。

 ふぐは、冬、夏場は鱧料理、この店はすっぽん料理も名物のようだ。

 特別料金というのが、魅力。 



法善寺の側にある、「さとすし半総本家」でも、夏場は鱧を売りにしているけれど、きっと随分違うのだろうな、と思っていた。

 鱧料理のコースは、10000円の所を8000円で。 隣の、さとでは鱧料理を注文したことがあるけれど、冬は、ふぐも頂くが、
 そのほど美味しい、という所まではいかない。
 値段はただ、取らないのは、百も承知しているけれど、「浅草」には、とても、と思っていたが、こんな機会には、と

 芝居小屋を出て、一目さんに、「浅草」に。




 鱧の紙鍋がついている、特別料理、というのが、5900円なので、これに決めた。

 店に入ると、二階に、と言われたけれど、友人はカウンターが好きなので、ここで、というと、ひとつだけあるテーブルに、
「ここで良いですか?」と。

 最初に、2種類のジュレと酢の物が出て、とても美味しい。これだけでお腹が持ちそう。

 肉のたたき、ピーマンの焼き物

 菊正を刻印したとっくりは、通常出てくる徳利よりも大きくて、たっぷり入っている。


 お作りが、また美味しくて、


 鱧は、二人で一皿だと思ったら、それぞれにあって、感激。紙鍋に入れると、さっと花が開き、皮の歯ごたえを残して、
 華やかな美味しさ。
 
 淡路産の鱧だそうで、さすがに、名店が出す物だけあって、高級素材を使って、料理人の腕を見せてくれる、目に美しい、
料理の数々。幸せ。


揚げ物
 カウンターの料理人さんから、説明を聞きながらの、私は、美味しい、と感心してばかり。

 揚げ物が出て、後はご飯になります、と言われるころは、もうお腹が一杯なのだけど、美味しいから、頑張って食べること。

 昔、パリの従姉妹が可愛がってもらっていた、大丸の美術部の部長だという人に、従姉妹について連れて行ってもらった
 ことのある、この辺りの割烹で「今井」という店があった。

 そこで、お土産にもらった、山椒とじゃこの甘煮、と同じような味のものが、ご飯に載っていた。



 板前さんが、スッポンの肝とコラーゲンの煮込みを、「ご飯に合うので、どうぞ。」とサービスで出してくれた。
カウンターでの食事だから、とのサービスだと言って。

 私は、スッポン、聞くと、苦手なんだけど、せっかくの好意にと、一口はいただいて、美味しかった。
 
 デザートも結構あって、食べられないと思ったのに、あっさりした甘さなので、全て食べてしまった。



 
  「皆食べてもらうのが、一番嬉しいです。」と店主。



  二階から降りて来た、客が、「ああ、美味しかった。満足させてもらいました。」と言いながら、お勘定。

  私も、大いに満足させてもらって、「また来てください、」と外まで見送ってもらって。

 この特別料金は9月末日だそう。

 


   

Posted by アッチャン at 13:02Comments(0)食いしん坊

2011年04月27日

そば料理の店「侘び助」

 

母を迎えに行った。母の部屋は、誕生日のプレゼントの花で、明るくなった。

弟が予約してくれていた、そば屋に、弟夫婦と娘、妹夫婦、母と私の総勢7人での会席が始まった。
母を弟から離して、一番奥の席に。私がその横に。
 ビールで乾杯、最初の一品が運ばれるまでは、久しぶりに会ったので、時間が気にならなかった。次に運ばれているはずの料理が、なかなか出てこない。
 懐石のコースを、あらかじめ予約していたのだから、頃合いを見越して出てこなくてはいけないはずだ。
 美味しい料理だけど、呼び水のように、ちょこっと食べて、お腹が次の料理を要求している。
 こんなに遅いとは。気の長い私達だから、話好きの家族だから、なんとか、かんとか言いながら、最後のデザートが出てくるまで、3時間かかった。


 品書きは、そばの店なので、盛りだくさんあったわけではない。
30分に一品出てくるという間隔。料理の味は、とても良かった。
 毎晩、どこかの居酒屋で、飲んでちょこと食べて暮らしている、飲み助の友人達には、
 絶賛される店だろう。ぐだぐだ言いながら、お酒メインで、4時間を気にしない人達には。

 お腹を空かせて、食べたい気の短い人なら、まず、一品目を待てないだろう。


 
 
 母は、息子の話が話題に出ると、突然、大きな声で歌を歌い出した。
城崎からの行き帰りに歌っていた、「雨がしとしとと、」という歌。
何の歌?聞いた事ないね。母はお酒が回ってきている。

お料理が来ないね。遅いわね。歌い終わって、お腹が空いているらしい。

侘び助という名の店なのだが、料理が侘び助という感じ。
料理は、確かに美味しいし、量がないのも、私には嬉しい。ここは、酒が主の店で、料理は、あて、なのだ。
酒飲みは、塩をあてにして飲むと言うでしょう。美味しい料理がほんの少しあればよい。酒のじゅまにならない程度にあればよい。



車を運転してきた妹の旦那さんは、「酒を飲めないので、持たないわ。」と帰りの車の中で。酒よりも、車で来る方が良いという人だから、お酒が好きなわけではない。盛りだくさんに、食事があるほうが嬉しい。

母は、一品目は、水ナスが美味しくないと言い、あとで美味しいと言い直し、二品目の暖かい椀物は美味しそうに。三科目のお造りはぺろりと食べて、お料理が遅いと言っていたけれど、メインの、鰻のそばが来ると、いらないと言い始めた。
 器に入れると、美味しいと言いながら、半分ほど食べていた。
次に出た、鮎と、天ぷら、魚のご飯は、全く手をつけなかった。
もうお腹が一杯で食べられないと。



 厚焼き卵は、一切れ食べた。弟の一言で、「へい」と言って食べていた。母は梅酒にワイン、ビールまで飲んで、酔っている。
 そば屋のだし巻きは、出しがたっぷりの柔らかいのが特徴。美味しい。
最後に出て来た、デザートに、母は夢中で手を動かして食べる、食べる。
すごく美味しいデザートだ。
私は自分の分を、食べ終わった母の前に。無我夢中というのはこんな感じ。
規則正しく、気ぜわしくスプーンを口に運んで、瞬く間に食べ終えた。


 
城崎に行ってから、この所ずっと、母の顔色も、表情も生き生きとして、元気だ。
 翌日、母は寝込んでいるのではないかと心配したけれど、全く疲れを知らないようで、元気一杯。お酒の影響は全くない。

デザート

皆忙しい毎日を送っているので、なかなか一緒に、食事をして話をする機会がないけれど、たまには、こうして寄り集まると、いいものだな、と思う。
震災で大変な時期だけど、幸せを大事にする事が、それぞれの人に取って、大切なのだと思う。いつ何が自分の身にもわからない。
 一期一会を大切にして、萎縮しないで、それそれが、それぞれの場所で、元気に暮らせるのが大事。

 家に送ってもらうと、偶然に、息子達が帰って来るのと一緒になった。
 偶然とは言え、出会えるとは、縁。
 
   

Posted by アッチャン at 12:38Comments(0)食いしん坊

2009年09月15日

はるばる来たぜ、函館市場、

 

2週間に一度、水曜日に、母を医者に連れて行っていた。昨日、グループホームに行くと、ヘルパーが、水曜日はシャワーの日になっているので、どうしましょうと言う。水曜日は医者が午前中なので、火曜日でもかまわない。朝、医院に電話を入れた。雨模様でもあり、インフルエンザが増えているのなら、グループホームに往診してもらったほうが良いかもしれない。
 以前は、往診してくれると言っていたのに、「施設には往診出来ない、母の自宅になら行けます。」という。連れて来るのなら、11時半に、と指定された。
グループホームに、母を迎えに行くと、各入居者あての請求書が、テーブルに置いてあるのが見えた。25万代から27,8万という金額だ。
 テレビで、家族15人、月の食事代が20万かかると言っていた。グループホームの食事代は、現在13人が一緒に食している。一人58000円だから、70万円くらい支払っている。おやつは、今日は、小さな釣鐘型の一口カステラが2個(袋に一杯入って200円足らずの代物)とウエハースが一切れ。昨日は缶詰めフルーツポンチのような果物が、小さな器に少し入っているだけ。食事は,質素で少量。6畳の部屋に10万円の家賃。光熱費と雑費が6万、介護から別に、毎月30万近く入る。
グループホームは、今や儲かる仕事の代名詞になっている。「今流行りの」と言われる所以がここで垣間見られる。
それにひきかえ、医者と薬剤に支払う費用は安すぎるくらい。
血液検査、骨そしょう、肺のレントゲンを取ってもらって、460円の支払い。21日分の薬が780円だった。医院に、「クレベリン」が置いてあった。空気清浄機を使い、クレベリンを置き、インフルエンザ対策は万全を期している。これがあると、なんとなく安心するが、医者も看護婦も、母も私もマスクを外さない。

 


昼食は、久しぶりに、回転ずしの「函館市場」に。

母は寿司が大好きなのに、施設では、生ものは一切出してもらえない。魚料理も少ない。ミンチやハムを使っての簡単な料理ばかり。骨密度が少なくて、薬を飲まなければならない。危険域にいるのは、薬のせいばかりではないだろう。
 西宮の「函館市場」は、隣に宮崎の肉を売り物にしてる焼肉屋と対抗している。どちらにしようかと迷わされる。焼肉の匂いが漂っているから、お腹が空いている時には、それがたまらない。函館市場は、普段私達が行く頃には、いつも空いている。
 久しぶりの母は、次から次に、食うわ、食うわ。すごい。
 お腹が大きくなって、もう食べられない、と言っていたのに、私がトイレに行っている間に、また一皿取って、食べている。

二人で、15皿

母は、長らく、生ものを禁止されていたので、爆発したようだった。
  

Posted by アッチャン at 17:38Comments(0)食いしん坊