2016年10月06日

わりなき恋








楽しみにしていた、岸恵子の「わりなき恋」という小説から朗読劇の舞台が10月4日、西宮芸術センターで。

オペラグラスを持って出かけました。随分前に買っていたのですが、欲しかった前席はなくて、中ほどの端席。声は良く聞こえました。
演奏は細井豊。キーボーディスト。

 雰囲気のある音楽の効果、丸い画面に映し出される、舞台となった町や岸恵子の家、岸恵子は、はじめは黄色いスーツで登場。
すらりと背が高くて、ヒールを履いて、大きいアクセサリー首からかけて、さっそうと出て来たのですが、歩き方が、なんとなく年齢を感じさせる。
 声と語り口も、若いとは言えない。オペラグラスを通してみると、美しさの衰えが見えて、悲しくなりましたが、エレガントで、洋服を換えてくるたびに、ファッションの楽しみもあって、一度は見たいと思っていたのはかなってよかった。

 小説は、以前に読んでいるので、わかっていたのですが、抜粋されて、星田良子という演出家で映画監督と共に作った朗読劇。

終わって周りを見ると、なんという違いか、と愕然となります。

磨かれたエレガントさと美しさ。きっと見た人達は、皆互いにそう思っていたでしょう。

 
  

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2016年07月30日

檀、二人芝居




久しぶりに、新劇風の演劇を観た。
西宮芸術劇場で、中井貴一と宮本信子の二人芝居。
中井貴一が、客席ー降りて、舞台に上がる。
スタイルが良くて、かっこいい。沢木と、檀一雄の二役の 台詞。



宮本信子は、檀一雄の奥さん、よそ子。
しっとりした、抑揚のある台詞は、うまさに定評があるが、実に見事。
中井貴一がまた、素晴らしい。



久しぶりに、本格的な、鍛え上げられた演技に酔いしれた。
演劇は、やっぱり良いなと思う。
労演をよく見ていた頃の、帰りの高揚感がよみがえる。
サンタクルス、ポルトガル。
ここてない何処かに、心が惹かれる。孤独でありながら、人を愛してやまない檀一雄。
檀一雄が愛したよそ子。檀一雄が全てでしたと、妻の言葉。
白い雪の中を歩く、檀とよそこの、姿が、見えない舞台にみえるやう。  

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2016年06月17日

ねずみ小僧捕物帳




松竹座の6月公演を観に行きました。
浅野ゆう子が座長の舞台で、わたしはあまり乗り気ではなかったのですが。
浅野ゆう子を観に来る客が多いのかでしようか?
スポンサーの企業がとても多いのにもびっくり。
共演の村上弘明は、母が好きだと言っていた俳優で、好みが一致する友人がいて、彼女も好きなタイプだと言ってた人なのですが、わたしは別に。立ち回りが上手でした。
耳が聞こえにくいので、周りの人は笑っていても、ツボがわからない部分も。
舞台が終わって、法善寺のさとに行きました。日曜日が休みになって、最近は来たことがなかつたのですが、久しぶりに、美味しかった。



夜の会食は、ほんと、久しぶりです。


  

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2016年06月13日

いがみのゴン太




歌舞伎座について、夜の部まで、猿之助がでている、幕見席を買うつもりだった。
立ち見になると言われ、その前は立ち見だが、寿司屋は、座れると言われて、ふた幕の立ち見席を買った。
それでは、3等席の値段と同じ。前にネットで買っておけばよかったと後悔。
寿司屋、だけ立ち見だと、1時間半の立ち見席。その前の45分だって立っているのが辛かった。お腹の調子が悪くて力が出ない。
幕間に、前席にバッグを置いて席を確保。やれやれ。

幸四郎は、関東では人気で、声がかかるし、拍手が大きい。
寿司屋のお里が猿之助の役。立ち見席は、3階の一番後ろの席の、上に3階の列。その立ち見は後ろ。前席に変わると、大分違う。
ドライアイがひどくて、目薬を差しながら。目を閉じて聴いていると、疲れが出てて、こっくりこっくり。
終わって、近くのホテルなので、チエンクインを済ませて、歌舞伎座に。
夜の部は、バッチリ、一等席の二番目を買っている。
お昼は食べていないので、築地の藪蕎麦に行くと、休み。仕方ない。歌舞伎座の隣にある、富士屋に。山かけ丼のセットが、500円。美味しさは、期待できない。
  

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2016年06月02日

玉三郎が誘う鼓童の世界





京都劇場で、玉三郎プロデュースの、鼓童の公演を観に行きました。
玉三郎が解説すると言うので、できるだけ前に座りたくて、3列目を買っていたのです。
太鼓は少し離れた方が聴きやすいと思ったのですが、玉三郎がメインなので。



20分の休憩を挟んで、2時間半の公演。最初から最後まで、玉三郎が舞台で、鼓童との出会いから、何年かして、鼓童の舞台監督に就任して以来、古代から、今に至る打楽器の文化を過去現在、未来へと繋ぎ、西洋と東洋を融合し、未来への新しい歴史を作るべく玉三郎は、団員に無理難題を押し付けながら、目指してきたことなど、団員の紹介と、トーク、解説、楽器と演奏を丁寧に紹介しながら、笑いを交えたおしゃべり。



期待してきたのは、最初ちょっと出てくるだけかなと思ってたのだけど、凄く凄く、玉三郎のトークも、演奏も楽しませていただきました。
二部は、太鼓の体験コーナーから、始まって、手を上げて、舞台に出たひとは、一人だけ男のひとで、あとの7人は女性。
見に来ているひとも女性が多い。
近くで見ると、鼓童のメンバーは、皆ハンサム揃い。
玉三郎の可愛くて、マッチョな男性達。
まだ一年というこれからの若い人達は、細くてきゃしゃな感じの可愛い顔だけど、これから、ベテランになっていくと、肉体美を伴って、魅力を増していくのだろう。
ドラムが、3台新しく取り入れられ、迫力は、ますます。新しいサウンドの融合で、魅力的な舞台になっている。
京都劇場は、舞台が見やすくできている。
玉三郎が、これほど熱心に、楽団の世話をしてトークを兼ねて、付き添うのは、初めてのよう。
これから1年、各地で様々な公演があるが、こういうのは、京都劇場と、これからは、香川、7月には何日間か、八千代座で。八千代座にも行きたくなった。玉三郎見たさに。



八千代座は、玉三郎のホームのような小屋なので、きっと盛り上がるだろう。
京都は、明日まで。
玉三郎の服のシワまで見えました。靴は、。黒の麻スーツに、エナメルの模様のある派手な靴。
  

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2016年05月20日

春秋座、男達の棲家





猿之助が芸術監督を務める春秋座で、佐々木蔵之助が主催する、チーム申の特別公演を、京都芸術劇場15周年記念で、猿之助と仲の良い、京都出身の佐々木蔵之助、ドラマでも蔵之助と共演している佐藤隆太の3人での舞台。
幕が開くと、猿之助が艶やかな女舞をたっぷりと披露してくれました。猿之助と蔵之助は、
楽屋を棲家にする、役者の亡霊達という設定。
見えないはずの亡霊が見える、掃除夫に、佐藤隆太が扮しています。
猿之助と蔵之助の、演技の掛け合いが、ものすごく面白くて、面白くて、笑いが爆発。
声だけの出演に、平幹二朗などの、名役者が幾人も、役者の亡霊として、名セリフを入れ込んで、とても良くてきたお芝居になつていて、楽しませてもらいました。



芝居の後は、トーク。お土産付き。
スポンサーから提供された品々を観客の番号くじで当たった人たちがもらえるのですが、最後の方になると、西川からの提供品で、高額になって、最高は、15マンのマッサージマット。
ソルマックは18個など、猿之助や、佐々木蔵之助がコマーシャルをやっているスポンサーからの品物を沢山の人が当たったら土産で持ち帰るのです。
大きなのが当たったら困ると思ってたけど、取越し苦労。何も。
来週は、八千代座ての公演があり、熊本へ持っていく預金箱を持って3人が立つので、皆、一目見ようと手に手にお金を持って、預金。
私は、猿之助がいたはずなのに、見えないので、何処にいるのかと思ったら、向かい側に立っているので、列を離れて、猿之助の箱に入れに行きました。佐々木蔵之助だつたら、箱を前に置いて握手していたけど、猿之助は、箱を持っているので、目を合わすだけ。とても綺麗だつた。本当に肌が綺麗。
遅くなったら帰れなくなるのではと心配して、行きは、出町柳から、叡山電鉄で、行ってみたのですが、割に早く終わったので、バスで河原町まで。バスは、遅くなると半数が少ないので、叡山電鉄を使うかもしれないと思い、あらかじめ道を覚えておかないとと思って。鞍馬までワンマンで行っている。
博多座での公演は、2千万以上、寄付したとか。この3日間の売り上げも、熊本に寄付するのだろう。
預金箱も、猿之助が立つと皆、千円札は最低入れるから、大きな募金になると思う。小児がんの募金のために チャリティー公演を何年も続けている。伝統芸能の会というので、チャリティーを続けていてる。
途中休憩なしの、1時間50分だつた。
お腹すいたけど、家に帰ってからになる。遅く食べるのは控えたいのだけど。
  

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2016年05月19日

松竹新喜劇




藤山寛美が亡くなって、27回忌の記念公演を観に、松竹座に行きました。
藤山寛美の十八番を、孫が演じています。
思い出の写真集が、ロビーに飾られ、孫を抱いた、藤山寛美夫妻の写真もあります。



一生懸命演じているので、余裕がない。
演技は、間が大事なのですが、それがまだ全くない。
藤山寛美の偉大さが、孫の演技を通して、ますます光る。
他の役者さん達は、ベテラン揃いなので、余裕のある笑いを引き出して、観客を無理なく笑わせていた。



ゲストに波乃久里子が出ていた。
藤山寛美は、まともとは、新派の役者だつた。新喜劇の渋谷天外に誘われて、松竹新喜劇には入った。
2000回無休興行は記憶にあるが、肝硬変の悪化で60歳でこの世を去った。
大きな借金を抱えて、無休講演。

藤山寛美を超える喜劇役者は出てこないだろう。
帰りに、はり重のカレーハウスで、ビフカツランチを食べました。家に帰ってからでは遅くなるので。



本町まで歩いて、地下鉄に乗りました。
御堂筋を歩くと、有名ブテイックを観ながら歩くので楽しい。
心斎橋から、戎橋にかけて、アジアの観光客ばかり。
日本人はマイノリティ。


  

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2016年05月04日

初めての京劇





初めての京劇、を西宮芸術センターで、初めて観た。
一度、ちゃんとした舞台が観たいと思っていた。
何度か観ている人もいる。ずっと観ている人もわずかながらいた。
私が興味を持ったのは、テレビで、京劇役者のドキュメンタリーをみた時。
それまでにも、玉三郎の、昆劇、牡丹亭を見ていた。映画で高倉健が、息子の足跡を訪ねて、監獄で、京劇役者にカメラを回すシーンでの、役者の演技に惹かれて、観てみたいとは思つていたが、テレビのドキュメンタリーは、強烈なイメージだった。
西宮で上演されたものは、主演の一三妹を演じた、張佳琴、という女性が、抜きん出て旨かった。というよりも、他の人達がまずかった。
子供で、大島陸、という男の子が、他のメンバーの中で光っていた。
はじめに説明があって、京劇の見方がわかって面白い。
観客は、要求された拍手とハウという声かけに慣れていなくて、出てくるたびに、動きが止まるたびに、しなくてはいけないみたいに拍手している。
反応がないと、役者は受けが悪いと思い込んで気落ちするといわれたから。
本当の迫力ある舞台が観てみたいけれど、これで卒業かな。
  

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2016年03月21日

衛星劇場




3月でやめようと思っていた、衛星劇場、4月も、猿之助の舞台があるので、延長の申し込みを
するつもり。
毎月、延長して、定着しそう。



3月の歌舞伎に、仁左衛門と玉三郎のコンビで、「じいさん、ばあさん」が放映された。



仁左衛門と玉三郎の共演での、「じいさん、ばあさん」は最高の舞台だと思う。
美しい妻から、年を取ったおばさん役の玉三郎の気品と美しさはいうまでなく、仁左衛門の優しい人がらと実直さ、清潔感のある美しさは、他の役者では及ばない。


二人の夫婦ならではの「じいさん、ばあさん」だと思う。
歌舞伎座での7年前くらいの作品なので、何度もコンビを組んできて、年齢を重ね、より深い愛情と、親しみが、この舞台を授玉の作品に仕上げているのだろう。



美しい、この世のものとは思えない玉三郎よりも、情愛の細やかで、剽軽な演技で笑わせる玉三郎の方が魅力は深い。


玉三郎は、面白がらせることが大好きで、喜劇がやりたいのだけど、日本の舞台には喜劇が少ないと言っている。その中で、じいさん、ばあさんは、泣かせて、笑わせる。
仁左衛門も喜劇が好き。
往年の二枚目コンビは、どちらも喜劇がお好きで、絶妙な演技を披露して観客を魅了する。
テレビの画面で、名舞台を見ることが出来るので、衛星劇場に感謝。


しかし、放送に支払う金額を考えると、結構な額になる。
NHKのBS、ケーブルテレビ、そこに、オプション料金。
衛星劇場は、すごく値打ちがあると思う。歌舞伎が見られるだけですごく。
知らなかった、見ていない舞台の数々。玉三郎の舞台が最も。



  

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2016年03月18日

ワンピース




三階の一番前の席を買っていた。
新橋で見たので、三階でもいいと思ったのだけど、やはり、一階にすればよかった。
良かったのは、宙吊りの猿之助が、間近で見られて、手を振ったら目があったこと。
超満員の賑わいで、若い人が多かった。
ルビーと同じ目の下にキズを書いた、舞妓さんが何人か。
隣に座った人は、神奈川から来ていた。新橋て買えずにやってきたご夫婦だった。来てよかった、かいがあったと感激していた。
一緒に行った友人は、歌の先生から、よく買えたわね、チケット、と言われたそう。



姪は、来月の博多座で、チケットを買っている。前から4番目だそう。
松竹座でも、前から4番目7までは、レインコートをもらっていた。凄い水しぶき。半端じゃない。
盛りだくさんのサービス満天の、楽しいお芝居。
お弁当は、すぐに売り切れ。ワンピースのグッズを買うために特設の列が出来ている。
いつもの松竹座とは、全く違って、凄い混みよう。
こんなには、見たことない。
新橋での人気を聞いて、各地からやってきた人達だろう。
博多座は、劇場が良いから、行きたいけど、多分もう席はない。
  

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2016年03月03日

衛生テレビで歌舞伎






一月から、衛生放送を追加して、歌舞伎の特集をディスクにコピーしている。
一月は玉三郎の特集なので、一ヶ月だけのつもりだったが、2月は、猿之助の舞台があるので、2月も。三月は、玉三郎の出雲阿国があるので、3月も延長。
ケーブルテレビ以外に、オプションの費用はかかるので、今月だけだと思いながら、続けている。
一月は、玉三郎の高野聖、天主物語、海神別荘、と玉三郎のインタビューがあった。
2月になると、仁左衛門の襲名披露があり、再試不可能と言われた孝夫が、病から復活して、襲名披露の運びになつたので、口上は、沢山の役者がずらりと歌舞伎座の舞台にならび、玉三郎も、ずっとコンビを組んできた、孝夫兄さんの、襲名の席に参加していて、二人とも若くて綺麗だ。
亡くなった人達の顔も懐かしい。玉三郎がインタビューで語っていた羽佐衛門、富十郎、などの元気な姿を見ると灌漑も深い。
襲名披露の舞台て、仁左衛門と玉三郎のコンビで、助六を見ることも出来た。
劇場でしか味わえない醍醐味はないが、セリフもわかるし、古い舞台を見る事ができるので、とても値打ちがある。
ある程度でやめるつもりだけど、毎月、魅力的な舞台の宣伝がはいるので、やめられない。
とこにも行けなくなっても、テレビがあれば、なんとか楽しくやっていけそうだと思う。

それも目が見えてこそ。見えないとダメ。
私にとっては、目が命だと思う。
そういう風に思ったのも、こういうことはあったから。

眼鏡が見えなくなってきて、最近視力が落ちて、舞台が眼鏡だけではみえづらくなっていた。いよいよだめだ、と久しぶりに、眼鏡を作りに、長居まででかけた。
一年くらい前だったか、梅田の阪急の改札を出たところに、店じまいの眼鏡屋があって、すごくバーゲン。
何十年も続けてきたけど、いよいよやめるというので、視力をはかってもらったら、度が進んでいると言われて、作った眼鏡が、二つとも、どうも良くないので、ほとんど使わず。8年ぶりに長居まで行った。新しく作った眼鏡を見てもらったら、乱視が入っていなくて、これではだめだと言われた。視力検査も、ちゃんと見えていないで、どっと見えるというのは、見えませんと言わないとだめですよ、と言われた。

そこで、「眼球の裏の方に問題あると、こういう風に、片方が視力の衰えが見られるから、専門医に診てもらうように」と勧められた。
翌朝、すぐに、
いつもドライアイで、かかっている医院に翌朝行って、眼底検査をしてほしいと頼んだ。2,3か月に一度は、視力の検査をしていて、1,2くらいは出ていたのだが、眼鏡屋に、あてずっぽうで言ってはだめ、はっきりとわかるものしか、わからないと言わないのだめです、と言われたものだから、そうかな、と思うくらいの場合は、わかりません、と言ったら、視力が0,8に落ちていて、眼科医は、、どこかで、言われたのですか?というので、事情を話すと、一度眼底検査をしてもいいですね、と言ってくれた。十何年、眼底検査はしていないかった。

万が一、黄斑偏性や、網膜剥離、眼底に、血管の異常がないかを調べたほうが良いと、眼鏡屋で脅かされて。
これは、進行を止める以外に方法はなく、ほつていて、失明することもあると言われて、恐ろしくなって。

検査の結果、異常なし。
ホッとした。
ドライアイで、角膜に傷があると、視力が落ちるので、傷があるから、こんな時は眼鏡を作らないでくださいと言われた。
ドライアイが、昼から夕方にかけて、ひどくなって、目が空けていられないくらいになった。眼底の薬のせいかもしれない。
だんだん、ひどくなっていくドライアイ。泣きはらしたような目になる。鼻水が出て、ひどい状態になる、やっかいなドライアイだけど、
失明よりはずっと良い。
目も耳も大事だけど、耳は補聴器で補えるのが、眼はそうはいかない。
樹木希林は、しらないうちに、片方が見えなくなっていた。両方で見ているとわからない場合が多いので、片方づつ、目をふさいで時々チェックすることが必要だ。
母の白内障も、片方がほとんど失明状態だった。もう少しで手術できないところだったと言われた。

音楽だと、耳で楽しめる。本は録音テープもあるが、舞台や、映画、テレビは、視覚がメインで、目が命。  

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2016年01月07日

松竹座、初春歌舞伎




松竹座に、歌舞伎を観に行きました。
出し物も内容も充実した、お正月にふさわしい、楽しいお芝居です。
鳴神の、壱太郎と愛之助の息が合って、互角の演技で火花を散らせて、とても良かった。



次の、扇雀が、傾城から、獅子まで変化に富んだ、長時間に及ぶ舞も、玉三郎のような、艶やかさには、かけるけれど、体力のいる踊りに、驚嘆しました。
50分間の、踊り、しかも、重いカズラをつけて、軽やかに踊るのですから、凄い。獅子になつて、頭を振り回すのも、長くて、拍手が、止んでも、どんどん早くなるので、また拍手をやり直すくらい長かった。



三作目のらくだは、愛之助と中車のコンビで、観客を大いに笑わせていました。
中車は、踊りはだめだけとど、世話物の演技は、抜群、歌舞伎役者がかなわない。自分の当たり役を作って、なくてはならない存在感を発揮するこの頃です。  

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2015年12月10日

顔見世、南座




恒例の京都南座での顔見世に、行ってきました。
アメリカから帰って、朝早く起きているので、買ったチケットの番号を見ておこうと、パソコン開いたら、11時からだと思い込んでたのですが、10時半からだつて、ラッキーでした。
お弁当を高島屋で買うつもりで、早く出たのですが、美濃吉で帰りに食事しようと思って、河原町にある、神戸屋でモーニングを食べました。




しっかり食べておけば、お昼にお腹が空かないので、芝居がはねてから、美濃吉に行けるから。
3階の一番前の席のが良いのですが、なかったので、右手の席を買ってきました。9500の二等席。
舞台に近いけど、身を乗り出さないと片側が見えない。

耳が遠いから、聞こえないセリフもあって、適当に想像する場面も。
最初の、基盤太平記は、扇雀が、蔵之介を演じて、厳しさにも情のある良い演技をしていました。力役の壱太郎さんも良かった。
妻役の、孝太郎さんは、苦労人の健気な女役ははまり役。
涙を誘うお芝居で、とても良かった。



師走は、忠臣蔵が定番だけど、愛之助は吉良の間者で、山科で働く下代で、蔵之介が、全く仇落ちの気配がないと報告し、逆に助ける役所。
2番目の吉野山は、橋之助の忠信に藤十郎の静御前のコンビで踊り。
忠信は、猿之助が美味すぎるのですが、橋之助は大柄できっぷがいいから、可愛らしさといじらしさがないけれど、かつこの良い、頼もしい忠信としては、良かった。
3番目の、河㽵は、先代の鴈治郎の名演技で有名な役。
鴈治郎襲名の花なのてすが、聞き取れなくて、話の面白さがわからなくて。




お楽しみは、仁左衛門の土蜘蛛。このために、チケットを買ったようなものです。
能と歌舞伎のコラボのような舞台です。お正月らしい、華やかで、めでたい舞台。後ろにずらっと、お囃子とうたい。松の背景。




ほとんどの役者が勢ぞろいで出ていて、踊りが主の舞台。橋之助、扇雀、愛之助の3人の共演の踊りも楽しませてもらいました。
仁左衛門の土蜘蛛は、よく似合う。赤い舌も、少しだけ出す程度で、品のある気高い土蜘蛛。背が高く、威厳もあって素晴らしい。
玉三郎が、時々このような役をするのだけど、似合わない。そのうえ、赤い舌を思いつきり出して、その長いこと。あれは嫌い。
お腹を空かせて、美濃吉に




いつものお弁当を注文。
顔見世ように、デザインした紙が貼ったお重。
サービスの飲み物は白ワイン。
プレゼントのハガキも持って行った。
立ち吉のお皿をもらった。軽くて良いお皿をまえにももらって気に入ってきる。
お料理が美味しい。久しぶりだから、余計にそう感じる。



4時以降に、女性には、デザートをサービスしているとかで、プリンが出された。
凄くお値打ち。申し訳ないくらい。
東山が、雨に、薄雲の霞のよう。
一人ではもったいないのだけど、今年はもう、京都まで来る時間がないと思って。
夜の部も安い席が空いてれば見ようかと思って、南座のチケット売り場に行ったら、一等だけが残っていた。
海老蔵の弁慶、上手くなったかな。観たかったけど、25000円で、途中からはもったいないから、やめた。
祇園のかつら屋で、椿油を買った。
9月に収穫したばかりの、しぼりたて。
かつら屋の椿油は、猿之助からの情報で使っている。  

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2015年11月13日

松竹新喜劇




今日の新喜劇は、面白かつた。期待してないだけに、余計にだつたのかも。
友人に付き合つて、もらったので、より楽しかった。




ご主人のお昼を作ってから出てきて、アルションで、遅昼のランチを。
美味しいケーキと紅茶がついて、女の人ばかり。食事は、キッシュを選んだ。
とても美味しい。スープがついて、1500円。とてもリーゾナブル。





芝居が終わってから、夕食も一緒に。
築地の寿司三昧で、私はマグロばかり。
友人は、貝の寿司ばかり。
金曜日の道頓堀界隈から、心斎橋にかけて、通りは、混雑。寿司屋の中も、外国人を入れて満席。

昼の部は、道頓堀の400年記念の、芸術祭参加作品。そちらが観たかったけど、夜も十分楽しめた。  

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2015年10月30日

ワンピース





ドーミーインのお風呂で、睡魔に襲われ、半分寝ながら、湯船で、顔がつかたて、気づくという有様、ベッドで、ぐっすり寝たので、快適。肩こりも治った。
朝風呂にも入って、朝食は、食べ過ぎるくらい、沢山の種類を食べたので、新橋演舞場まで、歩くことにした。





22分と書いてたが、早く着いたような。
これから、ドーミーインに泊まって、ぎんさまで、歩いても良いなあと思う。とても良いホテル。
体重はかつたら、2キロ近く太ってしまった。




ワンピース、物凄く良くできている。
最初から、ワクワクさせる。
舞台演出は、最高で新しい取り組みが一杯。
舞台も、観客席も、全体が、スクリーンになつていて、最初のナレーターは、勘九郎と七之助が、昼夜交代で受け持ってスクリーンは、影絵から、始まる。





観客を最初から最後まで、全くあきさせないばかりか、夢中に。
ゆずの北川さんが作った主題歌に合わせて、出演者もかんきやくも一つになつて、踊りながら歌いだす。
猿之助は、スケープパートにのつて、宙吊りを斜めに。出演者達は、舞台からおりて、ハイタッチしながら、走り、おどる。観客も座ってなくて踊りだす人





衣装も素晴らしい。
中学生の団体が、3階席で、身をを乗り出して観てきある。誰もが、楽しんだこと、間違いない。出演者達もこの芝居の役を演じているのが、楽しくてたまらないのではないかと思う。
こんなに楽しい芝居は
初めてじやないかな。スーパー歌舞伎が、猿之助によつて、革命を起こしている。全く進化している。自由にエキサイトしてきる。垣根のない、素晴らしい舞台。
観ている私は、幸せが一杯。
隣の女性は、歌舞伎は、ほとんど観ている人。話しながら、待ち時間もあっと言う間。





食事なしで、終わったら、慌てて、JRの新橋に。
東京駅につくと、自由席に、沢山並んでいて、座らないなではと、心配した。
お弁当買う時間もなくて、滑り込んだ。
早く帰りたい一心で。





座れたので、良かった。ひかりだから、途中で、降りる人、入って来る人達も多い。
買わないと思ってけど、大きなパンフレットを買わずにいられなかった。
席は、端だったけど、前から3番目の、通路側を買ってたなで、よく見えた。
中の席の人達は、舞台の水しぶきで、ビニールを貰ってた。水のスペクトルも凄かった。半端じやなく、本物の面白さ。
絶対に、絶対にお勧めの舞台です。  

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2015年10月15日

歌舞伎座、昼の部




夜の部、阿古屋、だけ観られれば良いと思ってたけど、昼の部もよさそうなのて、買ったチケット。
昼の部は、盛り沢山で、華やかで、値打ちがあった。
3階の、4列目だつた。昨日の席は良くない。正面か、東側でないと、花道がみられないのは、知命的。
昼は、東に近い席だったので、花道が見えた。





今月は、仁左衛門が、阿呆の公家を演ずる、一絛大蔵と、阿古屋が、見所として、紹介されている。
仁左衛門は、関東でも花形役者。人気は高い。
菊五郎演ずる、人情話文七元結も面白かった。
歌舞伎シネマで、勘三郎と扇雀の夫婦役のコンビは、おお笑いさせてもらった。
扇雀が、おかしすぎるくらいの奮闘ぶり。
今回は、菊五郎と時蔵で、勘三郎と扇雀のものよりも、物足りないが、江戸の、あっさりした、品のあるお芝居ということなのかも。扇雀は、上方の役者だかし、勘三郎も笑いが、命のような演技をする役者だから、その違いがでている。
松緑の、歌舞伎十八番、矢の根、も華やか。


藤十郎が、ほんの少しだけ出ていた。
二世松緑の、法要に参加する形での、松緑が、五郎、藤十郎は、夢に出てくる、兄十朗の役で、
昼食は、地下で、歌舞伎弁当を買った。
小さいお弁当で、お腹がまだ食べたいと
言っていた。
帰りのラウンジで、ビールを。  

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2015年10月14日

阿古屋




10月の歌舞伎座は、芸術祭参加の、阿古屋。玉三郎しか出来ない、後継者が育たない、役所ですから、何が何でも観たくて、また、歌舞伎座にやってきました。
節約して、3階席の、西側の席。
花道は、見えません。ひがしがわは、すでに早くから売り切れでした。
横側の席なので、後ろは気にしないですむのですが、乗り出したら危険だからと言われています。


隣の女性は、その向こうの席の人が、前に乗り出したたり、立ったりして、不愉快な思いをしているようだつたのですが、咳が酷くて、阿古屋が、お琴をひきている間、ずっと咳き込んで止まらず、次に、三味線をひきている時も、また咳が出てうんざりしていたよう。
幕が降りると、すぐに出て行って、そのまま、付きの出し物では、席が空いていました。


阿古屋は、お琴、三味線、胡弓、を1時間くらいの間、演奏しなければならないので、誰も弾きこなせないのです。
歌右衛門から、受け継いで、玉三郎は、この難しい役を克服出来たのですが、後継者はいないのです。
歌舞伎座では、お囃子の三味線の音が大きすぎて、耳障りでした。
玉三郎の美しさは、南座の時やりも、もっと、という感じ。
幕見席が、まだ席があって、びっくり。
幕見席で、1200円で、阿古屋が、観られるなんて。


日によるとのことだけど、開演の時に、まだ、余裕があるのは、信じられない。
二幕目は、松緑の27回忌の法要記念で、松緑の当たり役だった、髪結い新三。
東男の切符の良い、松緑が、力演していたのでしようが、あまり面白くなかった。帰る人も。阿古屋が終わって、席も空いていました。休憩で帰った人も。
泊まりは、芝公園に近い、三田会館ホテル。
歌舞伎座にも便利でした。新しいホテルで、この時期は、何処も高いので、適合な値段で選んだホテル,
軽食の朝食つけて、8900円。
10月末日まてに、ポイントが消滅する、2000ポイントを使って、6900円で泊まることが出来ました。
飛行機は、ユナイテッドで貯めたマイルを使って。
本当に有難い。これだけは、すごく有難いです。  

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2015年10月06日

阿弖流為




松竹座に、阿弖流為、を観にいきました。
染五郎と、勘九郎、七之助の3人の共演の舞台です。
花道が、左右に作られて、ダイナミックな迫力と、激しい動き、若さ溢れる魅力満載のお芝居。
内容よりも、スペクタルで沸かせてくれる、正に、超歌舞伎、ポスト歌舞伎の舞台。



舞台美術、衣装、メーキャップも魅力。
音楽と、効果音、照明も。
観客は、手にバンドを全員渡され、フィナーレになると、星をイメージした、光がついて、拍手と共に、会場一面が、夜空の星をちりばめた宇宙になります。
フィナーレの舞台も、すてきです。



アンコールが
何度も。隣の婦人は、声を張り上げて

声援を送っていました。みな、総立ちです。
最後ら、歌と笛、ギターもはいつて、わっせら、わっせら、お祭りムード。
七之助が、ダンサー顔負けの華麗で、激しい動きのある舞を披露。勘九郎と、染五郎は、それぞれの持ち味を充分活かしながら、激しい、立ち回りで、呼吸の一分も隙のない素晴らしいバーフオーマンス。台詞も力ずよく、また、観たいと、思わせる舞台です。



3階席の一番前の席を買うことが出来てラッキーでした。私が買った席は、一番安い6500の席だったのですが、とてもよく見えました。声もちゃんと聞こえました。関西は、良い。  

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2015年09月29日

海神別荘




久しぶりに会った友人と、神戸松竹で、歌舞伎シネマ、海神別荘、観ました。
海老蔵が、美しい。非の打ち所がない完全な美しさで、凛とした、気品溢れる、公子の役を演じている。
天与の身体と美男子ぶりは、あの時の、あの舞台でしか、存在しないものに思える。
海老蔵が、怖いもの知らずだった頃、天衣無縫の若さを我が物にしていた頃の貴重な舞台です。
玉三郎は、控えめで、目だないくらいに、海老蔵が映えていた。


帰りに、ひさしぶりに、西村屋の民芸茶屋で、蟹チラシを食べました。
あめりかから、帰って1週間くらいたつと、何時も、体調が悪くなってきます。
クシャミと、鼻水、咳が出てきて、何時ものこと。  

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2015年09月26日

歌舞伎




昨夜、あまり寝てなかつたので、歌舞伎の半分は、寝ていた。眠くて仕方なかった。
紅葉狩りは、パリで、海老蔵の更科姫、じつは、戸隠山の鬼女役で観た。
猿之助のファンになつたのも、その時の、山神という役
で踊りがすばらしかつたのが、きっかけ、

今日は、金之助、染五郎親子の共演だつた。可愛い山神。踊りもしっかりして、頼もしい。歌舞伎役者の子供は、赤ちゃんの時から、歌舞伎役者として育つ。


私の耳が、遠いので、聞こえ辛い。3階の前席も聞き取りにくい。最後列の立ち見席では、結構聞こえたので、3階を選んだのに。
足もと、南座や、松竹座に比べて少し広いけれど、足を組んだらギリギリ。横からなの
で、首がおかしくなつて、肩が凝って疲れた。
最後のお
芝居は、歌舞伎座で、50年ぶりの出し物とか。競伊勢物語というお芝居、
染五郎と菊之助のコンビで、吉右衛門が、中心になつているが、内容が、ききとれにくくて、半ばまで退屈で、出ようかと思ったが、中席なので立てない。2時間のやすみなし。半ばから、少し面白くなってきた。



歌舞伎座のお芝居が終わったのは、4時、空港に直行してもいいくらいの時間だつた。急いで、人形町の、味噌ずけの店に。頼まれてたので、間に合わなかったらひきかえすつもりで、地下鉄に。
なんのか、くりあー。はらはらドキドキはかり。
明け方、胸が苦しくて、しばらくしたら、治った。
そんな時は本当に不安になる。決まって、左側。


飛行場のラウンジで、ビールを飲んだ。
美味しい。夕方だから、いいでしよ。
  

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