2007年02月24日

「朧の森に棲む鬼」市川染五郎の舞台




http://www.shochiku.co.jp/play/shochikuza/0702/index.html

大阪松竹座に『朧の森に棲む鬼」を観にいきました。若い人が圧倒的に多くて、いつもの松竹座の雰囲気とは違っていました。お芝居というよりも、新しいスペクタクル演劇ミュージカルという感じかな。
迫力十分、楽しさ満喫、舞台装置にも関心しました。薄いカーテンを上げ下げする間に、次のシーンへと移行していくのですが、その速さ。舞台演出と、衣装、美術、全て申し分なし。主演の染五郎の
熱演ぶりは、言うまでもなく、他の出演者達もすごく頑張ってるのが、観客席にひしひしと伝わってくる。雨と嵐のシーンも臨場感溢れていて、最初から最後まで、観客をひきつけて離さない。
 終わってみると、拍手の嵐、アンコールの拍手はやまず、出演者達は何度も舞台に。染五郎は、フアンにさよならのポーズをしては、再び舞台に顔を出す。時計は早や10時前、後ろ髪をひかれつつ、
興奮をひきずったまま、家路についた。  

Posted by アッチャン at 13:20Comments(0)演劇

2007年02月19日

ドリームガールズ

 


アカデミー賞8部門ノミネートというキャッチフレーズに惹きつけられて、入ってみると、ジェニファーハドソン(jenifer hadson)歌唱力に圧倒されてしまった。ユウコリンだったら、スゴーイ、スゴーイと感嘆するでしょうね。
 ブロードウェイミュージカルの映画化は、沢山あるけれど、ミュージカルは、オペラでも言えるように、ストーリーの内容は、簡単でわかりやすいものが多いけれど、「ドリームガールズ」は、内容的にも
奥が深く、ドラマとしても十分楽しめる。黒人の田舎娘が、アメリカで人気ナンバーワンの歌い手に
変身していく過程での、時代の変化と、財力の拡大にあわせた衣装やメーキャップなどの見事さ。
 ジミー役のエディーマーフィーは、最初見ていた時に、エディーマーフィーに似てるけどと別人ではないかと思わせるくらい、新しい役どころをこなしていた。ダイアナ、ロスをモデルに演じている主役の
女性(ビョンセ)は、美しく魅力的だけれど、助演のジェニファーに圧倒された感じ。光っていたのは、助演のジェニファーと、エディーマーフィー。
 帰宅するするには早いからと、映画館の前で、で今から始まる映画はないか、と調べたら、ちょうど
『ドリームガールズ」が始まる時間だった。初日だったのも、誰が出ていたのかも、映画館を出て看板を見て知ったくらい。ブロードウェイでも、このミュージカルのことを全く知らなかった。予習しないで、映画を見る重要性を、改めて感じた。
 
 http://notrax.jp/news/detail/0000003108.html  

Posted by アッチャン at 12:29Comments(0)映画

2007年02月05日

王の男


 
映画「モリエール」を連想させる韓国映画の秀作だと私は思う。使用人の頃から一緒だった、二人の芸人の男の友愛の物語。虐げられ、食べるものも与えられずに働かされて、暴力にも耐えてきた、芸人は、美しい女性のような相手役を守るため、逃げ出し、都会に行く。そこで、王の噂話をお芝居にして民衆を笑わせるが、王の重鎮に捕らえられる。芸人は、「王を笑わしてみせましょう。」と言う。重鎮は、「笑わすことが出来なければ、死罪だ。」と。芸人達は、見事王を笑わせる事に成功し、王は彼らを宮殿の中に置いた。王は、美しい芸人を呼び寄せて遊び相手に。重鎮は彼らを宮中に呼んだのには、王に芝居を見せる事で、先代の王をしのぐ名君になってもらいたかったのだが、王のご乱行はますますひどくなる。芝居仕立てで、王の母親殺しのいきさつが暴かれると、血染めの復讐劇に。王への抗議文を書いて町に貼った、命知らずの芸人は、目を焼かれて盲目に。
「召使の頃、主人の金の指輪が紛失して、誰も白状するものがいなかったので、自分が名乗り出ると、棒を押し込まれ口が熱くなった。その時、目が熱くなっていたら、今度は口が熱くなっていただろう。」と独り言を言う芸人の話を泣きながら相方は聞いている。
王の傍で、指人形を見せながら、相方は自分の手首を切り、自殺しようとした。やがて、重鎮達の反乱が起こり、宮中に兵が
集まる頃、綱渡りの糸に立つ盲目の芸人と、それを見つめる相方。王は、彼の芸を楽しむ。自分の死を予感してるのか、していないのか。
「金の指輪を盗んだのは私、なんて命知らずの男なの。」とつぶやく。
綱渡りをしながら、芸人は言う。
「生まれ変わったら、何になりたいと聞かれたら、王様にも、金持ちにもなりたくない。生まれ変わったも芸人になりたい。」
相棒は、私も、と同じせりふを繰り返す。彼も綱の上に飛び上がっていく。

人間本来の自由な生き方を貫いた、芸人の姿と、時代劇の豪華な美しさ、芸の圧倒されるような見事さ。
「モリエール」の中で、大道芸を見る子供の頃のモリエールに、おじいさんが言う。
「見ること、見ることが楽しいんだよ。良く見ておきなさい。」
中性な立場で、世の中の真実を見る事が出来るのは、精神的に束縛されることのない自由な人間。そういう人間の代表的な存在として
「芸人」がいる。そして、その芸人は、人々を笑いの渦に巻き込む事で、人々に幸せを運んでくる。一瞬であっても、一瞬という永遠の時間を。  

Posted by アッチャン at 03:05Comments(0)映画

2007年02月03日

長い散歩



王の男」を見たついでに、「長い散歩」を見ました。モントリオール映画祭で、グランプリを始め
批評家賞など3つも賞を取った作品だというのに、惹かれ方らです。奥田英二監督作品。
映画俳優が、監督としても良い作品を作っているケースが多い。ロバート、レッドフォードの
第一回監督作品の「普通の人々」は素晴らしい作品でした。その後の作品には、最初の作品を超えるものはまだ存在しないと私は思っていますが、、、。クリントイースウッドは、年を重ねて、ますます、素晴らしい作品を作っています。
 「長い散歩」に関して、これは私の個人的意見なので、と前置きして、正直な話、グランプリを
取るほどの映画だったか、という疑問が沸きました。作り方の中に、他の映画で見たな、という撮りかたが。子供と、おじいさんが、交互に映像として空間に出てくるシーンとか、意識してやってるな、と。
 作品の内容においても、校長をしていた人物が、家族にあれほど憎まれるような非情な人間が、
子供にあのような接し方は出来ないと思うのです。若者がああいう自殺の仕方をするのも、どこかの外国映画から取ったシーンのよう。テーマとしても、安易すぎる。しばらくの間、二人が一緒に行動することで、5歳の子供が心を開き、彼を慕うようになったのに、彼は、誘拐犯として刑務所の中に。彼が、家族に犯した取り返しのつかない関係を、子供に愛情を注ぐことで、救われるという内容だけれど、子供の解決にはなっていない。再び、家族の下に帰され、同じ環境に置かれるのだろう。
老人に取って、子供は天使だった、というのが、この映画のテーマ。刑務所から出てきた老人は、
すがすがしい顔を青空に向かって向けるシーンで終わっている。老人が、自分で頭を丸刈りにするシーンがあるが、修行僧になる気分なのだろう。修行の対象になっているのが、5歳の女の子。親に愛されたこともなく、暴力を受けた、傷だらけの天使。アルコール依存症から精神病になり死んだ奥さん(位牌)と一緒に、家族が幸せだった頃に行った場所に、子供を連れて行く、長い散歩。

 悪い作品ではないけれど、これが、グランプリを取るには、他にこの映画を超える作品がなかった、ということ。私はこの映画を見て、あとで、考えさせられたり、今後に希望を持てたり、心が洗われたり、私に向けて、突きつけてくる問題も、感動もそれほど大きなものではなかった。期待しすぎかな。  

Posted by アッチャン at 11:14Comments(0)art

2007年02月01日

 アート空間

 モーマ


  ニューヨークには、沢山のアート空間があります。美術館の中のアート空間、アングルを決めて
写真を撮りたくなるアート空間。
メトロポリタンの階段の踊り場。疲れを休めながら、案内書に見いっている人を取り込んで



ホイットニー美術館の1階正面にある、カタログ売り場、大きな一枚の絵画のよう

 

ホイットニーの一階の天井と、影絵のスクリーンとのアート空間
 
メトロポリタンの二階は、どこから見てもアート空間


 地下鉄中のアート空間

 



  ニューヨークは、町中がアートで彩られている。
 歩いているだけで、幸せがやってくる
 心が弾む 足が踊りだす
 焼き栗の香ばしくて甘い匂い
 冬の冷え切った空気の中
 心が弾む 足が踊りだす

    

Posted by アッチャン at 13:58Comments(0)art