2007年04月07日

グランパレ



 金曜日、朝から銀行に行った。昼食後になるというので、近くにある台湾料理の店に行った。とても美味しいからと薦められた所、12時を過ぎる樋、小さな店は満員になった。




お昼のメニュは12ユーロ、単品だと9ユーロだった。飲み物付のメニュを頼み、海老とパパイヤの煮物を選んだ。ここのお勧めは、焼き豚だったと注文してから思い出した。隣の席の親子は焼豚を注文していて、焼豚が沢山乗ったプレートを見て思い出した。パパイヤも美味しいけれど、甘いのと、パパイヤの量が多いので、甘いものを食べながら、ワインを飲むという取り合わせの悪いものになった。美味しさも半減。焼き豚が美味しそうだった。そう、ここのタピオカが絶品と言ってたっけ。若い女の子達は、揃って、タポオカを食べている。お勧めのタピオカを思い出した。選択の失敗を悔やみながら。1時半に銀行に行き、新しい、わけのわからないものを薦められ、解約するつもりなのに、何故かまた、長期のものにサインしてしまった。わからないままに、つい薦められると、そういうことになってしまう。解約する場合はパリに来なければならないそう。こんなはずではなかったとまた悔やむ。

マドレーヌにある、ワインビネガーやからしのマリネーなどの美味しい店

銀行を出ると3時を過ぎていたので、近くの三越に行ってみた。適当なみやげ物はないかと見てみると、ユーロ高の為、どれもため息がつくような値段だ。定番のロンシャン携帯兼用のバッグは、日本で買うよりも2000円安いという。定価なら、ということだから、多分日本で買う方が安いだろう。友人が習っている常磐津の人間国宝の先生が買い物に来ていた。ネクタイを長時間かけて選んでから、マフラーやバッグを吟味して迷っている様子、昨夜、歌舞伎の公演が終わって、買い物をして日本に帰られるのだろう。三越には、ひっきりなしに日本の旅行団体がやってくる。休憩所があって、日本の新聞が置いてあり、トイレ休憩にもなるし、私は大して買わないけれど、重宝している。三越を出て、友人が美味しいからと薦めていたうどん屋の{国虎屋」という店を探して歩いたが、反対側のマドレーヌの方に行っていた。三越でもらったレストラン地図の番号を間違って見ていたらしい。

コンコルド広場

シャンゼリゼの公園

マドレーヌから、コンコルド広場に出て、シャンゼリゼ通りを歩いた。足が疲れてきた頃、グランパレの前にやってきた。
会場

日本人作家の作品

グランパレでは、5日間、毎日夜の9時まで特別展{アート2007年」というのをやっている。入場料は15ユーロ、高いので一旦ややめたものの、通りすがりにしろ何かの縁と思って、入って見ることに。この催しは、ギャラリーが、抱えている画家の作品を即売して売る特別展だった。イタリアなどの有力なギャラリーらしき所では、何千万円の作品を展示している。


見て廻るだけで、大変なエネルギーがいる。何しろものすごい数のギャラリーが出品しているのだから。以前の作品から、最新の作品まで、様々な絵画や、オブジェなど、面白い。ジャズバンドの演奏もあり、パーフォーマンスを演じているグループには、人だかりが出来ている。グランパレと言えば、特別展は人気で、いつも人の行列が出来ているのに、夜だからかな、と思ったら、商業的な催しだったのだ。でもこういう見本市r的な、絵の展示会も初めてなので、面白かった。


 そこを出たのは閉店時間の9時、バスでプラスイタリーで降り、中華街まで歩き、ベトナムラーメンの店でしばらく並んで待った上に、我慢できなくて、隣の空いている店の焼きそばを食べてアパートに帰った。



 橋の上で、スペイン衣装を着たモデルの撮影があった。私も盗み撮り。  

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2007年04月07日

ジャクリーンのアトリエ




 木曜日

 ジャクリーンから昨夜電話があり、今日の3時に彼女の別のアトリエに来ないかと誘いを受けた。
6時までなら、ということで約束。アパートの傍まで彼女が来てくれた。アパートに上がってもらい、お茶でもと言ったが、急いでアトリエに行きたいからと言われて、バスに乗る。ジャクリーンの亡くなったご主人のアトリエを見せてもらった。大きくて、採光も広い。ご主人の作品を世に出すべく、彼女の友人と奮闘中とか。絵画とステンドグラスを作っていた。発想がユニークな作品だ。




 紅茶を入れ、持って行ったマカロンでお茶をし、ジャクリーンの叔父さんが、メキシコの油田で働いていた頃の写真を見せてもらった。今朝、ジャクリーンが住んでいるアトリエにやってきたという画商が、ここにもやってきて、横柄に絵を引っ張り出し、こういう絵は興味ない、美術館に入っているようなのはないか、と尋ね、ご主人の若い頃の作品を見て、2,3枚気に入ったものの内で一つを選び携帯電話で誰かに電話をして、勝手に値段をつけて買いたいと申し出た。ジャクリーンは即座にノーと断った。そんなお金ではとても売れない。ジャクリーンが若い頃、モデルになっている作品で、とてもよい作品だ。画商は私に、50年代の中国画はないか、と聞くので、
私は興味がない、とつっけんどんに言った。


近くにあるジャクリーンの小さいアトリエにも案内した。ぐるっと見回して、忙しそうに帰って行った。
ジャクリーンは、アトリエに入ると、ミュージックをかけ、作品のライトをつけた。どれもロマンティックでやさしい作品。



その男の横柄さ。絵を無理に引っ張りだしたので、ジャクリーンは直すのに時間がかかり大変だった。

 

   

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