2008年07月16日

タイ料理のレストラン

 
 


 夜間、地下鉄が工事の為に、ケネディー空港まで、途中からバスに変えないといけないので、帰りのシュミレーションをしてみた。地下鉄の駅は、エレベーターがないので、階段で上まで上がらなければならない。空港行きのQ10というバスは、回数は多いが、時間が40分近くかかる。冷房が効きすぎて、その間に体中が冷えてしまった。空港近くになると、一軒屋の売り物が沢山ある。サブプライムローンの影響だろうか。値段はそれほど下がっていない。ヨーロッパから、まだ安いからと、環境の比較的良い場所のアパートを買い占めに来ているらしい。韓国や中国から、母親と子供だけが留学で住む人も多くなっている。でも、空港の近くは環境が良くないようだ。 

 売り家

 このシュミレーションに往復3時間費やしてしまったので、マンハッタンに着いたのは4時頃になり、シェラトンでの待ち合わせまで、1時間半くらいしかない。バスの冷えのせいで、空港に着くと、すぐにトイレにかけ込み、帰りは、もう一度念の為にトイレに行ったのに、バスを降りる頃には、もうトイレに行きたくなっていた。地下鉄を降りて、近くにヒルトンホテルがあるので、そこでお世話になる。ヒルトン近くに、MOMAがある。バーゲン中と書いているので、入ってみた。MOMAのグッズは、デザイナーによるもので、普通の店のものよりも、値段が少々高いが、素敵な色や、斬新な形をしたものが多い。 見ているうちに、すぐに時間が経ってしまい、待ち合わせのシェラトンに急ぐと、すでに息子は仕事を終えて待っていた。他の人達は残って残業しているが、彼は残業しない。仕事が時間内におさまるからだ、という。何々の仕事が残っているので、と報告しなければならないが、報告すべき仕事が残らないからだそうだ。

  


 今夜は、タイ料理の旨い店があるので、そこに案内してもらう。地下鉄のE線で、空港から来た道を再び使うことになる。快速のはずのE線が、途中止まったりしながら、動きが遅くなっている。待ち合わせの時間に20分も遅れてしまった。月曜日とあって、店はまだ席が沢山空いていた。外の方が人気なので、中庭と外のテラスに客が多い。
 住宅地の一角にある店なのに、人気店で、週末などはなかなか入られないそうだ。

 パパイヤのサラダトムヤンクン


 タイ料理といっても沢山メニュがあるなかで、いつの頼むのは、トムヤンクン、パパイヤのサラダ、パドタイ、春巻き、といったものが定番になっている。今日は、それに魚の甘辛和えのようなメイン料理を付け加えた。白ご飯の変わりに、餅米を勧めた。パリにいる従姉妹が、この前注文していたからだ。竹籠に入ってくる。分けて、更に盛ると、暖かい内は、柔らかいのに、すぐに堅くなって来る。だから、竹籠にラップに包まれて入っているのだ。食べる量を少しずつ出す為に。白ご飯ではなく、餅米が、タイ料理に良く合う事を発見した。

 エビのエッグロールパドタイ

 料理の味は、美味しかった。パパイヤのサラダはにんにくが効いて少し辛かったが、食べている内に気にならなくなった。舌が以前の味を覚えているので、想像との違いで違和感を感じるのだろう。春巻きの変わりに、エビのエッグロールを注文した。油が軽く、これも美味しい。息子は、選択が良かったと大満足、白ワインは、カラフの500を二本飲んだ。1リットルを、二人で飲んだことになる。
 日本で控えていたお酒を、ニューヨークでは解禁している。食事がワインを要求し、集いがお酒を求める。

 海鮮、これが美味しい餅米

 アメリカンチェリーは特大の大きさで、生のライチの新鮮なものが手軽に買える。ライチは、中華のデザートで食べるくらい、アメリカンチェリーだって、小さなパックでいくら、という生活になれているので、果物の豊富と安さは、魅力的だ。他にも、パパイヤ、マンゴー、など、2つで200円くらい。アイスクリームの誘惑も強い。ハーゲンダッツの1リットルが500円のバーゲン価額で売られている。アメリカ製だともっと安い。韓国スーパーでは、新鮮なお造りがある。食事に関していえば、食品が溢れて贅沢だと思っているに日本は、まだまだ、慎ましい。 こちらは、大きいほど、量が多いほど、馬鹿安になっている。それでも、アメリカは物価高についていけないと言っているのだから、日本の問題は深刻だ。


 

レストランを出て、地下鉄に乗り、出てきた頃、空が一面夕焼けの色が濃くなっていった。今夜も飲みすぎたよう。  

Posted by アッチャン at 00:15Comments(0)旅のグルメ