2008年07月28日

メトロポリタン美術館

 

 フェルメールとレンブラント
 ニューヨークに行けば、何度か、メトロポリタン美術館に足を運ぶ。年会費を払っているので、フリーだからだ。
 美術館には、専用のボランティアガイドがいて、決まった時間に、何人かを集めて館内の主要な作品を説明している。英語の案内もあれば、フランス語での説明もあり、日本語の案内日もある。
 私は、そういうグループに出会うと、暇なときには、立ち止まって一緒に説明を聞くことが多い。これが結構おもしろい。以前に、ピカソの前で、二人の違った人の説明を聞いた事があった。男の人はまるでシェイクスピアの役者のように、手振り身振りで大げさに説明して、面白かった。一方、女性の方は、言葉がはっきりした口調で、ゆっくりと進めて行くので、内容はよく理解出来た。モジリアーニの彫像に関しての説明では、モジリアーニと奥さんとの愛に及び、なかなか興味深いものがあった。エジプトのミイラの説明をしていた日本人のガイドは、説明が旨かった。等、等。
 先日、メトロポリタンに行くと、日本人らしい人が、日本人を集めて説明をしていた。風貌は画家のようで、しばらく傍に立って聞いていたが、おもしろくないので、すぐにそこから離れた。


  カラバッジオ
2作品
 二日ほどしてから、またメトロポリタンに行くと、同じ男の人がいた。フェメールの絵画の説明をしているので、そばに立って、聞いてみようと思った。が、話が終わったようで、次のコーナーへ。レンブラントの絵画の前で説明をしているのを見て、寄っていった。
すると、その男性は、話を中断し、私にこう言うではないか。
 「これはプライベートな集まりなんですが」と。で私は即座に、
「え、そうなのですか。私は美術館のガイドさんかと。」
「この前もいましたね。」と私に。
 この前の私を覚えていたようだ。最も、私の外観は、その時と服装も同じ、カメラも同じようにぶら下げているのだから、二度目になると目立つわね。
 ガイドの男だって、その時の服装も、目立つ外見も全く同じだった。それにしても、話を聞くなと、拒否されたのは初めてだった。
「 えーと、」という言葉が、説明の間に何度も繰り返して入る。口にマイクをあてているのも関わらず、ほとんど聞こえないくらい声が通らずに、早口で説明する。気の小さい人のようだ。お金を払ってもらっている他のお客さんに悪いから、と思ったのか、お金も出さすに聞いてもらいたくない、と思ったのだろうか。  

Posted by アッチャン at 01:30Comments(0)ニューヨークにて

2008年07月23日

さかなや 乾

 




 西梅田から、桜橋方面に歩き、桜橋交差点を右に折れて歩いて行くと、「さかなや 乾」という店がある。 新鮮な魚が自慢の店で、まだ若い夫婦が始めて、1年になるとか。
 魚は勿論、お酒にも拘っているようだ。店内は、20席しかないので、あらかじめ電話で予約を入れた。梅田の中心から離れているので、自分から見つけ出すことは難しい店だ。 魚の持ち味を余るとこなく、引き出して客に提供したいという主人の意気込みが伝わって来る。カウンターの前になるケースの中で、魚がいかっている。
 

   わさびの擦った、そのままで
奥さんが、料理を運んでくると、「これはこう食べてください。」と丁寧に説明がついてくる。
 客の注文にも、出来るだけ答えてくれるようだ。一緒に行った友人は、海辺に行くと、漁師鍋が食べたいと言うけれど、なかなかそういう店を、そううまく見つけられるものではない。浜辺で、漁師が旨そうに食べている、漁師鍋を。
 
野菜のたきあわせ 鯛の昆布締め

その話をすると、ご主人が、「作りますよ。」と言ってくれた。今度、この店を訪れる時には、と話が弾んだ。
 造りの盛り合わせは、2千円から。2千円でも、二人なら、充分。種類も豊富に入っている。野菜の煮物も美味しい。昆布締めも種類を揃えている。焼き魚が絶品だ。

 岩牡蛎 焼きもの


 友人が、最後に注文した、魚の茶漬けは、鱧が使われていた。鱧の色気のある味が好きだと、酔って話していたからだ。人に教えたくない、という気持ちは充分わかる。
 ご主人が、人に任せず、こだわって作る料理を出そうとすれば、このまま、小さな店でなければ出来ないだろう。少々不便な場所なので、足を伸ばして来れば、満席といいうのでは、がっかりする。隠しておきたいと思う気持ちと、これほどの店だから、店を紹介したいと思う気持ちも押さえがたし。薄利多売というわけにはいかない。それでも値打ちが充分あるので、美味しい魚料理と、お酒を楽しみたい時には、是非お勧め。


 
   

Posted by アッチャン at 12:35Comments(0)旅のグルメ

2008年07月19日

ソーホーの素敵な海鮮レストラン「アクアグリル」

 

 



 今回の滞在最後の夜は、息子がソーホーにある海鮮レストラン「アクアグリル」に予約を入れていた。ニューヨークで、一番美味しいかもしれないという息子の推奨店で、息子達はランチタイムにしか行った事がなかった。夜はメニューが違うので、一度行きたいと思っていたらしい。冷蔵庫に、食べ残しや、使い切らないといけない野菜があり、毎夜、美味しい物ばかり食べていたし、美味しいものは充分味わったので、残りもので夕食を作り、 帰り支度や、買い物もしたいと思ってもいた。ソーホーにある、それは人気のレストランだという。どれぐらいの値段なの?と聞くと200ドルくらいだという。そんな高いところ行かなくていいから、余分なお金があれば、貯金したら、と思わず言ってしまった。税金が600ドル返って来たから、それで連れて行きたい言う。ブッシュ大統領の経済効果の狙いがここでも働くというわけか。
 予約を取るのも大変だった、と言われて、連れて行ってもらうことにした。ソーホーの界隈は仕事を終えたキャリア達の夜を潤す場、ショッピングが出来るように、遅くまで店が開いている。カジユワルでフランクで、洒落た雰囲気が漂っていて、気分が浮き立つようで、出てきて良かった。アパートにいて、残り物を調理するよりも、ずっと素敵で、ニューヨークに来たという感覚を味わえる。

  パンエイ

 予約の店に着くと、すでに一杯の人で、ウェイティングをしながら飲んでいる人達でも混雑している。カウンターの前に、牡蠣が種類別に並べられている。ワインの選定も優れているというお墨付きの賞状が壁にかかっている。カウンターのバーから、美味しそうなカクテルやグラスワインが次から次にテーブルに運ばれていく。
 私達のテーブルに、年配の女性のウェイトレスがついた。メニュに印がついている、この店のお勧め、お値打ちワインの、ブルゴーニュの白を注文した。39ドルで、この店の一番安い部類にはいる。その上なら、いくらでもある。
 牡蠣を6個、チェリーストーンを6個注文、この店のスペシャルメインから、コッドを選らんだ。3人とも同じ料理になった。こちらは、26ドルのメニュ。ホタテ貝にしたいと思っていたら、ホタテ貝は今日は良くないから、と係の女性があらかじめ教えてくれていたので、除外。息子はサラダとカラバッチオを更に注文したがったけれど、サラダ一つで充分ではないの?と倹約家の女性二人で制御。お腹が空いていると、あれもこれも食べられると思うので、つい沢山注文しすぎる傾向がある。美味しく、満足な状態を超えてしまうと逆効果になる。最初に、エイの唐揚げがサービスに出る。マヨネーズ付きで、美味しい。お酒のあてになる、突き出し。

 


  ついてきたパンはギリシャ風で、オリーブにつけて頂く。これが美味しすぎるので、料理が運ばれるまでに、ワインを飲みながら食べてしまった。チェリーストーンは身が大きくて、今までで一番美味。牡蠣はこの季節食べたくなかったので、息子だけで食べてもらうつもりだったのに、美味しいから食べてほしいと言われ、一つだけ。冬でも牡蠣は食べないようにしている、私はチェリーの方が美味しいと思う。2個づつにしないで、もっと頼めばよかった。夏は生で食べるのは気が進まないが、牡蠣もチェリーストーンも、とびきり新鮮だった。
 白ワインの味も抜群だった。お墨付きだけあって、ここのワインにまずいものはないだろう。一番安いものでも、これほど美味しいのだから、上には上が。
私から見える、席に6人ぐらいのブループが座っていた。最初はカクテル、次にワイン、カクテルのお変わり、前菜の小皿、などが、次から次に運ばれる。カジュワルな服装で、セレブっぽい。ワインの値段など問題ない、と言った様子で、サーブしている女性は、この店のマネージャーのようで、私服のドレスで応対していた。
 
 
私達が注文していた、メインの魚料理はなかな出てこない。ウェイトレスのオーダーのタイミングが悪かったのだろうと息子が言う。これに気づいたのだろう、マネージャーの女性が、3分待ってください。と。
 食事が出た頃には、白ワインはほとんど二人で飲んでしまっていた。2本も飲むのは多すぎる。息子は「水をいつでも絶やさずサーブする店がいいのだと。」グラスは薄くて高級で、お水が美味しい。
 




メインのコッドは、口の中に溶けていきそうな感じ。付け合わせの、しめじのラビオリは、ソースが絶妙で、とても美味しい。これ以上のパーフェクトな選択はなかった、と思えるくらい。この店が出す物は、どれもこの上なく至福を与えてくれるのだろう。デザートもコーヒーもいらないと断っても、サービスのデザートが出てきた。粋な店の計らい?これはどのテーブルにも出てくる。
私達は、予算通り、200ドルだった。他のテーブルの人達は、その数倍も払っているだろう。もともと、お金がいくらだろうなど、考えもしない人達のようだ。飲んで、話して、笑って、グルメを食し、ニューヨークの働きマンは、夜も精力的に生きることを楽しんでいる。  

Posted by アッチャン at 08:50Comments(0)

2008年07月17日

セントラルパークで音楽会




  セントラルパークの野外コンサートが、夏の間に何回か催される。ニューヨークフィルハーモニーのコンサートがあるから、楽しみにしておいて、と言われていたので、ワシントン行きをやめて、その日をあけた。去年は曇りで時々雨模様だったらしい。今日は快晴だ。午後から、メトロポリタン美術館に行き、その後、コンサート会場に持って行く、食品を買うために、14丁目の「TRADEER、JOES」に。パン、生ハム、スモークサーモン、チーズとワインを買った。芝生に座って、食べながら音楽を聴くのだそう。
 会場のセントラルパークの辺りまで来ると、空気がひんやりする。緑があるとこれほど違うのだ。中は広く、会場のステージまで歩いて行くと、もうすでに、芝生の上に座っている人達がいる。そこはまだ会場から遠く、席を取ってもらっていた場所は、ステージからずっと遠くにあったが、鉄枠の最前列だった。道は人が座れないから、と言っていたら、私達の前にずらっと座り始めた。去年は、もう一つ前の列だったらしく、ここはもう、そういう規制もないところらしい。見渡す限り、人で埋め尽くされている。よくこんなに人がいるものだと思うほど。トイレはどうするのか、かと心配したら、簡易トイレがずらっと横に置かれている。

 


 ピクニック気分で、食料とお酒を持って来ている人がほとんどだ。音楽が始まると、あまり良く聞こえない。世界で一つしかないという真っ赤なピアノが遠くに見える。
回りの人達は、絶えず話しているので、がやがやとうるさい。音楽を聴くために来る人達ではなさそうだ。
 トイレに立ったついでに、出来るだけ前の方に行ってみようとしたが、そこも皆、足の踏み場もないほど。前に通路は、通行禁止になっている。皆、寝転がって聞いている。
 


聞きなじんだ曲ばかりなので、もっとちゃんと聞きたかった。終わりに、花火が打ち上げられた。恒例だそうで、息子は、帰りの人で混雑するから、と先に帰ったけれど、地下鉄の駅で一緒になった。彼らも花火を見ながら帰って来たという。
  

Posted by アッチャン at 16:17Comments(0)

2008年07月16日

タイ料理のレストラン

 
 


 夜間、地下鉄が工事の為に、ケネディー空港まで、途中からバスに変えないといけないので、帰りのシュミレーションをしてみた。地下鉄の駅は、エレベーターがないので、階段で上まで上がらなければならない。空港行きのQ10というバスは、回数は多いが、時間が40分近くかかる。冷房が効きすぎて、その間に体中が冷えてしまった。空港近くになると、一軒屋の売り物が沢山ある。サブプライムローンの影響だろうか。値段はそれほど下がっていない。ヨーロッパから、まだ安いからと、環境の比較的良い場所のアパートを買い占めに来ているらしい。韓国や中国から、母親と子供だけが留学で住む人も多くなっている。でも、空港の近くは環境が良くないようだ。 

 売り家

 このシュミレーションに往復3時間費やしてしまったので、マンハッタンに着いたのは4時頃になり、シェラトンでの待ち合わせまで、1時間半くらいしかない。バスの冷えのせいで、空港に着くと、すぐにトイレにかけ込み、帰りは、もう一度念の為にトイレに行ったのに、バスを降りる頃には、もうトイレに行きたくなっていた。地下鉄を降りて、近くにヒルトンホテルがあるので、そこでお世話になる。ヒルトン近くに、MOMAがある。バーゲン中と書いているので、入ってみた。MOMAのグッズは、デザイナーによるもので、普通の店のものよりも、値段が少々高いが、素敵な色や、斬新な形をしたものが多い。 見ているうちに、すぐに時間が経ってしまい、待ち合わせのシェラトンに急ぐと、すでに息子は仕事を終えて待っていた。他の人達は残って残業しているが、彼は残業しない。仕事が時間内におさまるからだ、という。何々の仕事が残っているので、と報告しなければならないが、報告すべき仕事が残らないからだそうだ。

  


 今夜は、タイ料理の旨い店があるので、そこに案内してもらう。地下鉄のE線で、空港から来た道を再び使うことになる。快速のはずのE線が、途中止まったりしながら、動きが遅くなっている。待ち合わせの時間に20分も遅れてしまった。月曜日とあって、店はまだ席が沢山空いていた。外の方が人気なので、中庭と外のテラスに客が多い。
 住宅地の一角にある店なのに、人気店で、週末などはなかなか入られないそうだ。

 パパイヤのサラダトムヤンクン


 タイ料理といっても沢山メニュがあるなかで、いつの頼むのは、トムヤンクン、パパイヤのサラダ、パドタイ、春巻き、といったものが定番になっている。今日は、それに魚の甘辛和えのようなメイン料理を付け加えた。白ご飯の変わりに、餅米を勧めた。パリにいる従姉妹が、この前注文していたからだ。竹籠に入ってくる。分けて、更に盛ると、暖かい内は、柔らかいのに、すぐに堅くなって来る。だから、竹籠にラップに包まれて入っているのだ。食べる量を少しずつ出す為に。白ご飯ではなく、餅米が、タイ料理に良く合う事を発見した。

 エビのエッグロールパドタイ

 料理の味は、美味しかった。パパイヤのサラダはにんにくが効いて少し辛かったが、食べている内に気にならなくなった。舌が以前の味を覚えているので、想像との違いで違和感を感じるのだろう。春巻きの変わりに、エビのエッグロールを注文した。油が軽く、これも美味しい。息子は、選択が良かったと大満足、白ワインは、カラフの500を二本飲んだ。1リットルを、二人で飲んだことになる。
 日本で控えていたお酒を、ニューヨークでは解禁している。食事がワインを要求し、集いがお酒を求める。

 海鮮、これが美味しい餅米

 アメリカンチェリーは特大の大きさで、生のライチの新鮮なものが手軽に買える。ライチは、中華のデザートで食べるくらい、アメリカンチェリーだって、小さなパックでいくら、という生活になれているので、果物の豊富と安さは、魅力的だ。他にも、パパイヤ、マンゴー、など、2つで200円くらい。アイスクリームの誘惑も強い。ハーゲンダッツの1リットルが500円のバーゲン価額で売られている。アメリカ製だともっと安い。韓国スーパーでは、新鮮なお造りがある。食事に関していえば、食品が溢れて贅沢だと思っているに日本は、まだまだ、慎ましい。 こちらは、大きいほど、量が多いほど、馬鹿安になっている。それでも、アメリカは物価高についていけないと言っているのだから、日本の問題は深刻だ。


 

レストランを出て、地下鉄に乗り、出てきた頃、空が一面夕焼けの色が濃くなっていった。今夜も飲みすぎたよう。  

Posted by アッチャン at 00:15Comments(0)旅のグルメ

2008年07月15日

 ゴールデン、ユニコーン(麒麟金閣)の飲茶


  

  日曜日の朝、私達は、マフィンを食べ、コーヒーを入れてすっかりお腹が大きくなっていた。息子は朝抜きで、飲茶を食べに行くつもりだ。飲茶なら、そう食べなくてもいい。
 中華街に行くのは、かなりの力がいるといいながら、店が決まった。たしかに、地下鉄を上がると、すごい人が、ぞろぞろと、のろのろと歩いている。辺りから、異臭が漂う。目的の店は、工事中だった。いつも混んでいる店に。沢山人がいる。順番を待っている。美味しい店で、待たされるのは当たり前といわんばかりに、群がり、待っている。
 もらったカードは27番、それぐらいの待ちなのかと思ったら、テーブルによって、人数を分けているので、順番通りに呼ばれない。144番という三桁の人が呼ばれた。

  


 私はお腹が空いていないので、なんともないが、息子は腹ぺこでやってきている。友人や、母なら、絶対に待たない所だけど、ニューヨークに慣れている人間は違う。平然と待っている。30分くらい待って、ようやく席に着くことが出来た。
 飲茶の味は、すごく美味しかった。人気があるのは当然だと思うが、最初に目当ての店の方が美味しいらしい。私達のテーブルは、合い席で、3人の中国人グループが、横にいた。彼らはお年寄りなのに、沢山注文し、食べずに置いている。持ち帰りを楽しむのだそう。

   

 約茶の中で、私が一番楽しみにしているのは、最後に頼む、ごま団子。この店のごま団子は、白あんの甘さがほんのりで、美味しかった。
 

 飲茶の後、しばらく、イタリア通りを抜けて、ソーホーの辺りまで散歩する。息子のガールフレンドに、インテリアの生活雑貨の店に案内してもらった。センスが良くて、楽しいアイデアに富んだグッスばかり。見ているだけで楽しめる。

 再び歩き出すと、マルガリータが美味しいという店の前に。休みだから、とマルガリータを飲みに入った。ハッピーアワーになっていて、半額の5ドルだった。アルコールがはいると、もう歩けない。そのままアパートに帰ることになった。夕方は、タイ料理に店に行くつもりだったが、篤姫を見ながら、食べようと、計画を変更。

  


しばらく休んでから、私が、韓国スーパーまで、キムチとお造りを買いに。教えてもらった地図を頼りに、地下鉄に。休みなので、本数が少ない。スーパーに着くと、野菜売り場で、大柄の女性が、携帯を持って、大声で怒鳴っている。話し相手に、腹をたてているようす。罵声が飛んでいる。旦那さんらしい人がやってきた。彼女は旦那にまた怒鳴っている。しばらくして、彼女が、はかりキムチを入れている。
 私は、頼まれたキムチが、それなのかわからずにいたので、彼女に「このキムチが美味しいのですか。」と日本語で聞いた。 
 彼女は「え、日本人だったのですか。私が大声だしていたの、聞いてたんですね。」と恥ずかしそう。「私はこの方が美味しいと思います。」と。

買い物をして帰ると、これで正解だった。いつも買うのは量り売りだった。テレビは始まっていた。
 クレソンとシャンピニオンのサラダ、しめじのみそ汁、お刺身、持って行った、鮭の昆布巻き、帰りに寄って買った、イタリアの生ハム、など。
飲んで、食べてその日も終わった。  

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2008年07月15日

 海鮮チゲとロブスター

  
  ロブスター


休みは、洗濯から始まる。山のような洗濯物をかかえて、すぐ近くのランドリーへ。
私の洗濯物は、少ししかない。毎日手洗いしているから。洗濯機の中に押しこむだけ押し込む。一旦家に帰り、できあがった頃を見計らって、乾燥機に入れに行く。休日の2時間はこれに費やされる。日本で、洗濯代行の仕事が、新しい職業としてテレビで紹介されていたが、アメリカでは昔からある仕事だ。日本では、家まで取りに行き、また届けてくれるという便利さが重宝されている。仕事に時間をかけるほうが、ずっと効率良いからと言う人や、お年寄りに喜ばれているらしい。

  おかず


 洗濯が終わると、昼食は、フラッシングにある、韓国チゲの店に行った。この店は豆腐が美味しい。海鮮チゲは、エビと貝が入っていて、殆どは豆腐。キムチを始め、大根、キューリ、もやしなど、種類を揃えた野菜の小皿がついてくるので、ご飯とそれだけでも充分なくらいだけど、チゲがすごく美味しい。私は、二回目のこの店で、ミディアムを注文した。以前にマイルドでは、ちょっと物足りなかったから。今回は言うことなしの美味しさで、全て底まで平らげた。物価の値上がりで、この店も、値段の上にマジックで書き直してある。それでもチゲは安い。

 


 食事が終わると、その近くになるスーパーに、ロブスターを買いに行く。中国人がほとんどのフラッシングは、食材が新鮮で安いので、マンハッタンや周辺地域から、、買いに来る。野菜も、マンハッタンで買うのとは比較にならない安さだ。
 ロブスターと、エビを買い、野菜はクレソン、中国の炒め野菜などを買った。近くにある中華料理の店のバブルティーが一番美味しいから、と勧められて、始めて飲んだ。
ミルクティーに大きな黒いタピオカが入っている。そのタピオカが、バブルのように見えるから、そう呼ぶのだとか。日本でもあるかもしれないけれど、タピオカがお餅のようにしこしこして美味しかった。お腹が大きい上に、大カップのタピオカが沢山入ったミルクティーを飲むなんとは、普段だと絶対にしないこと。大きなストローの中に、タピオカが吸い込まれて来るのが楽しい。日本にあるのなら、神戸だろう。
 
  

一旦アパートに帰り、今度は、歩いて10分くらいの所にある魚屋に行くという。
蛤と牡蠣を買うために。道すがら、一軒の家の前に大きな桃の木があり、沢山実をつけている。玄関先に老夫婦がすわっていた。見張っているのだよ。カメラを向けると、おばあさんが、「桃が好きなのかい。」と言い、「いつでも取りにおいで。2,3週間もすれば、実が落ちてしまうよ。」嬉しい親切。


今夜の食卓は、すべて息子がしてくれる。私の受け持ちはワインだけ。でも、ワインは少し奮発した。スーパーにあとの足りない物を買い煮、私だけアパートのそばになるスーパーへ。クーラーが効いているので、そこは私の憩いの場にもなっている。長かったねといつも言われるくらい、そこで遊んでいる。ミントを見つけたので、買って帰ると、ソーダが足りなかった。ラムが残っているので、モヒートを息子が作ってくれることになった。

  えびは、ゆで汁に氷を入れ急激に冷やすと良いらしい。 
 
 



 サラダは私が作り、牡蠣と蛤を息子が焼く。エビはすでに湯がいて氷水に浸かっていた。白ワインを開け、生焼けに止めた、牡蠣と蛤に、食べ方まで指示されて、賞味する。大根おろし、ゆず胡椒、醤油にポン酢、などを、どれにどれ、と。
 えびは、絶妙なゆで加減で、さすが食にうるさいだけある。これに塩だけでは物足りないので、私がマヨネーズにワサビを練り込んでみたら、良くあって、美味しい。

  モヒート


 前菜が終わる頃、大釜で湯がいていたロブスターができあがる。溶かしバターも出来ている。すべて、お任せで、私は食するのみ。やはりロブスターは王様。ロブスターを食べていると、必ず「美味しい。幸せ。」と言いたくなる。
 ワインがなくなり、モヒートを作ってもらう。ミントを潰して、ライムの切ったのと、少々の砂糖、ソーダと氷で、モヒートができあがる。酔いも入って、何杯のんだのか、覚えていない。間に、食べた殻は綺麗に片付き、大粒のアメリカンチェリーがたっぷり盛られて出てきた。今夜は、何もかも息子のサーバーで、あとはバタンキュー。  

Posted by アッチャン at 00:52Comments(0)ニューヨークにて

2008年07月13日

 ニューヨークのコンセプトは自由

 

 

万歩計を使っている人が歩いた距離を付けている。今日は15キロ、昨日は16キロ、随分歩いているものだと感心していた。
 昨日の私は、延べにして7時間は歩いたことになるので、時速4キロに計算すれば、28キロ歩いたことになる。
 
 コーチプラダ


昼にアパートを出て、デパートと、バーゲンになっている、ショップを歩き回り、4時から、フリーのMOMAに行った。

アンディーのスープ缶の絵画を見る人達
特別展は、「ダリの絵画とフィルム 」だった。ダリの映画のスクリーンが、各所で6つぐらい上映されている。油絵も結構沢山あった。溶けた時計の前はいつも人だかりが出来ている。ノートを取る人もいる。ダリの作品は、超心理作品なので、一つの作品にじっと見入る人も多い。

 3枚の連作

ニューヨークの美術館の中で、多分
MOMAが一番人気があるだろう。観光スポットをセットにして、割安料金で売っている、シティーパスにも、この美術館だけ入っている。日本の谷口さんの建築でも、日本人には親しみがあるが、建物自体も、開放感にあふれていて、一階の中庭はいつも人で一杯。

  


 部屋にいる、監視員が、日本人かと聞いて来て、日本人の作品があると教えてくれた。
それはごく小さな作品で、「エアーメイル」という題がついていた。エアーメールの封筒の端を、重ねて貼り合わせた作品で、アイデアだけで作られたもの。発想のおもしろさがある。ダリにしても、人々を笑わせたり、驚きを与えたり、何だろうと考えさせたりする。
 アメリカの地図

抽象美術の最先端を行く、ニューヨークで、「自由」という概念がアートの神髄になっているように思われる。だから、あらゆるジャンルを超えた、アートを受け入れ、消化することが出来るし、どんな人でも、活躍出来る場所と機会を与えられる。そのことを、アート作品と人との関わりの中で見ることが出来る。


  6時から、フリーになるグッゲンハイム美術館とホイットニー美術館は、ニューヨークを象徴するような、自由な発想にあふれた美術館だ。見る人達も自由、創作し、提供するアーティストも自由、こうでなければならない、というような所はない。


  
 こういうアートなら、いつからでも始めるのに、遅くないような気もするが、認められるには、人の心を捉える魅力的な作品づくりが非可決なのは言うまでもない。素材は自由、表現の方法も自由、売り込みも自由。日本のブリキ工場のおやじさんが、一転、アーティストになった。

 ニューヨークは、何かが出来る、何かをやろうと思わせる町だ。 懐の広さを感じる。

 グッゲンハイム、螺旋の美術館  

Posted by アッチャン at 20:09Comments(0)ニューヨークにて

2008年07月12日

メトロポリタン美術館と、美味しい中華の店。

  

今夜は、ザカットで、高得点のレストランを探して、中華の店を選んだ。本当は、ステーキが食べたい、ということで店を探したら、一人65ドルくらいの予算になっている。シェアしないと大きすぎると私が言い、3人分注文しても食べられる、という息子との意見が合わなかった。ザカットで調べた、中華の海鮮レストランが、良さそうだと私が主張し、息子が勧める会社の近くの店を押して、始めての店に決めた。待ち合わせは、いつものシェラトンホテルのロビー。時間まで、メトロポリタン美術館に。これもいつものパターンだ。

 


 6番線を86で降り、シティー銀行でお金を出し、マジソン街の店を覗きながら、美術館まで歩く。この前来た時に葉がなかった冬の木々が、緑濃く豊かに伸びて、夏の日差しが眩しく吹き込んでいる。

 



 美術館の特別展覧会は、イギリスの画家、ターナーを取り扱っている。アメリカでは、特別展と言えば、相当大規模なもので、日本のそれとは比較にならない。初期のものから、最晩年のものまで、未完の作品も含めて、展示されている。部屋はいくつにも分かれ、じっくり見れば、これだけで、もう十分なくらいだ。一つの作品の前で、熱心に話し合っている光景をあちらこちらで見る。まるで、サロンに飾った絵画について客と話の花が咲いているみたいに。絵画を見て楽しむ、そいう遊び心が、美術館に足を運んでいる。辛抱強く、順番に並んで、絵画を見る日本の特別展を想像すると気が滅入ってしまう。ターナーの絵画は、白が、その特徴としてあげられるが、未完の作品は、実作品よりも膨大な数を残している。その中の6点ほどの展示は、どれも白が際だっていた。

 


 ターナーは、またゆっくり見にくるつもりで、19世紀の絵画へ。回廊は、去年来た時に工事中だった。新しくリニューアルされて、12月にオープンした、19世紀絵画は、各作家別に展示され、天井からの明るさが際だって増していた。広々とした空間、ゆったりしたソファー、絵画がより鮮明に際だっていた。メトロポリタンは、順次中を改装しながら、各コーナーを、より一層充実させている。来るたびに新しい発見がある。
 年間会員は、贅沢に鑑賞できる。ちょっと寄って、楽しんで、また明日やってくる。
日本とニューヨークでは、そうほどは行かないけれど、滞在中だけでも、何度かは来ることが出来るので、足が棒になるほど、欲張って見回る必要がない。




 早い目に美術館を出る。贅沢な気分。私の好きな、バナナリパブリックは、ただ今早目のバーゲン中。幾つかを試着して、一点だけ買った。マジソン街に、お肉の店をみつけた。ザカット29点の、ニューヨークで一番美味しい店だとか。中を覗くと、厚切りのサーロインステーキが積んである。本も沢山出している店だそう。レストランに約束がなければ、買ってみるところだけど、これから中華に行くので、今日はパス。でも、すごく高そうだ。マンハッタンのアッパーにある、高級肉の店だもの。レストランで食べるよりも高いかもしれない。このあたりのレストランのメニュは、下町とは比べられない。
 
 


シェラトンには、待ち合わせ10分前に着いた。待つのは気分が良い。時々日本人風の客がロビーを通っていく。このホテルは、団体旅行ならいいけど、ホテルだけの予約だったら、高級ホテル。タイムスズクウェアのブロードウェイ界隈にある、もっとの便利なホテルの一つだから。

 


 中華レストランは、外から見ると小さくて、息子は「知らなかったら、絶対に入らないレストランだ。」と言った。水槽にカニとロブスターが見える。

 

  入ってみると、中はほぼ満席で、大きなテーブルが全部で7つくらいの小さな店で、客はほとんどが中国人のテーブル。おもしろいことには、その中国人家族にアメリカンが一人混じっている。どのテーブルも中国人とアメリカ人のカップルとその大家族が。 お勧めを聞くと、ミル貝とダンジュネスクラブ、エビだという。息子はボストンで6年前に食べて以来のミル貝が食べたいといい、注文した。ミル貝の刺身と、ミル貝のフライに調理される。海鮮三品盛り、最後に、焼きめしは、ここの勧めの、貝柱の焼きめし。一口入れら、薄い感じなのに、美味しくなっていいく。お腹が一杯でもまだ食べたくなる。

  

最初にサービスのスープと酢の物が出る。最後のデザートには、果物と、暖かいタピオカと芋入りの甘いスープ状の物が出る。どれも美味しくて、ミル貝と焼きめしはこの上ない美味しさ。「私は料理店には鼻がきくのよ。」この店の選択は、成功。ザカット24点は、中華では上から二番目の店で、値段が安い。ボストンのミル貝は70ドル以上はするが、ここのは40ドルだった。「今度はミル貝と、なになに。」もう次に来る時の注文メニュを考えているようだ。支払いは、正味が89ドル、それにチップが16ドルだから、合計で105ドル。お酒もビールも頼まなかったので、食事代だけ。最近、彼はお酒はワインだけ、それも週に2日程度にしている。今夜は、いらない、というので、私もお茶にした。健康的に良し、お金もかからない。3人で、どれも食べ過ぎというくらいの量があった。

   向かい見えるアパート群  

Posted by アッチャン at 01:41Comments(0)ニューヨークにて

2008年07月11日

ブロードウェイの「オペラ座の怪人」

  

 

出かけるのは、たいてい12時を過ぎてしまう。さて、どこに行こう。足がタイムズ、スクウェアに向かってしまう。水曜日はマチネーがある日だ。ニューヨークで一番ホットな場所は、なんといっても、劇場が密集するこの場所だ。ニューヨークに来た実感が沸く。はでな看板や、ネオン。人々で溢れかえっている。
 ライオンキングの売り場で、スタンディングがないかと聞いたが、なかった。「マンマ、ミーア」だけかもしれない、と思いつつ、「オペラ座の怪人」をロングラン中の、メジェスティック劇場に行ってみた。開演20分前で、人が一杯。窓口で「スタンディング、チケットはありますか。」やはり、ないという答えがかえってきた。が、すぐに、「何枚いるのか?」と。で、1枚だと言うと、26,95ドルと言われた。

  

この劇場には、スタンディングの券はないはずなのに。一番安いチケットと同じ値段だった。スタンディングに指定されたのは、オーケストラの最後列の後ろだった。私がもらった券は90番というのもなのに、2番の立ち見席に案内された。他に向こう側にカップルが立っていた。それ以外には誰も。
 始まろうとするときに、案内係のおばさんが、こちらに来るようにと。立っていたカップルが座っている隣の席に座るように言われた。そこは、オーケストラなので、111ドル95セントの席だった。
「オペラ座の怪人」を見るのは3度目だ。最初は、タイムススクウェアーの案内所で割り引きチケットをもらって買った。割引なので、と二階のあまり良い席ではなかったのに、79ドルくらい払った。二回目は、半額チケット売り場で、前から13番目の良い席だった。これは62ドル。この時には、出演者があまり良くなかった。特にファントム役の人が。一番最初に見たのが余りにも良かったので、がっかりだった。

  


今日のファントムは、声量が豊かで声も抜群で素晴らしい。クリスティーヌ役の人も完璧。
 なのに、時差ぼけで、コクリコクリと船をこぎ出す。立っていた方が良かったかな。
美しい旋律でゆっくりしした音楽になると、居眠りが出る。それでも後半はなんとか。
 割れんばかりの握手と、スタンディング。主役のファントムは、初代の人で、今はニュージャージーのオペラでテノール歌手として活躍中とか。ブロードウェイに帰って来たファントムで、私の好きな「レ、ミゼラブル」と二つのキャラクターをこなした唯一の役者とか。夏のシーズンでもあり、特別に素晴らしい人を持ってきたのかも。満席だった。
私の26,95ドルという席は、3階の一番後部座席なので、超ラッキーだった。
 
    

劇場を出ると、雨が降っている。興奮気味のフアン達が、劇場の外から足が進まない。群がって、しゃべって、感激と興奮の渦に巻き込まれている。

 

 ニューヨークで一番、ニューヨークらしい場所。向かいの劇場は、今年のアワードを取った出し物で、宣伝が華々しい。


 
 おもしろい光景が目に入った。背中にコンピューターを背負った、宣伝隊が列を作って、雨の中を歩いている。

 
 

夕食の準備をしなければ、と日本食品店に急ぐ。お米がないから、買わないと。アパートに帰り、急いで食事の支度をする。  

Posted by アッチャン at 01:26Comments(0)

2008年07月10日

ホットなニューヨーク

 ゼロポイントの建設、余り変わってません。

 ニューヨークの夏は暑いと聞いた事があるが、ものすごい。夜更けの空港に降り立ち、むっとした暑さが迎えてくれた。日本では、省エネでクールビズを使って、温度を上げているというきれど、ことらでは、温度差の激しい事と言ったら。
 地下鉄に入るやいなや、熱気で蒸し風呂のようだ。電車に乗り込むと冷房でしばらくはほっとするが、時間がたつと、上着がほしくなる程冷房が効いている。地下鉄の中は全く冷房がなく、階段の上下で、汗が出る。電車の中で、ぐぐっと冷えるので、風邪を引きやすい。
 

 アパートに中は、キッチンルームと寝室の二部屋に分かれている。冷房が古くて効かないから、暑いよ、と息子が言ったのは、私が寝ているキッチンのほうだった。寝室は、いかにも快適そうだが、私には寒すぎる感あり。キッチンの冷房だって、それほど悪くはない。日本では、冷房をつけないで暮らしているから、この冷房で十分だが、風が強く扇風機を回しているようだ。
 寝るときには、切って、窓を開けて寝る。寝ている顔にまともに、冷房の風が当たるからだ。3時間くらい寝ると目が覚める。清掃のトラックの音がうるさい。汗がどっと噴き出して、びしょぬれになる。
 ニューヨークに来るのは、飛行機代の比較的安い時期を選ぶので、冬か春。ニューヨークの冬は、すごく寒い。雪にならなくて、霰や雨が多いけれど、それもかえって寒いくらいだ。
 飛行機の高い、夏は、観光客も多い。ニューヨークのホットシーズンは、人も気温もむんむんと熱気に包まれている。


アメリカ全土で展開中の有機食品専門店

 やってくれば、待ってましたといわんばかりに、ないないづくしである。水道につけてある、浄水フィルターが機能していうない。ほとんど水が出ない状態になっている。
 家につけているフィルターの説明書きに、水の出が悪くなれば換えるように、と書いてあったが、これはまさに極限状態だ。息子は、これで別に普通だと思っていたらしい。
 翌日は、買い物で一日が暮れた。余り暑いので、換えのスリーパーを買いに行ったが、結局買わずに、バスタオルを2枚買った。牛肉を求めて、有機食品の店に行き、その日の夕食の為に食材を買った。冷蔵庫の野菜箱はからっぽだった。大きな紙袋を三つもかかえて、地下鉄の中で、睡魔に襲われる。足が痛む。アパートに荷物を置き、再び近くのスーパーに。4階までの階段の上り下りがきつい。トイレットペーパー、 食器洗いのスポンジを買い、フィルターがないので、別の店を教えてもらった。歩くのはごめんだ、と思いながらまた歩く。
 やっと、またアパートの部屋に戻り、サラダを造り始めると、オリーブオイルがない。なくなく、再び階段を下りて、スーパーに。胡椒をついでに買った。

 1時間入店待ちもざらの店。 他の店とは比べものにならないくらい、安いそう。レジ待ちは長かった。


 まな板の裏がかびている。ブリーチがない。お米も底をついている。洗濯しようと思うと、洗剤がない。明日、また買い物から始めなければ。ないないものだらけだ。
 足が腫れて、痛い上に、熱気が帯びている。ニューヨークは、ホットプレイスだ。  

Posted by アッチャン at 00:53Comments(0)ニューヨークにて

2008年07月06日

7月歌舞伎、松竹座

 

 7月歌舞伎は、東京から、菊五郎一家を迎えて、松島屋全員参加で公演が2日から始まった。
 片岡仁左衛門さんの、仁木弾正を久しぶりに見られるので、楽しみにしていた。以前に見た時には、まだ片岡孝夫さんだった。それほど昔ではないと思っていたのに、エスカレーターで話し合う声が「20何年ぶりの復活らしいです。」
 え、そんなに昔になるの?
 母のお友達が父親の代から松島屋さんの後援をしていて、母について、私もよく楽屋に入れてもらっていた。玉三郎さんと、廊下ですれ違った事もある。松島屋のパーティーに2度ほど参加させてもらい、孝夫さんだった頃、一緒に写真を取っていただいた。13代仁左衛門のお父さんもお元気で、握手している写真も残っている。秀太郎さんも若かった。
 母は、二階席の一番前で、私は3階の横の2番目に座っていたので、母の様子がよく分かった。バッグの中を開けて、パンフレットを見たり、入れたり。渡していたオペラグラスで、見ているので、興味はあるものの、以前のように、熱心というわけにはいかない。
 「こうして、出てこれるから、幸せだわ。寝たきりになって、迷惑かけたら辛いから。」 グルコミサンを飲むようになって、足が痛いと言わなくなった。階段は避けて、エレベーターを探しながら、えっちらおっちらではあるが、「来て良かったわ。一日、一日、弱って行くから。」なんとか、今のところ、母は健在だ。
  柊草の造りの盛り合わせだいこんのおでん

オムレツ風のお好み焼き
 牛肉のタタキ  しゃぶしゃぶ



 その前日も、妹と一緒に、母を三宮の映画館に誘った。飛行機の中で見た、「奇跡のシンフォニー」なら、音楽が多く、子供が主役なので、母が喜ぶだろうと思った。
妹は感激して泣いていたが、母は、もう一つ、感銘は受けた様子はなく、ただ見ていただけの様子。この前の「誰がために鐘は鳴る」とは同列には出来ない。
 それよりも、「柊草」での夕食の方が印象に残っていた。美味しかった、ということだけは覚えている。「沢山人が入って賑やかだったわね。」ということも。
お肉とおでんは、母の大好物なので、どちらも美味しい「柊草」はお気に入りだった。


 はり重のミックスランチ 
翌日、「松竹座」の幕間に、隣にある「はり重」でランチを注文した。ポタージュが美味しくて、母はそれを綺麗に平らげると、メインのお皿が出てくると、お腹が一杯の様子。
 海老フライとステーキ、ハムとサラダがついた、ボリウム満点のもの。食後のコーヒーがついていて、2千円。カレーハウスは、土曜日なので、外で並んで待っている状態だった。カレーハウスよりも、少し高いだけで、ゆっくり食事が出来るので、レストランはお勧めだと思う。


 
 女優の冨司純子さんが、幕間になると、お得意のお客様を待って、廊下に出て待っておられた。背が高く、ほっそりして、一目で美しさが目立つ。歌舞伎の奥さんらしく、控えめでつつましく、係の人と一緒に立っておられた。
 いつも見かける、仁左衛門さんの奥さんは、今日は姿がみえない。鬘をつけた芸者さんや、色町だとすぐにわかる着物姿の人も多かった。 


  

Posted by アッチャン at 14:28Comments(0)art

2008年07月03日

夜の三宮「ぎん太郎」とバー 



 造りの盛り合わせ


  パルモアに通っていた頃、夜の町を、うろついていた頃、行きつけの店といえば、赤萬の餃子屋さんや、ガード下の百番など、安い店だった。学期が終わると、誰と言うことなく、飲み会になる。クラスの人達は、会社勤めを終えてからの授業なので、参加者は独身者が多く、若い人達だった。一人頭1500円くらいの支払いで、百番はお得意さんだった。 昨夜、友人達と、久しぶりに、夜の三の宮に出た。ベネトン前で待ち合わせた。「日本海」という懐かしい店の名前がめについた。外資系の会社に勤めていた、女性に教えてもらった店で、姉妹店の「瀬戸内海」は、友人達を案内しては、通った。東門筋にある 「たかた」という小さなお寿司屋さんは、当時、シャルレの社長秘書をしてた女性に教えてもらった。二畳あるかないかの、カウンターだけの店で、中で、おじさんが握り、傍で奥さんが、せっせとワサビを擦りながら、客の世話をしている。
 土曜日など、開店30分前くらいから人が並ぶ。中には、新幹線で広島に帰る人が、途中、わざわざ寄り道してやってくる。一旦座ると、客はなかなか腰をあげない。カウンターの後ろの小さな椅子で、待っている客は、辛抱強く待っている。夕方に行くと、ネタ切れが多く、開店後3時間は持たない店だった。長らく、足が遠のくと、そういう店は行きづらくなる。
 昨夜、友人が紹介してくれた店は「ぎん太郎」という、酒菜屋で、阪急三宮駅の山側にある。酒好きのサラリーマンで、食にも、ちょっとこだわりがあり、それでいてリーゾナブルな出費で、何回か足を運ぶのに便利な店、という評価が出来ると思う。
 メニュー価格はどれもビヤホール並だけれど、料理屋っぽさを楽しめる 。

 鱧の柳川鍋


この店の売りものに、「釜飯」がある。2,3人用で、千二百円くらいから。お茶碗に4,5杯あるので、5人でも行けそう。お酒と料理を食べたあとで注文したら、どんだけー待たされるか。注文するのなら、お早めに。明石は、タコでしょう、といいうわけで、私達は、迷わずタコの釜飯に決まった。他に旬のお勧め釜飯は、あわび、とあさりがある。
 この前の、新地の「銀平」といい、この店といい、寛ぎを演出してだろうか、履き物を脱いで上がる店が多い。
 穴の あいた靴下でも平気で履いてる私、昨夜は見込んで、靴下のチェックをして出かけたのでオーケーだったけど、急に履き物を脱がされると、まごついてしまうことも。
で、帰り際、なにげなく、友人の足下が見えた。なんと、靴下の下に、銀色のマニキュアまで。お洋服は決まっておしゃれ感覚抜群の人だけど、見えない部分までお洒落なんだ。かたや、もう一人の友人は、イタリア国旗のトリコロールが、あちらこちらにちらりと配色されている。
 「おもしろい服を着ているわね。」とお洒落な彼女が言う。
 「それイタリアの服?」と無遠慮に私が聞く。
 「イッセイ、三宅」とすまして答えがかえってきた。
 ちなみに、私の服装は、というと、ミズノが出している、速乾性の運動服に、何年か前に、バーゲンで買ったピンクの上着、旅行にも、普段にもかかせない、ゴム入りの、ナイロン系のズボン。いつだったか、やはり旅行好きの友人に、
「楽そうなの履いてるわね。」とたらふく食事をした後に言われて、
「そうなのよ。ほら、ゴムだから、いくら肥えても、馴染んでくれるのよ。いくらだったと思う?3千円しなかったのよ。」なんて自慢までご披露した代物。
 
  


 
「昆論」というバーに行きたいと、友人が所望していた。それが昨夜の目的だった。
 いすすベーカリーが、一階にあるビルといえば、一番わかりやすいだろう。その階上に ある。カサブランカの大輪の花の匂いが漂い、カウンターの上にマスター自身で活けた花がいくつかの大壺の中から、大胆に、豪快に、広がりを見せて咲いていた。
 映画好きのマスターと、むきになってしゃべってしまった、と反省。マスターもむきになるほど、映画好きらしい。
 大人のバーの雰囲気が漂う。バーのこういう雰囲気が好き。
「得意ではないのですが。」と丁寧に作ってくれた、モヒートは、ミントがさわやかでさっぱりとした味で、美味しかった。
モヒートは、キューバのお酒で、あらくれ男達が、ぐいっと飲み干すお酒だとか。
「あれは、味わって飲むというようなアルコールではありませんよ。」
そういいながら、ジントニックのグラスに、上品で美しいモヒートが、テーブルに。





メーン州の最果ての、キューバ料理の店で、モヒートを始めて飲んだ。カウンターの中で、髭づらの男が、幾つものグラスに、ミントを潰して、ソーダを流し込む。小さなグラスに、ミントが一杯詰まっていて、アルコールの度数がとても強かった。  

Posted by アッチャン at 15:28Comments(0)旅のグルメ