2008年12月18日

空港のラウンジで夜を明かす

 




シンガポール空港は24時間オープンなので、空港のラウンジも24時間開いている所が多い。ラウンジは、空港のサービスによって様々な違いがあるようだ。シンガポール空港のゴールドラウンジは、スターアライアンスメンバーのゴールドメンバーが利用できるようになっている。シャワーを備えているかなと期待したがなかった。普通の椅子だけで、横になれるようなものはない。トラスファーのコーナーにあるソファーの方が眠れそうだし、空港の中にシャワー設備も、どこかに備えている。なので、ラウンジを利用しなくても、空港の中で夜明かしは出来るだろう。




 空港につくと、まず、チケットカウンターに行き、明日のチケットを交換してもらった。隣が空いた席があれば、変えてほしい、と。ついでに、マイルがインプットされていることを確かめた。以前に席を変えてもらったら、マイルが入っていないで、後で申告するのに手間がかかったことを思い出したからだ。
 空港のラウンジに入ると、客は誰もいない。明日の朝までお世話になります。給仕が、カレーを引き上げる所だった。ビールとサンドイッチを取り、椅子にどっかり腰をすえる。今日は一日中、歩き続けた足が痛む。焼けているような痛さ。延べ10時間以上歩いた。 お湯に足を浸けると楽になるのだが。階下にある、プライオリティークラブのラウンジに行けば、シャワーがあり、仮眠ようのカプセルがあるが、もう歩きたくない。また荷物を持って移動する元気はなくなっている。ビールを飲んでも回らない。何か、緊張して張っている感じがする。

 

給仕さんが、カレーの変わりに、スパゲッティーを持ってきた。ピリ辛のスパゲッティーに、更にタバスコをふって食べる。美味しいので、お変わり。コンピューターをしながら、夜を明かそう。写真を見ていると、台所とお掃除を受け持っている女性が、後ろから覗いた。オーチャード通りに写真を見て、綺麗ですね、と。オーチャード通りだと云うと、「高い。値段が高い。」そこで、可愛いい写真を見せますね、と、妹の赤ちゃんの写真を見てもらった。「可愛い、可愛い。」と。片言の日本が飛び出す。
 話をしてみると、彼女は日本で働いた事があるそう。「どのくらい?何年?」と聞くとよくわからない。1年か、1日か、1ヶ月なのか。1がつくことは確か。




 彼女は、また自分の持ち場に帰って行く。急に眠くなって来た。トイレに行き、顔を洗い、寝る準備を整えて、椅子に座ると、何時のまにか人が二人入っている。
 椅子では寝られない性分だけど、1時間くらい眠っていた。起きると、沢山の人がいる。時計は5時半になっていた。朝食に、お粥が出ていた。スパゲッティーもまだ残っている。サンドイッチは飛ぶように出ていく。朝の食事をラウンジで済ませる人が多い。コーヒーとサンドイッチ、それにお粥もいただいた。
コンピューターのアクセスが出来なくて、見てもらったり、やり直してみたり、時間を忘れていた。時計を見ると、7時半だ。あわて荷物を整理して、受付の人に聞くと、調べてくれた。まだ間に合うから、18ゲートまで行きなさい。電車よりも歩いて行く方が早いですね。7時45分までに行けば良い。




 いつものこと、走りながら、18ゲートを目指す。すみません。急いでます。エスカレーターの前の人に断ってあけてもらい、汗だくになって18ゲートまでたどり着く。
まだゲートは空いていなかった。私のチケットには7時20分に、と書いていた。
 ほっと一息、トイレに行く。いつもこうなのだ。いつも走り、あわてて、心臓の鼓動を聞きながら、無事、飛行機に間に合っている。
   

Posted by アッチャン at 16:48Comments(0)旅行

2008年12月18日

オーチャード通り

 

 



 地下鉄のシティーホールの駅で、オーチャードまでの切符は1ドルになっている。デポジットが1ドルと書いている。空港から来るときに、2ドル60セント払ったのは、その中に1ドルのデポジットが含まれていたということらしい。上の看板を見ていると、後ろから、若い男の人が、助けましょうか、と言ってきた。デポジットというのは?と聞くと、彼のチケットを販売機に入れようとして、こうすれば戻って来るはずだと、試してくれたのだけれど、旨く行かない。すると、又別の人が、リターンのボタンを押して、ここに入れるように指示をした。彼も本当は知らなかったのだろうか。私に、日本人かと訊ね、自分はベトナムから来たと言う。親切で人なつっこい感じの人だった。ありがとう、と言って別れて行く、エトランジェ。



このあたりが一番賑やかな場所。この中に伊勢丹がある。

地下に日本と同じようなパン屋さん。


 オーチャード駅は、シティーホールから3つめの駅で、外に出ると、タカシマヤというネオンが目に入った。そのお隣にはイセタンがある。日本のデパートが競い合って並んでいる。オーチャード通りは、クリスマスのデコレーションが豪華で美しい。人もすごい。 通りで、イベントや、子供達のために作られた、家や人形、ぬいぐるみの像など、色鮮やか、クリスマスソングが流れ、溢れるばかりの活気に満ちている。

 


 大阪の御堂筋にイルミネーションで飾りたいと、意気込んでいる橋下知事が見たら、羨ましくて地団駄踏みそう。お金が惜しげもなく、ふんだんに使われている。オーチャード通りは、リッチな人達の、懐温かい通り。
 大盤振る舞いのデコレーションは、無料と書いていて、誰もが楽しめるのだから、貧しい人にも、目の保養というクリスマスプレゼント。

 


 地下鉄の駅で、デポジットを払うのに、どういう理由があるのだろう、ややこしいではないか、と思ったけれど、リターンにチケットカードを入れると、カードは出てこないで、1ドルが出てくる。これは、清掃をかねているし、カードを再利用しているのかもしれない。チケットが捨てられる心配がない。その上、お金が返って来ると気分がリッチになる。 1ドルと言えども、シンガポールでは、地下鉄の乗り賃なのだから。日本で言えば、220円戻って来るようなもの。

 


 カクテルを飲まなくjてもライブを共有




 地下鉄でオーチャードまで来て、帰りは歩いて帰るつもりで、地図を見ると、このイルミネーションが、昨夜泊まったホテルの前のイルミネーションにつながっていたのだということがわかった。足はずきずき痛み出していた。それでも、パーフォーマンスなどを見ながら歩くのは楽しい。

 


小さな女の子が二人、アクロバットを披露している。身体が柔らかく、二つ折れになり、そこから首を出して、三つ折れ状態になる。骨は一体どうなっているのだろう。祭りの見せ物小屋で、奇怪なものを見た子供の頃の思いでが重なって来る。二人の少女を操る、女性は、恐ろしい人買いではなかろうか?

 


 今度は、壇上に家族連れが上がっていて、司会者が、ぬいぐるみの人形を放り回しながら、大きな声で、わあわあ言っている。ある家族が前に出て、その人形を捨てると、人形はお腹を向けて倒れる。すると司会者が、その家族の負けだから、と人形を同じ姿勢をするように命令する。嬉しそうに床の上に倒れて、ポーズをする親子。それをカメラマンが撮影する、というゲーム。皆、陽気で嬉しそう。はい、次の家族は? 中国人の家族に変わって、インドの衣装を身にまとった親子が。ごろっと床に寝るというだけの単純な遊びだけど、可笑しさがこみ上げて笑いを誘う。


 

しばらく行くと、西洋人形になった二人の女性が、動かないポーズで鳩を手にして、無表情。誰かがお金を入れると、鳩は手の中でパタパタし出す。腕が動き、鳩を飛ばすような仕草をして、また動かなくなる。次に動き出すのが見たくて、見物人は動かない。誰かがお金を振る舞うの待って。






 しばらく見て、私はまた歩き出す。観光案内所に入り、座って休んでから、また歩き始める。途中に、食堂の灯りが見える頃、おそらくホテルまでそう長くはないような気がして、そこで一休み。お腹がそれほど空いているわけではなかったが、食べていない焼きめしを食べてみたくなった。





エビの焼きめし、シンガポールの屋台で、エビばかり食べてきた。最後はえびの焼きめし。少なくしてほしいと頼んだが、この量しかないと言われた。勿体ないけど、半分食べられなかった。えさになるだろうと都合の良い考えをさせてもらって。



カールトンホテルのネオンは見えているのに、歩いても歩いてもなかなかだった。YMCAがあり、友人の事を思い、キャセーというホテルの側に、テント張りのマーケットがあり、本や宝石などを売る市が出ていた。
日本語が聞こえた。「安いね。明日また買いに来よう。現金がないから・」という夫婦ずれ。この近くのホテルに泊まっているようだ。

 カールトンホテル


 今朝行った美術館の前を通り、ようやくホテルに着き、荷物を受け取って、しばらくソファーで休む。時間は、10時45分。そろそろ空港に行っても良い時間になった。   

Posted by アッチャン at 11:33Comments(0)旅行