2009年03月24日

小沢代表の記者会見

 
 

今夜、NHKは、9時半から行われた、小沢代表の記者会見を流した。小沢さんは、最初に声を震わせ、次第に涙が流れ、支えていた精神力がくずれるように、国民と民主党の仲間や支持者に心配をかけ、迷惑をかけたことをわびると共に、小沢さんにエールを送り、支えてくれた支持者と民主党の仲間の支えがなければ、ここまで耐えることはできなかった。暖かい支援への感謝を述べた。そして、身の潔白を改めて訴え、総理の椅子にも政治の職にも未練はまったくないこと、40年間、政治家として目指してきた、議会制民主主義の実現と、国民の為の政治の実現、この目標を達成する、最後の機会であり、自分に課せられた。最後の使命を果たしたい、と述べた。議会制門主主義の実現は政権交代によって、実現できる。目標は政権交代により、官僚の上に立った、自民党政権を打破し、政権交代によって、国民の為の政治を実現すること、それだけが自分に与えられた最後の使命だ、と述べた。NHKは、ありのままに記者会見を流し、解説でも、小沢さんの主張を要約し、淡々とありのままを述べていた。
 ところが、10時から始まった6チャンネルの報道ステーションでは、記者会見の模様を、自分たちの都合の良いように、カットし、編集したものを流している。
あれでは、起訴されていても、続投の意思と、目指すは政権交代で、政権を交代すれば、時期の総理大臣に収まるという意向になっている。
そこで、コメンテーターは、小沢さんが、民主党の代表に留まっていて、納得得られるものだろうか?という疑問を投げかける。
 こういう風に、私達は、テレビの画面を通して、カットされ、編集された部分だけを見せられている。今日のNHKでの記者会見の事実を、事実のままに見た人が、どれだけいるだろうか。4チャンネルでは、WBCの決勝戦を流している。昼間会社で見られなかった人達はそれを見ているだろう。報道ステーションを見る人は、曲折された、記者会見の模様を見ているだろう。これは、おそろしいことだ、と思った。
 コメンテーターの、ワイドショー的な発言にも、怒りを覚えるが、それよりも、作られたものを受け入れ、マスコミに先導され、批判的な言動をする町の人たちの声(これも編集されている)を聞くのも悲しい。
  

Posted by アッチャン at 23:46Comments(0)日々の事