2009年03月31日

 千葉の知事選について


 

千葉の知事選挙は、西松事件の影響で、あたかも民主党の敗北のように、マスコミでは揶揄している観がゆがめないが、それは全く違う。その点において、麻生総理の発言は真をついている。一日に一集会をこなしていたというから、当選すると思った、と発言している。並々ならぬ努力が功をそうしたというわけだ。加えるなら、このところのタレント知事の活躍ぶりが後押しした。熱血森田健作なら、千葉を活性化させてくれるだろう、という期待が無党派層を取り込んだ。無所属であることを前面に出して、クリーンなイメージを植え付けたが、実は自民党に席を置いていた。
 橋本知事や、東国丸知事の場合とは、違うような気がしている。役柄のイメージを武器に、正義感溢れる熱血漢のように、本人は振舞っているけれど、別名(本名)で、自民党の支部長をしている。自民党の支持をバックにしていたことは明らかだ。一日一度の集会をこなすには、多額のお金も使っていただろう。自民党の中で、自民党の勝利だと喜ぶ議員が多数いるには、裏がありそうだ。
無党派層の支持を得たのは、知名度と橋本さんや東国丸さんにあやかって、タレント知事の活躍を期待しての事だ。自民党が今まで、得意としてきたタレントの知名度を使っての選挙、これもその勝利の一つ。
 自民党の中から、このまま選挙に突入すべきだという声が上がって来ている。民主党に勝てるから、と。自民党が、少しでも有利な道を模索するのなら、この時期を逃してはいけない。小沢さんへの風当たりは、いつまでも続くとは思えない。世論は、次第に冷静になりつつあるように思われる。民主党が、小沢さん続行を決め、一枚岩でやっていくかぎり、民主党支持は、増えて行く。ぶれないことで、本物だと思う力が働いてくる。麻生さんの支持が増えてきたのは、叩かれてもめげないで頑張っているからだろう。小沢さんを攻撃しないことで、人柄の良さもアピールしている。
 小沢さんを支えて、民主党が苦難を乗り越えて、頑張って行けば、どれほどマスコミが小沢さんに不利な言動を続けても、民主党が以前よりもさらに信頼を得るにふさわしい党に成長するに違いない。マスコミの報道や、世論調査などにまどわされないことが大事。
  

Posted by アッチャン at 02:23Comments(0)日々の事