2009年05月14日

名を捨てて実を取る、小沢さんお戦術

 

 


小沢さんが、辞任会見をしていた頃、私は、母の事でかけずり回っていた。ニュースで見て、ショックだった。水曜日の党首討論を楽しみにしていたのに、その前に辞任するとは。小沢さんの表情はさわやかで笑い顔だった。
 このままでは、選挙に勝てないと判断し、一致団結して、政権交代を目指す為に、自らの身を引くという。
その後、鳩山さんと、岡田さんが、党首に立候補する胸、どちらも会見をすませた所だ。

鳩山さんの陰には小沢さんがいるので、実権を握るつもりだとか、マスコミでは受け止めて報道する。一方、かつて、小沢チルドレンであった岡田さんは、小沢さんから一線を置き、独自に路線で、やっていくだろう、と。
 にわかに、マスコミは、民主党のニュースで持ちきりで、自民は陰を潜めている。
小沢さんの思惑通りに、マスコミは動かされている所がおもしろい。
 風は民主党に向いて吹いている。自民も、麻生さんを下ろして、新しい話題に引き込みたい所だが、ニュースと言えば、鴻池さんのスキャンダルだけ。
 小沢さんの秘書問題と、大型予算で、支持率が、上がって来ていただけに、小沢さんの辞任による、民主党への関心の高まりは、大いに麻生さんにとっても、自民党にとっても痛いところだろう。
 流れは完全に民主党に。鳩山さんでも、岡田さんでも、民主は圧勝するだろう。鳩山さんが、時期政権の首相に任命されるだろうと、私は予測しているが、どちらが選ばれても、大差はないだろう。そうでなければ、民主党が割れることになるから。
 小沢さんが名はどうであれ、実質に幹事長になり、本来一番得意とする任務につくことになる。
小沢さんは、以前にも首相に一番近い場所にいながら、それを固持した。
 表の顔がだれであれ、実権を握れば、小沢さんが目指す、「国民の生活の為」の政治に期待が持てる。名を捨てて、実を取る、という戦術は、抜群のタイミングで打たれたわけである。  

Posted by アッチャン at 16:52Comments(0)日々の事