2009年06月14日

体制変えても体質は変わらない。


 


夕方、コナミに行き、その帰りに、病院に寄ってみた。いつもの駐車場に入れると、面会終了で、中に入られない。正面玄関のそばにある、
救急の駐車場に入れ、救急出入り口から入る。
 病室を、そっとのぞいてみる。母はもう寝ているかもしれない。母はベッドに寝た状態で、こちらを見ている。テレビをつけて見ていた。
ベッドで寝ている母の顔付きは、弱弱しく精気がないが、起き上がると表情に活気が戻ってくる。
母は、私を、弟のお嫁さんと勘違いしていている。私の顔を指差して、「この人誰?」と尋ねても、「さあ、わからない。ボケてきたわ。さっぱりわからない。」と答える。私がいつも持っている、派手な模様の大きなカバンをゆびさして、「これ誰の?」と聞くと、私のものだとわかっている。
 でも、弟のお嫁さんの名前になる。弟が確か来ていたわね、そこに座っていた、ということはわかっている。それもうっすらと。
点滴の抗生物質が効かなくて、薬を変えたのかもしれない。不安がる母に「薬のせいなのよ。ぼけてなんかいないから。」
 冷蔵庫に買い置きしておいた、ジュースの中から、野菜ジュースを選んで、飲んでもらった。熱は下がっているようだ。薬がまた効いている。
私はほっとする。昨日の朝は、とても自力では立ち上がれないのに、じっとベッドに座った状態で、そばの簡易トイレまで行かれずに、見つめていた。「もう、いよいよだめになってしまった。」と弱気が出ている。朝は少しあると言っていたが、私が額に手を当てると熱いので、計ってもらったら、8度にあがっている。血液検査の結果、炎症は14まで下がって、そのまま横ばいだと、母の主任の看護婦がいう。
 それでは、先週の同じ、医者が、炎症が横ばいなので、効いていないから、やめましょう、と言ってストップした時の状況と同じ、5日間投与しての金曜日だった。翌週の月曜日に、肺に炎症が見つかったから、と再び、強い薬を入れ、20以上あった炎症が14まで下がっていて、医者は「薬が効いているので、10日もすれば退院できるでしょう。」と楽観的だった。
「肺に水が貯まっているのでしょうか?」と聞くと、「誰がそんなこと言っていつのですか。貯まっていませんよ。」と言われてほっとした。介護士から、「肺に水が貯まっています。」と聞かされていたので、それを主治医の口から確かめければ、と病室を出て行くのを、追いかけて聞いたのだった。
 月曜日から別の薬の投与で、5日目、横ばいだと言う。その上、その看護婦は、「肺に水が貯まっていますから。」と言いだした。
「先生にそのことを伺ったら、貯まっていない、誰がそんなこと言いましたか?と言われたのですが、その後にまた状況が変わったのですか?」
と聞くと、彼女は「私も他の介護士から聞いたのです。じゃ、誰かのカルテと間違ったのでしょう。失礼しました。」という。私が聞いた介護士から聞いたのだろう。CT検査の紙に、絶食の個所を消し忘れていたのも彼女だ。介護士同士の連絡も不十分で、いいかげん。
紹介してくれた、医院の医者が、「評判が良くないみたいですけど、そんなことないのですがね。僕と同じ阪大系で、それほど悪いことはないのですが。」と言っていたし、私も初めはそう思っていたけれど、次第に、患者の不満がどこにあるかがわかってきたような気がする。
医者は、看護婦まかせにしている部分が多い。看護婦は派遣の人が多いので、沢山の人が変わるから、連絡不行き届きが多々ある。食事はまずいし、市販品の使用が多い。ご飯にふりかけは、今までどこの病院でも見たことがない。レストランは4時で閉店。売店は5時、弁当はわずかしか置いていないから、いつも売りきれで、食べられるものといえば、菓子パンくらい。あとはインスタントものばかり。周りに売店が一軒もなく、バスは一時間に1本。不人気の条件はそろっている。2,3日の間は、良く見えて、しばらく入院となると欠点があちらにもこちらにも表れてくる。
母が、「こんなとこだめだわ。」というのは当たっている。どこが、ましですよ、なんですか。ひどい病院が他にも一杯なんでしょうね。体制が変わって、良くなったと言われたけど、体質は変わっていないのでしょうね。
  

Posted by アッチャン at 00:53Comments(0)日々の事