2009年10月28日

ぼきっと鈍い音と共にぎっくり腰


 

JFKからサンフランシスコまでの飛行機は、満席だった。窓際に、咳のひどい乗客がいて、いかにも辛そうにしている。中の席にいる青年が、手で鼻を覆っていたが、真ん中でいいから、空いた席はないかと、ホステスに尋ねて、探してもらったら、一つだけ空いていて、そこに移動した。おかげで、楽になったが、窓席の女性は、サンフランシスコまでの6時間半、ずっと寝て、咳き込んでいた。熱があるようだった。




 周りにも、咳をする人が何人かいた。サンフランシスコからは、空いていて、私の席は、ずらっと空いていた。横になれると喜んでいたら、大男が、自分用の大きな枕を持参して、やってきて、座った。アイルではなく、もう一つ中の方に、席を陣取って、真ん中の席の前のテーブルに雑誌を置いた。席を確保するためだ。私が先に、食後、横になって2時間ほど眠った。男は、電気をつけて、雑誌を読んでいた。この男は、飛行機の中に入るときに、私の前にいて、彼女はビジネス、男はエコノミーに、別れを惜しんでいたカップルだった。 女性は時々、食べ物を持参してやってくる。しばらく話して、またビジネスに戻って行く。何度か、そういうことを繰り返していた。男もビジネスに乗せてあげればいいのに。年増のデブ女と、長髪の大男、男の短パンから太った山芋のような足を広げている。トイレに立って、後部座席ががらんと空いていることに気がついたようだ。後部座席の肘掛けをあげて、寝に行った。



 来るときに、一緒になった高校生の団体は、帰りも一緒だった。行きは、彼らプリミエ席をびっしり埋めて、満席だったが、帰りは空いていたので、後部座席に座った。
 飛行機の中では、楽に関空まで帰って来たのに、関空の税関を出てから、荷物を分けようと、変な力を入れてしまって、ぼきっという鈍い音と共に、ぎっくり腰になってしまった。やばい。このまま動けなかったら、と恐怖。でもなんとか、痛い部分をかばいつつ、動けるので、痛みはこらえて、家まで帰って来られた。
  

Posted by アッチャン at 11:11Comments(0)ニューヨークにて