2009年11月18日

鳩山総理は「脳天気」

マルグリット

医院の待合室に置いてある、週刊誌を次から次に早読みしていた。民主党政権の、最近の動向などに対する、批判や、応援。
 「鳩山夫妻の脳天気」という表現は、旨い事言うね。普天間基地の移設問題で、オバマ大統領が「日米合意を踏まえて」と言えば、鳩山総理は「合意は前提ではない。白紙で、」と発言。まさに、鳩山総理の、脳天気ぶりが発揮されている。
アフガン支援に、45億ドルの支援を、公言したけれど、この膨大なお金が、実際に、必要な場所に使われることは保障されていない。
 中村医師が、民間で、井戸を掘って、水を提供しているように、このお金は、民間に提供される方が、遥かに有意義だろう。汚職や、権力者達が甘い汁を吸い上げて、民衆には、潤わない危惧を抱かないのだろうか。お金が、喉から手が出るほど、ほしいアメリカだから、これで臭いものに蓋をして、まずは、日米首脳会談を成功させようと思ったとしたら、「大切な国民からお預かりした、血税」と言っておきながら、一方で、無駄使いをしているのは、矛盾している。
 以前に、言ってきたことと、総理になってからとの発言の食い違いを指摘されると、あっさりと、以前の言動を撤回して、謝ったり、訂正したりしているのは、良く言えば、素直で柔軟性があり、悪く言えば、「ポリシーがなく、脳天気な性格」だ。
鳩山総理は、言葉の中に、「楽観的に考えている。悲観論にはたっていない。未来志向で」というフレーズが多々見られる。だから、好きなように、口に出せば良い、と言うのなら、脳天気な性格です、と自ら宣言しているようなもの。
 
 政治と金の問題にしても、お金を出しているのは、わかっていたが、元秘書がそんなことをしえいるとは、全く知らなかった。知らなかったことが残念です、なんて、人ごとのよう。5億円の申告漏れについては、記者が5兆円と間違えると「僕はそんなに金持ちではありませんよ。」
 と冗談交じりに、切り返す場面があるかと思えば、「僕の責任ではありませんが、たまたま裕福な家庭に育ったために、金銭については、」というような。
 
 由紀夫とバラクで呼び合う親密な関係が出来たので、立場の違いはあっても、言いたい放題言言いあえるのは、個人的な話会いとしてであって、こと、国を背負って、最高責任者である、立場として公に発言する場合には、もう少し、言動を慎重にすべきではないだろうか。オバマ大統領のシンガポールでの発言が、鳩山総理に取って、意にそくわないものだったにしても、全否定するのではなく、「沖縄の皆さんの意向を踏まえて、努力したい。」というぐらいにしておく配慮が必要ではないだろうか。それが日本的外交の強さなのだから。

 
  

Posted by アッチャン at 11:02Comments(0)コラム