2009年12月27日

クリスマスの贈り物

 

クリスマス、イブの夜は、まだ開店後、日が浅い居酒屋の売り上げに協力して、口の悪い連中に、言いたい放題言わせてあげたので、クリスマスのプレゼントをしたようなもの。




25日は、当日、行きつけのイタリアンレストランに、予約の電話を入れると、クリスマスのシェフお任せの料理で、以前からの客だけ受けている、メニューは二人分で1万円。
 いつも行けば、食べたいものを注文するので、同じものになって、新しいメニューに挑戦するまで行かない。 シェフの特別メニューは、どんなのかな、とわくわくする。
 店に入ると、女性の二人組と二組のカップルがカウンターの前に座っていた。
 奥さんが、今夜のメニューを説明してくれるのだけど、周りの話声で、耳の遠い私は、わからない。トリフ、フォアグラ、という単品の言葉だけわかる。お肉がだめなら、というのは聞こえた。
 隣に座っている人達は、メインのお肉を食べている。あれだな、と思った。美味しそう。




 前菜は、手長えびと鰻、なので、白ワインから。料理に合わせて、あうワインを選んでもらう。この店での楽しみだ。白ワインの二杯目は、マスカットの香りが漂うものだった。


二番目に出てきたのは、豚肉を巻いた挽肉料理、ソースが、野生の匂いがする。一口目は、抵抗、二口目には、美味しい。ワインは赤に。



 
パスタは、鴨のソースで、トリフ、小さなお肉も鴨なのだろうか、すごく柔らかくて美味しい。




 それから、メイン料理は、和牛のすね肉の煮込み。贅沢なお料理に美味しいワインの数々、最後に、手作りのケーキは、フォアグラ、栗なども使っている。エスプレッソはダブルで。


 豪華な食材を、ふんだんに使って、店からの、私達、客へのクリスマスプレゼントなのだろう。
 前菜に使った、手長えびは、国産で、黒門で直買い、すごく高かったそうだけど、甘くてとても美味しかった。
 ここで10年、頑張って来たけれど、キッチンが狭いので、料理に限界がある。10年を機に、来年の3月に、引っ越すことになったそうだ。
 昨年の12月の30日に、初めてこの店を訪れた。「隠れ家的で誰にも、教えたくない店、」というコメントを見て。だから、まだ1年の新参者だけど、美味しい料理と、高級感の味わえるワインが飲みたいときに、時々やってくる。
 奥さんは、初めて来たその時の事を鮮明に覚えていて、対応が悪かったので、「もう来られないかも。」と思っていたそうだ。確か、牡蛎が一人前なくて、それで良いからと3つ出してもらった。以来、何度か、ほとんど予約しないで、ぶらっと。あとでわかったが、この店は事前予約が原則。



 「いつも同じものになってしまうから、こうして出してもらうと、新しい発見があります。美味しかった。」というと、横からマスターが、
「イタリアでも、同じもの注文して、変わらない人が多いですよ。」
 
美味しいから、それを注文する。注文される、料理人は、その料理を工夫して、前よりももっと美味しく、と勉強になるそうだ。 
 
  イタリアンも奥が深い。ワインとの絶妙のコラボレーション。時々、イタリアに行って、食材や、。ワインを現地で買い込んで来られる。レンタカーに一杯になるそう。新しい料理も仕入れて。

    

Posted by アッチャン at 14:25Comments(0)旅のグルメ