2010年02月28日

真央ちゃんの涙


 


 真央ちゃんは、演技の終了直後、過酷なインタビューに、けなげに答えた。

 長かったけれど、あっという間に終わってしまいました。

涙が溢れた。こらえきれない悔しさ。

 悔しいけど、自分の出来ることは出来ました。

長くて、短いとは?

 と言う無神経な、質問。

わかるだろう。

 真央ちゃんは、時間に負けた。ショートの2分だったら、堪えられた。キム、ヨナが、真央ちゃんの素晴らしい演技と、大歓声の後、プレッシャーを跳ね返して、見事な演技を出来たように、それ以上に真央ちゃんは強靱だっただろう。
 キム、ヨナが、フリーの演技を終えた時、真央ちゃんは、必死で耳に音楽をあてていた。点数はみないようにしていたが、歓声は聞こえていた、と言っていた。
 表情は、固く、険しいものだあった。

 真央ちゃんは、氷に立つと、張りつめた緊張の中で、トリプルアクセルを、連続で成功し、キム、ヨナを越える演技だった。
ショートのタイム2分なら、完全に、真央ちゃんは金メダルを手にしただろう。
 長かった。緊張の糸が、切れた。張りつめた力の疲れが。 
 4分間という長さも、キム、ヨナから受けたプレッシャーがなければ、練習通り、完璧な演技が出来た。それが出来るだけ、練習に練習を積んだ。練習では成功していたのに、本番では失敗してしまう、という可能性を100パーセント無くするまで、身体にたたき込んだ。

 金でなくても、金の値打ちの銀だから、と努力とは無縁の人間達は慰める。立派だと尊敬する。

けれど、真央ちゃんに取って、キム、ヨナに負けた事、金を取れなかったは、皆無に等しい。4分間という時間の長さに、自分の精神力が折れ、疲れが出たことが、くやしくてたまらない。

 そして、今までの長く、辛い練習で、パーフェクトな形で、演技を出来なかった。たった4分で終わってしまったことの短さ。
 終わってしまった。やり直しのきかない4分間。

 真央ちゃんに、課せられた演技は、肉体改造をして、筋力をつけ、肉体を極限までいじめぬくことを必要とする演技だった。
キム、ヨナのように、優雅で、流れる演技なら、緊張が身体に出なかっただろう。
 激しい体力を要求される演技、プレッシャーをはねのけるには、4分間は、あまりにも長すぎた。気の多くなるような長い時間。
真央ちゃんは、時間の重圧に負けた。  

Posted by アッチャン at 09:36Comments(0)日々の事

2010年02月26日

 認知症を閉じ込めている現実

 天満宮の梅

確定申告に行った。
3月15日までだけど、近くの会場が、2月中しか開いていないので、早めにすませた。会場は空いていて、すぐに会場内に入れた。いつも番号札を出して、待つのが当たり前だったが、自宅で、Eータックスを勧めているので、それを使う人が増えたのだろうか。
 去年、友人から、配当金で徴収されている税金が、申告すれば戻って来ると聞いていた。 今年、初めて、配当支払い証明書が来ていたので、配当金明細書を持って行って、
還付申告をした。
 終わって、まだ4時なので、ついでに母に会いに行った。
晴れていた空に、雨雲が広がり、お天気がくずれそう。
 三笠とベルギーワッフルを母の分だけ買った。おやつの時間はとっくに過ぎているので、母のタンスに入れて帰るつもりで。
 社長の娘さんがいて、母のハンガーラックを取り除いてほしい、と言う。
娘さんが、当直の日に、翌朝、母が起きて来ないので、部屋を開けようとしたら、ハンガーラックで、扉が開かないようにしている。大声で呼んでも、母は聞こえない。
 危険だから、というのだ。
母はハンガーラックが無くなっても、椅子で、扉が開かないようにする。用心深いので、寝ている間に、誰かが入ってくるのを警戒する。
母が一人で、マンションに住んでいた時も、チェーンをかけているので、合い鍵を持っていても、入れないことが多かった。
  倒れていたら、入れないから、チェーンはかけないようにして、と私は、良く言ったものだった。
 認知症の母が、今、そういう注意を、その時は「はいはい。」とわかっても、すぐに忘れるから無駄。幾ら言っても、バリケードを作る。
 夜中、起きているらしく、朝、おそくまで寝ていることが多いらしい。
 母は、元気な感じで、お化粧をしていた。その日によって、母顔つきに差がある。
 
 「あら、どうしてたの?そろそろ来るかなと思ってたところ」母言う
 「おとつい来たでしょ。」
 妹夫婦にその娘と赤ちゃんを誘って、一緒に「サンマルク」で昼食を取ったことを忘れてはいるが、余韻が残っているのか、それとも、公園を散歩したのが気持ち良くて、また行きたいと待っていたのだろうか?
 いつものように、財布を探して、箪笥の中をごそごそしだした。
舟木一夫の写真集をみてはしゃぎ、息子の写真を見ては、「何時帰ってくるの?あなた、嬉しいわね。帰って来たら、一緒に住むの?」いつもの母のせりふ。

 上着を着て、バッグを持って、
「美味しいものでも食べに行きましょう。」

「今日は、だめ。もう夕食の時間だから。明日にしましょうよ。」と私が言うと、
「たいして、お腹が空いていないから、いらないわ。ここは美味しいものなんて、ないから。」と母はタンスの中を、ごそごそ。また、財布を捜している。
私が入れた、三笠とワッフルの袋を開けて、
「これ持ってきてくれたのね。」
何度か、この行程が繰り返される。

時計はそろそろ5時、面会時間が終わる。

 4階のヘルパーは一人しかいない。食事を運ぶのに精一杯なので、エレベーターの鍵を開けてもらえない。
 
 母は、私と一緒に出かけるつもりでいる。
「そこまで一緒に行くわ。」
 母は食卓に座ろうとしない。

 夕食が全て運ばれ、入居者は食べ始めている。
 
ひどくお粗末な、おかずだ。
皆、黙って、下を向いて食べている。
 母に、座って、一緒に食べるように勧めても、私に食べさせようとして、食事を私の前に移動させる。
 向かいの女性が、額にしわを寄せ、難しい顔で母をたしなめた。
「早く食べなさい。いつまでも片づかないわ。」
仕事が一段落したので、ヘルパーが、エレベーターに鍵を入れて開けてくれた。
 母は、立ち上がって、ついてついてこようとしている。
私は、あわてて、エレベーターに。

 階下に、二人、ケアーマネージャーとヘルパーがいた。話込んでいたらしい。娘さんの車はあるが、いない。


 先日妹達が帰ってから、二人で、公園を散歩して、ベンチに座り、レストランの残り物のパンをちぎって、雀にやると、たちまち鳩が寄ってきて、雀は、押しやられた。
「ちっこい方が可愛いわ。大きなものはのさばって、偉そうに、いばって、嫌い。小さい鳥や、小さい子供が好きだわ。私も小さいから。」
公園で、遊ぶ子供達を目で追って、眺め、母はとても喜んでいた。

「まだ、歩けるし、出てこられるからいいわ。 死んでしまったら、こういうことも出来なくなるわ。」母は言う。

母に、もう少しでも快適に、気持ちよく暮らせる方法はないものだろうか。そういう施設はないのだろうか。

 先日、母の部屋の窓が開かないので、開けてほしいと頼んだ。
入居者が、出て行こうとするので、鍵をかけている、とのこと。
母の窓は、消防の入り口になっている。
火事が起こったら、危険だ。石油ストーブを炊いているのも不安だ。

認知症だからと言って、隔離して、閉じこめていれば、職員はやりやすいだろう。が、それは間違っている 。3人の規定なのに、二人か一人できりもりしているので、身体と心のケアーが出来ていない。


 
母がそういう生活を、この先10年続けるとしたら。私は、やり場のない怒りで、上げられないお拳を、どこに向ければ良いのだろうか。
   

Posted by アッチャン at 17:12Comments(0)日々の事

2010年02月24日

触発されて

 

  触発されて

 詩を書いている人に
 
 触発されて

 忘れていたはずの

 詩が 舞い戻って来た

 短い言葉を 探し歩いて

 知らず 

 私が 癒されている

 詩を書きたくなる時は

 寂しい時 ひとりぽっち

 説明いらないから

 イージーで 楽 が好き

一年

一年って

短いようで とても長い

ブログに入れる ピクチャーを

探していたら 母が笑っている

こんなに 元気だったのだ

生き生きして、溌剌として

若い

去年の3月だから

まだ一年にもなっていない

一年って、とても長い

突然 泣けてしまった



一年って

長いようで とても短い

昨年の3月に 一年間のお役から

やっと解放された

お隣さんにバトンタッチして

やれやれと 思ったのに

早々と、再び3月は目の前

昨日のことのよう

   

Posted by アッチャン at 16:43Comments(0)

2010年02月24日

ネット販売は高い?

 
 若狭祭りで売っていた鯖

最近、ネット販売に振りまわされて、いらないものまで買っていた。羽布団が結構良かったので、ネットは、安くて、良いと思いこんでいた。ポイント10倍、72時間限定とか、書かれると、買いたくなる。その中に、大粒の牡蛎、400グラムを、特別料金半額の千円、送料込みで毎回第一位の売り上げだというのがあって、買ってみた。
  明日楽で、翌日来てみれば、加熱専用の冷凍品。10粒ほど入っていた。これが半額なのか、と。他にも、私が大好きな、干しマンゴーなど、50グラムのもの詰め合わせ、お試し1000円、というものも。お茶や、珈琲、キャッチフレーズが良くて、どんなに美味しいのかと買ってみた。金賞ワイン、1本2000円以上のものが4本、3980円。2ケース買った。

 コナミの帰りに 酒と食料品のグランマルシェ、に寄った。友人にもらった、イチジクがあまり美味しかったので、同じの売ってないか、干しいちじくを探すのと、母に差し入れてを買うつもり。

 中に入ると、いきなり、ワイン6本2980円が目に入った。
 グランマルシェ、通常4900円のところを、ですって。

 この店は、世界の食料品も置いていて、パリの三越で買った、塩も、パリで買う半額くらいで売っていた。
 どういう仕入れなのか?
  冷凍食品のコーナーに、先日買った、牡蛎と同じようなのがある。こちらの方が品質も大きさも優れている。広島牡蛎。500グラムで780円。 ネット販売に騙された感じ。 干しマンゴーなど、100グラム入って250円。8000円以上だというのワインが3980円、これも怪しい、と疑ってしまう。ワイン屋さん、すみません。ネット販売は、足を運ばない、労力がいらない分、高いのでは?。   

Posted by アッチャン at 16:37Comments(0)日々の事

2010年02月23日

小沢イズム

 


「小沢一郎イズム」が集英社から、文庫本として出ている。2006年9月に小沢さんが、書き下ろした単行本なので、政権を取る以前に書かれたもので、去年の11月、に書かれた、文庫版前書きが載っている。
小沢さんは、「、政治とは生活である以上、もちろん個々の政策では、時代の流れ、社会のニーズに細かく対応しなければならない。しかし大筋において、つまり、理念やビジョンに関して、政治家はぶれてはいけないと思っているが、本書を読み返して、自分が「ぶれていない」ことを確認出来たことは、喜びであり、誇りである。」と述べている。

 この本に書かれている内容は、小沢さんが、[小沢一郎政治塾]で、小沢さんが話す内容と同じようなもので、政治家を目指す人にも、そうでない人にも、特に、若い人達に読んでほしいと書かれたもので、読みやすく、理解しやすい本だ。

政治とは何か、政治家はなにをすべきか。
 仁徳天皇のエピソードとして、私達が学校でも学んだ、[民のかまど]の話を引用している。
 民のかまどから煙が立っていないのを、天皇がご覧になって、民の貧しさを憂い、3年間無税にした。そのために、朝廷の収入はなくなり、皇居の大殿はぼろぼろになり、雨漏りもするようになった。
 そのかいあって、3年後、国中の家から,かまどの煙が立ち込めるようになった。
高き屋に のぼりてみれば、煙り立つ 民のかまどは にぎわいにけり
天皇は、[私が豊かになった。]とおっしゃると、妃は「皇居が朽ち果て、修理する費用もないのに、なぜ豊とおっしゃるのですか。もう3年、無税にされるというお話ではないですか。」と聞かれた。
[天皇の位はそもそも人々のためにつくられたもの。人々が貧しいと、私も貧しく、人々が豊かになると、すなわち私が豊かになることなのだ。]
と答えられた。

[政治とは生活である。国民の生活を豊かにするのが政治家の務めだ。]と小沢さんが、訴える原点にある、天皇のイメージ、政治家のビジョンをこの文章が示している。
[天皇とは、そもそも人々のためにたてられたもの]だと小沢さんは書いている。宮内庁長官の発言に、小沢さんが、怒りをあらわにしたのには、こういう理念に基づいている。
 小沢さんは、「小沢イズム」の中で、日本に今、明治維新以来の、改革が必要だと書いている。小泉改革が、国民の生活に格差を拡大させた。
国民の生活を取り戻すために、「改革を実現出来る良きリーダーが必要だ。」日産のゴーん社長の成功例をあげている。ゴーン社長は、2年で立ちなおして見せる。それが出来なければ、責任を取って辞任する、と言った。偉いのは、黙ってついていった社員達だ、と。
日本の政治にも、「責任を持って、改革を実現に向けて、国民を引っ張って行くリーダーが必要だ。政治は結果論。出来なければ、責任を取って、政権を交代する。」とうのが、小沢さんの理想とする政治の在り方なのだが、マスコミは1企業の事なら、蚊帳の外なので、文句は言わないが、
政治家に、(力を持たせないように)独裁だ、権力の横暴だ、権力乱用だ、と足をひっぱる。
 小沢さんが、尊敬する政治家、大久保利通は、「当時の状況を冷静に把握したうえで、改革を大胆に推し進めた。その結果、様々な抵抗や反発を招き、ついには、旧友でも、同士でもあった西郷隆盛と袂をわかつ。」
 小沢さんにどこか似ているでは?日本の独立と近代化の礎を築いた、と述べている。
 小田信長、坂本竜馬、原敬、小沢さんが、尊敬し、目指す政治家達は、暗殺されている。

 小沢さんは、暗殺されるのではないか、とその危険さえ感じる。右翼の街宣車、凶弾入りの封筒、検察官僚は、小沢さんの政治家としての命を断とうとする。マスコミに嫌われている小沢さんは、いつも悪か黒としての、標的になっている。
 私も、「ごく少数の熱烈なフアン」の一人にされているのだろうか。そうではない。

 以前にも言ったけれど、政党は、分裂と統合をこれから繰り返しながら、やがては、二大政党にほぼ集約されていくだろう。
 小沢さんが、民主党に合流して、民主党らしさが失われたのなら、小沢さんと再び分裂すればよい。自民党も、メルト現象であることは
間違いない。核分裂と融合を繰り返して、議会制民主主義を育てて行くだろう。その礎に、小沢さんがなれば、それでよし、と小沢さんは思っているだろう。

 

 
  

Posted by アッチャン at 19:18Comments(0)コラム

2010年02月23日

 小沢主義は、日本では理想主義


 


長崎知事選挙は、自民党と公明党推薦の候補が勝った。町田市長選の民主党は惨敗。民主党に風は吹かなかった。
 政治と金の問題で追求した、自民党は、鬼の首を取ったとばかりに、これからもそれでやっていこうと意気込んでいる。
  これで、また、国会は、お金の話で、国民の嫉妬心をあおる。悪いやつだと、叩きにかかる。
 「小沢主義」という小沢さん直筆の本が、文庫本になって、出ている。私はこの本を読んで、小沢さんの理想主義は、小沢さん自身が懸念しているように、実現出来ないだろうと感じた。
 「国民以上の政治家は出ない。」 まさにそうである。
国民が選挙で選んだ、政治家が、政治をするのだから、結果は、国民に帰ってくる。
国民が、その責務をおうことになる。それが民主主義なのだ。
 日本では、真の民主主義は、確立出来ないのでは、という小沢さんの懸念は当たっている。 日本人の特徴として、「他力本願」があげられる。
 自分達が納めている税金で、国が御上がなんとかしてくれる、という観念が根付いている。官僚が、国民に利益を分配してくれれば、不公平がなくて、平等だ、という考えだ。  その平等主義は、他人が持っているものを、自分もほしがる嫉妬心をあおる。
 日本中が国民的にブランド志向に走った。テレビ、冷蔵庫、洗濯機、から車に、マイホームまで、隣の芝生が青く見え、まで、平等主義の嫉妬心。
 最近では「世界に一つの花」が大ブームになった。そうとはいかない現実、それでは満足出来ない。だからブームになる。
 自己責任、という考え方は、日本では育たない。自由主義は、自分勝手主義として導入され、自由に伴うはずの「自己責任」は「他力本願」なのだ。
 選んだ政党、政治家が、即効性の利益をもたらしてくれないと、「しまった、とんでもないものを選んでしまった。」と言って、他に責任政党、政治家を捜し始める。
 今回の、長崎知事選挙も、まさにそのような、結果になった。
早々と、見限り現象が始まっている。
官僚は笑い、自民党は、返り咲きの可能性が出てきたというので、勢いずいている。
 付けは、必ず、国民が背負うことになる。
 国民レベル以上の政治家はいない。政治家の顔は、国民の顔、すなわち自分の顔なのである。  

Posted by アッチャン at 03:13Comments(0)日々の事

2010年02月21日

寂しい、と痛感する時

 
 今夜も、お酒はよそうと思ったけど、
 ワインが無性に飲みたくなった。
 吉田さんを思うと、ワインが離せない
 乾杯、と言っても、届かない 声。


 

 一人で、ワインを開ける時、
 
 寂しさが 押し寄せてきて、

 空虚な空間が広がっていく

 深い、深い 孤独感の中に

 溺れるように、グラスにつぎ込む

 音、音、つんとすましたような

 透明の 澄んだ ワインとガラスが

 からみあって、嘆く 

 ワインの麻薬に酔い
 
 思い出の中に 浸ると しばし

 会話の中で 

 笑いさざめきながら、飲むワインの

 甘い 芳しい 空間に

 グラスを合わせる 柔らかな 音 音

 
ワインを一人で 開ける時

 言いようのない 寂しさが 周りから

 私の 心の 奥深くに 忍び込んでくる  

Posted by アッチャン at 01:12Comments(0)

2010年02月20日

吉田堅治さんの一周忌に

 



 明日、パリの吉田堅治さんのお墓参りをご遺族、親しかった人達でなさいます。一周忌です。
私も、出来れば、参加させていただきたいと、思っていたのですが。

 伺えないのが、とても残念ですが、日本の空から、お祈りさせていただきます。



良く伺った、パリのアパートは、2月一杯で空になるようです。
 パリ市の、芸術家の為のアパートなので、引き取りがなければ、すべて
パリ市に没収されてしまうと、吉田さんは、おっしゃっていました。
 吉田堅治さんの作品は、ご遺族と相談されて、吉田さんの絵画展を一手に引き受けてこられた
オゼさんが、御遺族の依頼で、一括して、保管され、これからの活動を担われるようです。


 

 NHKが、吉田堅治さんのドキュメンタリーを制作され、8月に、日本で放送されます。
 そのパリでの取材を、教会でされたそうでです。
 イギリスやフランス、アイルランドなどの教会での個展を再現するように、パリにある教会を使って、
吉田さんの作品を展示して、取材が行われたそうです。
 3月には、関西の取材があるそうです。
 「命」「生命」の大切さを、ご自身の体験を通して、絵画という表現形式で訴えて来られたので、8月の終戦記念日頃に放映されるのでしょうか。嬉しいニュースです。




 世界をかけて、特別な画家を、世に紹介して来られた、オゼさんだから世界レベルでの、おおがかりなイベントを、すでに計画されていることでしょう。
 力のある画商の世話で、吉田さんは、貧しい暮らしの中で、ひたすら絵を描き続ける人生だったと思います。無欲だから出来たことです。普通の人には、出来ない大きな展覧会を開くことが出来、有力なコレクターを、世界中に持つことが出来たのは、オゼさんの力量、コネクションあってのことだ、と吉田さんは、いつもおっしゃっていました。
 吉田さんは、心血注いで、多数の大作を残されました。吉田さんは、50年後に、自分の作品の価値がわかる時が来るとおっしゃっていましたけど、オゼさんの人生をかけた、最後の大仕事として、吉田さんの作品を世に出そうとしておられます。



 作品というのは、作家の手を離れると、一人歩きを始めます。作者と、作品とは、独立した存在です。
 
 私に取って、リアルなのは、あのアトリエで、暮らしておられた吉田さんの姿と、その肉体と精神から出る、言葉、そして、一緒に食べて、飲んだ時間です。
 親しくされていた、方々は、皆、吉田さんが、今も生きておられるとしか思えないでしょう。信じられないでしょう。あのバイタリティーと情熱、優しさがいつでもよみがえってきますもの。


 
 生前は、日本では無名の存在だと言われていた、吉田さんの海外での作品の高い評価が、生涯の生き様が、


 平和を祈りを掲げて、日本に広く紹介されるでしょう。

  とても嬉しいことです。

   一周忌に、なによりの、吉田さんへの、ご報告だと思います。

  

    

Posted by アッチャン at 16:33Comments(0)日々の事

2010年02月15日

錦織 健とスロバキア室内オーケストラ



http://www.portopia.co.jp/convention/hall/piahall.html

日曜日の午後、ポートピアホテルに行った。
以前から、聴きたいと思っていた、テノール歌手、錦織 健さんのコンサートチケット
をいただいた。
ポートピアホテルには、長い間行ったことがなかった。ポートピアに、このような
コンサートホールがあることを知らなかった。
 2枚もらっていて、席を埋めてよ、という条件だった。誘った友人は、別の、若い錦織さんだと
思っていたらしく、とても喜んでいた。
私も、最初、その人かな、と。テノールの錦織さんだと言われて、行く行く、行きたい、誰か探して連れて行くから、と言ってもらったチケット。
 西宮のホールは近いのに、まだ一度も行ったことがない。佐渡さんの「第九」を大阪シンフォニーホールで、聴いてすごく感激した。佐渡さんがプロデュースする、オペラを見に行きたいと思いつつ、西宮のこれぞというチケットは、会員先行之前売りで、売り切れてしまう場合が多い。
何度か買いに行き、諦めてから、足を運ばなくなっている。
 ポートピアホールは、音響効果が良く、館内も優雅な雰囲気で、なかなか素敵なホールだ。
今回の、錦織 健と、スロバキア室内オーケストラのアンサンブル公演は、ポートピアホテルの開業30周年記念のコンサートになっていて、
このホールは、常時、使われているようではなさそうだ。
 会場には、所どころ、空きがあり、二階の席はほとんど人がいない。開演に遅れた人達が、途中で、結構沢山、入って来た。ホテルでの昼食で遅れたのかしら。30周年の特別料理での、食事つきのチケットが売られている。

正装して、着飾った人達も目立った。日常から非日常の世界に。近くに、こういう空間があるのだから、もっと利用する機会が増えれば、と思う。
 素敵なテノールの声に酔い、聴きなれた曲目に、心が揺れる。エバルト、ダネルのソロ演奏も素晴らしい。
 最後に、錦織さんが、アンコール曲に、日本唱歌を歌った。バイオリンの物悲しい響きとぴったりあって、会場が、郷愁に染まった。

  

Posted by アッチャン at 12:12Comments(0)art

2010年02月13日

与謝野さんの鳩山総理への厳しい質疑



 

 珍しく、与謝野さんが、鳩山総理に、与謝野さんらしからぬ、発言をした。
与謝野さんは、常々[政治家の言葉は重い。責任を持たなければならない。]と言っている。
言葉は、言霊、だ。
その与謝野さんが、鳩山総理に、[平成の脱税王]だと言った。
「兄貴はおっかさんの所に行っては、子分にやるお金がいるから、くれ、と言う。あなたは、どうなの?子分はいないの?」
と鳩山邦夫から、聞いたといい、こんな話をしても良いのか、と聞くと、事実だからしょうがない。」と与謝野さんは、鳩山邦夫さんから聞いた話だと言って、鳩山総理につきつけた。
[本当はお母さんに会っていたのですね。]
「あなたが知っていようと、知らなくても、贈与を申告しなかったら、立派な脱税です。」
[平成になって、こんな多額のお金を申告しなかった例はない。あなたは平成の脱税王です。]
「多額のお金をもらっていないと知らなかったというだけでも、総理大臣の資格はない。」
すごい攻撃、辛辣な言葉が、ぼんぼん出てくる。
私は、以前から、与謝野さんは信頼に値する、政治家だと思っていた。
与謝野さんが、単に、鳩山総理を引きずりおろさんが為に、他の議員のような、
人の人権を侵害するような言葉を発する人ではない、と思うので、これはただ事ではない。
 
与謝野さんは、自分の言葉に責任を持たないといけないと思っている人だから、これらの発言は、よほど覚悟はあってのこと
ではないだろう。政治家としての首をかけて言ったのだ、と思う。
 やめてもよい、と腹をくくっているに違いない。
自民党は、70歳以上の立候補者は、公認しないことになっている。与謝野さんは、次の選挙では公認を得られない。
自民党が大敗したのは、自民党があまりにひどかったからで、民主党がそれほど素晴らしいからではない、と与謝野さんは、発言した。
 自民党を愛して、政治家として、「堂々たる政治」を信条にやってきた政治家だけに、発する言葉は、[言霊]だった。
与謝野さんは、小沢さんに関しては、何も言わなかった。少なくとも、私が質問に立っているのを見てからは。
与謝野さんは、政治家として、言葉にしたことを、簡単に撤回する人間を、認めていないのだろう。与謝野さんが、許せないのは、
言葉を軽々しく発し、簡単に撤回する、鳩山総理の人間性、なのだろう。信頼出来る人物ではない、と。

 そんな厳しい目で見る人もあれば、すぐに、撤回して、謝る人間を、素直で優しい誠実な人格の表れ、だと評価する人もいれば、TPOだろう。それが大人、社会人というものだ、と捉える人も。
場の雰囲気を壊さないように、嘘をつく人もいる。やさしさ、おもいやりからの嘘。嘘も方便だ。

与謝野さんは、言葉を生業として、言葉に命をかけて生きた、鉄幹と晶子の息子だから、尚更のこと、言葉に対しては、厳しい。
言葉とは、その人そのものである。言葉を話す動物である人間は、魂と肉体に加えられた、歴史と文化の産物だから。
その人の発する言葉は、「言霊」だ、と私も思う。発せられる言葉の表面、言葉の一句、一句には、その行間に意味があり、全体として捉えるべきだ。嘘の裏側に真実が存在する。

  

Posted by アッチャン at 15:57Comments(0)日々の事

2010年02月12日

鳩山総理の小沢さん離れ?


 

 月曜日の定例記者会見で、小沢さんの発言が、楽観的だ、と思われた人が多いだろう。
「 検察が、公明正大に対応してもらって、自分の潔白が証明された。」幹事長をやめるべきだという70パーセントの世論に対して、「マスコミの報道で、そういう結果になっているので、これからは、潔白であるという報道を流してもらい、その後で、調査してもらえれば、変わるだろう。」 世論は自分に公平な判断をしてくれるようになるだろう、と楽観的だ。

「幹事長をこのまま続けて行って良いですか?と鳩山総理に伺ったら、是非頑張ってください、と言われた。」と小沢さんは、記者会見で述べた。

 その発言の前に、鳩山総理への会見を観ていた。鳩山総理は、「このまま続けて良いですか?と聞かれて、はい、と申し上げました。」と言っているのを聞いていた。鳩山さんの表情は硬かったった。
 衆議院の会議場で、質問される度に、「小沢さん本人が」から、「小沢さんに責任はあると思う。」という答弁に変わったのも気になるところだった。

 それに加えて、小沢さんの会見での、頑張れ、というエールをもらったような発言を、否定して、鳩山総理は「私は、はい、と申し上げただけで、頑張ってくださいなど、言っていません。」という発言が出た。

 鳩山総理が、あのときのような固い表情で、「はい。」と答えただけなら、小沢さんは、よほど、楽観的で、好意的に取る人だ。
 小沢さんは、自分の口からも、
「すぐに人を信用して、あとで裏切られることが多い。だけど、裏切るよりも裏切られる方が気持ちが楽だから、それで良いと思っている。」と話していた。

あれだけ、検察の一方的な権力の乱用に、怒っていた人が、記者会見で、
「検察の公平、正大な調査で、自分の潔白を証明していただいた。」と言ったことに、郷原さんは、「怒っている。検察と戦う姿勢だったのに、あの言い方はないじゃないですか。」と。 小沢さんは、検察官僚と会って、公明、正大なお使いを受けて、良い人だ、自分の潔白は証明された、と信用したのではないか。
鳩山さんと会って、終始和やかな雰囲気の中で、いやな顔をしない鳩山総理の言葉の端々から、自分に期待をかけてくれている、と、好意的にとっているのだろう。



 私が、小沢さんという人を、評価するようになったのは、田中真紀子さんが、小沢さんを語った時からだった。
 権力を誇った父親が、失脚してから、田中角栄が世話した人々は、恩を仇で返すように、裏切り、自分の権力、自己保全に走り、田中家にを訪れる人もなくなったけれど、
 小沢さんだけは、変わらず、誰になんと言われようとも、田中角栄に最後まで付き添い、
尽くしてくれた。本人にとって、立場が悪くなるのはわかっていても、全く変わらずに、と、真紀子さんが語っていた。
 裁判には、必ず、出て、一部始終を聴講していたことを、「法の目をくぐるため」などと報道されているけれど、公平な裁判が行われること見届け、田中角栄のそばに付きそうためだった。

 この話を聞いて以来、小沢さんに興味をい抱くようになった。それまで、威張って、傲慢で、すぐにけんか腰で解散する、小渕さんが亡くなったのは、小沢さんのせいではないか、と思っていた。連立離脱した時に保守党が残った。扇党首を引きづり下ろし、自ら党首になった、野田さんは自民党に。小沢批判を繰り返すが、自己保身はすごい。

 考えて見れば、小沢さんを、批判し、悪く言う人の話は、五万と聞くけれど、小沢さんが、誰かを非難し、悪く言うのを聞いたことがない。言い訳も、弁明も聞いたことがない。善行を、自慢したり、宣伝したりを聞いたことがない。

 草の根の交流、1990年に設立した、ジョン万次郎の会、中国との草の根運動、民間レベルでの、表に出ない活動の数々。2001年から続けている、小沢一郎政治塾は、将来を担える人材を無料で、育てている。
 公設秘書3人以外に、大勢の私設秘書を自費でかかえている。アメリカ、中国、韓国などの外国人のブレーンも、世界からのリサーチ、資料集め、研究も。良い政治をするためにお金が使われている。
 家に置いている書生,以外に、秘書達、留学生、など、政治資金で買っているというマンションや、アパートなどが、寮になっている。
 
石川さんは、家で書生をしながら、早稲田大学に通った。給料もまともにあげないで、こき使っている、家族の世話までさせると非難する人は、滅私奉公に耐えられない人だろう。
どの世界でも、内弟子から、世に出た人、師を越えた人は、そういう体験をくぐりぬけた。師匠の芸を見ながら自分自身の芸を磨いて行った。政治家の政治も同様だろう。

 政治屋は沢山いるが、政治家と呼べる人物は少ない。

 田中角栄は、アメリカによって、ロッキード事件で、潰された。世論は、こぞって、田中角栄を悪の象徴のように非難したけれど、国民の幸せを願う、偉大な、政治家だった。政治家は、権力闘争によって、失墜していく。残るのは、政治屋だろうか。
 

  

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2010年02月10日

脳内を探検、MRI&MRA、3D



  稲庭うどん。簡単な昼食

 友人から電話があり、医者で見てもらった方がいいから、と背中を押された。
実は、朝から、どこか良い病院はないかと調べていた ところだった。行くとなると、先の入院先まで考えておかなくては。ある程度、めどをつけてからでないと。で、しばらくしてから、検査に行くつもりだったのだが、脅かされて、怖くなった。
以前に2,3度みてもらっている、脳神経科のクリニックは名医という評判だけど、行ってその日に、MRIを取ってもらえない。朝8時半までに入れば、その日に取ってもらえるのだけど、時間がかかる。
 西宮の松本脳神経外科クリニックが良いと聞いたことがあるが、何人も医者がいて、どの医者に当たるかわからないし、午後は、予約診療になっている。最初の診断は問診だけらしい。
 脳ドックで調べたら、他の医院に比べて、随分安いクリニックがあって、まだ開業して1年足らずだが、ホームページを検索して、見ると、午後2時半から診察している。親切で熱心な先生のようで、診断を早くする重要性が書いている。電話をすると、感じの良さそうな人だった。
失礼な話だけど、経歴が書いていないのですが、なんて聞いてしまった。親切に書いている場所を教えてくれた。私が見逃してしまっていたのだ。どこで、どういうキャリアを積んできたのは、患者が、最初に医院を選ぶのに、重要な資料でもある。

話を聞いて、これからどうぞ、と言われた健康保険を探したら、見つからない。市役所に電話すると、再発行ができるとのこと、とりあえず、期限切れのを持っていった。
初めての医院では、先に自費を請求され、あとで返金というところが多いだろう。なのに、ここは違った。
支払いは、健康保険適用だった。

漆器のいなにわ椀。


 クリニックは空いていて、すぐに診察。後頭部を打ってから、二重に見えていたこと、頸椎ヘルニアになったことがあること、以前に、朝、目に輪ができて心配していたことなど、親切に聞いてもらって、今は、手足がしびれていること、聞かれるままに、腰と座骨神経痛の事も話した。
 緊急の心配は2日たっているので、ないが、脳内の隙間があると、1ヶ月後に歩行がしにくくなってきたりする可能性があるといわれた。
 すぐに、MRIを取ってもらった。以前に何度か取ったMRIは、密室で暗かったが、開放型の最新装置で、音楽が流れていた。頭を動かさないように25分間というのが、辛い。咳が出そうになるから。以前に暗室で取った時には、何度か機械を停めてもらった体験がある。咳が出て。
今回は、機械を止めるようにと器具を持っていたが、無事に25分耐えることが出来た。 以前は、レントゲン写真を何枚も並べて、医者が見て、説明してくれた。良い頭をしていますと言われて、喜んでいたが、2年前の事だから。
 今回は、断面図から、3D映像で、丁寧に、脳内をくまなく、探検していくように、説明しながら見せてもらった。脳の図と、照らし合わせながら、事細かく説明してもらった。 動脈瘤が出来安い場所は、3カ所ある。血流の流れ、海馬など、自分の脳内が見えるのだから、面白い。悪いところがないか、と心配しながらみせてもらったが、どこも悪くなかった。脳内に問題がなく、高血圧と糖尿病がなく、コレステロールが250くらいなら、体内の動脈硬化の心配はないだろう、と言われた。
 首が、同様に衝撃を受けるので、むち打ちのような症状が出て、ふらつくのだと言われ、そちらの方は薬で改善出来る。筋肉が硬直するので、肩こりのようなものだから、と神経を和らげ、血管を広げる薬をもらった。暖めたほうが良い言われ、控えていた、コナミに。 運動もお風呂も問題ない。見てもらうまでは、暖めると頭の血管が、などと警戒して、シャワーだけ、頭も洗っていなかった。頭がふらついて、手足がしびれていたのが、今は治っている。首の姿勢に気をつけるように言われた。こんな風に、文章入れるのは良くない。首を曲げるから。姿勢を良くして、まっすぐに。

 撮った画像のCDをもらった。このクリニックでは、サービスでくれるそうだ。
コンピューターで、良いクリニックを見つけることが出来た。今まで、かかった病院や、クリニックの中で、一番患者に親切で、納得のいく説明をしてくれる所が見つかった。
そういう医者だから、脳ドックの料金も、他の医院に比べて随分安いのだろう
友人の助言に感謝。まだ、不安を抱きながら、明日に延ばしていただろう。
 今夜は、ワインを飲めた。アルコールが頭にまわったら?という懸念がなくなった。  

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2010年02月10日

反小沢対、親小沢

 


年に一度、バレンタインデーを前にして、3人の女性が集う。憧れの君に、年に一度のラブコールを送る為というのだけど、、食べて、話して、ストレス解消するというのがお決まりだ。
 

 皆、それぞれ、話したいことは、多々ある。レストランで昼食を取っている時には、親の老いや、認知症の話など、お互いに直面している問題に終始していた。
 ゆっくり話せるから、友人のマンションに誘われた。
「頭打っているから、早めに、失礼するわね。」



、美味しそうな、ケーキと珈琲を出していただき、頭がふらつくので、
首を振らないように気をつけながら、再び、四方山話に花が咲くかと思ったら、政治の話になった。
 一人は、「小沢さんは、必要悪だと思う。」と言い、一人は、小沢さんの独裁、金の汚さ、権力だけが小沢さんの目的だと主張する。こういう風に毛嫌いしている人が、70パーセント、いるということなの。
  私は、小沢さんは、悪い人ではない、二大政党と民主主義の政治をするのが、小沢さんの政治目的だ、私利私欲は持っていない。嘘を言っているとは思えない、と反論する。
 激論?戦わせ、日暮れも近く、早めに帰るわね、と言っていた事などすっかり忘れ、その間は、
頭のふらつきも、どこへやら。立ちあがると、再び、平衡感覚がおかしい。我に帰るとは、こういうことなんだ。

 
 
  

  

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2010年02月07日

後頭部投打

 一人の夕食


 土曜日、一日中家にいて、コンピューターの前に座っていた。
2月21日に、吉田さんのご家族と親しい人達で、お墓まいりされるという
ことを、友人から聞いた。私には、連絡がないけけれど、友人はパリに滞在する間なので、出席するといわれるので、お花を頼んだ。
 飛行機があれば、私も参加しようか、と飛行機をチェックしたりしていたら、時間が5時をまわった。
 明日は、友人とあう約束がある。多分おしゃべりがはずんで、コナミに行く時間はないだろう。寒いけど行こうと、階下に降りた。パリに行こうかな、と考えながら。
 下に降りきった所で、床に脱いでいた、ダウンのつるっとした生地に、掃いていたスリッパがすべって、そのまま転倒、会談の柱の角の部分に、まともに、ぶつけた。
あ、やってしまった。ものすごく痛い。後頭部だ。そのまましばらくじっとしていた。
 気を失いのでは?という不安。頭部内が出血して、充満するのではないか。これで死ぬとしたら、こんなにあたりをちらかしたままで、どうしよう。しばらくして、目を開けてみる。見える。そろっと起きあがる。身体が冷たくて、寒い。痛い。
 コナミにはいけない。今日は土曜日、夕方だから、病院はあいていない。
じっとしているしかない。これからどういうことが起こってくるのだろうか。
 しばらくして落ちついてから、コンピューターを開いて、後頭部の打撲について調べた。 後頭部の高いあたりが、ふくれてきている。頭はしびれて痛い。が、頭は幾重にも保護されているので、内部まで損傷していることは少ない、と書いている。
  様子を見るしかない。今、書いている間も、手が震えている。頭がずきずき痛む。
 動き回るよりも、じっとして様子を見る方が良いだろう。お風呂はやめておこう。
 テレビが、ぼやけて見える。二重に見えている。
 怪我をするまで、そうなるとはつゆ知らず。のんきな事を考えている。
 昼食を食べ、映画館の上映時間を見ていたら、友人から電話がかかった。元気で、とりとめのない話をして、笑っていた。
 彼女は、私が長生きするわ、という。一番長生きする、と言う。
「 私はそうは思わないのよ。父に似ていると思うの。体質も。母とは違うわ。」
 「長生きするわよ。保証するわ。」と彼女
「保証されても。本人が一番知っているのよ。」
 そんな話をしながら、話は終わった。あれから、彼女は、散歩に出たのかな。

 父は、御大師さんと同じ、1月21日の生まれ。誕生日を控えた18日に、会社近くの飯屋で、昼食を終えて、会社の2階にある事務所で、郵便物を取って、片手で郵便物の束を持ち、片方でどこから来たのかを見ながら、三階へ上っていく途中、真っ逆さまに転倒し、後頭部を打ち付けた。スリッパを履いていた。周りは血の海、父はまだ意識があり、救急車で病院に入った時にも、意識はあった。吐き気がするので、父は母に、吐きたい、というメッセージを手で送っていた、という。救急治療室で、父は意識不明になった。
 翌日、家族を集めて、医者は、今夜が山だと伝えた。アメリカにいる息子に電話をした。 その夜は、私が父に付き添った。
夜中、医者が見回りに来て、今夜持たないのでしょう、と言った。
血圧が下がってきた。
私は父の耳もとで、何度も何度も大きな声で呼びかけた。
「お父さん、頑張って。」息子が帰ってくるのよ、と何度も呼んだ。
すると、父の血圧がまた上がり始めた。顔色が良くなって行った。
父の頭は、大入道のように膨れあがっていいる。脳内が壊れているので、どうしようもない、と言われている。
 医者は、「どうしましょう。」と家族に聞いていた。つまり、器具をはずすかどうか。
「出来るだけのことをお願いします。」
その夜、父は、数時間の命から、奇跡的に13日間、持ちこたえた。息子が寄り添い、父の手をさすり、泣いていた。
父の目にも、涙がにじんでいた。父は泣いていた。父は、一生懸命に頑張ったのだと思う。
息子が、アメリカに帰る日、飛行機が、飛び立つ時間に、父は息を引きとった。

だから、口頭部をがーんを打ち付けた時、致命傷になるのではないか、という恐れが走った。 
うかつだった。怪我をする婆場合、うかつなこと、避けられることが多い。父の場合も、三階に上がってから、見れば、転倒することはなかった。父の性格がそうさせた。
 いらちなのだ。気がせかせかしている。
私も、父に似ている。うかつなのだ。そのあたりに、服を脱いで、ほってある。片づけておけば。ふわふわの底のすべる防寒スリッパを履いていた。普段から、すべるのはわかっていた。するする、するする。スキーみたいだと楽しんで使っていた。馬鹿な。
 
 後の祭り、祭りの多いこと、多いこと。  

Posted by アッチャン at 09:54Comments(0)日々の事

2010年02月06日

世論は、流行、偏見と差別を助長している。

 
 

 小沢さんは不起訴になったが、マスコミは、、「灰色から限りなく黒に近い。」と欠席裁判に余念がない。 見るのも、聞くのも耐えられないが、それでも、目を開き、耳に蓋をするわけにはいかない。
 市民団体が、告発して、市民団体が、不起訴に不服申し立てを検察に、届けた。11人の市民(選ばれた)のうち、7人が、賛成すれば、自動的に起訴される。
 元、検察だった人達が、テレビに出て、小沢さんが、たちの悪い犯罪を犯しているのだ、と断言し、検察は、120パーセントの証拠があって、初めて起訴出来るから、「限りなく黒」なのに、出来なかった、などと言っている。
 彼らの顔つきをごらんなさい。限りなく悪そうな顔をしている。テレビに出て、出演料を稼いで、マスコミがほしい「意見」のだめ押しの役割を果たしている。
 地上波のテレビは、どこもワイドショー番組だから、流行を作ることで、視聴率をあげる、コマーシャル番組。スポンサー企業の意のままに動く。企業の後ろには、企業献金に頼る自民党。
 産経、読売は、特に酷い。保守と言えば声が良いが、右翼だ。偏見と差別意識に満ちている。
 世論というのは、流行だ。大衆は、「偏見と差別のマスコミ」に誘導され、「偏見と差別」を世論としている。
世論は、良識ではない。良識を持っているのは、一部の少数の人々だ。良識に耳を傾ければ、世の中は、持続的に良い方向に向かうのに、世論によって動くので、流行となる。
小泉旋風に沸き、差別化が増大した。福田さんは、良識のある人だと思って期待したけれど、世論に潰された。小沢さんは、福田さんと手を組んで、最短で政治改革をしようとしたのだけれでど。それが実現していれば、政治はもう少し良くなっていた。
福田さんは、良識を持った政治家で、小沢さんと一緒に、官僚支配の政治から、民主政治へと鍛冶を斬ることが出来ただろう。政治改革が進んだだろう。
自民党の分裂と、民主党の分裂が、早く実現し、今頃は、、二大政党が出来ていただろう。
 
 鈴木宗男が、悪、だとマスコミがあおり、世論は、悪のレッテルを張った。涙ながらに、自分は潔白だと訴えても、世論の流行は、彼を断罪した。
彼の顔に、黒だと、書いていないように私には思えた。
 若の花と貴乃花との、相続問題で、マスコミは、こぞって、貴乃花をバッシング。悪者扱いすれば、世論もそれに乗った。流行だった。
 
 世論は、「偏見と差別」の流行である。小沢さんは、偏見と差別のターゲットになっている。小沢さんに、悪のレッテルを貼り、社会的に抹殺されるまで、世論を見方につけるつもりだろう。流行として。
 偏見と差別を守るために。

 
  取り調べの可視化法案、企業、団体からの献金禁止法案、これは真っ先にやってほしい。
  

 
   

Posted by アッチャン at 12:39Comments(0)コラム

2010年02月05日

映画「おとうと」


 

おとうとhttp://www.ototo-movie.jp/

 山田洋次監督の最新映画作品「おとうと」を観た。朝一で、友人と待ち合わせで、梅田のピカデリーについたのは、10時20分前だった。
 ええ?なによ。この長い列。平日の朝一は、がらがらだと思っていた。
「何で並んでいるのですか?」聞くと、チケットを交換するのだという。
「じゃ、私は、チケット売り場に並びます。」というと、
「皆ここで順番です。」
わかった。新聞屋さんのチケットが出ているのだ。「 要求すれば、もらえるよ。こちらから言わないとくれないわ。」と妹から聞いていた。
 温泉や、映画、演劇などのチケットを、新聞屋さんは、勧誘用にサービスとして配るのだそう。
 優待チケットを持っている人ばかりではなく、チケットを買うのに並んでいる人も多かった。
売り場の窓口に来たら、端席が残っているだけ。満員だ。
 
  鶴瓶が演ずる、弟は、名演技だった。結婚式にやってきて、禁じられた酒に手を出し、一人暴れ、一人芝居を披露するくだりは、見事。この人、本当に旨いなあ、と関心する。 美しくて、聡明な姉(吉永小百合)と、似ても似つかない顔をした弟、に、ギャップを感じる。これが兄妹?ではないでしょう。が、そこは作り物だから、こんなお姉さんいたらいいなあ、になる。
 見終わって、泣いてしまったね、なんて食事をしながら、話士の中で、
この弟、死んだから、感動ものだけど、いつまでも生きていたら、たまらないよ、と友人が言う。

 この映画の舞台である、大阪の通天閣が見えるあたり、釜が崎も含めて?が出てくる。  大阪府と大阪市の統合構想を、橋本さんが打ち出していると いう放送で、なんと、大阪は、7人に一人が生活保護を受けているという。この映画の中で、弟は体中癌に侵され、緑の家、という民間ホスピスに迎えられ、入居している。費用を尋ねる姉に、家の代表者が、生活保護の手続きが出来て、費用はそこから捻出出来ていると言う。
 山田洋次は、こういう社会問題も見逃さないのだなあ。
 NHKの「無縁社会」の中で、監獄にいる受刑者に高齢者の増大と現状を取り上げていた。中には、おしめを必要な、要介護者も出ている。高齢の受刑者が、要介護の重受刑者の手押し車を押している。
 監獄を出ても、舞い戻って、来る。行き場がなく、生活が出来なからだ。
出所後、生活保護の申請を世話し、受け入れの施設を探して奔走している支援団体がいる。、施設に入ることの出きた幸運な老人がいた。17人中、二人だという現状。
 涙ながらに、こんな幸せなことはない、有り難いと手を合わせ、身体を震わせて感謝する、元受刑者。

こういう話が、この「弟」という映画の舞台、「緑の家 」での支援者の仕事ぶり、優しさ、とオーバー、ラップして見えてくる。

 社会で、不自由なく生きている人達、学校で勉強が出来た、賢い人達、彼らが難なく育っているのは、家庭という小さな社会の中で、弱者(弟のような)を知らずのうちに、気づかずのうちに、傷つけ、踏み台にして、成長してきたからだ、という、「問題提起」がこの映画の中で、なされている。

 ユーモアをたっぷり提供しながら、考えさせる。山田洋二監督の映画の、質の高さ、優しさ、暖かさ、が、この映画の中にも一杯詰まっている。  

Posted by アッチャン at 10:41Comments(0)映画

2010年02月04日

小沢さんの周辺


 

昨夜、小沢さんを不起訴で、特察が、最高裁と検討に入った、というニュースが。
  逮捕されている、3人が、小沢さんの関与を否定しているので、起訴は難しいと判断した。これも、検察からのリークなのか、それとも、マスコミの憶測記事なのだろうか、わからない。
 石川議員の起訴は確定的なことが言われている。こんな風にして、将来性のある、やさしい人間が、社会から抹殺されるとしたら、今までと少しも変わらない。権力闘争で、足を引っ張り合う、一部に人達の利権だけが横行して、民衆は丸め込まれるばかりではないか。

 民主党の中から、小沢さんが起訴されるのではないかという憶測が出ると、7奉行と称される人達が、一斉に、小沢さんの責任を追求する言及がなされた。
 民主党がこれではもたないと判断したからだろうか。中でも、最長老の、黄門を気取っている、渡部さんは、最近、小沢さんに、議員辞職も視野に入るというような、厳しい意見を、呆けているのか、平気で公言してはばからない。

  小沢さんが、不起訴になっても、疑われたら、もう政治家としての道義的責任はまぬがれない、などと言って、国民感情に訴えれば、民主党への指示は取り付けられる、というのだろう。
 政治家は、誰かに足を引っ張られ、いつけ落とされるかわからないと、びくびくしながら生きているのだろうか。そんなことなら、よい政治が出来るわけない。
 国会討論を聞いていても、よくもまあ、長々とおなじことばかり突っつきあって、国民の税金が使われている。
 こんあことを続けていたら、日本沈没は、気象からではあく、自分達が首を絞め合って、現実化されるだろう。
 国会でのひどい、やじで、鳩山総理の、真摯な演説は、かき消されてた。
前原国土交通大臣が、仁王立ちになって、ポケットに手を入れたまま、切れている。

  前原さんを、私は好きになれない。エリート意識が強く、冷たい人だ、と思う。
言葉に暖かさを感じたことがない。心の奥底に、人間的な暖かさを持ってはいるはすなのだけど、堅い殻をかぶっている。
 金権を嫌う人、政治家は、清廉潔白でなければいけないと、声高に叫ぶ人、イデオロギーに凝り固まっておいる人達は、偏った人間だ。
 金を貯める為の手段にして、お金の目的はお金だ、とため込む人も、偏った人間だ。

 山田洋二監督の「かあべえ」の中に、親戚の嫌われ者として、鶴瓶演じる、おじさんが登場する。
 おじさんは、お金が大事、世の中で一番大切なものはお金だ、という。
彼は本音で話す。、お金が、人間を幸せにする手段だ。きれい事言ってても、死んだらなにもならない。



 金がないと何も出来ない。お金を使って、暖かいおもいやりのある政治をする。お金は、天から降ってくるわけではない。労働と智恵で、どこかからぶんどって来なければ出来ない、輸出で海外から、国内の需要で内需を拡大することによって。
このおじさんは、本音で生きている。

この映画の中に、贅沢するのは国賊だ、と信じている人達が出てくる。オシャレなどとんでもない、金目のものは、お国の為に出しなさい、と。
  小沢さんに対すして、物知り顔で非難する人達は、このオばさん達や憲兵に似ているような気がする。

 小沢さんのように、理想を現実化しようとする、実務型の政治家と、育ちの良さから来る、私利私欲のない、人道主義的で、中道の精神を持つ、鳩山総理とのコンビは、素晴らしいコンビネーションだと、私は思っている。

余談になる。
 小沢さんが、沖縄の辺野古近くに、土地を買っていることを、値上がりの投資ではないか、という記事があった。
 本の中で、小沢さんは、沖縄に移り住むことを考えている、ということが書いてある。
 政治は、そこで住む人の身になって、行わねば出来ない。沖縄の地に転居すれば、温暖な気候だから、心臓病にも良いだろう。沖縄の人々の暮らしを、一緒になって体験することも。そう考えていたという。
土地の購入は、そういう思惑があってのことで、土地転がしが目的ではない。







   

Posted by アッチャン at 01:27Comments(0)

2010年02月04日

書道家「小川妙子」さん


http://www.nihonbijutsu-club.com/t.ogawa/?page=top 小川妙子ギャラリー

宝塚、花の道のセルカ2番館にある画廊「エデル」を訪ねた。
 1月の29日から2月9日まで、新春を飾って、海外での評価も高い作家達20人の作品が展示されている。力作揃いで、見応えがある。 その中に、ニューヨークのアートフェアーに、出品しておられる、小沢妙子さんの作品も展示されている。他の作家に比べて、随分安い値段がついている。



 聞けば、出来るだけ沢山の人達が、買いやすい値段にしているのだそうで、どこでも、会期中に完売するようにしている、家にストックを作らないのが信条だそう。その方が、新しい作品を書く力が沸くから、と。
 小川さんは、おだやかな感じのひとだけど、わが道を突っ走ってきたという方で、作品も、インパクトが強い。



 本来の書道的な書き方でもなく、絵画の世界からも距離を置く。書と可能性に挑む。詩の言葉、短歌に、文章に、平和をテーマにして表現される。寺山修司の詩を使った、暗い激しさをぶつけてくるものも。



 「熱き一刻」というご自分の作品集をいただいた。その中の言葉は、反骨精神と自分の命の源泉をたどる、深い探求が、墨の黒のハングル文字と日本の象形文字と、せんで描くひらがなとが、3つどもえになって、共存するような自体で、熱さほとばしる情熱が、体内の血の名流れとなって、書に身体全体をゆだねるように。


「踏まれたら、怒れ。踏まれたことを忘れよ。」

「夜を重ね山峡の道海の道命のありか尋ねゆくなり」

 戦う力を全面に押し出すような、文章が。


 
以前に、 石川九楊さんの、「源氏物語55帖」という、展覧会を、京都の文化博物館で、見た。ひらがなを、続け文字で、延々と長く、物語を綴っていく。ピカソのエロティシズムに通じる者があって、サインをしてもらった時に、1文字のなんと時間の費やされること、忍耐を要する作業に、感銘を受けた。
 
文字は、言葉を話し存在である、人間の存在の形、生き様を表現するものでもある。生きた字、訴える字、踊り、悲しみ、怒る字、小川妙子さんの字に、熱き、情熱と、壁を破る強さ、激しさを感じた。

 ご自身の詩を文字にした作品を記念に買わせていただいた。


 
夜の明けるまで

しずかに語り合っていたい

時は風のようにかけぬけていくから

長く暗い闇の中で

心の谷間に 流れあう音を
聞きながら

私達は息を殺して

夜明けを待つ
   

Posted by アッチャン at 00:40Comments(0)art

2010年02月02日

夢は大空に


 

親ばかだ、とまた笑われるかもしれないけど、嬉しいので、言わせてください。
ニューヨークの空で、飛行士を夢見て、訓練している息子が、計器飛行免許に合格しました。
計器飛行というのは、目にブラインドして、計器だけに頼って、飛行するというのものです。
悪天候で視界が悪い状態でも、操縦出来るように、という訓練らしいのですが、これを合格すると、
いよいよ、飛行士の世界に入ることが出来るそうで、けっこうでっかい、大型の飛行機がこれからの
訓練用になるようで、親としては、心配ではあっても、わくわくするような喜びも感じているのです。




この私が?高所恐怖症ですから、今までの、風が吹けば飛ぶような気がする、ちいこい豆みたいな飛行機は、
恐ろしくて、いくら乗せてあげようと誘われても、くわばらの一手です。
 大型の飛行機を使って、これから、事業用免許を目指しての訓練に入るそうです。
計器飛行を突破すれば、あとは、いろんな飛行機を、様々、今までに習ったノウハウを駆使して、
経験をつみ、その時々の、状態に、臨機応変に、対処して乗りこなすことが訓練だそうです。
 4月に帰って来ると言ってたので、母は楽しみにしていましたが、母には、時間の長さがわからないので、
(いつ帰って来るの?)と聞きながら、夏になるでしょう。」夏の頃、事業用の免許が取れるのかな。道はきっと
想像以上に険しいのでしょう。いつになっても、諦めないで、目指して行けば、向こうから、必ずやってきてくれる。
そんな、楽観的な希望を持っています。
  

Posted by アッチャン at 20:50Comments(0)日々の事

2010年02月02日

映画「アバター」




  http://movies.foxjapan.com/avatar/


ジェームス、キャメロン監督の作品なので、「タイタニック」を作った人だから見ても良いな、ぐらいに。
 「3Dと、そうでないのとどちらが良いですか?」と聞かれた。
 最近、それでなくても、頭がふらつくので、3Dでなくても良いわ。プラス三百円がもったいないわけではなかった。
 会場は、プルミエだったので、快適だった。
 この映画、おもしろい。最初から引き込まれる。3Dでなくても、画面が揺れ、森の奥深く吸い込まれる感じ。ダイナミックだ。
 内容が面白い。車椅子の戦士が、カプセルに入ると、アバターになって、自然の世界を自由にかけぬける。
 特殊メイクで、動物になった顔も、誰だかわかるので、人間であるような、別物であるような。
 ジェームス、キャメロン監督だから、純粋な、エターナルラブストーリー。音楽は、タイタニック風な所がちょっとあるけど、心地良い。
 見る楽しさ、美しさ、大胆さ、スリルとラブ、エンターテイメントとしての映画の全てが詰まっている。文句なしに、「おもしろい。」心が温かくなって、切なくなって、自然との共生を大切にしなくちゃ、考えさせる所もある。
  私がこの映画を見たのは、上映解禁日に、まもなくだった頃だったので、割合空いていたけれど、最近では、日ごとに、人気が増している。見た人の評判がすこぶる良いから。伝染している。
 三宮の映画好きのバーテンさんに、いつだったか、「アバターが面白かった。」と切りだしたら、すでに、3Dで見ていた。意見が一致。

   

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