2010年04月04日

たけ福





 たけ福が開店して間もない頃、この店を訪れた。閑古鳥が泣いていて、店主は、これから先、客が来るだろうかと、心配していたが、この店の味で、値段なら、そのうちに一杯になりますよ、と言っていた。
 そのうちに、確かに、人は集まり、終日は混んで、二人で切り盛りするのに追われるほど。
「繁盛してるようですね。」というと、いつもなら良いのですけど、と店主。
どこでも、店は客が寄るときは、一度になるから不思議だ。



私も、昔、本屋をやっていたことがあるが、山があって、一山なら、経営困難で、ふた山ないとと言われた。つまり、客足が押し寄せる時間帯のこと。
 私の店は、一山だった。学校帰りの学生が押し寄せる時間帯があって、立ち読みが多いかったが、雑誌の発売日には大忙しだった。あとは、学期始まりの頃の、2、3日。小学生用のノートだとか、飛ぶ用に売れた。話が脱せしてしまったね。

はたはた
 
 竹福に話を戻して、日曜日、各週で店を開けているので、行ってみた。店が開いてすぐなので、客は誰もいない。
客のない日の方が、お料理が、早く、しかも丁寧に調理されて出てくるので、こちらにとってはありがたい。
 インターネットで、この店の紹介があり、割引券をプリントして持ってきていた。
これ使っても良いかな。遠慮がちに出した。15パーセントの値引き券だ。
 知事報償をもらっているのですって?と書いてあった記事について話題が。お料理歴も長いのですね。
「いえ、20年なんて、まだ新米ですよ。」
 インターネットで紹介されていたので、わかったものの、そうでなければ自分から、云えない事がある。料理が美味しいには、それなりにわけがある。それぞれの腕と、力量には違いはあるものの、研究熱心で、向上心が強ければ、それに加えて、食べることが好きだったら、流行る店になっていく。
 混んでいる時には、料理がなかなか出てこないというのが、欠点だから、まかないさんを入れて、料理は二人ですれば?と思うけれど、借金して始めたお店だから、難しいのだろうな。

太刀魚の煮付け
  各週の日曜日なので、やがて、客がどんどん入ってきた。日曜日にも、客が多くなっている。

http://r.gnavi.co.jp/ka67400/ たけ福

  

Posted by アッチャン at 11:56Comments(0)旅のグルメ