2010年04月26日

フリゴで、パリの夜に、パーティー兼、演奏会


 



従姉妹が住んでいる建物には、沢山のアーティストが住んでいる。昔、国鉄んの車庫だった場所に、浮浪者が住まいにしていた。バラックを造り。建物の中に住んでいる人も、戸外でバラっックにいる人も、なんらかのアーティストだった。
家賃を払わないで、裁判に勝った人達もいる。水道も何もない場所に、自分達で、電気を引き、水道を入れたから、支払う義務はない、という主張が通った人達。
今は国鉄から、パリ市に権利が移っている。回りはすべて、高層建築が建ち、フリゴと呼ばれる、場所だけが残っている。





そこで、演劇やコンサート、ライブなどが催される。6時に来れば、劇が見られると言われて、出かけた。
入場料は5ユーロで安い。中でビールと食べ物を売っている。中庭に入ると、道路の下に、洞穴の深い場所があって、そこも、ステージがいくつか。カフェもできている。
いつも開いているわけではなく、演奏会などがあるときにだけ、店を開けているらしい。
今夜は、演奏会があるようだ。来る人達が違っている。



5ユーロのパーフォーマンスは、4人の女性が、歌とパーフォーマンスで、笑いをいを取る、というもの。歌も、動きも、素人っぽい感じがするが、パリらしいものだとか。大統領の奥さんをネタに、こき下ろして、笑いを取っている。皆楽しそう。



音楽が聴きたいので、そちらの方に行った。別口なので、料金がいるのだろうけど、始まっていて、中は結構人が詰まっていた。
マダガスカルの音楽会だとか。マダガスカルの人達が多く来ている。南米のような感じの演奏で、ギターとスチールギター、トランペットとのコラボ。





なかなか上手だった。演奏会は深夜まで続くらしい。私は11時にアパートに帰った。演奏会の合間が長く、おしゃべりと飲んだり、食べたり。会話を楽しむパリの人達は、土日となれば、どこかに行って、人と話を楽しんでいる。長い夜を楽しむ。


穴の開いた服を着て、安いビールを飲んで、ワインを持ち込んで、バーベキューをするもの、サラダを作るもの、その日の売り上げで、しばらくは暮らせるのだろうか。住人がスタッフになり、友人のアーティストがパーフォーマンス。
友人、知人の助け合いと交流。  

Posted by アッチャン at 18:11Comments(0)パリにて

2010年04月26日

モンマルトル墓地から、テルトル広場


 サン、ラザール


 モンマルトルに行くまでに、サン、ラザールの駅が見たくなった。映画では「男の女」「終着駅」で撮影された駅、モネの絵画でもおなじみの駅。
 長距離線に、ローマはなかったけれど、ルーアン、シェルブール、カーン行きなどの案内を見ていると、どこかに日帰りにでも行きたくなる。旅行気分は駅だけで、


エミール、ゾラの墓

モンマルトルのお墓に行った。高須高徳が、モンマルトルのお墓に埋葬してほしいと遺言を残し、モンマルトルのお墓に埋葬されていると、吉田さんから聞いていた。
パリの風景を描いた画家で、佐伯のパリとは違って、明るいパリの町を描いていた画家。 モンマルトル墓地の地図には、高須さんの名前はなかった。
日本人画家で世界的に名の知れている、藤田嗣治なら、あっただろうけれど。


 モンマルトル墓地には、エミール、ゾラ、スタンダール、二十世紀の哲学者として、デリダ、フーコーの名前があった。アレキサンドル、デュマ、もこの墓地で眠っている。
 大学の講義で、教授がモンマルトル墓地に、スタンダールのお墓参りをされたと聞いていた。
 私はエミール、ゾラと、スタンダールのお墓にお参りしただけ。モンマルトルは、ペール、ラ、シェーズよりずっと小さい。





お墓からモンマルトルの上がり口に、95番のバス停がある。そこで、吉田さんと、バスを待っていたことがある。モンパルナスに行くバス。
 一日中、歩いて、疲れ切っていた。延べ9時間くらい、歩きづめで、吉田さんは、お元気だった。
95番に乗って、終点のポルト、ド、モンマルトルまで乗ってみた。がらくたの蚤の市が。



 電気部品、靴、衣類に、どれもがらくたばかり。後で知ったのだけど、クリニャンクールの蚤の市だった。外れの広場に出している市だった。




芸術の道具に買って行く人もいるらしい。古いファッションの靴など。



 テルトル広場は、変わってしまった。似顔絵描きの画家が、昔は2,3人だった。中央の広場は、広場のままだった。その回りに、絵描きが、絵を並べて売っていた。レストランもカフェも殆どなかった。
 今は、似顔絵描きで回りは埋まり、中の広場はカフェ、外側の道路までテーブル出ている。絵を並べている、絵描きは少なくなった。殆どが、似顔絵書き。何十人といる。



 テアトル広場の周辺は、カフェと、似顔絵描きと観光客の3点セットになってしまった。
 似顔絵を描く人の中に、日本人も、3,4人は混じっている。その中にいる、中年の男の人が、観光客に、似顔絵はどうか、と笑いながら誘っていたが、私と目が合うと、一瞬顔を硬くして、目をそらした。


 
 18区の市庁舎の前から、モンマルトルのテルトル広場まで、ミニバスが巡回運転している。テルトル広場のバス亭で待っていると、大型の自動車が乗り込んで来て、駐まった。中から、大金持ちそうな、アルカポネの親分のような、白髪の老人と、婦人が出て来て、 腕を組んで、広場の方にゆっくりと歩いて行った。 


   

Posted by アッチャン at 15:14Comments(0)パリにて