2010年06月14日

 選挙のあり方を改革しなければ


 

国会会期中に、郵政改革法案は廃案になり、公務員改革法案は、提出されないままだった。 どちらも、国民に取って、重要な法案だ。その背後に、大規模な選挙の組織票が存在している。
 暗雲垂れ込めていた、民主党への不支持増大も、管政権の誕生で、一気に回復している今、この勢いを借りて、選挙に突入する。
 亀井さんが、郵政法案を、この国会で成立させることが出来なかったのは、自分の責任だから、と大臣を辞任したが、郵政法案を、成立させる為に、民主党との連立を持続させた。
 亀井さんが、
「政策よりも、選挙を優先するようなら、議員として失格だ。」というのは正しいが、
国民新党のような、小さな集まりでは、どんなに良い政策を掲げたとしても、国会で通らない。与党の力を利用しないと、不可能なのだ。
 民主党は、国民新党の弱点を握っていたから、強気に出た。福島さんが、署名を拒否し、罷免になり、連立から離脱したのとは、わけが違っている。
 可哀想なのは、前原大臣の下で、改革に取りくんで頑張ってきた、辻元さん。彼女は、「政治は権力闘争であることを、小沢さんから、学んだ。菅さんは、権力志向の強い人で、総理になることが目的だった。鳩山さんと違って、リアリストだから、官僚を旨く使っていけるのでは?私はこれからは野党として、厳しい目で、チェックさせていただく側に戻るけれど、馬淵さんと、随分頑張ってきて、道筋をつけた段階で、去らなければならないのはとても辛い。」とコメントしている。

 力を持たなければ、政権を取れない。選挙は、「票」を集めなければ、勝てない。
票をまとめる団体は、利益団体だ。労組も、全国郵便団体も、創価学会の票も、医師会も、全て、利益団体で、「自分たちに有利な政策を」してもらえる政党を支持する組織票。

 選挙の公平さ、平等を計る為には、組織の解体から、改革しなければならない、と私は思っている。
 比例の議員をやめ、市民からの、個人票だけで選ばれた、議員を選出する。どの政党を支持するか、ではなく、どういう人を国会に、送るか、それが大切なのだから。
 比例区の定員は、削減される。選挙で選ばれなかった人が、議員に復活出来るなんて、許せるものではない。
 団体からのしめつけや、組織票を強制すれば、選挙妨害に相当する。これは選挙違反だ。票をお金で買わなくても、同じ事。
 選挙で、票が読める、ということ事態、間違っている。


選挙のあり方から、変えていかなければ、真の「民主政治の実現」は出来ないのでは。  

Posted by アッチャン at 12:45Comments(0)日々の事