2010年08月23日

アルバムの中から

 
 ステラと三重の女の子と男友達2人

 いつまで続くの?この暑さ。
 日曜日、出かけないで、一日中家にいた。
片付けが、少しも出来ない。出来だけ、簡素に。捨てるものは捨てようよ。
 身の回りの整理をしておかないと。で、写真を整理にかかる。友人は、アルバム、1,2冊にまとめた、と何年も前に聞いた。
見ていると、思い出がよみがえる。忘れてしまっている景色もある。
アルバムには、旅の思い出が詰まっている。忘れていたことが、アルバムの中で再現され、記憶を呼び起こす。
最近の何年間か、デジタル写真になってから、コンピューターとDVDだけになって、場所は取らないけれど、アルバムのように見ることがなくなった。

イギリス旅行は、 北から南まで 一月かけて、廻った。B&Bとユースホステルを使っての、貧乏旅行だった。B&Bの主人達は、親切で、家族のような雰囲気の中で、主人の話し相手になったり、親しくなった奥さん達。旅先で出会った人々との、心温まる交流。
また来ます、と絶対的に思ったのに、再び行く機会がないまま。
あの頃は元気だった、若かった。写真の中の顔が証明している。
写真を見ながら、思い出を綴りたい。

フランス旅行は、何度か。アンボワーズの語学学校で、親しくなった、スペイン人のステラが、私の側で笑っている。毎日、一緒に学校で学び、昼食は、イタリアとセルビアから来ている男友達と4人で食事をすることもあれば、三重から来ている日本人の女の子と3人で過ごすこともあった。放課後は、いつも一緒。レオナルド、ダ、ヴィンチの家の庭で寝転んで過ごす。
のんびりした城下町での1ヶ月間は、充実した時間だった。自転車で、お城を廻った。別れが近くなると、ステラと2人、涙が。
彼女から結婚式の招待状が届いたけど、行けなかった。いつのまにか音信不通になってしまったけれど、どうしているのかな。赤ちゃんが出来たかな。幸せに暮らしているかな。
写真の中の彼女との思いでのまま、彼女の、愛しさと熱い思いは変わらない。

写真の一つ、一つが、1人、1人が、語るにつくせない、思いでの中で存在している。とても、整理なんてできっこない。
これから、腰を落ち着けて、この思いでの中に、どっぷりつかって、記憶の扉を開こう。
1人でも寂しくない。 思い出が一杯だから。
そして、まだまだ。このアルバムを見ていたら、もう一度、懐かしい場所に行きたい。まだ知らない、未知の場所で、未知の人達と出会いたい。
元気が沸いてくる。
写真は、過去の止まった時間ではない。写真から、人物が浮かび上がり、行動し、話す声が聞こえている。記憶の中で、現在進行形なのだ。  

Posted by アッチャン at 00:46Comments(0)日々の事