2010年09月15日

管総理のこれからは問われる選挙になった


 


代表戦は、菅さんが、小沢さんを大差で、勝利した。得票数で行くと、党員サポーター票は、139000票対91500票で、6体4の関係なので、地方議員の60対40、という票と同じ割合になる。
 そういう中で、議員は、菅さん206人、小沢さん200人 と、半数に達したことは、今の世論の反発に中で、身の保身よりも、政治家としての使命感に溢れた議員が少なからずいることを示している。

 今回の選挙は、民意(世論)の支持された、結果だと言える。
 
 小沢さんが、代表戦に出て、自らの政治理念をぶつけたことで、菅さんは、それに引きづられて、演説が変わって行った。小沢さんの意見を取り入れるようになった。
小沢さんが、今回の代表戦に立たざるを得なかった目的は、政権交代の意義が失われ、自民党政権時代に、後戻りすることに危機感を抱いたから。
このままでは、官僚支配政治を、もう二度と脱却出来ないという懸念からだった。
政治家は、リーダーとして、責任を持つこと、的確な決断と実行を、総理の責任の下に出来なければならない。その決断を受けて、官僚の力が発揮されなければならない。

菅総理続投が決まると、マーケットは、見透かしたように、円高が進んだ。
小沢さんが、代表戦に出馬していなければ、このまま、注視するに止まっていただろう。
今朝、政府と日銀は、為替介入に踏み切った。円は、84円台に、マーケットは、介入と共に、急上昇している。
覚悟のほどを見せることが大事だ。
弱腰になっていれば、つけ込まれる。景気を回復させる為には、思い切った政策が必要だ。

世論は、菅政権に、景気回復と、マニフェストの実行を期待している。
 まだ3ヶ月なのだから、菅さんが言うように、これから実行する段階にはいっているのなら、早急に経済対策を打ってほしい、と願ってる。
 政治と金問題で、負けた小沢さんと鳩山さんは、数の論理が、民主主義の基本であることを知りつくしている。選挙で勝つために、政党助成金のなかった頃から、政党を育ててきた。鳩山さんは、資金力を提供し、小沢さんは、選挙に勝つための教育を徹底させた。

小沢さんが負けたことで、一番喜んでいるのは、東京地検特捜部だ。
小沢さんを潰すために、やっきになって、起訴できなかった。国家権力は、これでしばらくは安泰だ。

 菅政権が、本当に、官僚支配を打破出来るか、それが問われることになる。
小沢さんが、その問題を、今回の選挙で、改めて、民主党議員に、認識させ、約束させる選挙になったことは、非情に良かったと思う。  

Posted by アッチャン at 12:27Comments(0)日々の事