2010年12月21日

小沢さんに見える、覚悟の笑顔


 大阪、光のルネッサンス



 管総理と小沢さんの二者会談は、一時間半に及び、押し問答で終わった。
管総理は、相当感情的になっていたとか。会談を終わって出て来た、小沢さんは、笑顔で余裕の表情を見せていた。
 報道では、小沢さんの誤算であった、これからは小沢さんが苦しい立場にたたされることになる、という意見が、飛び交っている。
 会談の後、鳩山さんに会って、小沢さんが延べたことは、報道によるものよりは、ずっと真表性がある。鳩山さんは、しゃべりすぎる傾向はあるものの、誠実で正直な人物であることは、誰もが認めるだろう。



 それによると、小沢さんは、自分が政治倫理審査会に出ることによって、その後の国会運営が円滑に行くのか、民主党が政権を担っていけるのか、を問い詰めた。それには、管総理は、それは保証できない、関知するものではない、と答えた。
 
 小沢さんは、自らを一兵卒にたたとえている。一兵卒と言っているのに、総理に従わなけれが、総理のリーダーップが全く発揮できていない。管総理は、離党勧告、その先に除名も視野に入れて、とことん小沢外しをやる覚悟をしている、全面対決が始まる、と報道されている。小沢さんはこれから窮地に追い込まれるだろう、と。

プロジェクターで打ちし出された、光の城、公会堂がプランスの古城に

 私はそうは思わない。
 将棋の駒にたとえてみればよい。一兵卒は、王手をかけて、金に変わるもの。
 小沢さんは、自分が金となるような、手を管総理が打てれば、国会に出て行く、と管総理の政治手腕を問いただした。管総理は、持ち手がないと突っぱねたわけだ。
  
小沢さんは、すでに覚悟が出来ている。だから晴れやかな顔になって、出て来た。それまでは、管政権を支えて、民主党が一つになって頑張らなければだめだ、と思っていた。一塁の希望を、管政権に抱いていた。
小沢さんは、信じて裏切られることが多い、それでも裏切るよりも、裏切られる方が楽だ、と言っていきた。今回の会談で、小沢さんは、管総理から、裏切られたことが決定的になった。管総理は、外目には、ああいう風に出ているが、本音では、トロイカ体制で民主党を作りあげてきた同士なので、信じていた所があったのだろう。話し合えば、道は開ける、と。



 野党が言っているよいうに、小沢さんを国会に証人喚問することは、難しい、執行部が、権限を使って,小沢さんを、除名すれば、小沢さんは一人で、党を出るだろうが、何人かは、小沢さんについて、出ていくだろう。小沢さんが連れて出ることはない。あくまでも自発的に。

裁判が終わり、小沢さんの問題が解決するまで、小沢さんは動けない。鄧小平が、復活したのは、奇しくも、小沢さんと同年齢の時であった。



復権は、裁判が決着した時だろう。党を出る覚悟まで、小沢さんは出来ているのではないか、それがあの笑顔に表れているのではない、かと私には思える。  

Posted by アッチャン at 10:33Comments(0)コラム