2011年06月04日

日本を救おう,シャトレで、チャリティーコンサート

 
 



http://www.janebirkin.net/

コンサート、SOS JAPONは、JANE BIRKINが、アーティス
ト達に声をかけ、シャルル、アズナブールが賛同して、声をかけ、沢山の著名
なミュージシャンや、俳優が出演。
全額が赤十字社を通じて、日本の被災者を救済する為の寄付になる。



劇場で、Tシャツを売っていて、私も一枚買った。

女性用はなく、男性用のサイズで、Sでも大きそう。



私も席に、女性が座っていて、チケットを見せると、
彼女の席は、一番奥で、見にくいから、空いた席に移動している。
私が買った時に、良い席は売れていて、ここしかなかった。その隣が、
2席あって、一つは補助席。そこは40ユーロの席だった。
彼女は,日本贔屓で、日本人の友人、音楽家が一杯いるそうで、あなたも?
と聞くと、フランス語の教師だった。

ドミニックA

後ろに、最も高い席が空いているので、彼女に教えてあげたら、舞台が始まっ
て、そこに移動した。
最初は、カトリーヌ、ドヌーブが、朗読。その後に、主催者のジェーン、バー
キンが出て,歌った。




次から次に、おそらく皆、人気のミュージシャンなのでしょうが、私は俳優は
良く知っているけれど、歌い手はあまり知らないので、誰が誰だかわからい。





前の人は大きなカメラで、アーティストを撮っていた。iPhoneを持って
いる人は、綺麗に写していた。
後ろに行った,教師も、盛んにカメラを写している。



こういうとき、キャノンとか、パナソニックだと綺麗に撮れるのだろうけど、
私のペンタクスは、フラッシュを入れると、固まって,動かなくなる。
望遠を入れると、ぼけまくって、なかなか旨く捉えることが出来ない。



歌の文句はわからなくても、気持ちが伝わって来て、胸が熱くなる。

私が最も感動したのは、lui Doillon が朗読した、デュラスの
「ヒロシマ,モナムール」

ヒロシマ、モナムールの朗読
素晴らしい朗読だった。言葉も良く理解出来る。テキストを持っているし、映
画も見ている。
だから、尚更のことなのだけれど。




私が大好きな、宮沢賢治の「風の又三郎」のフランス語訳を、俳優のLamb
ert 
Wilsonが朗読した。



これがまた,感動的だった。静まり帰った,会場から、少し間を置いて、割れ
るばかりの拍手とブラボーが。
詩そのものが、感動的なのに加えて、朗読者の声と語り方も素晴らしい。







Charlotte Rampling が、大岡信の詩を朗読した。
彼女は、つい最近、映画で校長先生を演じていて、随分年を取っていたが、実
物は知的で美しい。







Arnoが、身体全体で酔ったように、失神しそうなように、歌い上げた
「私のお母さんの目」






大御所の,シャルル、アズナブールが出てくると、皆、立ち上がった。
 熱唱するシャンソンは、さすが、素晴らしい。声は全く衰えを知らない。
「彼女の若さ」という歌を歌った。



日本人のギタリストで、ワタナベ、カズミという男の人が,ギターを。
アメリカで最高のギタリストに撰ばれた人で、カーネギーホールを沸かせたと
紹介されていた。









パリにいて、最後の夜に、こんな素晴らしい機会を与えてもらって、
デュラスの「ヒロシマわが愛」の朗読を聞けるなんて、宮沢賢治の「風の又三
郎」に会えるなんて、カトリーヌドヌーブを実際に、みれるなんて。
なんて、なんて、私はラッキーなのだろう。








地震と津波で被害を受けられた人人と心を通じ合って、原発事故の恐ろしさを
認識し、平和の大切さ、人間性の共有、連帯感を訴えるアーティスト達のコミ
ューンのお蔭で、私はこのような、感動的な夜を、フランスの人々と共に共有
することが出来た。





  

Posted by アッチャン at 02:54Comments(0)パリにて