2011年06月17日

飛行機会社もお国柄のサービス


 

UAのエコノミープラスは、足下を広く取っている。
最近、ANAに乗ったら、前が狭くて、身動きが取れなかった。映画は字幕が
あり、日本語への吹き替えも多く、日本映画も充実しているので、退屈はしな
いけれど、座席に余裕がないので、疲れる。
 UAは機内サービスが悪い。映画もほとんど英語だし、番組も少ない。食事
はシンプルでそっけない。
 ANAの食事とは,雲泥の差がある。



鳥カレーとサラダにパンが一個、デザートにクッキーがついている程度。
ワインも一本くれば、後は食後にコーヒーか紅茶を運んで来るまで、来ない。
食後の片付けも早く来て、引き上げていく。
ANAのように、長々と時間をかけ,木目の細かい心遣いはない。
食事が終わると、免税品をワゴンで一通り周り、アテンダント用に確保してい
る、席に休んでいる。エコノミー席ではなるが、身体を伸ばせて寝られるよう
に作られている。
休んでいるので、飲み物を持って回って来ることはほとんどない。
ほしければ、後部にもらいに行けば良いということなのだろう。



 飛行機会社は、それぞれにラウンジを,客に提供しているのだが、ここで
も、UAとANAのサービスの違いは、食べ物や飲み物では、断然ANAが良
いが、椅子は、UAがゆったりして,座りごこちが良く、リビングの感じがす
る。

日本は、ウサギ小屋と言われるように、狭い部屋,小さな家で、肩寄せ合って
生活している。食事は、一汁三彩、と言うように、ちょことしたものでも、品
数を揃える習慣がある。品数がないとわびしい。
旅館に行けば、品数の多さに、食べきれないくらいだけど、ご馳走の証なの
だ。
もてなしの心使いと、料理の品数が比例する。

サンフランシスコからニューヨーク
までのUA自慢のグルメ。ビジネスクラス。エコノミーは、食事もアルコールも別料金



アメリカは、貧しい人々でも、結構広い家で生活している人達がいる。
サブプライムローンで、大きな家を買って、そこを追われる家族の姿にも
ビッグで、居心地の良い家は、アメリカ人のドリームなのだ。
素晴らしいキッチン,見たことあるでしょう。ピカピカに磨かれて、すっきり
して、何も置いていない。
日本のキッチンは、ごちゃごちゃ一杯置いてる。すぐに使える場所に調味料
や、食器、食材がでて。

アメリカ人は、ほとんど料理をしない。料理をする人でも、いたってシンプル
な食事しか作らない。
ワンディッシュ。ハンバーガー、シリアル、野菜はマッシュポテトか、ジャガ
イモ。とうもろこし。簡単で調理に時間をかけないものばかり。

飛行機会社のサービスに、見事に表れているでしょう。

  

Posted by アッチャン at 14:31Comments(0)ニューヨークにて

2011年06月17日

 忙しい日日だった


 サンフランシスコ空港内の
美術展示


パリから帰って、めまぐるしく動いた2週間、時差ぼけで、夜中まで起きて、
3,4時間しか寝てないのに、なんとか切り抜けた。
いつもだと、1週間は、調子戻らずに、その後、体調が悪くなるのだけど、
気が張っていると、身体もついてくるものなのだな。
パリから帰ると、いつもそのまま元気に動いている,友人をみて、良く動ける
なあ、と感心していたのだが、家族がいて、たちまち働かねばならない人達
は、いつもこういう生活をしているのだ。

それでも、私は、普段はなまけた生き方をしているもので、元気ね、と感心し
てもらっていたら、時々、頭がふらっと横に引っ張られるような感覚で転びそ
うになっていた。



友人に話したら、それは気をつけないと、休まないと危ないよ、と言われた。
なんでも、彼女の友人の一人が、ある日突然、倒れて、病院に運ばれたもの
の、家族の承諾が遅れて、手術が手遅れ、植物人間になったとう。以来4年間
寝ているが、最近意識が戻り、周りの人の言うことはわかるらしいが、反応が
出来ない。

その人は、忙しい日日を過ごしていたが、小脳が切れたとか。
ぎょぎょっとする怖い話。
元気をあなどってはいけない。叔母の病院に行って,叔母の寝ているそばで、
身体休めるわ、友人と早い目に別れて,病院に行くと、従姉妹が来ていた。
休むどころか、話し聞いて,首をふって、うなずいていたら、気分が悪くなっ
た。脅かされて、頭に爆弾をかかえている気分だものだから。



翌日は、また朝から出かける予定だったけど、断って、家で掃除したり、出か
ける前の準備にあてた。
不在通知の入った小包を受け取って、買い物して、市民税を払って、母のヨー
グルトを買って、芍薬の花も買った。

母の部屋に入ると、花瓶に花がなかった。
綺麗な花を買ってきてくれたの、いつものように、これ持って帰りね、ではな
く、芍薬の美しさにほれぼれしている。

散歩に出る足も、日増しに、長く歩けるようになっている。
次の日、友人と会い、叔母の病院に行き、母を訪ねるときう,相変わらずの強
行軍。



芍薬はほぼ満開に近くなっている。
母は、綺麗ね、と言って、冷蔵庫の上に置いているフランス人形を手に取っ
て、可愛いわね、可愛いわね、とマリオネットのように、踊らせながら、母も
踊っていた。

明日、アメリカに行くの。
私の一言が、気になって、散歩の途中も、部屋に帰ってからも、私が帰るま
で、アメリカに行くということが、頭の中から消えなかった。

何度も、何度も。
アメリカに行くの。危ないことにあったら、どうするの。
アメリカが好きなのね
あなたは外国の方が好きなのね。




母は私のことが心配で仕方がないのだ。
そんな時、母はぼけてなんかいられない。
しっかりしていて、気丈で、愛情の深い母がいる。
  

Posted by アッチャン at 14:18Comments(0)ニューヨークにて