2011年09月13日

真の民主主義は、原発をやめることから

 
  


 野田政権になって、政策よりも、どじょうの話や、ノーサイド、謙虚な人柄、心を捉える演説の旨さ、にスポットがあてられ、国民の支持率が高くなっている。
  間違ってませんか? ワイドショーで、政治を左右されては、たまったものではありません。もういい加減に、やめようではありませんか、と言いたいのは、マスコミの視聴率だけを重視した、企業に媚びへつらう、ジャーナリズムの欠如です。

  本当に大切な事は、隠されています。うやむやにされ、闇の中に。
 松下政経塾の卒業生達が、国の政治を動かすことに、なんの抵抗も感じませんか。
 財政の健全化と、経済の発展を同時にさせる、という構想は、バランス感覚があり、最もだと思えるかもしれませんが、国民の負担を更に強いることであり、経済至上主義を、このまま推し進めることで、資本主義経済の弊害は、弱者が負うという構図を支持することであり、民主主義の敗北を意味するものではないでしょうか。

 大切なもの、政権交代で国民が民主党に期待したのは、民主主義でした。国民が主役の政治だと思っていたのは、リベラルな考えの人達で、国民の大半は、安定した保守政治
だったようです。

 松下電器は、パナソニックに名前を変えて、家電は、東芝に座を奪われ、コンピューターも東芝やソニーに及ばない。経営は悪化しています。商売の神様と呼ばれた幸之助は、クリエイティブな人ではなかったようです。

 野田政権は、官僚丸投げ政権と言っても良い。かつての自民党政治への舞い戻りです。 自民党の政治は、終わらせなければならなかったのに、顔を変えて、復活したのです。 更に、いけないことには、右翼化を推進しているのです。
  自衛隊に武器を持たせて、武力行使が出来るように働きかけをしているのは、前原さんだけではなく、それは、野田総理の考えでもあるのです。
 原発を再稼働させると宣言していることは、再稼働の為のストレステストであり、結果が決まっていて、安全は無視され、以前に戻すということです。

 なにがチルドレンファーストですか?言葉とは裏腹ではありませんか。

 アメリカが、テロとの戦いで、10年経っても、テロに対する警戒を強め、安心どころか、恐怖と不安が増大しています。
 アメリカ人の犠牲者は、3000人、テロとの戦いで、犠牲になった人は、18万人、これからも増え続けるでしょう。
  3000人の命の尊さを、本当に思うのなら、目には目をではなく、「受け入れる」ことで、相手に反省を促し、悲しみを共有してもらうべきだったと思う。
  

 チルドレンファーストなら、原発の再稼働はあり得ない。
 私達の暮らしに、間違いがあったことを反省し、生き方の転換を図る以外に、日本の
未来はありません。

 若い人達が、消費を嫌い、つつましやかで、お金とは無縁の生活を大切にすることを、困ったことだと考えるのは、経済至上主義の考え方です。
 消費経済が、心を豊かにしてくれないということを、証明しているのです。
 
 海外に行きたがらない、内向きで困ったことだ、と言うのは、世界戦略が好ましいと思っているからです。
 海外に行かなくても、幸せに暮らせるのなら、それはそれで良いではありませんか。
 多くを求めない、名声を求めない、皆がほどほどに、幸せで、皆がほどほどに傷つかない生活、ほどほどに分け合って、ほどほどに楽しく節約しながら、ほどほどの必要な消費をすることで、地球の環境が守られ、共存して生きる道が開けるのでは?

 脱原発は、脱経済至上主義、脱侵略主義への1歩です。
戦争のない世界、人々が殺し合わない世界への扉です。
   

Posted by アッチャン at 12:00Comments(0)コラム