2011年10月11日

岡山のカクテルバー「samsara」



  

 「藤むら」を出て、太田さんが紹介しているバー「サムサラ」へ。
 神奈川から来た女性に、良かったら、と誘った。
  こじんまりとしたバーで、客は二人だけだった。
 白のタキシード姿のバーテンさんは、話し上手で、勧め上手、感じの良い人。
 samusara は、サンスクリット語で輪廻転生のことらしい。人は、日常の中で、意識することなく、誕生と死、想像と破壊を繰り返している、そのことを輪廻転生というのだそう。
  突き出しが、ゆっくり出て来る。自家製のケーキと、マスカット。お酒に合わないのかと思うと、そうではなく、しっくり上品で、じゃまにならなくて、美味しい。 添えてあるミントが新鮮ですごく美味しくて、ジントニックをと思ったが、モヒートを思いついて、モヒートありますか?
 モヒートに変えると、隣にいる彼女も、モヒートに。



 モヒートは、メーンの最北端で飲んだのが初めて。
 男達が、ぐいと飲み干す強い酒なのだけど、日本でも、モヒート人気が高まって、女性用のカクテルになると、繊細で、デリケットな美しい飲み物に変わってる。
 一杯では物足りなくて、ジントニックを頼んだら、氷がコップに一杯詰まって、中の飲み物は、少し。
  あまり酔わなくて、調度良いのでしょうが、バーは、料理屋に比べると、遙かに贅沢だ。料理の店と、同じくらいの金額。
  料理を食べてから、バーに行くことは、時々あるけれど、二軒になると、飲み過ぎて、酔いすぎることが多いのに、ここはさすが。そういうことも見越して、身体に心地よい程度に抑えて、美味しさも、雰囲気も味わえる程度に。
 輪廻転生とは、良い名前をつけている。料理屋で終わらないで、バーで、息を吹き返す趣向が。



 ウィスキーをストレートで飲む人には、ウィスキーの発生地など、詳しくて、説明しながら、自慢のウィスキーを、ちょっと試してみますか、と無料で出してくれるので、ついそれも注文して、飲み過ぎるかも。
 
 試しに、と言われるのは、酒飲みに取っては嬉しいことだから、気分は良くなるわね。
 支払いが、現実実を帯びないで、気前よく払える、というのも、創造と破壊?
   

Posted by アッチャン at 15:36Comments(0)旅のグルメ

2011年10月11日

岡山、厳選素材の日本料理と美酒「藤ひろ」


      
 友人が、住むのなら岡山に、と言っていたことがわかるような気がする。
 瓢箪山に住んでいて、おそらく骨を埋めるまで、引っ越しはしないでしょうが。
 食べ物にうるさく、お酒好きの人に取って、岡山は奥が深いようだ。
  この3連休、岡山のホテルは、どこもネットでは取れなかったので、行けば、どこか空いているだろうと直接岡山に入ってから、ホテルに当たってみたら、フルだと言われた。  少し外れた場所に、岡山シティーホテルがあり、運良く空いていた。
 早速、ネットで、太田さんが、紹介する、岡山の居酒屋、料理の旨い店を探す。
 歩いて17分ぐらいの所に一軒あるので、そこに予約の電話を入れると、カウンターが空いていると。予約を入れて、ホテルを出ると、お祭りの御輿と歌が聞こえて来た。



 追いかけて、写真を取った。暗いので、旨く撮れなかった。
 そこから、歩いて、その店を探しながら、歩くこと20分、予約の時間を10分くらいオーバーして、店に入る。
 満席かな、と思ったら、2席、奥のカウンターが空けてあった。
 料理人のご主人らしい人が、カウンターの中から、じろりと見た。遅れたので、機嫌が悪いのだろう。
 一番奥に、女性が一人で、お酒を飲みながら、料理を食べている。
 まずは、飲み物。岡山は、日本酒でしょう、と最初から。ビールはあえて飲まず。
 突き出しに出たのは、アワビのきも。旨い。





 お酒の銘柄が、地域別に、6カ所から、紹介されている。




 まず、頼んだのは、本来の岡山で作られているが、東北の酒だと、ご主人が説明してくださって、岡山のお酒について、くわしく説明してくれた。ご主人は、すぐにご機嫌な顔になった。


  隣の女性が、話かけてきて、しゃこの天ぷらがすごく美味しかった、と。穴子の造りを食べたのは、初めて、とか。
神奈川から、音楽祭を見にやってきた人で、お酒も入っているのか、気さくに、話をされる。
 お造りの盛り合わせに入っている、穴子、確かに美味しい。魚がどれも新鮮で、吟味されたものばかり。



 ニラと春菊の野菜を注文したら、うにがどっさり乗っていて、野菜の美味しさに感嘆。 ご主人が、自分で作っている、有機野菜を使ったものだった。 
 天ぷらは、隣の女性の勧める、シャコの天ぷら。椎茸やミョウガ、ゴボウの野菜も添えていて、私は、シャコよりも野菜の方が美味しい。





 お造りの盛り合わせも、上品で、量はない。しめさばの刺身を注文。
隣の女性は、チーズをクラッカーに載せて食べている。
 美味しいから、と一枚、くださった。それがきっかけで、こちらも、注文したものをお裾分け。
 ご主人が、一杯だけしか残っていないけど、と卵の吸い物を、私に。



 私達が行く前に、何組か、店にやってきたが、満席で、断ったのだとか。
道理で、遅れて、機嫌が悪いはずだった。部屋も、二階も満席で、料理も、売り切れ状態が多かった。


 鯛の酒盗が、すごく美味しかった。
焼き物は、ご主人の勧める、カツオの酒盗を塗って、焼いた、カマス。



 日本酒を、4本飲んだ所で、ご主人が、滅多にないという、魚の小さな卵を漬けたようなのを、出してくれた。
 これでは、お酒がまたいくらでも飲める。5本目を選んで、6箇所にうち、5本正味。



 奥さんが、とても感じの良い人で、最高に美味しいものばかりいただいて、美酒ばかり頂いて、おまけにお土産まで頂いた。店の外にまで、出て、お二人で送ってくださった。 店の名前は、「藤ひろ」

 岡山市北区野田町1-8-20
086-223-5308
17時から22時。
 定休日は、日、祝日、ご相談に応じます。

 瀬戸内の魚と自家栽培の野菜を岡山の日本酒で味わえる日本料理店です。というキャッチフレーズが、頂いた名刺に。

 値段が安いので、びっくり。
   
 岡山に住みたいと言う気持ち、わかるなあ。
  

Posted by アッチャン at 11:58Comments(0)旅のグルメ