2012年01月28日

冬のメトロポリタン美術館

 
 


冬場、平日ということもあって、美術館は空いている。

各部屋に、画学生がキャンバスをたて、絵画の模写をしている。

好きな絵画を撰んでなのか、決められた絵画なのか。



フェルメールの絵画の前で、教師らしい男の人と若い女性の画家が、顔を近づ
けて、話をしている。描きかけの絵画は、木炭画だった。





絵画と、模写している絵を見比べて見ると面白い。皆、上手だな、と感心。
カメラを興味で向けている人がいる。私もその一人。





一階の、エジプト館の広い神殿の前で、パーティーの準備をしている人達が忙
しそうに働いている。
結婚式かな、と最初に思ったのは、白いお花のせい。カソリックの教会で結婚
した友人が、抱いていた花だから。

マイクがあって、サウンドの用意。沢山のグラス、お酒の準備。
音楽会かもしれない。




絵画を見ていると、ふと感じることがある。この絵から、あの画家はヒントを
得て描いたのではないか、と二つの絵画に似通った絵を思い出すことがある。

小磯良平の絵画で、少女達の「斉唱」という絵に似た雰囲気を感じた。



友人は、今日から、パリに。二人連れだから、飛行機の中も、時間忘れるだろう。

ブログを見たらアメリカで、ジュリーのソングのことが書いてあった。

水曜日、ここにアパートについて、買っていった柿の葉寿司を食べながら、
私達も見ていた。



日本で見たのが、やっていて、アメリカにいる日本人達は、皆見ているに違いない。
日本のテレビ番組は、一つしかなく、日本人なら、家族で、日一人で、 有料の
日本放送を見ているだろう。

 NHKの「清盛」、朝ドラの「カーネーション」 日本と繋がっている、。

 日本人の感心は、日本人の、海外での活躍も大きい。今年の大リーグを、楽しみにしている。
 テニスの錦織選手にも、ずっと以前から、熱い視線を送って来た。

  

Posted by アッチャン at 01:45Comments(0)

2012年01月28日

雨の中、メトロポリタン美術館に

 
 



 雨の方は、雪よりも寒い気がする。

 出かけた時は、まだ小雨だったのに、
メトロポリタン美術館から出る頃には、
本格的な雨に変わり、冷えも加わって、
寒く、冷たい。



美術館の中は、半袖でも大丈夫なくらい暖かい
ので、ギャップの激しさで、暗くなった出口から
出ていく人達は、一度決心したような引き締まった
顔つきをしている。

アメリカに来ると、時間差が大きいので、美術館にいると
安心していられる。



一渡り、見ると、椅子に座って休む。そのたびに、頭が
上下に振り子のよう。
こっくり、こっくり。



思い切って、立ち上がり、少し見て、まら椅子に座ると、
こっくり、こっくり、頭が上に下に揺れはじめる。

夕方の閉館近くなると、日本の早朝と同時刻、トイレに。

これで、私は一安心。



贅沢な話。
名画を前にして、こっくり、こっくり。

特別展を真っ先に見るようにしている。
ルネッサンスの肖像画 と題して、沢山のルネッサンス時代に
描かれた、肖像画を集めている。



中でも、ボッティチェリの肖像画に興味が。
説明を聞きながら見ると、よくわかるのだけど、とりあえず、ざっとみて、
また改めて来る時に、借りるつもり。
解説があると、きっと面白そうだから。



あとは、前回来た時のにもやっていた風刺画が継続中だった。

暖かい部屋で、絵画を見ていると、疲れがすごい。



ブティックで、一月のカレンダーが使えないので、ぐっとバーゲンになってる
カレンダーを買った。ポール、クレーのもの。

去年は、早めに買って、今年の暮れには、壁にかけられたのだけど、今年は、
二月から。母の部屋にも、かけてあげよう。しばらく抜けているので、壁が寂
しくなっている。母は、やはり、モネかな。



ニューヨークの地下鉄チケット、今回は、1週間券を買った。
地下鉄の駅から、わずか2駅でも、バスに乗れる。
回数券にすると、使わない距離。雨が降ったりすると、すごく助かる。
痛い足をひきすって、歩いていた前回、息子が、「余れば彼女が使うのに。」
と言ったので、今回は、残るチケットを使ってもらえるから、躊躇無かった。
何日で、何回、なんて、細かい事考えなくて、楽。
二九ドルなんだけど、無駄にしたくない、という思いが強くて。



パリでも、いつも思案する。カルネにするか、一週間のパスにするか。
パリは、月曜から日曜までの間なので、水曜日を過ぎると、来週の物しか買え
ない。アメリカは、使い始めた日から、一週間だから、便利だけど、値段が高
い。
パスあると、疲れたら、どこでも、少しでも乗れるから、本当に便利だ。

美術館の近くに、いつも美味しそうだと思っている、肉屋がある。
高そうな店で、肉料理のレシピ本も何冊か出ている。デリバリーもある。



初めて、入ってみた。ステーキが並んでいて、棚の上には、できあがった料理
が。チキンとポテトフライ、とか、この店自慢のバーキューソースのかかっ
た、リブ。
リブの一番小さいのを買った。隣の客はステーキ肉の分厚いのを一枚買ってい
た。八五ドルとか。

私のは、二三ドルだった。ポテトフライを3枚と。



途中の駅で降りる元気はなくて、アパートの近くにある、スーパーで、野菜と
ベーコン、ソーセージを買って、酒屋に寄って、大きいサイズのワインを買っ
た。両手が重くて、しゃかりき、頑張って、4階まで上る。
今朝また、膝が痛くなって、気にしていたのに、今は治っているから、いける
ものの、心配。



何で、私ってこうなのだろう、と思う。母とそっくりなのだ、とも最近思うよ
うになった。無理してしまうし、喜ばせようという気持ちばかり働いて。

若い頃、母とは違う、母なんて、と反発ばかりしていた。
それは、自分の嫌な部分を見ているのだ。隠れている、私の姿だったような
気がする。

暖かいポトフと、サラダを作って、買った、リブと、ポテトフライ、ワインも。

美味しいものを食べて欲しいから。美味しい顔している時、幸せ。

  

Posted by アッチャン at 01:04Comments(0)ニューヨークにて