2012年04月14日

黒潮市場と、ポルト、ヨーロッパ

 
 
   

朝食は、和洋バイキング。

 ビジネスホテルにしては、豊富な品揃えだ。

 このホテルは、ロビーに、コーヒーの無料サービスもあるので、

 ホテルを出入りする度に、コーヒーを飲むようになって、

 寝られないかと心配したが、ベッド横で、友人がしゃべっていたのが
 
子守歌になって、すぐに寝てしまった。夜中、熱くて、何度も目が覚めたけど。



 窓際に、年配の夫人が4人座っている。姉妹かな、と思ったけれど、チェックアウトの時に、話しかけて来られて、

 以前、会社の同僚だった人達で、東京から車でやってきたとか。

 一番細くて、美味しくなさそうに食べている人がいて、食べる事に興味ないのかと思ってたら、一番沢山食べていて、

 何度もパンを皿に載せてお変わりしているので、びっくりして見てた人が、毎年、お墓参りをかねて、和歌山に1人で

 車を運転してやってきてたのに、3人が同乗して、一緒に和歌山に来るようになったとのこと。




  痩せの大食い、というが、体力の消耗が激しい人なんだろう。見かけとは裏腹に、とても気さくで、活発な女性で、
  車を運転してなら、どこにでも行くので、4人で、年に一度、東京から、和歌山を中心に、京都や関西、東海などの旅もかねて。
   4人は、70代と80代くらいなので、こんなに元気な人達がいるんだ。



 私達は、ホテルでもらった無料の、「ポルト、ヨーロッパ」に行くつもりなのだけど、彼女達の一人が、
「今年は、和歌山市立博物館に行ってくるように勧められたので。」と4人でこれから、博物館に車で移動するという。

 私達は、南海和歌山から出るバスの時までの間、時間待ちもかねて、その博物館がすぐ側なので、行って見ようと、

 歩いて、博物館につくと、例の細い女性が、「あら、早かったですね。今日は、和歌山市の新入社員の研修で、職員が説明してまわっているので、一緒に聞かせてもらいましょう。」と私達が来るのを待っていたかのように。

 他の3人は、新入社員に混じって、説明を聞いている。誘われて、私達も。



  ポルト、ヨーロッパまで、この時間、バスが一時間に一本しかない。

  1時間かかって、着いてみると、子供用のテーマパークで、入る気がしなかったが、無料だから一応入って、すぐに出て来た。黒潮温泉、といいうのが、良いですよ、と勧められていたので、温泉がメインだったけど、来るのに、1時間もかかったので、ゆっくりと入る時間もないから、やめておく。


 黒潮市場が、お目当ての、観光バスが何台か来ていた。



 まぐろの解体ショーを、みなさん、カメラを向けて。

 市場の中で、好きな物を買って、焼いてもらって、バーベキューとして食べたり、お寿司なども売っているが、そんなに安くない。イタリア人の観光客もいた。




  私達は、和歌山駅に帰ってから、駅の近くで食べることに。

 駅の2階にある、昔ながらの味レストラン、というところに入って、ランチを食べた。
 
  難波には、5時について、友人と別れた。



 結構疲れている。梅田の阪神で、「ポール」のパンを買い、三田屋のハムを買って、近くのイカリで、野菜を買って、
 家についたのは、夜の8時近くになっていた。

 一人、ぽつんと家にいるのは寂しい。何をしようか、と迷うと、テレビの前に座っている。


   

Posted by アッチャン at 14:46Comments(0)旅のグルメ

2012年04月14日

和歌山県立美術館、まほろば温泉、居酒屋「千里十里」



   


 和歌山県立美術館は、黒川紀章の建築で、素敵な建物だ。
 常設は、和歌山にゆかりのある画家の絵が入っているので、名前の知らない人達も多い。 岸田劉生の若い自画像や、佐伯祐三の作品も5,6点あった。パリの広告を描いたものばかり。
 神奈川県立美術館が多く所蔵している、松本俊介の絵もある。
 地方の美術館の、常設を見るのは、新鮮で楽しい。



 館内は、ほとんど訪れる人もなくて、ガランとしているので、話をしながら見ていても、何も言われない。
 
 どこかの美術館で見た、シーガルの彫刻。
 ピカソや、本当にわずかの海外の作家のものが大切に飾られている。



 特別展は、抽象の版画と、絵画の色と形のシンプルで、目に優しい作品ばかり。
 肩を張らずに、疲れなくて、良かった。
 色彩が優しくて、美しい。



 美術館の中庭から、和歌山城が見える。雨風で、大木が揺れている。
 ホテルで、教えてもらった、「まほろば温泉」まで、タクシーで行けばと思いついた。 受付で、タクシーを呼んでもらった。ここから、タクシーが来れば見えるので、それから出て行かれたら、と言われて、待っている間に、空のタクシーが何台も通る。
  呼んでもらったから、料金高くなるのね、と思ったり。




 そんな心配いらなくて、和歌山のタクシーは、来てから、運転手がメーターを下ろしたので、
 ワンメーターの640円で、「まふろばの天然温泉」の前まで。
 どこか美味しい所はないですか、とタクシーの運転手にも聞くと、和歌山で一番の店がここです、と教えてくれたけれど、値段は高いとか。値段の手頃な銀平は、本店なら、美味しいのだそう。
 まほろばの湯は、見覚えのある商店街で止まった。この商店街は、以前に行った、「千里十里」が近いのではないかな、というと、運転手さんが、「千里十里」は
このアーケードのもう一つ先にあります、居酒屋ですよ、と教えてくれた。



  まほろばの湯は、大小タオル付いて、1000円。化粧品も置いてあるので、ホテルに荷物預けてしまって、洗面道具も持ってなかったけれど、何もいらなかった。
 漢方サウナは、漢方の匂いが結構好きで、蒸気が熱くて気持ちよい。昔、夙川に、漢方湯があって、父も生きていた頃、家族で時々利用していた。
 その薬草湯と同じ匂いが懐かしい。



 そこから出て、熱いお湯が石の壁を流れる所に座って、しばらく休んで、また蒸気の中に。お風呂も、どろっとした泥のような色の源泉と色のついた天然温泉とあって、炭酸の泡風呂も。地下を掘って出て来た温泉だが、和歌山には、いくつも温泉がある。
 こんな所に、毎日来られたら、最高やね。肩が凝っているのが、すうっと治って行く。



 温泉を出て、アーケードを歩いて、「千里十里」を探したが、忘れてしまっていて、角の交番に。
 若いお巡りさん達は、「そら豆」は知っていたけれど、「千里十里」は知らなかった。
  空豆は、美味しいですよ、と勧める。「千里十里」は、交番のすぐ近くにあった。



 店は空いていた。家族でやっている店なので、こういう店の方が、何軒もある店とか、若い人向きの店のように、創作料理よりも、素材で食べさせ、オーソドックスな美味しさがある。
 どれもこれも、友人にも満足してもらえた。私達が入ってから、他の客がどんどん入って来て、たちまち、一杯になった。
 随分、注文した。


初めに、あてに出たのは、アワビの煮付けと、貝とぬた。
 造りの5種もり、ホタルイカの酢の物、だし巻き、イカとタコの天ぷら、野菜サラダ、
レンコンの天ぷら、あなごのお寿司、生ビールと熱燗と、ライムの酎ハイ。



 友人は、すっかり酔っていたらしい。いつもは、ビール一杯だそうな。



すっかり酔って、和歌山城の、夜桜見物



ホテルに帰ったら、10時を過ぎていた。
窓から、和歌山城が、ライトアップに浮かび上がって見える。



  

Posted by アッチャン at 13:16Comments(0)旅のグルメ