2012年08月26日
感情と「私」は別物
怒りは突然やってくる。怒りは感情に振り回されてるのであって、「私」とは関係ない別物であると、精神医学の専門家が言っていた。
怒りっている時は、息をしていない。精神をおだやかに保つには、深く吸い込んで、ゆっくりハク、これを繰り返せていれば、怒りは消える、と。
フランスの銀行から、クレジットカードを送って欲しいと手紙を送った。この3月に、新しいカードになって、そのまま銀行に置き去りになっているので、それを送って欲しいと依頼した。
待っていたら、昨日、送られて来たのは、クレジットカードの、暗証番号だった。
急に、イライラ、と怒りが。どういう間違いを。
カードが来ないので、先日、パリの銀行に電話したら、係はいません、替わりの人の名前が留守電にあって、そこに電話したら、一人は、「休暇中です。」との留守電。もう一人は、「今出られないので、伝言すれば、かけ直す。」というもの。
私の係の人は、長いお産休暇に入っていた。今年の2月だったか、パリに行き、送られて来た用紙を持って銀行に行くと、彼女はまだ産休で、替わりの女性が応対してくれた。
パスポートでは、だめで、住民票を送って欲しい、といわれていたので、それを一緒に
送ったのだけど、なんおことか、わからなかったのではないだろうか。
住民票を添えて、クレジットの番号を変えてく欲しいと、誤解されたのかもしれない。
クレジットがないと、ヨーロッパで、ユーロを出すのに困る。 買い物は、日本のものでもかまわないけど。
もしかしたら、クレジットの期限は切れているけれど、キャッシュカードは使えるのかしら。いらいらはおさまらない。また息していない。ぐぐ、とこみ上げてくるもの。
思うように、ならない時に、自分の思い通りにしたい、という思いが、イライラにつながっている。感情に揺さぶられる形で。
どうにもならないことを、なんとかしたい、と考えたって、仕方がないことだ。
いつも笑っていられる人、怒らない人が、本当にいるとしたら、それは、感情を完全にコントロール出来ている人だろう。
感情と、「私」は別物なのです、と精神医学者は言う。
怒りを静めてやると、すーっと、消えて行く。落ち着かせるには、呼吸法です。
おおきく吸って、ゆっくりはく。
禅の修行も、呼吸法だけだ。運動選手が、競技の前に、呼吸を整えている人、そういえば、多いわね。
私は、一人狂わずで、普段の生活に中で、ほとんど、怒る、ということはないけれど、
イライラすることはあって、感情に支配される。 楽しいことなら、それはハッピーだけど、トラブルとか、心配事なの時は、ストレスになる。
だけど、なるようにしかならないのが現実。努力したら、それで良いのであって、その先は、神、仏にゆだねるしかない。そんなことで、イライラして、心を乱されるのは、百害あって、一利なし。
どんな時にも、微動だにしない、落ち着いた気持ちでいられたら、それほど、強靭な精神はないだろう。
声高に叫ぶ人が、強いと誤解されたりするけれど、そんな人は、少しも強い人ではない。 本当の強さは、いつも揺るがず、自分を見つめることの出来る人。人の意見に、充分耳を方向け、相手を理解し、共通に納得出来る道を探せる人。