2013年02月22日

ルーブル美術館



   


昼食を終えて、ルーブル美術館に行くつもりで、歩いていたら、迷い込んでしまった。
方角がどのあたりかが、検討つかない。地図を持っていれば、通りでわかるのだkど。寒いし、バスに乗りたくなる。
男の子に,ルーブルへの行き方を教えてもらって、歩く。
ピラミッドからは人が並んでいるので、途中、入ると所があって、行くと、ガーディアンに、ピラミッドの入り口から、と言われた。無駄な歩き。

幸い、ピラミッドの前に、そんなに人が並んでいない。
寒いから,助かった。



ルーブルには、いつも必ず、やってくる。
観る順も決まっている。
デノンから入って、ニケの像を観て、大好きな、ボッティチェリのフレスコ画を2点観る。



そして、イタリア絵画の回廊へ。
レオナルド、ダ、ヴインチの絵画が、4点。そこを観て、モナリザの部屋に。
 モナリザの前には、いつも沢山の人がいるが、それでも、冬場や、時間によって、空いている。
 いつだったか、デノンに入るにも、並ばされたことがあったが、大抵は、すっと入って、ゆっくり観られるくらいの余裕がある,時間帯を撰んでいる。





ルーブルや、他の所でもそうだが、夜間開いている日の夕方から入ると、空いてる。 観光客の多い,季節の良い時期は、昼真は、大変な労力を要するので、昼真は行かない。



 モナリザの微笑、観ればみるほど、ミステリアスな微笑だ。顔は美人とは言い難い。男のようにも見える。レオナルド自身だと言われたこともあるが、実在する女性がモデルだとも。
 絵画の深さといい、これは,確かに、唯一無二、ミステリアスな絵だ。

モナリザの向いに、「カナ」の結婚」というどでかい絵がかかっている。
 ナポレオンの戴冠式、と同じ作家のもの。



再び、回廊に戻って、カラバッジオの絵画を見に行く。



まあ、これだけで、充分の充分、贅沢な絵画の鑑賞。



 なのだけど、階下にある、ミロのビーナスを観に行く。
ミロのビーナスは、これが最も美しい女性だ、と納得の美しさだ。
 いつも、しばらくは、そこを去りがたく、見入ってしまう美しさ。





私は、それから、2階に上がって、絵画のコーナーを回る。
特に、フェルメールの、「レースを編む女性」と「天文学者」の前に座って、疲れを休めながら、鑑賞するのが好きなのだ。



ミケランジョロの「奴隷」

こんな贅沢なことって、あるかしら。
ルーブルの秘宝もすごいらしいけど、私は、自分の部屋のように、何度も訪れては、これらの,名画、と呼ばれる授玉の数々を観るこおとの出来る,ルーブルに、、超贅沢をさせてもらっている。

ルーブルの全てをみようと思ったら、1週間は通い詰めないと、と言われるほどの、沢山の作品がある中で、私は、自分のお気に入りを含めて、いつも、少し、新たな発見をするのだけど、中に入ると、いつも何時間もかかっている。

デューラー



観光旅行で、ルーブルが入っていて、旗を持って案内しているのを,良くみかけるが、せいぜい、見所を1時間半もかけるのか、1時間くらいなのか、ハイライトでコンパクトで疲れなくて良いだろうけど、説明なんて、いらないように,私には思われる。

ルーブル美術館で、いつもなにかしら特別展をやっている。



今は、ウクライナのバロック彫刻家の、作品展をやっている。
木造の彫刻に、黄金で射ろ塗りしたもの。聖堂に飾られている、彫刻だ。
 ルーブル内のチャペルで、開催中。



それと、ルーブルのファントマ、と言う題で、ルーブルの美術の写真をカンバスに写し、そこに、その絵に宿る、ファントマを描いたもので、お話がついている。
ルーブルの閉館時間が迫っていて、ざっと観るだけだったけれど、絵画の世界も、なにか新しいことをやってのけないといけなくて、面白いアイデアだな、と思う。



フランスは、芸術にたいしても、自由を受けれる度量の広さがある。
 頭を空っぽにして、受けれる場所が沢山あるのは、伝統がしっかり根付いているからではないだろうか。



 寒いから、地下鉄で帰ろうと思った。すっかり変わって、ショッピングセンターが出来ている。
 草間弥生の作品をグッズにしたものが目に着いた。
 独創的で、可愛いものばかり。


   

Posted by アッチャン at 17:16Comments(0)パリにて

2013年02月22日

クレディ、リオーネと「ル,グラン、コルベール」



  


 玉三郎が、フランスのコマンドールを受賞した記事が載っていましたので
 そのご報告をまずさせていただきます。
http://www.kabuki-bito.jp/news/2013/02/post_724.html

今日は、銀行で11時にランデブーを取っていたので、早い目に出かけた。
すごく寒い。カーディガンを着るのを忘れてきた。
銀行の用事を終えたら、いちど帰らないよだめかもしれない。



銀行の相談に乗ってくれるのは,男の人だった。
気になっている、投資信託は、1年前に満期になっていて、そのまま放置されていた。フランスには、庶民の為に、利息の良い普通預金のような、リブレAというのがある。いつでもお金が足りないと、引き出しの口座に移してもらえるが,今は下がっても、1,7パーセントの利息がつく。

利息が下がったので、上限の預け入れは25000ユーロになった。
日本では、考えられない高い金利だけど、私が入れた時には、2,1パーセント、その前は3パーセントくらいだった。
 家を買いたい人の為の,貯金というのもあって、それはもっと金利が良かったけれど、今は下がって、2,7パーセント。
フランスの投資信託は、100パーセントは、保障されているものが多いので、利息はないが、損はしないで戻るという安心感がある。
 今回は、わずか満期になったお金だけど、フランス人に人気のある、ユーロ5年というものを紹介している。
 
 私は,欲を出して、それに、と思ったけれど、止めた。確実に金利のつく、リブレAがわかりやすくて、安心だ。




パリの物価、高いので、暮らしが大変らしい。ユーロに変わってから、上がる一方だ。交通費は、あからさまにわかる。ヴエルサイユまで、以前は2,5だったのが、3,5になっていた。
空港にも、9,5に。美術館の入場料も1ユーロは上がっている。
 勿論、週パスも、カルトミュゼも、値上がりしている。
それらをまとめると、随分負担が大きくなる。

 給料からの税金も上がったと,係の人も嘆いていた。
 今日の寒さ、体感温度は、マイナス8度、風が強いからだそう。

モリエールの像

銀行の用事が終わって、トイレに行きたくなった。銀行には客用のトイレはない。身体が冷えている。
オペラ座の周辺には、日本料理店や、ラーメンの店が多いが、日本のパンを売り物にしている、簡単なカフェが出来ている。パンは食べたくない。
カフェで、コーヒーを注文して,トイレに駆け込んだ。

 お腹が空いてきたので、どこかのレストランに入るつもりだけど、それまでもたない。



以前に行ったことのある、zen という店を探したが、見当たらなくて、歩いていると寒くて。アジア料理の店で、一度入ったら、美味しくて、最近、雑誌でも紹介されていた。
 道がわからなくなって、この辺かな、と歩いているうちに、素敵なパッサージュがあるので、そこに迷い込んだ。そこが、VIVIENNEのパッサージュだった。




 モザイクの大理石を敷き詰めた,舗道、アーティスティックな手作りの店、そこを出ると、
「ル、グラン,コルベイユ」というレストランがある。家庭画報だったか、に紹介されていた、素敵なレストラン。由緒ある店だったという記憶があって、ウィンドーには、毎年、ザガット、サーヴェイにランクされているレッテルが沢山貼ってある。



 昼食のメニューに、定食がある。料理とコーヒーで16ユーロ、と書いているので、入ってみた。中は赤を基調にした、豪華な作りのレストラン。
 恥ずかしながら、ギャルソンに、16ユーロのメニュは、ここで注文出来るのか、と聞いてしまった。というのが、その隣にある、部屋に一杯の人が,カジュワルな感じで食べていて、その奥に、席が空くのを待っている人達がいたからだ。
16、とおいうのは、ここで食べられるような値段ではないと思ったので、今お店の姉妹店のように、別に場所を設けているのかと。

 中は一杯の客。



 大勢の客がで賑わっている。私は店の表側の傍らにある、誰も居ない席に案内された。
すぐに、客が二組入ってきて、詰まってしまった。 。
http://legrandcolbert.fr/ 詳しいことは、このホームページ
飲みものは?と聞かれると、ワインか、ミネラルくらいは注文しないと。
グラスのワインも、その変の安い店とは違って、5ユーロから、7,とか9ユーロ。
 今日の料理は、鳥か、サーモン。
アントレは?と聞かれたけど、いらない、と答えた。
 みすぼらしい客に思われたのだろう。

 今お店は、オリーブを最初に持って来るようだけど、私には来なかった。
オリーブを食べながら、メニュを決める。
次に行く時は、あわてず、がさつかず。



 お料理はとても美味しかった。クリームソースのかかったサーモンと野菜、辛くなくて薄味にしていて、美味しかった。これなら、フランス料理としては満足。それに小さなパンだけだけど、お腹には、ボリウムがある。食べた時は、そうでもなかったけけれど、歩き疲れた夜になっても、お腹が空かなかったくらい。
クリームソースが濃厚なのだろう。



 ギャルソンは、料理が終わると、カフェですか、と聞いて、デザートは?とは聞かなかった。
 こちらが、勘定というまで、そっとしておいてくえる配慮が良かった。  

Posted by アッチャン at 15:25Comments(0)パリにて