2013年02月28日

サムソナイトと中華の店


マドレーヌ寺院

  トーンダウンして、無理できなくなっている。このまま、つっぱしったら、ダウンしそうで今日は、アパートでゆっくりしよう。
昨日の朝、オフィシイエル デ、スペクタークルを買った。
 遊びの週間情報みたいなもので、パリスコープとロフィシャル,同じような小雑誌、50セントで買える。毎週水曜日に発売される。これを見て、コンサートや、演劇を見たりするのだけど、疲れていると、どうでもよくなる。
 パリで働きながら,日常を送っている人達は、ほとんど知らない世界だけど、リタイアーした人だとか、文化人、映画フアンや、観光客には、便利な情報源になるだろう。



朝、この雑誌を買って、地下鉄の中で見ながら、マドレーヌに行った。
マドレーヌにある、鞄屋さんに、行く為だ。
持って来た、赤いキャリーバッグを、新しいのに変えようと思っていたので、週パスがあるうちに、買いものを済ませておきたいと思って。この赤いキャリーは、パリのプランタンで買ったもので、縫い目がさけて、パリに修理するために持って来て、
代わりに、新しいのを買って帰った。今回は、また持って来て、いよいよ、棄てて帰るつもりでいる。






マドレーヌのバッグ屋は、観光客に人気で、いつも人で一杯。人気1番の、ロンシャンバッグなど、
デパートで売っているものと同じものが,割引き料金で買えるが、サムソナイトなどの旅行バッグを買いに来る人が多い。
ロンシャンは、10パーセントの割引き。
 値引率を聞くと、旅行鞄は15パーセント。デパートで,決めていた,ドルセーの,スーツケースもあったので、それにするつもりでいたのに、サムソナイトの方が、強いと言われると、サムソナイトが良さそうに見える。
でも、値段が高い。以前に、デパートの店員が、サムソナイトをけなして、ドルセーは、フランス製で、作りが違うと勧められたことがあったので、新しく出た,軽くて、10年保障のものを買うつもりでいたのだ。が、私がほしいと思ったものは、中国製だった。
サムソナイトに対抗して、10年保障の、踏みつけても、ぶつけても復元性がある、スーツケースを、他のメーカーも競って出している。

サラダとサンドイッチの店


ギャラリー、ラファイエットでは、イタリア製の重さ2,7キロのものを勧められた。
売り場の店員は,最初、英語で話しかけてくるが、私がつたないフランス語を使うと、
とたんに、早口のフランス語で,宣伝文句とまくしたてる。
スマートでイタリアらしく、デザインも良いが、プランタンには置いていない。
 プランタンは、ギャラリー、ラファイエットよりも品数は遙かに少ないが、どこにでも置いている、10パーセントの割引き券が魅力で、出来ればプランタンで買いたい。

フォアグラの専門店

 そのディスカウントストアーで、迷っているうちに、お腹が空いて、ご飯を食べて、戻ってくるといって、店を出た。
 マドレーヌまでの道に,美味しそうな店が幾つも並んでいる。
 ミシュランにもザカットにも撰ばれた,人気店もあるが、ランチの29ユーロは贅沢なので、サンドイッチにしようかと思っていたら、中国料理店に、ぞくぞく人が入っていく。 ウィンドーには、お勧めのラベルは何もないのだけど、これだけ人が一杯だと不味くないだろう。



 ほとんど満席だった。
ランチに、10ユーロの定食がある。
 私はそれを注文した。ほとんど皆、そのコースを注文している人ばかり。
きちっと背広を着込んだ紳士もいれば、近くの美術館で、ゴッホの「広重」という特別展を見ての帰りの老女性達、日本人の観光客らしい,若い女性組。
たいていは、カップルで入ってくる。
 私は一人で、レストランに入るのも慣れてきた。



 ワインを25デシリットル取った。2,5ユーロ。ヴァン,ターブルは、だいたい安いけれど、美味しワインは使っていない。
 あまり欲しくないが、ワインがないと、余計に食事がまずく感じられるだろうから。
 
前菜は、パテ、アンペリユール、揚げ春巻き。

主菜に、酢豚を撰んだ。トマトのごろんとしたのが沢山入っている。肉は良い肉ではないので、くせがある。甘い酢豚。
ついている、雪のように柔らかい,白ご飯があって、美味しかった。
 豚肉を残して綺麗に食べた。



デザートは、コーヒーか、アイスクリームか。カフェじゃないから、アイスクリームに。

これだけついて、10ユーロだもの。かいがいしく,働いている中華料理店の家族。感じの良い人達で、常連さんが入ってくると、嬉しそうに迎えている。

 お腹も大きくなって、地下のトイレに行くと、そこにも、部屋があり、客がいた。



外に出て、サンラザールにある、バッグ屋に行ってみようと思った。
マドレーヌの地下鉄でだったか、広告を見て、インターネット出調べていた店。
パリに4軒の店と,オンラインのデリバリーもしている。
レイオン、ドール、と言う名の店。
マドレーヌから、歩いても良かったくらいの距離で、ギャラアリー、ラ,ファイエットの天井が見えている。



 店に所狭しと置かれた,旅行鞄。
 次から次にやってくる客が、買って行く。
 入れ替えて、古いのを棄てていく客もいる。

 今お店は、サムソナイトも、20パーセント引きだという。
 さらに、安い店だ。相当、古いスーツケースや、傷物も置いている。

 私は、ここで、サムソナイトの最新のものに決めるつもりだった。
大きさが、気に入らないけど、新しく出たのは、3種しかない。その中間の68センチ。
 最初に出た、コスモライトという機種が、わずかに残っていて、それは30パーセント引きだという。私が探していた、60センチのものは、売り切れてなかった。

 30パーセントに、屈した。
 ある色は、これしかなかった。
赤色は、随分痛んでいる。長く置いていたようだ。 でも、36ユーロの違いは大きいと思った。

棚の上から、下ろしてれた品も、埃だらけ。 私のことだもの、また新しいのが欲しくなるから、少しでも安い方が良い。
10年保障が、インターナショナルでついている。ヨーロッパ製。重さは3キロあるが、新しいよりも、350グラム重い。あとはほとんど変わらない。




免税手続きをしてくれるか、と聞くと、書いてくれ、といって、免税の申請書を渡された。
書き込んでから、思い出した。
マガザンで、靴を二足買って、免税の紙を作ってもらったら、
 その後、お金が帰って来なかったことがあった。
 


アパートに持ち帰るまでに、妹の娘が、二人目の赤ちゃんを出産したので、そのお祝いを買いに、それを持って歩いた。

アパートに,,帰って、荷物を入れてみたら、半分で収まる。
パリでの滞在の時に持ってくるのには、こういうのが良いのだ、と自分に納得させる。
土産ものも、全部入れて、これ一つで帰れるわ。



また、疲れている。ニコラに行って、シャブリのワインを買って、野菜屋で買い物して、アパートの下に、ベルギー白ビールを買いに。

シャブリ、美味しいワイン、日本にも
あるでしょう。

こちらを見て、愛想笑いをしている男の人がいる。
そうか、この前に、エレベーターで乗ってきた男性で,話しかけてきた人だ。
 私がビールを買って,アパートの戸口で,開けて待ってくれていた。
その男性は、スーパーで、赤ワインを買って、これがエクセレントだ、という。
私はニコラ、で買ったといういと、ニコラはだめ、値段が高い、と。
で、私は、シャブリを買ったの、これを。
ああ、このワインは、すごく良いのもだ。
私の部屋で、この赤ワインをどうだ、とかなんとか言う。
5階で「さよなら」を言ってでてきた。
エレベーターの中から、「ごきげんよう」という声が聞こえた。
陽気で気のよさそうな人だけど、ああいうのはご用心。

   

Posted by アッチャン at 22:17Comments(0)パリにて

2013年02月27日

モンパルナス墓地とカフェ「セレクト」


  


雨がやんで、太陽の光が、部屋に入ってくるが、また曇り始めた。
昨日買った,花を持って、モンパルナスのお墓に。
今日は開いているのだろうな、と心配しながら。
モンパルナス墓地は、大きいので、いくつかの駅から、アクセスできる。
今日は、エドガー、キネで降りて、正面から入ろうと思う。エドガー、キネの両側に、画材屋さんがある。
 表面の一口に、車が入って行くのが見えて、ほっとする。開いている。



 お墓に着くと、青空に白い雲がかかっていた。
蒼空に、華雲、がかかっている。
 風が強いので、寒い。
 しばらくいて、それから、近くにある出口から出ようと思ったが、お墓に眠っている、有名人の名を見ていたら、ボードレールのお墓をみに行きたくなった。
ベケットや、サルトル、などは、以前に見ていたけれど。
すると、お墓のガードマンは、
「誰を探しているのですか。」と
「ボードレール」」というと、
親切に、行き方を教えてくれる。こんな風にして、いつも、訪れる人の手助けをしているようだ。




 ボードレールのお墓には、詩を書いた紙や、お花が備えられている。
 パリにある、このモンパルナス、モンマルトル、ペール、ラ,シェール、は観光の場になっている。ピアフのお墓には、並んで待っているくらいの人気。



 お墓に、日本名に女性が刻まれている。ミツコという名前で
 生まれは、ミヤケ、とあるので、どこだろうと、考えていたが、宮家かもしれない。



 他に、関口家の墓というのがあった。
絵描きで神戸の出身の人で、日本式のお墓が建っている。
 
サルトルとボーヴォワールは、仲良く、一つのお墓に入っている。

サルトルとボーヴォワール

今日は,良いか、と思ったデュラスのお墓にも。



 フランス人のお墓は、自分の作品をお墓につけたり、派手ばれしいものもある。
 古くて、気味悪いものも。



 シェークスピアのハムレットに、「墓堀の会話」が出てくる。
 道化の骸骨を掘り出して、話をする場面が。

モンパルナスの墓地も、夜中、戸口が閉まって,入ることが出来なくなる。
開いていると、墓を掘り返してでも、「盗み」を働く人がいるのかも。
レ、ミゼラブルに出てくる、宿屋の夫婦だったら、やりかねない。

コメディーイタリア劇場

モンパルナスのあたりは、昔、良く来た所だったのに、方角が違うとさっぱりわからない。
大通りにある、クーポールに行こうと思ったのだけど。
ギャラリー、ラ,ファイエットがあって、そこに入ったら、反対の所から出たようで、わからなくなった。

また、とぼとぼ寒い中歩いて、バス亭まで来て、地図を見ても、わからない。
すぐ近くにいるのに。



やっと大通りに出た。
クーポールで、ランチを食べようと思ったが、メニュは、29ユーロから。



で、向のカフェ「セレクト」」に行くと、19ユーロの、ランチがある。
ここは、カフェだけでも、良いけど、ここでランチを取ることにした。

セレクトは、ヘミングウェイの小説に出てくるので、有名なカフェで、モンパルナスの、ドューマーゴ、と並んで、モンパルナスの知識人、音楽家、映画人などがたむろしたカフェだ。



 料理と飲み物とカフェの3点セットで、19ユーロだ。

 私はしばらく食べていないお肉が食べたくなっていたので、子牛の煮込みを頼んだ。
日本語を話す、ギャルソン(といってもおじいさん)で、愛想の良い人だ、。
日本人が沢山やってくるのだろう。
アメリカンバー、と書いている。向のクーポールにも、アメリカンバーと書いている。



籠に一杯のパンと赤ワインを持ってきてくれて、柔らかくて美味しい
料理が出てくるまで、しばらく時間がかかった。

ズッキーニの煮物の入ったボールと、子牛の煮物。
肉ばかり,盛り上がって、こんなに食べられない、と思ったけど、柔らかくて、溶けるようなので、殆ど食べてしまった。
お肉ばかりのお皿。こちらの料理は、こんな感じなんだ。



 ズッキーニも美味しくて、無理しても食べてしまって、パンは残りをナプキンに包んで。

隣にいた,女性達は,英語でしゃべっている。

店を出て、クーポールの隣にある、ドームを覗いてみた。
ドームは、高級な海鮮料理の店だと聞いてたけど、海鮮盛りの,プラトーとワインが半本ついて、48ユーロと書いている。



一人ではこんなに食べられない。
二人でなら、安いものだな。
モンパルナスの大通りは、海鮮の店、通り。



ドームの裏手に、ビストロ、ドームがある。
こちらは、値段を抑えている。ザガット、サーヴェイのレッテルなど、一杯貼っている。
今度はここに来よう。




通りを挟んで、「デ、ズイットル、牡蠣」という店も出来ている。
ここは、もっとリーゾナブルな,ランチがありそう。

  

Posted by アッチャン at 18:17Comments(0)パリにて

2013年02月26日

モンパルナス墓地は、雪でお休み



  

 デパートに行こうと、アパートを出て,地下鉄の駅に向かって歩いていた。ふと吉田さの命日だったかな、と思い、お墓に先に行こうかと考えながら。すれ違った人がいた。フランス人と熱心に話しながら、すぐに、近くのアパートに入って行かれた。偶然にしては、あまりに、と思った。
たしか、吉田さんととても親しくしていた人だった。
吉田さん、今日がやはり命日なのかな、と。
水曜にお墓に行くつもりだったけど、この日に行ったほうが、と天候の悪い中、ピラミッドで4番に乗り変えて、モンパルナスのお墓に。
地下鉄の中のベンチに、浮浪者達が、うずくまるようにして寝ている。
側につながれた犬が、何度も回りながら、再び座って,悲しそうな顔をしている。
 浮浪者にとっては、コンパニオンでもあり、なくてはならない存在だけど、
犬は道連れになって、物乞いの役者にもなっている。
 寒い外で,物乞いをしている人達もいるが、疲れて、この中で寝ているのだろう。



、VIVANで降りた。
トイレに行きたくて、近くにある、カフェコーヒー一杯頼んだ。あたりに花屋さんがないので、一駅歩いた。
お花を買って、モンパルナス墓地のいつもの場所から入ろうとしたら、門が閉まっている。 中を覗いていあたら、歩いていた若者が、「今日は,雪で安みですよ。」と
そんなことあるの?そこかから入れないのかしら、とぐるっと回って、どこもしっかりと、鉄の扉が閉まっている。
 また,中を覗いて、いると、係の人の姿が見えた。
「お花を備えたい。」というと、「明日来なさい。」

 ああ、がっかり。お花があるので、一旦帰らないといけない。



 アパートに帰って、お花を水につけて、それからデパートに。 
朝、雪だったのが、雨に代わり、夜帰る頃には、どしゃぶりになっていた。


 
 急にどっと疲れを感じた。毎日、無理してたのが、今頃出て来た。
   

Posted by アッチャン at 18:22Comments(0)パリにて

2013年02月26日

教会でパイプオルガンと、シャトレでコンサート

 
    

  昼食に、ほうれん草を湯がいて、山本の、すりごまをかけて、食べた。
その美味しさといったら。がつがつ。残りのおにぎりと一緒に、お味噌汁も添えて。
ひさしぶりの本格派、日本食。ゆがいた、バイ貝をつまむ。
やはり、白ワインが欲しい所、シャブリを一杯。

 昨日で、美術館パスを使い切って、今日からは優雅な、パリ散歩、と行きたい所だけど、午後の3時か、3時半からだと記憶している。






サンジェルマン、デ、プレ教会で、オルガンのコンサートがあるので、聞きに行く。
サンジェルマン、デプレの地下轍の中で、文化の花を咲かせた,エクリバン達の、手書き原稿の特別展を開催している。

ポール、ヴエルレーヌ、ランボー、ボードレーヌ、コクトー、ヴァレリー、などなど。
よからぬやからが、こともあろうに、ガラスケースに,スプレーで落書きしている。日本では、こんな貴重な品々を、地下鉄の駅の中で、展示してるなんて、考えられない。



サン、ジェルマン、デプレ教会は、初期のロマネスク様式の教会で、フランス最古の一つ。542年に、パリ王ヒルデベルト1世が聖遺物を納める修道院の付属教会として建設。
 576年にパリ司教、聖ジェルマンが埋葬されて、その名を取って、草原のサンジェルマン、と呼ばれる教会になった。

 聖堂の中心には、聖母マリアとその子イエスの像が置かれ、聖堂を飾る、3つのステンドグラスが美しい。

 オルガンのコンサートは、1時間足らずで、バッハやメンデルスゾーンのものも。パイプオルガンの,荘厳な響きが、聖堂内を満たす。





 聞き入っているうちに、いつのまにか、すっと睡魔に襲われる。
つまり、気持ちが良い証拠なのであって、仏教のお経にも共通するようにもおもう。
心をぼろぼろにして,教会に来る人達を、きっと気持ち良くさせていた、パイプオルガンの音色。
 すごく大きく響き渡っているのだけど、癒しの音楽だ。



 聖堂の中も暖かいわけではない。所々に吹きだし口があって、そこから暖かい空気が入って来ているので、その側に座ってる人は、賢い。

前のの方に座ったら、寒かった。



ここでの、オルガンコンサートを聴いてから、地下鉄4番で、シャトレ劇場に行った。
 「お茶コンサート」というのを、日曜日の5時からやっている。
10ユーロという安価で、市民に人気が高いというので、行ってみた。
シャトレ劇場で、11時からの、「コナサート、トオ」 早いコンサートと、5時からの家族ぐるみの「コンサート、テ」がって、毎週ではなくて月に一度くらいの割合。


「ベルリンから、ブロードウェイ」と題して、ドイツのユダヤ人音楽家でもあり、オペラの作者でもある、、KURT WEILLという人が作った曲の、変遷にそって、パリのコンセルバトール(音楽大学)の学位をもらった、人達の、歌とピアノだった。

 自由席なので、早く来た人が良い席を確保していて、私はオーケストラの後ろの方に、廊下側に席が残っていて、そこに座った。




 音響があまり良くないので、オペラ歌手の歌が,小さくしか聞こえない人がいて、
 先ほどの、パイプオルガンで慣れた耳には、物足りない。
ピアノに、日本人の男女二人がいた。女性は、辻なるこさん、という人で,力強く、とても旨く、最後に、テノールの男の人の伴奏で、何曲かを弾いて、コンサートが終わった。



 子供達を連れた家族ぐるみでの、コンサートなので、沢山子供達が来ているけれど、今日のコンサートは退屈しただろう。
 じっと大人しく聞いている。そういうしつけは、フランス人だから厳しいし、子供の時から、本物に触れさせる教育は徹底している。
雪が降って、寒い中、日本人なら、連れ出さない所だ。
お年寄りも沢山来ている。杖をつき、車椅子を使って。馴染みを顔にあい、お喋りの笑顔がほころぶ。



 教会でのコンサートに、家族揃ってのコンサートに、毛色に違ったコンサートに。 パリは、ジョワ(喜び)を追究する街だから、いつまでいても、退屈しないのだろう。働かない人達を退屈させない街、パリ。
フランス人は、もともと、働かない人達だった。
 


夜の食事、簡単なものだけど、美味しい。ベルギービールと、白ワイン,飲み過ぎている。  

Posted by アッチャン at 16:31Comments(0)パリにて

2013年02月25日

教会の周りに市場が立つ


   


 日曜の朝は、ジャンヌ、ダルク教会の周りに、マルシェと呼ばれる,市場が立つ。
朝の冷え込みは、日ごとに増していく感じ。天気が悪く、冷たい。
私は、マルシェで、魚と野菜を買いに出ていく。

人気の魚屋さんは、もうすでに沢山の人が並んでいる。私も並ぶ。
他の魚屋さんも、新鮮で美味しい魚を並べているけれど、どうしてか、この魚屋に人が集中している。
値段が少し安いようだ。
先週の日曜日に買った、海老を200グラムにして、上等の,1キロ倍以上の,BIOを159グラム買った。
 鯖を頭だけ取ってもらった。メルルーサの白身を一切れ買った。



 先週買った、グレープトマトは、中国人の出している野菜屋になかった。
私の大好きなキンカンを置いている店があるが、日本よろもずっと高いのでやめた。

 卵のおばあちゃんも、元気に市場に立っている。まだ残っているので、3つだけ,買った。3つで、1,5ユーロ。6つで、2,6ユーロだから、ちょっと割高。
紙代かな。



 シャンソンを歌ってる男の人がいて、いるも角の所で歌っている。
カメラを向けると、手でさえぎって、「ラ、モネー」と叫んだ。
お金入れろ、ただじゃないぞ、というわけだ。

 反対側に、牡蠣の店がある。そこで、今日も、3つは?と聞いたら、お兄ちゃん、最低六つだよ、木曜まで持つから、と言う。
開けてくれる?と言うと、
開けたら、今日食べないとだめだ、というので、そのまま買った。

バイ貝も買った。
以前に近所の魚屋で買って、生だと思ってゆがいて失敗したことがある。
料理しているの?と聞くと、
ヴィヴァン、生きているよ、という。
20分間、水で湯がくだけだから、と。
私はこの貝が好きで、値段も安い。
牡蠣6つとバイ貝で、9ユーロ足らずだった。



高級野菜を置いている、中国人の野菜屋さんで、グレープトマトをみつけて、一房買った。それがなんと、2,9ユーロ。わずかに、15粒くらいしかついていないのに。
普通のトマトで我慢すべきだった。それほどの味の差はないのだから。
で、いつも行く、角の野菜屋で、ほうれん草を見つけたが、1キロ入っている。中の作業場を覗くと、作業している。出て来た人に、少なく買えない?と聞いた。
 「どれだけ?」
  「500グラム」作業場に、「ほうれん草500グラムと叫んだ。」しばらくして 袋に5000グラムを詰めて出して来てくれた。
それから、並んで待っていることの長さ。手がかじかんで痛くなってくる。



野菜屋さんは、家族で働いている。
夜の店じまい時、外に出ている野菜を全部、箱に詰め直している。
寒い冬も、外で作業しなければならない、店は、寒さに慣れていとはいえ、大変な仕事だ。
朝は、早くから開けている。
中国人は良く働く。人の何倍も働いて、沢山お金を貯める。
ニューヨークでも、どこでも、中国人は多い。
ニューヨークの新しいビルのアパートを買っているのは、中国人。
日本の不動産も中国人が買っている。
かつては、ユダヤ人、いまもかもしれないが、中国人の進出が激しい。
どちらの国も、無類の働き者達だ。

日本人も、人の何倍も働いて、頭が良ければ、誰だって,金持ちになれるのでは?



石川啄木の詩に、
「働けど,働けど、楽にならざり、わが暮らし、じっと手をみる」

貧しい国だった、日本が、世界で経済大国になったのは、アメリカ資本主義の洗礼を受けて、ユダヤ商法を身につけたからだけろう。
 世界の不動産を買いあさっていた時期がありましたよね。

今の日本の若者は、働く時間を少なくして、自分の生き甲斐を大切にするようになって。それを熟成した国、という言葉で表すようだ。
日本は、受けた経済の恩恵を、今度は、お返ししなければならない、と,のんきなことを言っているうちに、中国に馬鹿にされる国になっている。



安倍政権は、支持率70パーセントの勢いだそうで、経済大国への帰り咲きを狙っているが、そんなエネルギーは、日本人にあるかしら。


私は,待っている,間のほんの15分間に、身体中が氷になったようだった。
   

Posted by アッチャン at 17:40Comments(0)

2013年02月25日

オルセーから、シネマ美術館


     ゴッホが自殺した街の教会



 オルセーは、誰でもが、行きたい美術館なので、いつも混んでいる。
特に週末は、凄い。
 氷るような寒さの中、チケットを買う人が、並んでいる。
こういう時は、美術館カードを持っていると,特別扱いで、予約の入り口から、早く入ることが出来る。
 4時だというのに、まだ沢山待っていて、印象派の絵画がある5階と、2階に作られた、ポスト印象派から、新印象派、ナビまでの,部屋は混雑している。

シスレー


 閉館間近と、混雑とのコンビネーションには、利点がある。
撮影禁止なので、監視人が見張っていなければならないのだが、彼らは、退屈しのぎに廊下に出て、長話し、持ち場を離れている。日本の美術館のように、真面目に、じっと持ち場に座っていない。

ドガのパステル画

 ゴッホが展示されている二部屋の監視員だけが、二人で話はしているものの、二部屋の間を歩きながら、カメラを監視している。が、それでも、混雑しているので、目が届かない。
 写真を撮りたい人は、カメラを向けている。
私も、この前は空いていて、はばかられたが、このどさくさで、少しだけ、カメラ撮影させてもらった。

ゴーギャン



ゴーギャン

 ゴッホがアルルに滞在した頃の絵画、ゴーギャンがブルターニュに居た頃の絵画、という最初の部屋が、一番混んでいる。

 オルセーは、5時半になると、閉館し始めるので、私は早いめに、トイレに行った。終わって、監視員に後ろから追われて、出てくると、その頃になると、トイレに長い列が出来るから。




 そして、もう一軒、「シネマの美術館」に行くつもりだったから。
 オルセーのすぐ側に、PERの駅があるので、寒いときはありがたい。
 一旦、いつも出かける時に乗り込む駅の、フランソワ、ミテラン駅に戻り、乗り変えて,ベルシーに。
 ベルシーから5分ばかり歩く。
ベルシーは、新しく開発されてから、新しいホテルが沢山出来て、地下鉄の中で、
日本語で、「すりにご用心ください。」とアナウンスしている。
 オペラとベルシーは、日本人が多く、利用しているからだろう。
シネマ美術館は、アパートから散歩をかねて、歩いての行ける。



シネマテック、といって、名作と言われる、クラシックな映画を上映したり、特集を組んで、監督の作品を一挙上映したり、コンフェランスがありと,シネマフアンの為の、映画館、映画図書館、ミュージアムを併設している。

 ミュージアムは、毎日曜日に、朝10時から,1時頃までは、無料で開放されている。



 7時に閉館なので、あまり時間はなかったが、最後のがんばりで。
ルミエール兄弟が、映画を作ったことは、映画好きの一なら知っているし、撮影カメラについても、どこかで、少し知識を得ているけれど、実際に実物を見るには、美術館に来なければ。
フランス映画の名優達の映画の場面が、いくつかのビデオ画面で上映されているのも面白い。
メトロポリスの衣装と、映画の一場面、チャップリンの「モダンタイムズ」の場面、映画に使われた,ドレスなどの衣装と、ビデオに、映画「ココ,シャネル」

2階の特別展は、「マルセル、カルネ」、だった。
コンテや、映画作りのて手書き原稿などと共に、映画のポスターと、映画の,有名なシーンが観られる。
マルセル、カルネ、というと、「天井桟敷の人人」「北ホテル」が有名だけど、他にも、ジャンギャバンを使った作品も多い。
 北ホテルに主演している、ルイ、ジューベは、演劇の俳優で、渋い演技をする名俳優だ。

 ジャン、ギャバンの代表作は、「ぺぺル,モコ」 
フランスで、その名を馳せた男優は、日本人からみれば、ハンサムとは言えない。
ジャン、ギャバン,ジャン、ポール、ベルナルド、ド、パルデュー、彼らには共通している特徴が観られる。ずんぐり、むっくりで、団子鼻、男くさい魅力と声が良いことだ。
 フランス人の好みなんだろうな。
アラン、ドロンは、二枚目で、日本では、爆発的な人気だけど、多分フランスではそれほどではなかったかも。

 ハリウッドのクラークゲイブルも、アメリカ人には、ジョンウェインや、クラークゲーブルの方が人気で、日本で人気をあげた映画スターだった。

 今度また、ゆっくり観たいな、と思いながら、閉館で追い出された。  

Posted by アッチャン at 16:22Comments(0)パリにて

2013年02月25日

東洋美術の「ギメ美術館」



    

 ケ、ブランディーから、セーヌの橋を渡って、右岸には、市立美術館とパレ、ド,東京がある。市立は、デュフィーの音楽の部屋がある。私も大好きな部屋だけど、今日は、パスして、ギメ美術館のある、地下鉄のイエナまで歩く。
 イエナは、地下鉄のトロかデオ駅の隣になる駅で、結構この駅に降りるのは乗り換えが不便なので、歩いた方が早い。市立美術館の前から、イエナまで、市場が出ていて、店じまいをしている最中だ。



ギメ美術館は、実業家で東洋美術の愛好家であった、」エミール、ギメが個人で収集したものを基に、アジアの美術館として中国、韓国、タイ、ベトナムなどと、日本の美術品も展示されている。以前に、この美術館が、毎日、無料だったことがあって、通ったことがあるが、今は他の美術館と同様に、第一日曜日だけは無料になる。

中国、以下

 外れた場所にあるので、いつも空いているので、土曜日の美術館としては、こことか、ケ,ブランディーだと、混んでいることはあまりない。

 中国の正月を記念して、「新しい中国のお目出度い美術」という特別展を開催中。



 ギメ美術館には、やはりなんと言っても、中国美術品の良いものが多い。




 中国とフランスの絆の強さを感じさせる。
 中でも、クラシック中国、が良い。ベトナムの陶器も良いなあ、と前には思ったのだけど、中国の、陶器のうち、茶ワンに目を惹かれた。


 
中国は、お茶の国だから、お茶にかかわる器が素晴らしい。



鍋島、日本
千の利休は、中国のこれらの茶器から、利休茶碗を作ったのだろう、と思われる、手本になあっているような,茶碗がいくつも展示されている。

日本のなつめ

友人が、糖尿でお酒も食事も制限されて、お茶を始めたそうで、茶室を作り、茶器を揃えることになって、その道に詳しい人に相談した所、7年待ってほしいと言われたそう。
その意味がわからなくて、どうしてそんなにかかるのか、と聞くと、
 逸品を持たないと、茶を知ることが出来ない、その逸品は、面には出て来ないからだとか。
わけありで、陰で取引されるようなものの中に、逸品があるという。
盗品もあるかもしれないし、金に困ったお公家様が、手放すとか。

そんな話を思い出しながら、これらの逸品の数々に見入っていた。相当のわけありで集めたに違いない、と想像しながら。



美術館に行くときには、なにか、興味のあるテーマを持って見ると、印象が強くなる。
あれもこれも、と歩き回ると、美術館に行った、ことでの達成感はあるが。
これを限りに、旅の記念にするような、美術館巡りでも、添乗員が案内してくれる、これだけは、と言う作品が、頭に残るのだろうが、説明を聞くのに、集中して、作品を自分の目で観ることが薄くなる。

川端康成の小説「日も月も」で、ブリジストン美術館に行き、ルノワールの絵画の前で、時間を過ごす男の人が出てくる。その小説に触発されて、私は日本橋のブリジストン美術館が好きなのだけど、そういう見方があって、美術館の存在意義は大きい。



最近、日本の美術の素晴らしさを知るようになって、というよりは、良く観る機会が出来て、このギメを観ると、まだまだ、日本は犯されていない、と思った。
 アメリカの、ボストンや、メトロポリタンには、日本美術も占領されているという感があるが、
フランスは、日本からは,遠い国だった。



中国のお正月、ギメ美術館でも、華やかな、お祭りのパーフォーマンスが。
 獅子と竜の踊り、音楽に合わせて。
寒いのに、一旦外に出てから、正面玄関から入ってくる。竜が舞い、獅子がそれを追う。獅子の中に2人入っていて、天井高く伸び上がり、威嚇する。
最後は竜にひれふす、という踊りで、その後、この館長だろうか、の周りを周り、館長?派、お皿に入れた捧げ物のの野菜を竜に差し出す。



沢山の人が集まっているのは、このパーフォーマーマンスを観るためだった。  

Posted by アッチャン at 05:33Comments(0)パリにて

2013年02月24日

エッフェル塔の麓「ケ、ブランリー美術館」




   


 6日間の美術館パス、いよいよ最後の一日だ。
 あともう少し、頑張って行こう。
 朝、相変わらずの寒さ、雪が舞っている。
 PERで、ポン、アルマで降りて、セーヌ川の左岸側を歩いて、Quai Branly に。
 ここにある、レストランは、友人が美味しいと言っていたので、一度、とは思うけど、 お腹がまだ空いていないので、またの機会に。
 「楽しいグルメ」というメニュが18ユーロと書いている。
 これは美術館の入場料とセットではないだろうな。



  あたりは、人っ子一人いなくて、寒々していて、美術館は、閉館しているのか、と思われるぐらい。庭から入っていくと、ガードマンが寒そうに庭に立っている。
 チケット売り場にも、客は一人もいない。


 
 けれど、中に入ると、結構沢山いる。
11時開場なので、その時間を待って入って来た人達だろうか。
 子供を連れて来る人が多い,美術館。

 エッフェル塔の麓に位置するこの美術館は、建築家、ジャン,ヌーヴェルが設計した、ユニークな作りで、入り口までの、登りの床には、文字の川が流れて、中に入ると、大きな洞窟のようでもあり、長い船のようでもあって、進むと、いつのまにか、また元に戻ってくる。




 この美術館は、西洋以外の、プリミティブで野性的、知恵と自然信仰に、彩られた、アフリカ、、アジア、アメリカ、オセアニアなどの原住民の美術を集めて展示している。
 革新的な試みも,精力的に取り組んでいる。



 文化促進に力をつくした、シラク大統領を記念して作られた。



 この美術館で、髪の毛を題材にした、特別展が開催中。

ピカソ


荒木のフォト
ブロンドの美人から、威厳の象徴や、神の代理としての,様々な髪の毛にまつわる展示のようだが、その中で、ショックを受けたのは、戦争末期に、ナチに協力した女性達が、
 連行され、丸坊主にされて、公衆の面前を、車に乗せられてて、見せしめにあう映像が流されていた。女性が、坊主頭を何度も殴りながら、公衆に怒鳴っている。





それを見る,パリの市民達は笑い、おもしろがっている。
 頭を刈られた女性達は、若い人から,年のいった人まで。泣いて,悲しそうにうなだれ、おびえ、顔に怪我をしている女性も。 

私は、マルグリット、デュラスの「ヒロシマ、モナムール」を思い出していた。
ドイツ兵との恋に落ちた女の子は、ドイツ兵と逢い引きを重ねている。
 ドイツ兵は撃たれて死ぬ。彼女は街に引き回され、丸坊主にされた。
父親は彼女を家に監禁する。

髪の毛は伸びていったけれど、彼女の心は死んだようになって、狂気の状態でし耐えられなかった。

ヒロシマ、あなたは何も見なかった。
ヒロシマ、私は全てを見たのよ

何年も後に、平和の映画を作るのに、女優としてヒロシマにやってきた彼女、
ヒロシマで、昔の恋と同じ情熱に出会う。ヒロシマの男性と。

 裏切りものとして、石をぶつけられ、坊主にされて、引き回される女性達は、戦争の犠牲者達だ。彼女達の人生を奪ったのは、戦争を引き起こした人達。の欲望、征服欲。

 人間の本能である、欲望のなせる結果だ。

ヒロシマの原爆を体験している、私達日本人が、原子力を容認してきた。
安全神話を作りだしたのは、私達だ。







美術館の意図は、問題を投げかけることにあるだろう。


   

Posted by アッチャン at 17:19Comments(0)パリにて

2013年02月23日

パンテオン、中世、モロー、オーランジュリー


   


 朝、まだ雪が舞っていた。道路の橋に、昨夜の雪が風に寄せられて,残っている。
凄く寒い。手袋の嫌いな私も、なくては歩けないくらい。
 バスを待っている間も、動いていないと震え上がるほど寒い。
 ルクサンブルグ公園で降りて,パンテオンまで上がっていく。
 バスの中も、冷え冷えしていて、パンテンの中にはいっても、所どころに、ストーブが置いているくらいで、寒かった。
子供達が、郊外学習に来ていた。パリの子供達は、よく、あらゆる美術館に来て、授業している。実物を前にして、贅沢な授業だ。



聖女ジュヌヴィエーヴ祈願して病気を治してもらった,ルイ15世が、このパンテオンを作った。
 ユゴーがここに埋葬sれるようになて、民間人もここに埋葬されるようになったという。
 墓所のある地下に、降りると、ルソーとヴォルテールのお墓が両側にあって、その奥に行くと,ユゴー、エミールゾラ、ボーマルシェ、などのお墓がある。



 人間は必ず死ぬので、このおほうが現実なのでしょうが、気持ちの良いものではない。
 ルソーとヴォルテールは、啓蒙思想家、哲学者として、18世紀の代表的な人物だから、特別に扱われている。


パルテオンを出て,中世美術館まで歩いた。
 ここは、吉田さんが,息子が来た時に,パリ中を歩いて,案内してくださった時に、美術館には、入らないで、見た所。
昔、一度,美術館を見て、感激したことがあった。まだパリも、ヨーロッパも知らなかった頃だ。
 ここは、タピストリーが素晴らしいので、知られている。
 その中でも、「一角獣と貴婦人」が有名だ。



 その部屋で、何枚かの素晴らしいタピストリーに囲まれるようにして、しばらくみていたら、一角獣が、とてもかわいらしく描かれているのがあった。他の一角獣は普通に描かれているのだけど。



 それにしても、これほどの美しい、タピストリーは見たことがないくらい、素敵だ暗い照明に浮かび上がって、魅せられる。
 これだけで、この美術館に、足を運ぶだけの値打ちは充分ある。その美しさ、優美さ、中世の宝物よりも魅せられる。


中世美術館を出て,サンジェルマン、デ、プレの方に歩いて行った。
ドラクロワ美術館に行く為に。
お昼時、お腹が空いていた。
息子と入った、「レオン」が角の所にあって、沢山、人が入っている。
ベルギーの本場から、店を出している、ムール貝の専門店だ。



11,5ユーロだったかの、ランチメニューの紙がはってある。
 サラダと、料理と,デザートで。
 安い店だから,人気なのだけど、ムール貝の好きな人にも、うってつけのお店だ。

 隣の女性は、ランチではなくて、沢山入ったムール貝を注文していた。ベルギーと言えば、ビール。ムール貝には良く合う。
 けれど、私は白ワインに。寒いからビールを飲むきになれなくて。
隣の女性は、ビールをちびりちびり,ジャガイモのフリットをおかわりして、ムール貝を食べている。




私の注文したものは、形だけのサラダに、400グラムの,ムール貝、ジャガイモのフリットついている。
 デザートに、プリンのブリュレ。

 どれもたいして美味しくないけれど、安い店だから、ムール貝の好きな人達は、充分満足している。
 ムール貝も、一度は食べないと、パリに来た気がしない。昨日のレストランが美味しかったので、口が肥えていく一方だ。

ドラクロワの庭

ドラクロワ美術館は、画家が最後を迎えた,アトリエを開放しているので、作品はほとんどない。「冬の花 」という展覧会を開催中。
 庭には、花が植えてあって、ドラクロワは、花を愛して、そのスケッチなども展示している。


ドラクロワ美術館の入り口
そこから、地下鉄に乗って、トリニテにあるモローの美術館に。
ここは、何度も来ている。モローの館が美術館になっている。











二階に上がると、アパートの部屋、3階と4階に、モローの絵画と、莫大な数の,デッサンやスケッチが納められている。
 時間があれば、一日中居て、じっくり見なきゃやいけないくらい、沢山あるけれど、
 私はいつも雰囲気を味わって、しばらく見て帰るだけ。



 あと、もう一軒、私の大好きな、「オーランジュリー」にも行きたかった。

 コンコルドに出て、オランジュリー美術館では、閉館までの,1時間半、たっぷり取っていた。


ゴーギャンの風景画

 ここは、モネの「睡蓮の部屋」で有名だけど、ルノワール、ゼザンヌ、モネ、等の素晴らしい作品ばかり。その上、ルソーの絵画も他では見られないくらい沢山ある。ローランサンの作品も。

ルソー

ローランサン

モネ

ルノアール





 そして、ユトリロの、白の時代の絵画、中でも、最高傑作は、「ベルリオーズの家」だろう。ユトリロの絵画は、なんといっても、白の時代、のものが良い。

ユトリロ


マチスとピカソの作品の、素晴らしいものばかり。それに、モジリアーニ、ドラン、最後に,スーチン、沢山の絵画が見られる。
これほど、各作家の,授玉の、粒ぞろいの美術館はないだろうと思われるくらい。










 それというのも、ここは、ポール、ギヨームが、こよなく愛し,手元に置いていた作品を展示しているから。

 ローランサンの絵画は、「ピカソとルソーの間」と言った,詩人、アポリネール。
 アポリネールが中に入って、ローランサンは、ギヨームの妻,ドメニカ」を描いている。 
 ギヨームに、絵画の収集と、画廊を作るのを勧めたのは、アポリネールだったとか。

モジリアーニ
 
 終わりまでの時間、モネの睡蓮の部屋で、足の疲れを休めながら、椅子に座って、ぼっと睡蓮の池を眺めていた。
 睡蓮の部屋は、奥と、手前と二つある。こんなに空いているのは、めったにないこと。


 
私は思う。


日本人も、アメリカ人も、大好きなモネがいなければ、印象派の作品が、絵画の歴史を塗り替え、その頂点に、君臨して、印象派の流れをくんだ,一連の絵画の宝庫は生まれなかったのではないかしら、と。

  

Posted by アッチャン at 17:58Comments(0)パリにて

2013年02月22日

ルーブル美術館



   


昼食を終えて、ルーブル美術館に行くつもりで、歩いていたら、迷い込んでしまった。
方角がどのあたりかが、検討つかない。地図を持っていれば、通りでわかるのだkど。寒いし、バスに乗りたくなる。
男の子に,ルーブルへの行き方を教えてもらって、歩く。
ピラミッドからは人が並んでいるので、途中、入ると所があって、行くと、ガーディアンに、ピラミッドの入り口から、と言われた。無駄な歩き。

幸い、ピラミッドの前に、そんなに人が並んでいない。
寒いから,助かった。



ルーブルには、いつも必ず、やってくる。
観る順も決まっている。
デノンから入って、ニケの像を観て、大好きな、ボッティチェリのフレスコ画を2点観る。



そして、イタリア絵画の回廊へ。
レオナルド、ダ、ヴインチの絵画が、4点。そこを観て、モナリザの部屋に。
 モナリザの前には、いつも沢山の人がいるが、それでも、冬場や、時間によって、空いている。
 いつだったか、デノンに入るにも、並ばされたことがあったが、大抵は、すっと入って、ゆっくり観られるくらいの余裕がある,時間帯を撰んでいる。





ルーブルや、他の所でもそうだが、夜間開いている日の夕方から入ると、空いてる。 観光客の多い,季節の良い時期は、昼真は、大変な労力を要するので、昼真は行かない。



 モナリザの微笑、観ればみるほど、ミステリアスな微笑だ。顔は美人とは言い難い。男のようにも見える。レオナルド自身だと言われたこともあるが、実在する女性がモデルだとも。
 絵画の深さといい、これは,確かに、唯一無二、ミステリアスな絵だ。

モナリザの向いに、「カナ」の結婚」というどでかい絵がかかっている。
 ナポレオンの戴冠式、と同じ作家のもの。



再び、回廊に戻って、カラバッジオの絵画を見に行く。



まあ、これだけで、充分の充分、贅沢な絵画の鑑賞。



 なのだけど、階下にある、ミロのビーナスを観に行く。
ミロのビーナスは、これが最も美しい女性だ、と納得の美しさだ。
 いつも、しばらくは、そこを去りがたく、見入ってしまう美しさ。





私は、それから、2階に上がって、絵画のコーナーを回る。
特に、フェルメールの、「レースを編む女性」と「天文学者」の前に座って、疲れを休めながら、鑑賞するのが好きなのだ。



ミケランジョロの「奴隷」

こんな贅沢なことって、あるかしら。
ルーブルの秘宝もすごいらしいけど、私は、自分の部屋のように、何度も訪れては、これらの,名画、と呼ばれる授玉の数々を観るこおとの出来る,ルーブルに、、超贅沢をさせてもらっている。

ルーブルの全てをみようと思ったら、1週間は通い詰めないと、と言われるほどの、沢山の作品がある中で、私は、自分のお気に入りを含めて、いつも、少し、新たな発見をするのだけど、中に入ると、いつも何時間もかかっている。

デューラー



観光旅行で、ルーブルが入っていて、旗を持って案内しているのを,良くみかけるが、せいぜい、見所を1時間半もかけるのか、1時間くらいなのか、ハイライトでコンパクトで疲れなくて良いだろうけど、説明なんて、いらないように,私には思われる。

ルーブル美術館で、いつもなにかしら特別展をやっている。



今は、ウクライナのバロック彫刻家の、作品展をやっている。
木造の彫刻に、黄金で射ろ塗りしたもの。聖堂に飾られている、彫刻だ。
 ルーブル内のチャペルで、開催中。



それと、ルーブルのファントマ、と言う題で、ルーブルの美術の写真をカンバスに写し、そこに、その絵に宿る、ファントマを描いたもので、お話がついている。
ルーブルの閉館時間が迫っていて、ざっと観るだけだったけれど、絵画の世界も、なにか新しいことをやってのけないといけなくて、面白いアイデアだな、と思う。



フランスは、芸術にたいしても、自由を受けれる度量の広さがある。
 頭を空っぽにして、受けれる場所が沢山あるのは、伝統がしっかり根付いているからではないだろうか。



 寒いから、地下鉄で帰ろうと思った。すっかり変わって、ショッピングセンターが出来ている。
 草間弥生の作品をグッズにしたものが目に着いた。
 独創的で、可愛いものばかり。


   

Posted by アッチャン at 17:16Comments(0)パリにて

2013年02月22日

クレディ、リオーネと「ル,グラン、コルベール」



  


 玉三郎が、フランスのコマンドールを受賞した記事が載っていましたので
 そのご報告をまずさせていただきます。
http://www.kabuki-bito.jp/news/2013/02/post_724.html

今日は、銀行で11時にランデブーを取っていたので、早い目に出かけた。
すごく寒い。カーディガンを着るのを忘れてきた。
銀行の用事を終えたら、いちど帰らないよだめかもしれない。



銀行の相談に乗ってくれるのは,男の人だった。
気になっている、投資信託は、1年前に満期になっていて、そのまま放置されていた。フランスには、庶民の為に、利息の良い普通預金のような、リブレAというのがある。いつでもお金が足りないと、引き出しの口座に移してもらえるが,今は下がっても、1,7パーセントの利息がつく。

利息が下がったので、上限の預け入れは25000ユーロになった。
日本では、考えられない高い金利だけど、私が入れた時には、2,1パーセント、その前は3パーセントくらいだった。
 家を買いたい人の為の,貯金というのもあって、それはもっと金利が良かったけれど、今は下がって、2,7パーセント。
フランスの投資信託は、100パーセントは、保障されているものが多いので、利息はないが、損はしないで戻るという安心感がある。
 今回は、わずか満期になったお金だけど、フランス人に人気のある、ユーロ5年というものを紹介している。
 
 私は,欲を出して、それに、と思ったけれど、止めた。確実に金利のつく、リブレAがわかりやすくて、安心だ。




パリの物価、高いので、暮らしが大変らしい。ユーロに変わってから、上がる一方だ。交通費は、あからさまにわかる。ヴエルサイユまで、以前は2,5だったのが、3,5になっていた。
空港にも、9,5に。美術館の入場料も1ユーロは上がっている。
 勿論、週パスも、カルトミュゼも、値上がりしている。
それらをまとめると、随分負担が大きくなる。

 給料からの税金も上がったと,係の人も嘆いていた。
 今日の寒さ、体感温度は、マイナス8度、風が強いからだそう。

モリエールの像

銀行の用事が終わって、トイレに行きたくなった。銀行には客用のトイレはない。身体が冷えている。
オペラ座の周辺には、日本料理店や、ラーメンの店が多いが、日本のパンを売り物にしている、簡単なカフェが出来ている。パンは食べたくない。
カフェで、コーヒーを注文して,トイレに駆け込んだ。

 お腹が空いてきたので、どこかのレストランに入るつもりだけど、それまでもたない。



以前に行ったことのある、zen という店を探したが、見当たらなくて、歩いていると寒くて。アジア料理の店で、一度入ったら、美味しくて、最近、雑誌でも紹介されていた。
 道がわからなくなって、この辺かな、と歩いているうちに、素敵なパッサージュがあるので、そこに迷い込んだ。そこが、VIVIENNEのパッサージュだった。




 モザイクの大理石を敷き詰めた,舗道、アーティスティックな手作りの店、そこを出ると、
「ル、グラン,コルベイユ」というレストランがある。家庭画報だったか、に紹介されていた、素敵なレストラン。由緒ある店だったという記憶があって、ウィンドーには、毎年、ザガット、サーヴェイにランクされているレッテルが沢山貼ってある。



 昼食のメニューに、定食がある。料理とコーヒーで16ユーロ、と書いているので、入ってみた。中は赤を基調にした、豪華な作りのレストラン。
 恥ずかしながら、ギャルソンに、16ユーロのメニュは、ここで注文出来るのか、と聞いてしまった。というのが、その隣にある、部屋に一杯の人が,カジュワルな感じで食べていて、その奥に、席が空くのを待っている人達がいたからだ。
16、とおいうのは、ここで食べられるような値段ではないと思ったので、今お店の姉妹店のように、別に場所を設けているのかと。

 中は一杯の客。



 大勢の客がで賑わっている。私は店の表側の傍らにある、誰も居ない席に案内された。
すぐに、客が二組入ってきて、詰まってしまった。 。
http://legrandcolbert.fr/ 詳しいことは、このホームページ
飲みものは?と聞かれると、ワインか、ミネラルくらいは注文しないと。
グラスのワインも、その変の安い店とは違って、5ユーロから、7,とか9ユーロ。
 今日の料理は、鳥か、サーモン。
アントレは?と聞かれたけど、いらない、と答えた。
 みすぼらしい客に思われたのだろう。

 今お店は、オリーブを最初に持って来るようだけど、私には来なかった。
オリーブを食べながら、メニュを決める。
次に行く時は、あわてず、がさつかず。



 お料理はとても美味しかった。クリームソースのかかったサーモンと野菜、辛くなくて薄味にしていて、美味しかった。これなら、フランス料理としては満足。それに小さなパンだけだけど、お腹には、ボリウムがある。食べた時は、そうでもなかったけけれど、歩き疲れた夜になっても、お腹が空かなかったくらい。
クリームソースが濃厚なのだろう。



 ギャルソンは、料理が終わると、カフェですか、と聞いて、デザートは?とは聞かなかった。
 こちらが、勘定というまで、そっとしておいてくえる配慮が良かった。  

Posted by アッチャン at 15:25Comments(0)パリにて

2013年02月21日

冬のヴエルサイユ宮殿

  


 アンバリッドのPERまで歩くのにも、疲れているのに、ヴエルサイユ宮殿に行こうと思う。
  駅で、私の持っているカードを見せて、ベルサイユまで行きたいというと、調べて、 差額1,8ユーロの紙を渡して、これをガードしていきなさい、と。
  チケットコントロールが来た時に、これを渡せばいい。滅多に来ないけれど。

 3時を過ぎていたので、ヴエルサイユ宮殿も空いているだろう。



  ヴエサイユ宮殿、何度行ったことだろうか。
 でも、中に入ったのは、3度なかりで、ほとんど庭を散歩する程度だけど。



  冬のヴエルサイユ宮殿、庭が好き、とばかりに、雪化粧の中、突風で、雪が舞う中を歩いたこともある。
  宮廷に立つと、数々の映画の場面が浮かぶ。

「 去年マリエンバードで」は、強烈な印象を残している。



 春の花盛りのヴエルサイユにお目にかかる機会がなかったけれど、ここ最近は、春にパリを訪れるので、4月、5月のベルサイユは、歩くと汗ばんで、緑と花々は美しいけれど、人がものすごく多くて、疲れすぎる。



 息子が来た時に、歩き回って、へトヘトになった。
 全部、歩いて回るのだもの。大トリアノン、小トリアノン、マリーアントワネットの田舎屋と、村まで。
 それに、得てきた知識か、一番奥の池の周りを回れるとか言って、余計に歩かされた。 健脚だと自負している私でも、根を上げていまって、むっつり泣きそう。
 引きずって歩く。草の上を探して、少しでも負担を和らげようと。


 
 私は,冬のヴエルサイユが好き。

 今日は、チケット売り場に、ほとんどいない。
 カルト、ミュゼがあるから、無料だし、すっと入ることが出来る。



 ヴエサイユは、遺産に指定される前から人が多かったけれど、観光の第一スポットなので、息子と来た時など、前に進まず、観られずで、大変だった。

 人が少ない、冬の3時以降は、お勧め。

 イノベーションで、昔よりもずっと綺麗になっているが、みられなくなっている所も。以前は、ルイ14世の、私的オペラハンスも観られた。



 セゾンで、オペラ公演が、ベルサイユ宮殿で。そこに使われているのか、どうか、わからない。
 宮殿でのパーティーに、従姉妹がよばれたことがあるらしい。

 ベルサイユ宮殿と言えば、マリーアントワネットも住まったけれど、太陽王と呼ばれた、ルイ14世のお城。

 夏の祭典、噴水の音楽、モリエールのお芝居、音楽家リュリ、ラシーヌ、などが、この宮殿で、ルイ14世を喜ばせるために、彼らの才能を開花させた。

 バレー靴を履いたルイ14世の像。



 黄金王にふさわしく、宮殿は、黄金をたっぷり使って、豪華絢爛。

 日本の、質素倹約を胸とすべし、とは、超対照的、力を金と誇張された装飾、シャンデリアが,数知れず、床から天井、壁まで、これ以上何も出来ない、という装飾ぶり。

 それに対照的なのが、シンプルで幾何学的な宮廷、庭、ジャルダンである。
 住人達は、この庭に出て、初めて、ほっとしていたのではないだろうか。
解放された,自由な気分を味わっていただろう。



 マリーアントワネットの田舎屋だって、そう。



 ヴエルサイユ宮殿は、宮殿の美しさを外から眺め、ジャルダンを眺め、そぞろ少し、歩くのが、最も贅沢なのだ。
 噴水のショーが始まる4月の中頃は、花々が美しく、彩られ、美しいけれど、
 冬の、シンプルな庭も素敵だ。  

Posted by アッチャン at 17:48Comments(0)パリにて

2013年02月21日

ロダン美術館と、ナポレオンのお墓

 
    



 ベルサイユ宮殿にいくつもりが、アンバリッドで降りて、先に、ロダン美術館へ。
 というのも、PERで、C腺は同じなので、ベルサイユまでの電車は20分以上待たねばならなかったから、すぐに乗れる電車に。
 ロダン美術館は、アンバリッドで13番線に乗り換えて、一駅。
地下鉄の乗り換えで、長く歩くときは、歩いても同じだった、と思うくらい歩く。



 ロダン美術館は、元はホテルだった。貴族の館という雰囲気。
 友人が、ロダンに、この館は素晴らしいので、訪れることを勧め、ロダンと妻、そして、 弟子達が、この館に引っ越して来た。
 今、マーブル彫刻の特別展を開催中。
 大理石を削って、古代の方法を使って,ロダンが、試みた彫像作品。大理石を削って。  愛人の手、パンセー、接吻、ユゴーのオマージュ、神の手、など、など。


 撮影は禁止。
  デッサンに懸命になっている人達の絵を覗くと、結構すごい。皆、年配のお年寄りばかりなので、すごい。

ロダン美術館は、庭だけの見学なら、1ユーロ。本館も、になると、9,5ユーロ。
本館の館では、写真はオーケー。



 冬なので、まだ、花は全くないが、春になると、花壇の花が彩りを添えて、美しい庭になるだろう。
  庭に、ロダンの代表的な,彫刻が観られるので、庭だけでも,素敵な美術館だ。



 

  人が多いと、散策というよりは、観光になるけど、、冬は良い。 ほとんど人がいない。今日は朝、出て来る時は、随分寒くて、雲がかかっていたので、お天気が悪くなるか、と思ったけれど、今はすっかり晴れ渡っている。





  ロダン美術館の二階に上がった部屋に、カミーユ、クローデルの作品が、5,6点ある。
 とても可愛い少女の彫刻に心が惹かれた。他の作品も、繊細で美しい作品ばかり。





 男の手とは全く違う。
 例の、すがるカミーユの3人の像が、ここにも。

 

 二階には、彫刻と共に、絵画も興味をそそるものが。

 ムンクの絵、ゴッホの作品が2点、モネとルノワールのものも。



 美術館を出て,近くの、アンバリッドにある、ナポレオンの墓をみに行った。




  こおは、戦争で犠牲になった英雄達も奉られている。


 

 お墓のあるドームの奥にカテドラルがある。

ここは、軍隊の美術館になっていて、庭には、大砲が飾られている。



中には、歴代の軍服姿の兵隊や将校の像、剣や、備品

ナポレオン1世から3世の時代までの、戦争の経緯の中で、ナポレオンの戴冠式という絵に描かれている、首にかけられたものに興味が。


 





  

Posted by アッチャン at 16:23Comments(0)パリにて

2013年02月20日

ヴァンセンヌ城、装飾美術館、オルセー

   

   
  朝、昼兼用の食事をすませて、いざ出陣。
カルト、ド、ミュゼを買ったので,行けなかった所に。近郊の行きたいところはあるけれど、時間も取られるので,時間のかからない、シャトー、ド、ヴァンセンヌに。 14番線のメトロで、リヨン駅で、1番線に乗り換えるのだが、乗り換えまでの距離が長い。乗り換えまでの間に、日本でも良くある、1000円カットの店があった。
 10ユーロの、カットエクスプレス。
日本が先に思いついたのか、パリの方が早かったのか、面白いなあ。




 通路に沿って,オープンになっていて、プライバシーがまるでない。これでは、日本で通用しない。

 シャトー、ド、ヴァンセンヌから、バスで、カルトシュリーという農場を演劇の場にしている所がある。
ムヌーシュキンが、率いる,太陽劇団の本拠地だ。
私は、「モリエール」という映画が好きで、その当時は,何度も観られたので、延べ3回の一日の上映時間、ひたりきりだったことがある。
その劇団の,本物の舞台が観たくて、太陽劇団に2回ほど行った。



 シャトー、ド,ヴァンセンヌは、息子とも来たことがある。中には入らずに、周りを歩いて帰った。

入場券は8,5ユーロ。パスがあるから無料だ。
中に入って、階段を上ると,急に心臓が圧迫されて、これは、昨日のノートル、ダムの塔に上がったときに、心臓がおかしくなったせいだ、と思って怖くなる。
元々、心臓は弱い方で、不整脈もある。



 こんな所で発作を起こして,死んでしまったら、どうしよう。





 お城の上に上がるのをやめて、途中の所を観て,引き返した。
 聖堂は、2時から開くのだけど、待つ時間も長いから、やめた。
 しばらく、ベンチに座って,心臓が治まるのを待って、歩き出した。



 地下鉄で、同じ線の、パレ、ド,ルーブルで降りて、ルーブル宮の中にある「装飾美術館」に行った。ここも観たことのない美術館。
 装飾には、興味がないけれど、19世紀の衣装だとか、アールヌーボーの家具やガラスなど、観ていると,さすがに、美しい。
 
森で作業をしているタピストリー


 友人の祖先が、ガラス細工を日本に持ち込んだ人だ、というのを聞いてから、ガラスに興味を持つようになった。
 ベネチアのグラスは、優雅で繊細だ。





 フランスのナンシーのガラスは知られているが、エミールガレ作品に似ている。



この美術館で、沢山の作品を使って、展覧会をした、デュ、ビュッフェは、150点くらい、寄贈して、デュ、ビュッフェの部屋が出来 ている。



 随分有名な画家になったものだ。ポンピドーでも、多くの作品が展示されていた。
  ビュッフェは、日本人が好みの画家で誰でも知っている画家だけど、フランスでは、この画家の方が遙かに評価されている。


 フランシスコ、ベーコンや、デュ、ビュッフェは、パリのサンジェルマンあたりの個人画廊で,個展をしていた頃を知ってる。
 個性的で、一度観たら、強烈な印象を持つ画家だったから、その存在感は美術館においても同じ。



 装飾美術館を出て、チュルリー公園に出た。
  冬景色のチュルリー公園だけど、暖かい日なので、ベンチでのんびりと本を読んでいる人もいれば、疲れた身体を休めている、観光客、子供を遊ばせている人、絵画に描かれている、冬のチュルリー公園のようだ。
 
ルーブルの小凱旋門から、シャンゼリゼの凱旋門まで続いているので、凱旋門が遙か小さく見える。






  片側のマロニエがまっすぐに、続いている公園の片側を、犬の散歩に使っている人人。  途中から、降りて、セーヌの橋に出た。
 芸術の橋と呼ばれている,いつの頃からか、橋に鍵をかける観光客が増えて、橋の両側は、鍵だらけ。
 橋の上に、バケツを置き、その中に水を入れて、1ユーロと書いて放置している。



 この橋の側に、オルセー美術館がある。




 4時を回る頃、並んでいる人がほとんのいなかった。私はパスを持っているので、予約の一口から入った。
 セキュリティーに時間がかかるので、オルセーは、土日ともなると、何時間も待たねばならない、人気の美術館。

 誰でも行きたい美術館には、朝一番で行くか、夕方に行くのがベストだ。

 美術館の二階に、ゴッホとゴーギャンの絵画を比べて,展示している。


 中でも、ゴッホの「星の夜」は、私の大好きな絵。
 この絵を好む人は多い。
 ゴッホの絵画の中で、純粋に心安まる、美しい絵画だ。

 アルルには、この橋のゴッホが、このあたりから描いたという場所に、コピーを置いている。
 満点の星がきらめく、夜、川面に揺れる星の陰、
肩を寄り添う恋人達が手前に描かれている。

 私はアルルの街が好きで、何度も行っている。アルルの写真祭りについで、アビニヨンの演劇祭、オランジュの音楽祭、プロバンスは、夏、一斉に賑わう。

 ゴッホの、教会の絵、肖像画など、何点かよりすぐりの絵画が展示されている。
 ゴーギャンの絵も良い。
印象派から、ナビ派の絵画が展示されている。

ナビ派のボナール、「ブルジョワジーの午後」

 パステル画、のコーナーに、女性を描いている絵画ばかり展示されいて、ドガの絵が、特出しているのが、よくわかる。
 ドガの絵は、動きを捉えている。他の絵画は静止している。事実、肉体は、動き続けているのだ。それを絵画で捉えること、筋肉の躍動、ひねり、手の動きの、瞬間を絵画にしている。彫刻では、ロダンが、生涯こだわったこと。
  ロダンの弟子だった、カミーユ、クローデルの貴重な彫刻が、二階の回廊にある。
 いつだったか、テレビで紹介されていた、彫刻があった。



 すがる若い女性は、カミーユ。うなだれた男を抱き連れさろうとするのは、ロダンの年老いた醜悪な妻、そして、老いたロダン。

 精神病院で、生涯を終えた、カミーユ。ロダンは、カミーユの才能に嫉妬するほど、彼女の彫刻は素晴らしいものだった。その制作が、絶たれた。

 ミュゼカードを持っていると、有効期間、何度も使えるのが嬉しい。
チケットを買って、その場限りだと、必死に見なきゃと思うけど。



 5階にある、印象派の絵画を見に。
ここは、いつも混んでいる。オルセーのメインは、印象派の作品だから。

 以前は,自由に,写真が写せたのに、今は撮影禁止になっている。
まあ、その理由はわかるような来もする。」写真を写したがる人で,肝心の絵画を鑑賞出来ないからだろう。



 お腹が空いて,一旦帰ってから、ノートルダム寺院のコンサートに行こうと思った。
 アパートに帰り、食事をして、行く前に、従姉妹に土産物を持って行った。
 持って来た,きんつばの期限が24日までなので、持って行けるときに、と思ったから。



 結局、コンサートには行かなかった。話をして、9時過ぎでなっていた。
 でも、これで良かった。疲れているもの。 
 
 彼女のレストランは、また」綺麗になっていた。
 壁に絵画がかけられ、個展をしているのか、と一瞬思ったが、彼女の作品のよう。
遊びで、と言っていた。可愛い絵だばかり。
  

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2013年02月19日

吉田さんのお墓参りから、盛りだくさんなパリ観光


  

 友人が,朝,日本に帰った。
  私は、まずやらねばならないことを、と思い、ピラミッドにある、銀行に行き、ミュージアムパスを近くの、観光案内所で買おうと思った。
 一週間の、地下鉄パスを,チャージして、地下鉄に乗り込んだ。

 ブログを書いていたので、12を過ぎてしまっている。
  以前の本店では、フランス人しかいなくて、勧められたものが、どんな風に良いのかわからないままにしていた。
 わずかなお金なのに、これでは勿体ないと言われて、買った当投資信託で、ひどいめにあった。それまでは、ちゃんと利息がついていたのだけど。




 オペラ座の支店では日本人がいて、そこに移してもらった。
 こちらの銀行の担当員になった人がとても親切で、有利な方法を教えてくれ,助かっていたのに、その頃妊娠していると聞いていたら、出産後,何年も休業している。
 私は来る度に、違った人が応対してくれるので、去年は、カードの期限が来ても,新しいカードが日本住所に送られて来なかくて、また新しく作りなさないとだめだった。

 銀行のカードは、クレジットがついていてもついていなくてもお金がかかる。
 最初の頃は随分高かったけれど、最近では、年に6000円くらい引き落とされているようだ。
 彼女はまだ休業中で、別の女性で,木曜日に予約を入れた。


 最短で,その日になる。

 観光案内所に行き、美術館パスの6日間を買った。値段は69ユーロ。そこに1,5ユーロの手数料がつくよううになっている。
 インターネットで、劇場の予約を入れても、1,5ユーロ手数料がかかる。
 美術館パスは、2日、4日、6日の三種で、38ユーロ、54ユーロ、69ユーロになっている。

  6日間だと、一日にゆっくり使えると思ったから。
 まだ使うつもりはなかった。使い始める日付けえおしたら、その後毎日使わねばならないから。
 案内所の人が、「大聖堂」は工事しているので、明日から,塔に上れないと言う。
 私は一度も、塔に上ったことがない。元気なうちに,一度上ってみたいものだ、とも思っていた。



 けれど、まずは、吉田さんのお墓参りが先だ。
 天気が良く,晴れ渡っているので、天候に恵まれた間に行こうと思った。
 吉田さんの,命日までは日があるけど。吉田さんが、いつも奥さんのお墓参りをしていた水曜日でもないけれど。

 お墓は、整然と片付けられて、お墓の周りの植木鉢も少ししかなかった。
以前は、私が行くと、誰かが,来たような、枯れかけの花があった。

お墓の掃除は、管理人がしている。
 蒼い空、吉田さんの碑名、そのもののような空だ。
日中は陽があるので、暖かく感じられる。



 いつものように、マルグリット、デュラスのお墓にも寄った。シンプルで何もなかったお墓だったが、どんどん賑やかになっていく。
 
 ノートルダムの、塔に登ろうか、やめておこうか、思案しながら、サンミッシェルに。 ノートルダムの聖堂に入ろうとする人達で、前から先までずっと列が出来ていて、その間を歩けないくらい。
 塔に登る人達は、横手の所で並ぶ。結局つられて。日付を入れた。
私は,美術パスを買うのは初めてだ。いつも夜間の安い時間とか,第一日曜日の無料の日を利用したり、観たい特別展があると,そのチケットを買う。




 今回,買ったのは、コンシエルジュとサンミッシェルに入りたかったからだ。
いつも、沢山の人が並んで待っている。入場料が、結構高いので、つい、好きな美術館が優先され、足を運ぶ気になれなかった所だ。



 塔に登るのだって、そう。
 長い間待って、やっと塔に入れてもらった。螺旋の狭い階段を上りつめたかと、勘違いしたのは、チケットの売り場。
 5分休んでください、と言われた。つまりは、皆がチケットを買ってしまうまで、ということ。
 
そこからが、地獄の特訓だった。戻りたくても、細い階段で、後ろから人が上がってくる。引き返せないようなっていて、だんだん、足ががくがくしてくる。心臓が悲鳴をあげて、苦しい。足はがくがく、心臓はドキドキで、やっと先に明るさが見えた。
 出て来たのは、塔の中間なのか、足がすくむ。若い人達は平気なようだけど、

 私の後で、孫を連れて,上がってきた,大柄で白髪の女性も、もうだめだ、と。
でもすごい、元気だなあ。



 パリの風景が、つぶさに見える。
 誰かが、「こんにちは、カジモド」と言っている。
 塔の壁に、ユゴーの、カジモドを描写した文章が書いてある。



 怪物のような人間、カジモドは、孤独のうちに、とかなんとか。
,カテドラルの周りにある、怪物達の像から、ユゴーはカジモドを創造したのかも。



 まだ、先があって、上に上がるか、帰るかの分かれ道になっている。
 私は当然、帰ります。もう高い所は怖いし、足が悲鳴をあげている。



 塔から、また長い階段を下りて、やれやれだけど、膝が痛い。
 パリに来て、ゆっくりしてたので、すっかり膝も元気になっていた。



 それから、近くにある、裁判所の中にある、サン、チャペルに。もうほとんど待っている人がいないので、すぐに入れた。
 セキュリティーがあるので、どこも、ここをくぐるまでは並ばねばならない。それに時間がかかるので、余計に列が長くなる。



 9世紀に出来た,聖堂で、ステンドグラスが素晴らしいので、有名な聖堂。
コンシエルジュとの共通券を買えば、値打ちがある。
ちなみに、ノートルダムに登るのだって、8,5ユーロいる。


 
 聖堂は、ステンドグラスの修理中で、あと何年かかる。
 時間があれば、じっくり観たいけど、6日間の間なら何度も観る事が出来る。
出てくると、コンシエルジュにもまだ,待っている人達がいた。



マリーアントワネットの幽閉中の肖像
終わってないの?とあわてて、並ぶ。
 マリーアントワネットが,幽閉された,監獄。 
 中は、お城の衰退、という題で、絵画やビデオ、など、沢山展示されている。観ている時間がなさそうだ、と思い、肝心の幽閉された塔に。




 ギロチンにされた人達の名前が載っているパネルの大きいのが3枚もになっている。
ロベスピエールや、ダントンも、ここに幽閉され、コンコルドの広場でギロチンにかけられた。
幽閉中のマリーアントワネットの肖像画や、娘から差し入れた、クルス、最後に飲んだかめ、なども。気分が悪くなって、写真に撮る気がしない、監獄の部屋。


最後の水を飲んだ水瓶
 女性達の、中庭、といううのも、質素で,殺伐としている。沢山の女性達もここに。

 戻って、展示室を見ていると、係の人が、「マリーアントワネットの監禁された部屋は、こっちだ,時間がないですよ。」という。
私は,正解。先に見たから。

 外に出て、裁判所の中も見て、出てきたら、6時だった。



帰ろうか,足痛いし、と思いながら、ポンピドーセンターの近代美術館に。
夕暮れ時だから、上に登って、パリの景色を写したい。
夕日が、街に少しかかっている。



 ダリの特別展にも、人は並んでいなかった。昼は大変だけど。
常設にしか、このチケットでは通用しないので、少しだけ、常設を観て、帰った。 













地下鉄を出て、モノプリというスーパーで、買い物して帰った。
そう、腰が壁のようになっている。もう歩くも限界。
市場で買った,牡蠣3個、美味しかった。海老も皆食べてしまった。
サラダもたっぷり。白ワインは、半分飲んでいる。

延べ9時間、ほとんど歩いていた。


お腹が一杯になって、シャワーを浴びて、寝たので、今朝は食べられそうもない。  

Posted by アッチャン at 18:41Comments(0)パリにて

2013年02月18日

パリ、最古のカフェ「プロコープ」

    


  パリと言えば、カフェ。
 有名なカフェが沢山あるのだけど、私は、カフェで、優雅にお茶を楽しむことはなかった。
 友人から、パリ最古のカフェを紹介してもらった。
 そのカフェの名は、「プロボーク」創業1686年、文学カフェとして、ヴォルテールやディデロ,も通ったカフェ。
 
  サンミッシェルで降りて、私が通った語学学校,ユーロサントルまでの、良く歩いた道に、美味しいクレープの店があり、その先のパッサージュの中に、そのカフェはある。
 大通りに面して、正面の入り口があり、そこから入った。


  
パリに住んでいたこともある友人は、このカフェで若い頃、打ち上げをしたり、日本から来た人達と何度も来ているのだそう。

 文学サロンらしく、書斎があって、壁には、手書き原稿のページを貼っていたり、作家の肖像画や、当時のパリの銅版画など、沢山飾られている。

正面

 http://www.procope.com/le-restaurant/ プロコープ

プロコピアという人が作ったカフェで、ヴォルテールのテーブルのある部屋、としても知られている。
 恐怖政治のロベスピエール、なども通った店。
 百科事典を作った、ディデロ、歌劇のボーマルシェ、バルザックなども,常連だったとか。

 チコリとブルーチーズのサラダ

ハドックのソテー

定番、クレームのブリュレ

  私達は、ランチ時に行ったので、ランチ用のメニュがあって、前菜、主菜、デザートの3品で、26ユーロ。デザートが」いらなければ、19ユーロなので、手軽に食べられる。
  ワイングラスに2杯はいる180のワインと、コーヒーをつけても、支払いが、一人30ユーロくらいだ。
友人が注文した、テリーヌの前菜、すごく大きいテリーヌ

 この季節、お勧めの生牡蠣は、牡蠣3つと、蛤3つで、26ユーロくらいするので、安いとは言えない値段。
 一つが、4ユーロくらい。ニューヨークのアクアグリルという、カジュワルでちょっと高級な店で、2ドル80くらいだもの。

 通常のメニュは36ユーロ。これは夜でも。隣の客は,エスカルゴを前菜にした、そのメニュ。

ヴォルテール
  
  20ユーロで、こんなに優雅なカフェで、ゆっくりした美味しい食時が出来る。
  朝食もあって、7ユーロのメニュも。
  パリで、きちんとした店でフランス料理を食べようと思えば、随分高いと聞いていたので、安そうな店にしか行ったことがなかったけれど、パリ通の友人に紹介された、クーポールといい、このプロコープといい、場末の店よりも安いくらいなので、びっくり。



  このパッサージュにある、パブレストランに、私が、パリに初めて1ヶ月、語学学校に通った時に、1年の予定で、パリに研究留学していた教授に食事をご馳走していただいたことがあった。

 誰か一緒でないと、パリでは、レストランには、入りにくい。けれど、美学の教授で女性の方は、パリでの食事、一人でレストランに入れるようにならないとだめ、と。どうどうちして一人で入れるようにならなければ、大人とは言えない、と。一人での入り方は、開店してまだ空いている時間に行くそうだ。それでも、まだ当時は、そんな貫禄などあろうはずもなかった。

 久しぶりに、歩いた懐かしい場所と、プロムナード。
 バブルの頃だった。リトグラフまで、べらぼうな値段がつき、日本でも飛びように熟れた時代。
 語学サロンでフランス語教室で知り合った女性が、シュールレアリスト画家のレオノール、フィニの作品をコレクトしていると聞いていた。



 この界隈は、美術書や、画廊もある。古い伝統のある,美術関係の書物ばかり扱っている店があって、そこにフィニの作品が沢山展示されていた。一端の美術マニアのつもりになって、何も知らなかった。
 友人がアパートを買って、私も欲しくて、送金した頭金の中から、フィニーのものに、結構お金を使って。馬鹿なことしていたなあ、と思うし、何でそんな情熱みたいなものに動かされていたのだろうと不思議でもある。

 、  

Posted by アッチャン at 18:52Comments(0)パリにて

2013年02月17日

玉三郎、千秋楽の舞台「牡丹亭」



   


 玉三郎の「牡丹亭」,翌日の土曜日は、最終日。
 パリに来た目的は、この公演を観るためだから、観れるだけ、通うつもりでいたので、最終日にも,シャトレに。
 今夜は、日本人が沢山来ていた。着飾って、和服姿の女性や、どこかで見た顔の知名人?も。



 先日、亡くなった、團十郞と海老蔵をメインの、歌舞伎公演では、その年の秋に亡くなった,筑紫哲也が、劇場の中で、インタビューを受けている元気な姿を見ていた。
 テレビで見るよりも、ずっとハンサムで素敵な人だな、と思った。


森総理は、私のすぐ後ろの席にいた。それほどの華やかさは、シャトレ劇場にはないけれど、会場にある、サロンは、広々とした空間が3つくらいに別れて、シャンペンが、カウンターに沢山並べられていて、注文に応じて、待たずにすぐに応対できるようになっている。
 幕間は、最初の15分と、次の20分、という短い時間、私は、昨日はトイレに行く余裕しかなかった。


 パンフレットは、買わないつもりでいたのだけど、前席の人のパンフレットが見えて、玉三郎の写真や、舞台写真がいくつか入っているので、2幕目の休憩に買おうと思ったら、パンフレットを売っていた人達が誰もいなくなっていた。仕事やめてしまたのかしら。案内の男性に気くと、調べてくれて、ここに来るからというので、待っていたが一向に。彼上にいるだろうと言われて、上がってサロを探すことにした。だって、休憩の時間が終るから。。




 今日の席は、前から7番目の横側に席だった。
 前の席が空いていて、男性が二人、開演のベルが鳴って、もう来ないのでは、と狙いをつけていた席に素早く座った。隣の女性も、前席に、バッグを置いて,移動したので、私も彼女の席に移動してから、席の保有者がやってきた。




 どこか空いている所に入り込もうとする人が立って待っている。
二人は、前の端席が空いたままだったので、そこに座り変えた。彼女は元に。
 舞台全体が見通せる席なので、昨夜よりも遠いが、身体の動きが美しく、踊りを見るにはこの方が良かった。
 舞台の良さは、全体の調和、動きのバランス、色の使い方、など、舞台を一つのカンバスのように構成しているので、最高の席は、歌舞伎でも、7,8番の中席と言われる。



 昨夜は、比較的良く寝たつもりだけど、時間が来ると眠気が。
 隣の席の女性が、風邪で咳き込むので、それが眠気の助けになって、ほとんど寝ないで、最後まで見る事が出来たのは、不幸中の幸い。
 会場内は、風邪を引いて,席をする人が多い。電車の中でも、ゴホン、ゴホン。マスクをしているのは、私だけだ。
 奇妙な顔をして,珍しいものを見るように見られる。



 アンコールは、昨日よりも一回多い、4回、その時間も長い。
 客席の人の拍手は力強く、ブラボーが連発され、口笛がすぐ後ろから聞こえる。





 ああ、ついに終わった。
 すっかり魅了されたような顔をしている女性に、「終わったわね。」と声をかえると、
 そう、残念。
「玉三郎は好きですか?」
「もうすごく。地唄舞いが素晴らしかったわ。」
「そうでしょう。私は日本で、玉三郎の歌舞伎や踊りを見ていますよ。」と思わず自慢してしまった。
「 あなたも地唄見ました?」
「いいえ、パリに来るの、間に合わなかったのです。見たかったけど。」
「踊りの時間が少しだけなので、」
「それはお気の毒でした。」
なんて、知らない人と,玉三郎という共通の話題で,話がはずむ。その女性も一人で来ていたので、興奮状態を誰かと分かち合いたかったのだろう。



 外に出て、バス亭に来ると、バスの待ち時間が14分になっている。一人で待っていたら、老人のカップルがやってきた
。寒いのか、セーヌに沿った道を歩きながら待っていた。
 向こうから27番が見えると、彼女は、彼に手を降りながら、嬉しそうに「かけて戻って来た。彼は切符を手渡す。メルシー、と彼女。
きっと夫婦じゃない。恋人同士か,友人か。  

Posted by アッチャン at 18:07Comments(0)演劇

2013年02月16日

玉三郎「牡丹亭」シャトレ劇場

 
  

 シャトレ劇場は、地下鉄でもバスでも、アパートから便利な場所にある。
 バスでカルチェラタンのサンミッシェルで降りて、ぶらぶら歩きながら、玉三郎の「牡丹亭」公演の開場の時間までに、夕食もすませることに。
  バスを降りると、それほど寒くないと思ったけれど、歩くうちに冷えてきて、
暖かいものが欲しくなる。


 
セーヌは、この所の雨で水かさが増し、遊歩道まで水浸かってしまってるが、豊かな水量と流れの速さが相まって、光に浮 かび、怒濤の如くのうねりを見せている。

 ノートルダム寺院の前に、コンサート用に階段が作られている。
 寺院の中に入る観光客の長い列。冬でも、パリは観光客を伴って、人で賑わっている。





  パリのノートルダムと言えば、ユゴーの小説の題名になっているので、鐘撞きのセむし男、カジモドがいるような錯覚を感じさせる。

 セーヌを挟んで、サンミッシェル側に、英語ブックを扱っている有名な本屋がある。

 その先にある、ミラマといラーメンの店に入った。
 
私は、海老入りのラーメンが好きで、ここに時々来る。
 今お店は、鴨のローストが売りの店で、皆、それを注文している。
  鳥類があまり好みではないのだけど、鴨は、日本でも、「鴨なんば」が好きだし、
 鴨鍋は、好物。



  出て来た、鴨のロースト、皮に毛が生えている。モンマルトルのレストランで出た、
「豚の足」を思い出した。
 フランス人は、獣毛を食する、狩猟異民族なので、こういうのも平気なのだろうが、
私は、だめ。豚の耳、ウサギ、なんでも料理にしてしまうフランス。「コックと泥棒とその妻」という映画では、人体を丸焼きにしていた。

カフェでもう少し、時間を潰して、シャトレ劇場に入った。一番前から2番目の、端席だった。48ユーロにしては、良い席だ。
 席と舞台が接近しているので、玉三郎をすぐ近くに見ることがで来て、その美しさに、圧倒される。
 舞台前のオーケストラには,中国人奏者が演奏する音楽が流れているが、管楽器ではないので、耳に優しいので、丁度良かった。



 衣装の細かい所まで見える。明日も、また、遠い席でも良いから、チケットを買うつもりでいたけれど、こんなに近くで見る 事が出来たので、天井桟敷に行く気がしなくなった。
  時差ぼけで、眠気が襲って来る。
  ミラマで飲んだ,白ワインもまわってきて、何とか起きていようと必死なんだけど、時折り、睡魔に吸い込まれる。



 牡丹亭は、崑劇とよばれるもので、京劇の先駆的な劇。西洋で言えば、ギリシャ悲劇のようなものかしら。
歌うように抑揚をつけたセルフと、オラトリオとオペラを合体させたような感じ。
 優美と気品をテーマにしているようで、とても長い袖を上に上げたり、また下げたりしながらの動きに特徴がある。
 絹の柔らかさとなめからさ、艶と美しく手のこんだ刺繍、頭の装飾、それらを見ているだけでも、この舞台は、悠久の異国に観客を運び、魅了されて、引き込まれるように、舞台を見入っている観客達。



 話は,オペラと同様に、いたってシンプル、男女の恋の物語。牡丹の花と、柳の恋の物語。恋の病にやつれ、無情の雨に打たれて、無くなった、絶世の美女の絵姿を見いだした、恋する柳の精(恋人)が彼女を仏の助けで救い出し、めでたく結婚するという話だから、
 字幕を見ていなくても、誰でも理解出来る劇になっている。

 セルフ回しに、後ろでクスクス笑う人もいたけれど、それも良し。エンターメントなのだから。

 
 
 私は音楽劇を見たり、素敵な映画のテーマミュジックは、後にすっと残っていて、その余韻をいつも引きずっている。
 
 耳に残る、あのメロディー。崑劇の、中国の、弦楽器のもの悲しい響きと共に、玉三郎や主演者の歌声が残っている。



を  

Posted by アッチャン at 20:07Comments(0)パリにて

2013年02月15日

 パリの空の下



  

 夜中の11時半に、やっと友人のアパートに着いた。
 空港から、タクシーに乗ろうかと考えたが、この時間なら、まだ,空港からパリに向かい人達も多いだろうと思い、列車の方が乗り慣れているので、駅に。
 確かに、空港からスーツケースを持った人も乗っているが、雰囲気はあまりよくない。
 以前に、従姉妹から、日曜日の早朝や、夜遅くに、乗るのは危険だ、とは聞いていた。
 人がいても、平気で犯罪を起こす人間が乗っているから、刺されて、持ち物を取られるの危険があるので、誰も乗らないと。
 パリの北駅までの間、乗り降りする人達があまり良くない様相なので、構えてすきを作らないように緊張しながら乗っていた。
 パリとはいえ、なんと汚いこの光景。どこが、世界で一番美しい街なんだ。
 車中で流ちょうなフランス語をしゃべって,携帯を使っている黒人をみて、フランス人なら、誰だってフランス語が話せるのは当たり前。



 フランス語を特別な言語のように思うのは愚の骨頂だ、とか思いながら、北駅まで来ると、そこで降りる人、乗って来る人が多くなった。
 シャトレで乗り変えて、14番線に。14番線は、治安は悪くないので、安心して乗れる。 若い人達が、沢山乗っている。 
 なんでこんなに荷物が重いのだろう、とひっぱっていると、ひっぱる足のふくらはぎが痛くなって、この前の肉離れを思い出した。
 筋肉の衰えなのか、ふくらはぎが硬直したようになって、医者に行くと、軽い肉離れだと言われ、使わないように言われたことがある。
 しばらくして、ちょっと良くなって、歩くとまたぶり返した。医者は、そんなに早く治るものではありませんぞ。2週間は大事にしないといません、と言われたことを思いました。
 パリに来て、明日は、玉三郎を観に行くのに、歩けないとどうしよう、と寂しくも、足をかばいながら、歩く。
 一体何しているの?空港で、ブログ書いてて、飛行機に乗れなくて、お金払って、たって、怖い思いをしながら、夜分遅くのPERに乗って,汚い街を見ながら、重い荷物をひっぱって、肉離れ?いただけない。

 もうそろそろ、日本一辺倒でも良いのではないか。気持ち良く暮らせる空間作りに没頭して、楽しみを日本の中に求めて、落ち着くことを考えよう。
 そう思いながら,アパートに着いた。



 翌朝、友人と一緒に、近くのスーパーまで歩く道、これがパリだ、と思う。
 蒼く抜けるような蒼い空。ジャンヌ,ダルク教会。

 朝、焼きたてのパンを食べさせてもらって、パリの生活が始まる。  

Posted by アッチャン at 20:10Comments(0)パリにて

2013年02月15日

フランクフルト空港で大失態



   


 頭が朦朧としている。
我ながら、嫌になる。
飛行機に乗り遅れてしまって、また、ラウンジに舞い戻っている。
ブログを書いてて、ゲートに行くと、乗れなかった。
こちらのミスなので、料金を払わないと乗れない、とのこと。
大阪からのチケットが、変更出来ないチケットなので、変更料と最も安いチケットとの合計で、460ユーロ支払わねばならない。その上、20時40分発の飛行機を待たねばならない。
 油断大敵とは、このことだ。なんという失態。飛行機会社のミスならいざ知らず、ラウンジにいて、ブログを書いて、大枚を支払う馬鹿がどこにいる?
 ここにいる私です。冗談にも笑えないわ。

 コンピューターで失敗して、コンピューターで、延滞の連絡が出来るのだ。
日本は真夜中。眠たくて仕方がない。コーヒーを飲んでしのいでいるが、もう眠気は極限状態。
 あと二時間もある。
あとで思えばの話だけど、ゲートから飛行機のある場所まで、移動するのだわ。
 ボーディングの時間通りに行かないとだめだったんだ。
 30分前のボーディングだった、ボードには、4時50分発と書いていて、チケットを確かめないで、10分前まで行けば良いと,勝手に思い込んでいた。
 痛い目にあわないと、身につかない、とおいういから、今回の追加料金の支払いは、
私に取っては、相当の痛み。これで、一つ勉強にはなった。

 これからは、何につけても、転ばぬ先の杖を持つことにしよう。今日だって、走ってゲートまで行った。空港でいつも走っていた私。
   

Posted by アッチャン at 02:30Comments(0)