2013年11月21日

北野坂「松野真理展」

   

 
  北野坂を上がるのは、年に一度、11月,紅葉の季節です。
 松野真理さんが北野坂ギャラリーで,毎年かかさず作品を発表していることは、実は大変なことで、病気で入院した年も、命の証しのようにも思えます。
  誰でも、今年出来たことが、来年また確約されrているわけではありません。
来年への希望をかけて、その年の個展は幕を閉じるわけですが、毎日、かかさず,続けられることは、とんでもなく奇跡的なことではないかと思うのです。
  松野真理さんのブログをについてもそれは言えます。毎日かかすことなく、ブログを書き続ける意志の強さと努力に共通するような気がします。






  今夜、私は珍しく、今夜のうちに、真理さんの個展の紹介をしようと、ブログを書いています。
 ボジョレヌボーの解禁日で、帰ってからワインを飲んで,頭が働かない時間は、その辺のソファーにごろんとして、居眠りしている頃なのですが。
 4階での新作と、2階には、以前の作品が展示されています。
 その両作品を見ると、真理さんの心象風景の相違が際立って見えます。





 4階の新作は,明るく大胆で、遊び心があり、誰が見ても安心して見て楽しむことが出来る作品でしょう。
 それとは対象的に、2階の作品は、心的には深い領域が出ていて、暗さとひたむきさが見えます。
 どちらの作品も、こういう風にしようと思って出来るものではなく、彼女の生き様を表現しているのです。
 昔、私はある画廊の経営者に、真理さんの個展の案内状を出したことがあります。
その方は大阪から神戸に来て、「もっとのびのびと描かれたら良いと思います。」と言われたのですが、今はまさにのびのびと画いている。




 人は、その時の状態によって、画く作品を、どうこう変えるような器用なことは出来ないのが真実なのではないでしょうか。
 今の作品も,安心して楽しめる絵画だけれど、若い頃の、堅い真面目な作品も私は好きです。文学的な作品と言いたい、心に突き刺さる作品なので、それが若さなのかもしれません。
 おしなべて,画家の若い頃の作品は、モノトーンで暗さと、行き詰まった怒りや極度の悲しみが作品に投影されてるものですが、年齢と共に、明るく大胆になっていくもののように感じられます。
 私は、今回の作品の中で、大胆で少し投げやりな作品に惹かれました。女性の顔も、体つきも、そして曖昧な色使いも。



 そして、2階に展示されている作品では、青白い光の中で浮かび上がるような、裸婦のこの作品に。



どれもそれぞれに、見る人の目を楽しませてくれることでしょう。


 作者には気の毒ですが、作品を世に問うということは、まな板の鯉になることの覚悟がいるわけですから、私の様な素人にも、好き放題言われるわけです。すみません。  

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2013年11月20日

101でサンフランシスコへ

  

     


  レキシントンホテルの朝食も、グレードの高いものだった。ワッフルもあり、美味しそうなケーキも。
 美味しいコーヒー、果物にヨーグルト、オレンジジュースなど、全て良質のものを浸かっている。
 ひどいのは、インド人が経営しているモーテルだ。
 イーサイドインでは、朝行くと、コーヒーがない。パンもほとんどなくて、かすのようなものだけ。冷蔵庫に鍵がかかっている。夜間ベルをならすと、インド人の女性がやってきて、冷蔵庫を触るな、と言う。コーヒーは5分待って,と言われて、パンを一切れ、食べられた代物ではなかった。当然の如く、コーヒーは目茶クチャ不味い。オレンジジュースも最低の品で、ほとんど食べなかった。
 カーメル村のメイファーインでも、朝インド人の女性が座って,本を読んでいた。夜の親切な人ではなく、インド人のご主人が,受付にいた。
 ワッフルはあったが、中身がなかったので、要求すると、一皿分の材料を持って来てくれた。オレンジジュースも空だった。補充する気はない。子供連れの夫婦が来て、台所に入って、お湯をもらっていたら、険しい顔をして,出ていくように言っていた。

  


 このインは79ドルという値段で,ブッキングホテルから予約を入れていた。
 インターネットでの支払額が、11900円になっていて、間違っているので、ブーッキング、コムに電話をして調べてもらったら、20ドルのサービス料が加算されていた。
 夕べのワインは、その料金に含まれているということらしい。インでは、領収書はネットで送ると言っていた。入る時にも、クレジットの要求もなかった。それもサービス料ということなのか? 
 レキシントンホテルでは、終日、コーヒーを絶やさないでサービスしている。ここは、きちっと、領収書をくれた。他のモーテルは皆、領収書を出さず、メールで送るというもので、大丈夫かな、と心配しながら、出ていった。

 ホテルのチェクアウトは12時だけど、いつものように11時にチェックアウトをすませ、車に新しいコーヒーをもらって、出発。




101号腺に入って、230マイル、サンフランシスコ空港の近くに予約している、ハワードジョンソンホテルに向かう。
 最高速度が65マイルから、70マイルに変わると、速度を上げて走る。
 広い道路の両側に葡萄畑が続いている。こんなに広いのだもの。
 ワイン畑に、大きな看板がかかっている。葡萄園で働く人の写真で、ウェルカムというい文字が書いてある。
  サンフランシスコから南下する時に、ブロッコリー畑や、アルティショーの畑があり、10個で1ドルと書いていた。
 借り入れの終わった米畑なのだろうか、一面平たんな光景も。どこも桁外れの広さに、
 豊かな農産物が育つ。



自動で噴水状の水やりをしていて、作物の間から畑一面に霧がかかったように見える。
 アメリカ人がアバウトで陽気なのは、雄大な大地と,食料品の過剰の恩恵だと思う。
 車がなければ生活出来ない環境だから、車を走らすエネルギーには神経質だ。
 アメリカは備蓄が多量にあっても、不安で仕方ないのもわかる。
 道路の標識に、キャッスルという文字が目に入った。
 昨日見たのは、城だったようだ。寄ってみたい気もしたが,15マイルと書いてるので、
  諦めた。それは、ハースト、キャッスルと呼ばれる邸宅で、20世紀のアメリカメディア界の君臨した新聞王ハーストの邸宅だった。部屋数165,豪華な骨董品のコレクションなどを見て回るツアーもあるとか。
 レンタカーは、ガソリンが空で返しても良いように,借りていた。



 そろそろガソリンが乏しくなっている。
空で返すよりも、満タンで返す方が易しい。
 ガソリンスタンドで5ドルだけ入れた。
 昼食もその側にある、ワイルドレストランという店に入った。
 映画に出てくるような、雰囲気のあるレストラン。
ブレックファーストは、10ドル95で、他の客はほとんとが、それを注文していた。卵4個分はあるオムレツとと肉が乗った大皿のブレックファースト。





注文したサラダは、やは大盛りの大皿で、堅い肉が沢山乗っていた。チリスープは、豆が一杯入って、これも大きなカップ。
 ワイルドの名前そのもののの料理で、野菜の味は、昨夜のアップルファームと、これだけ違うかと思われるほどの大味で、まさに野生の野菜。
手間暇かけないと、美味しいものは出来ないと言う証拠品のようなもの。水は消毒臭くて不味い。
 アメリカの田舎町では、こういうのが普通だったことを思い出した。アメリカンフード
の典型なのだろう。そう、このみせで一番美味しいのは、自慢の絞りたてジュースだ.本当の絞りたてのオレンジジュース。





 サンノゼが近づくと、車は日本車が目立つようになった。それもトヨタの高級車、レクサスが。全面的に日本車は多いが、普通車から、高級車に変わっている。
 シリコンバレーだから、大金持ちが多い。車も混み初め、車線は多くなった。
 5ドル入れたガソリンが、またエンプティーに近くなって、途中で降りてガソリンスタンドを探す。
 凄く巨大は企業ばかり。オラクルは、日本でも,上場企業にある。
 友人のご主人が,オラクル株が上場した頃に、2千万くらいで買ったと聞いていて、
 それが何分割かしていると思うけど、今では50万。
 コナミのプールで会った,セレブ?との自慢女性が、ご主人に勧められて、2000万の株を買わされました、と言っていたのも、きっとオラクルだ。その女性のご主人は、科学者で、海外の学会に出かけて、講演会をしていた、とか言っていた。
 今、アベノ,ミクスで,株価が上がってるけれど、とても損失は埋められていない。
 オラクル2千万という時は、バブルの頃、株価が3万円の頃だたのでは?
  恐ろしい話だけけど、その頃はそれが当たり前だった。
 アメリカは、ジャブジャブお金を流している。引き締められないでいる。
 この影響をまた、日本はかぶることになるのではないか? 
 アメリカが転ければ、日本が骨を折る。




 話は、それた。
 さて、飛行場に近い、ホテル、ハワード、ジョンソンに到着して、荷物を置いて、空港に車を返しに行った。
 そこから、バートに乗って、サンフランシスコ市内へ。
 港に近い駅で降りた。




 サンフランシスコは、マイル稼ぎに、ニューヨークから何度か来ているので、大体わかるようになっている。
 夜になって、暗い。
 バーとの駅を上がると、ワンマーケット、というレストランが、角の所にあった。
 ザカットのレッテルがあって、良さそうなレストラン。



 中に入ると、すぐに、席に案内してくれた。
 向かい側の、長いテーブルに、映画関係者と俳優のような、ハイソサイティー風の洗練されたブループが座って居た。
 隣も、ドレスアップしたお金持ちそうなカップル。
 カジュワルな人もいるけど、グルメっっぽい。





 係の女性が来て、「特別に美味しい料理を楽しんでください。」 と挨拶。
それから接待役の男性の行く届いたサービス、じゃまのしない,グッドタイミング、
いたれりつくせりの絶妙さ、のうちに、最高の食事とワインを楽しませてもらった。
 最初にワインリストが来て、お勧めは?と聞くと、これが良いと90ドルのワイン。
 そんなのは出せない、というと、45ドルのワインを撰んでくれた。他のも、100,200,がずらっと並んでいる中で、カリフォルニアのこれは絶対良いと。
 すごく美味しいワイン。




 アミューズメントとして、スプーンに入った、魚のカルパッチオが出て来た。
そして、美味しいパン。
 チコリのサラダは、何とも上品。チコリが甘くて、パルメザンチーズとのマッチングは言うことなし。
 次に、ステーキが来た。48ドルのステーキで、肉は軟らかくて、美味しい。付け合わせ野菜にほうれん草を撰んだ。







高級な店の食事は上品で、量が少ないので、もっと食べられる感じだった。
 初めて、デザートとコーヒーを頼んだ。
コーヒーは、これほど美味しいものを飲んだことないくらい。







 これほどの満足とパーフェクトなサービスだから、チップは、20パーセント以上の値打ちがある。高級といっても、支払いは150ドルくらい,チップを入れて180ドルだった。
 向かいのグループは、最初にワインを飲みながら,話をしていて、ずっと後になってから、料理が出て来ていたので、何時間もいるのだろう。帰る時にも、まだこれから、という感じだった。






 サンフランシスコに、夕食だけ食べに来たことになったが、そのまあ、バートで空港に戻った。
 空港から,ホテル用の電話で,迎えを依頼して、20分くらい待たねばならない。と
覚悟していたら、すぐに車がやってきた。前の人が頼んだもので、同じホテルにも行くのでラッキーだった。
いくつかのホテルを回っている。 
   

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2013年11月18日

海岸線を走ってサンルイ、オビスポへ

    

  カリフォルニア海岸の旅の終点は、サンルイ、オビスポに決めた。
最初計画していたのは、サンタバーバラまで行き、砂漠地帯を走ってサンフランシスコにもどるというものだったが、近場でのんびりしてしまって、サンルイオビスポまでがやっと。
カーメルからサンルイオビスポまでは、海岸線を走る,ダイナミックなコース。
 パシフィックコースト,ハイウェイPCHと呼ばれる,州道1号線,サンフランシスコからサンルイオビスポまでの、カーメルからのドライブコースを走る。




 海辺の景色は、17マイル道路で満喫しているので、ひたすら走ったら、2時間半ということだったけれど、途中でトイレ休憩したり、景色を見たり、昼食を取ったりするので、 延べ6時間以はかかった。
 道は狭く、ピンカーブがきつい所も多くて、運転に自信のある人しか走れないだろう。 人里離れた道を走るので、途中にモーテルとレストランをかねたものがあると,何か買うつもりで,トイレに。




 
 険しい道を登って、海が眼下に見える。雲がすぐそこにかかっている。途中で,ハイキングや,山歩きをしている人に出会ったり、自転車であえぎながらこの道を行く人にも時々出会う。
 ヘンリーミラーの家は、このあたりだった。岸壁に家が建っている。
 映画「イソシギ」で、リチャードバートン分する牧師が、崖の上から、エリザベス、テーラーが浜辺で絵を描いている風景を思い起こす。
 途中で、渋滞。崖崩れを修理している。大雨で崖が崩れたのか、青いビニールでカバーされている。
 こういう所は、インターネットが全く入らないので、ナビを頼っていたら困るけれど、道は一本道で、そこから別れる道は一つもない。それも困るだろう。




 こういう所で住んでいる人がいる。環境破壊され、天候がおかしくなっているので、
 いくら、高級別荘地と言っても、危険なのではないだろうか。
 カリフォルニアは、海辺のせいか、砂地が多い。山肌が見えて、白い土が流れているのが見える。
 途中で、ランチを食べる。野外にテーブルが幾つか置いていて、カウンターで注文する。番号が呼ばれるまで大分時間がかかった。番号を呼ばれた女性が、二人分以上もある牛肉のサンドイッチをかかえて、テーブルに座った。身体が大きくてごっつい感じ。







  フィッシュサンドを注文して、それもあのくらい大きいのかと思ったら、フィッシュサンドは小さくて、マクドナルドのフィッシュバーガーを大きくした程度。
 凄く美味しい。サンドイッチは、どこも外れがない。もっと食べたいくらいだった。
 車に乗って、また走る。息をの飲む。15マイルが制限のピンカーブが続く。



 やがて、広々とした平地になり、車のスピードも早くなった。
 モーテルとレストランがあり、沢山の車が停まっている。




 川の辺で、景色の良い場所だ。 すごく長い車がやってきた。あんな車で、あのカーブを走れるのかしら、と不思議に思われた。若い人達が出てきた。
 サンルイ、オビスポからやってきた車では?この先行くと引き返すかもしれない。

 オビスポまでの道は、葡萄畑が丘の上の傾斜地に続いている。丘の上の城らしいものが見える。
 サンシメオンという所にさしかかった時だった。今夜はこの辺りに宿を取っても良い感じだけど、私はオビスポに是非行って見たかった。





カリフォルニアを楽しむには、もう倍くらいの日程が必要だ。
 モロ,ロックに似た岩山のような,奇妙な大きな岩があった。オビスポまでいかないといけないので、それもパス。それは、オビスポの名称の一つで、先住民マッシュの聖なる岩だった。
 最初はゆっくり,宿を早く取らないと、と焦りだして、ネットで探す。
オビスポのダウンタウンが望ましいが、安くて、評判の良い所も魅力なので、3つ星の、
レキシントンホテルに決めた。






 3つ星で、59ドル。帰りの高速道路101の側だというのも選択の理由だった。
 その辺りは、沢山ホテルが並んでいた。
 ホテルは、期待した以上の良いホテルだった。そこからダウンタウンまで、公共のトランスポーテーションを使って行こうと考え、フロントで聞くと、コインをくれた。
 トラムとバスが走っている。
 美味しいレストランを尋ねると、すぐ前の、アップルファーマー、というレストランが良いと。




 私は、料理の美味しい所を直感でわかる。アップルファーマーを覗いて、ここは絶対に美味しいと感じた。
 ホテルに予約を入れてもらって、町には見物だけに行こう。 しばらくトラムを待っていたが、来そうにないので、車にした。アルコールは飲めないけれど。
明日は、このまま、高速に乗って帰ることになるので、見物は今夜のうちに。
 サンルイ、オビスポ、と言う名の通り、この田舎町も、ミッショナリーが出来て、それを中心として,町が出来た。
  ミッション。サンルイス、オビスポ、デトロザは、1772年、スペイン宣教師、デトロザが、カリフォルニア5番目の伝道所。フランス、トウールーズのルイ司教の名を冠したもの。



 外からしか観られなかったけど、どこもそう変わらないだろう。
 町はオールドアメリカン的で、建物が美しく、この町は、ベストアメリカン建築に撰ばれている。
とても小さい町なので、くるっと回っても、20分かからないくらい。
 レストランらしい店が見当たらない。伝統的なピザハウスらしい店があって、そこのピザは、毎年、ベストピザに撰ばれている。





 ホテルから、歩いて来ても、それほど遠くなかった。2,30分で来られるだろう。
 アップルファームの予約は、8時にしてもらっていたけれど、早く帰って来たので、
レストランに行ってみた。
 すぐに席を用意しますから、と言われてしばらく待っている間に、美しく飾られた店内を観て回り、ワインは沢山飾ってあるので、値段を見たり。70ドルのワインが主流だ。中には100ドル以上のものも。

ステーション

 席に通され、アメリカンフードの店なので、初めてステーキを注文。
 プライムリブが食べたかった。週末だけのもので、ニューヨークステーキしかなかった。
 ワインは、アップルファームのワイナリーで作っている赤ワイン。29ドルだけど、すごく美味しい。
 スープはボウルと皿がある。大皿一杯のスープが来た。コーンスープ。甘くて美味しい。





隣に、老人のグループがいて、彼らは、スープだけの夕食だった。女性はボウル、男達は大皿のスープ。パンと一緒に。その前にサラダでも食べたのかもしれない。サラダバーがあって、13ドルだった。


 
 サラダとスープとニューヨークステーキに、赤ワイン。パーフェクトな食事。

アルグラのサラダ



 今夜もまた、お腹が破裂しそうな状態。3つ星のホテルだけど、初めてバスタブがなく、シャワーだけだった。バスタブがついていても、使わないので、シャワーがあれば充分。
  
  

Posted by アッチャン at 13:56Comments(0)旅行

2013年11月17日

モントレーから、17マイル道路でカーメルへ

 
   

モントレーから、カーメルへの、有料道路17マイルロードを走る。その入り口までの道を,アイパッドを頼りにしていると、一本。道を間違えた。
 それがラッキーだった。モントレーで最も人気の場所に偶然出くわした。




 オールドモントレー、というのは、この通りの辺りを言うのだろうか。キャナリーロウという二つの通りは、スタインベックゆかりの場所で、鰯の缶詰工場があり、それが小説の題材にもなっている。
 19世紀に,数軒の缶詰工場から始まった漁村で、第一次、第二次の大戦での、軍用保存食として、拡大して、経済的に隆盛を極めた。

  



モントレーは、エリアカザンの「エデンの東」の舞台でもある。あのカーニバルの観覧車もこの辺りにあるのかな。
  ホッパーの絵に描かれるような、シンプルな小屋が3つ、缶会社の前に並んでいる。
 日本からも、カリフォルニアのこの辺りに、漁をしにやってきた。缶工場で働いていた日本人の写真。アメリカ人やアジア人に混じって,笑っている。
鰯の缶詰工場で働いていた労働者もいた。日本人は、暗い海で,イカを取っていた。



 フィルピン労働者の小屋、日本人の小屋、スペイン人の小屋の当時の暮らしぶりを展示していた。
 生活の道具があり、日本人らしい暮らしぶりが伺える。





 戦争の頃、日本人は,収容され,辛い生活を強いられたが、ここにやってきた最初の日本人達の暮らしもきついものだった事が伺える。




 今は、高級ホテルのインターコンチネンタルがあり、カナリーロウの通りは、色とりどりの店が並び、有数の避暑地でもあり、観光地にもなっている。絵画をみているような可愛い町。
 通りの奥に水族館があり、そこを観にやってくる家族連れの観光客。,モンテレー一のの見所らしい。
 そのロウを後にして、17マイル道路に入る。




 有料道路は、アメリカでは少ない。しかも10ドル近くも取る所はいままでなかった。
 海岸線に沿って、幾つものビューポイントがある。確かに景色が素晴らしい。
 私有地なのだろうか。途中に高級別荘や、岸壁の上に大きな家が建っている。




 ネットの無線は繋がらない。
ヘンリーミラーの家をあったとか。アザラシが浜辺に寝そべっている。鳥たちが,恐れもせずに悠々と群れをなし、浜辺から時折飛び立つ。






番号順にとまっていたらきりがない。21くらいのスポットがあるので、特に記されている場所だけ観て、写真を撮りながら、有名なゴルフ場のある場所で、ランチにする。 ベブルビーチと言う名のゴルフコースは、ゴルフに少しでも感心のある人なら誰でも知っているだろう。







 数々の有名なゴルフコンペが行われる,海辺のゴルフコース。ホテルのレストランは,ランチ時を過ぎていて、マーケットだけが開いていた。
 このゴルフ場のマークになっている、一本の木は、アーチスト達が,使いたがるが、許可を得ないといけない。
 どこかでいみたことあるマーク。



 マーケットのサンドイッチが、またまた美味しい。







 この17マイル道路でも、ゆっくりしてしまったので、夕日が近い。




 モントレーから、近いけれど、カーメルに泊まることにした。車で寄り道しなけければ15分くらいの距離にある。
カーメルは、芸術家の町でも知られている、カーメル村と言われる,小さな町だ。
 カーメルのアーティスティックな通りから、3ブロックだという、インに決めた。
インとは、宿屋のことで、ベッドアンドブレックファーストと書いているけれど、
 イギリスやヨーロッパにあるような、一部屋の寝る場所だけ提供されるというものではなくて、モーテルのように、キッチンもついて、ソファーや調度なども備わって、35平米くらいのゆったりした、スイートルーム。



 夕べには、ワインのサービスタイムがあって、ちょっとした食べ物も。
ここで無料のワインを飲み過ぎては、夕食の時のワインが飲めなくなるのだけど、2杯飲んだ。結構良いワインだった。このインでも、売っているワインだった。気に入った人が買って行く、カーメルの白ワイン。



 インのフロントにいた女性は、肥えて大きな人で、とても陽気で親切だ。
美味しい店は、絶対ここだと教えてもらった、海鮮レストラン。10パーセント引きのチケットをもらった。
 落ち着いてから、散歩をかねて、メインストリートへ。


 ギャラリーが並んでいる。オーシャンストリートの両側が中心のダウンタウン。コーチやティファニーの店も。ビーチへの横道には、イタリアンとフランス料理の店の旗があって、なんだかあの辺りが美味しそうだ。客が外に溢れて待っている。
 そこまで来ると,お腹が痛くて、トイレに行きたくて,我慢出来なくなった。




 待ち人のいるレストランに入って、予約の名前を入れてもらって、そのままトイレを拝借。これは良い手だ、と後で思った。こういう手があるのだと。
 時間が来ても,他の店に変える客もいる。
 又、歩きだした。まだそれほどお腹は空いていない。





 インで勧められた,店の前で、若い女性が店の勧誘をしていたので、気が進まない。
 美味しい店なら、そんなことしなくても良いのではないだろうか。
 一旦宿に帰って、彼女にもう一度、聞いて見た。
 「すごく美味しい店よ。リゾットも、ううーーん。私の身体でわかるでしょ。美味しいもの食べて、こうなっちゃったの。」
 インの中庭にも、マントロピースの火が灯り、バラの花が浮かび上がって,ロマンティックな雰囲気をもり立てている。
  ネットでも、レストランを調べたら、どの店も、10パーから15パーセントの値引きが書いている。そして、勧められたレストランは、3軒の姉妹店を持ち、元々は、漁師で、最も古くからの有名な店だった。値段も安くない。
 ここに決めよう。





 一流の店だった。生牡蠣の後に、サラダ、海鮮ミックスのグリルを注文。ワインはカーメルの白を注文した。後で、クラブケーキを。
蟹の身をハンバーグ状に固めてフライにした、クラブケーキの美味しさを覚えたのは、ワシントンに近い、港町だった。以来、美味しさが忘れられずに、どこでも食べたくなる。


 
この店でもパンが美味しくて、どうしても食べ過ぎる。暖かくて柔らかいパン。
 店は9時に終わるようで、後で来た客は,断られていた。






 支払いは、すでにチップも入っていた。20パーセントのチップだった。
 ここのリゾットもきっと美味しいだろうけれど、そんなに食べられない。クラブケーキで精一杯。
 今夜も、お腹破裂寸前での,バタンキュー。  

Posted by アッチャン at 11:23Comments(0)旅行

2013年11月16日

カリフォルニアの旅 モントレー

 

     



 モーテルには、電子レンジと簡単なキッチンがついている場合が多い。
車を停めて、そのまま一階の部屋に入るか、二階の部屋にあがるかの違いがある。
泊まったホテルの名は「ベイサイド、イン」外から見ると、なんとなくさびれて、
モーテルにしては高いと思っていたのだけど、このモーテルのグレードが 高いことはわかった。
 季節の良い時期には、数倍の値段になるモーテルの3つ星なので、バスルームに置かれた、シャンプーやコンディショナー、ボディーミルクなどは、スパ専用のオールナチュラルの高級品で、一流ホテルにも、これほどのグレードのものは少ないと思われる。




 朝食に行くと、モーテルでは考えられないホテル並のものだった。
自分で作るワッフルの機械があって、嬉しかった。
 元町のパルモア学院に通っていた頃、すぐ近くにある喫茶店で,プレーンワッフルを良く食べた。メープルシロップを一杯かけて、生地に染みこんだワッフルは、柔らかくなって美味しかった。
 それと同じように美味しい生地のワッフル。シナモンやアーモンドのスライスに干しぶどうなど、トッピングも豊富だ。
 ミルクも3種類ある、心配り。シリアルも上質のもので、果物やヨーグルトもあって、 この朝食なら、すごく値打ちあるなあと思った。
朝日が燦々と降り注ぐ。受付の側に作られたダイニングだけど、ゆったりしている。




 食後、海辺の方に散歩をかねて行って見た。
すでに、沢山の人達が、港の先端を目指して歩いている。
浜辺には、サーフィンを終えて浜辺を歩いている人達や、泳いでいる人もいる。
 大きな海鳥が、悠々と浜辺に身体を埋めて動かない。
 子供達を連れた若い夫婦。ベビーカーを押しているお母さん。年寄りのカップル。
 南国の植物がみられ、ブーゲンベリアの花も鮮やかに咲いている。ハイビスカスや、
昼顔、,サボテンなどが混在している。暖かい土地なんだけど、海辺の風が冷たく感じられる。
 11時にチェックアウトして、町の駐車場に置いた。3時間フリーの場所に。





 舗道の駐車は、1時間50セントなので、随分安いのだけど、無料の所には、入れ替わり車が満車になっている。
 昨日、案内所で教えてもらった、観光スポットへ。
 ミショナリーがこの町の最も見所だと聞いていた。





 ミッション通りという広い道路にそって、公園があり、その中に,ミショナリーがある。15世紀に、スペインの宣教師がやってきて、当時住んでいたインディアンを教育した施設だ。 原住民は野生の動物や自然の恵みが豊かだったその土地で、幸せに暮らしていた。随分沢山の原住民が殺された。
映画の開拓史に出てくる光景は、恐ろしいインディアンに家を焼かれ、殺されるシーンが多いが、白人が占拠する前に、ほとんどの原住民が虐殺された。
 キリスト教の布教は、侵略の歴史でもある。富を奪うために。





これから巡る場所には、サン、聖なるという名前がついた地域が多い。
 サンフランシスコもそう。ミッショナリー道なのだ。
 昼食は,昨日もう一軒勧められた,イタリアンの店に行ってみた。誰も客はいない。
 通りには、美味しそうなサンドを食べる人達が溢れていたというのに。
 暗くなった部屋なので、空いていないかと思ったが、開店中。
 ランチメニュがあって、10ドルくらい。




 スパゲッティーとサラダを頼んだ。
  料の多さに驚かされる。シザーサラダには、ツナ一缶はあるほどのツナが載っている。アンチョビにオリーブ。トマトソースのスパゲッティーは、二人分以上あって、日本のイタリアンの美味しさを知っているので。
 食事していると、次から次に客が入ってきた。他の人達のものは,美味しそう。
カルボナーラにしたら良かったとか、卑しいものですから。





 サンタクルーズでゆっくりしていたので、今夜の泊まりは、モントレーあたりに決めた。インターネットで宿を探すよりも、行って探す方が良いだろと、モントレーの辺りで見つけた、トラベルロッジに値段を聞いてみた。
 トラベルロッジは、昔はせいぜい50ドルくらいで泊まれたモーテルなのだけど、最近では、ネットでも80ドルしている。
 その辺かなと思ったら、170ドルだと言われた。私の聞き間違えで、117ドルかもしれないけど、それでも高すぎる。税抜きの値段だ。


10ドルのサラダ



 で、しばらく町から離れて所にある、同じトラベルロッジに行って聞いて見たら、89ドルが最低で、それも一部屋。あとは300ドルのスイートしかないという。
 駐車場に停めて,ネットで調べたら、59ドルのモーテルが見つかった。大分離れるけれど、泊まった客の点数も悪くないので、そこに決めて予約した。
こんな風に、宿を取るのも時間がかかっていて、あまり行動出来ないでいる。
 シーサイドイン、というモーテルは、部屋は広くて、良かった。
 インド人が経営しているので、部屋も清潔だ。値段が安いので、シャンプーなどは、最低のもの,始末しているのがわかる。






 今夜は、モントレーにある、フィッシャーマンズに行って、かにとワインを買い、部屋で食べることにした。
持ってきたご飯もあるので、車で行くと,お酒が飲めないから,持ち帰りに。
 サンフランシスコとは違って,小さな所だ。





 クラムチャウダーを各店で試飲させてくれる。港は暗くて殆ど見えない。うるさく、イルカが鳴いている。すごい声で泣いている。餌を求めている。じっと目をこらすと、うじやうじゃいる,。月明かりに黒く光って見える
大きな蟹と、牡蠣を4つ、それに、毎年グランプリをもらっているという,人気の店のコーンチャウダーを買った。全部で35ドルくらい。
それから、ダウンタウンに行って、ワインを探した。
 ダウンタウンには、息子が良く行く、トレーダージョーというワールドスーパーがあった。けれど、道を入って、わからなくなってしまった。通りは、一方通行だったりで、元来た道がわからなくなる。
 通りに車を停めた。6時を過ぎると,翌朝の8時までは駐車出来る。



 近くのレストランで働いているコックが、外でたばこを吸っている。
ワインの店を聞くと、一人はトレーダージョーと言い、あとの一人がそれを遮って、
別の店の名を言った。そうだね、と。で教えてくれた店を探して歩く。
やっと見つけたその店は閉まっていた。
通りのたばこ屋に、ワインのケースがあった。たばこやにワイン、と思ったけど、疲れているし、それを買った。その店のオ女主人に、ついでに、トレーダー、ジョーへの道を聞いた。
 水を買っておかないと。トレーダージョーは、車を停めた場所からすぐ近くにあった。 アリグラという,イタリアンサラダ菜も買った。私はこれが大好きなのだ。





 持ち帰った、かには、とても大きくて食べ応えがあった。あらかじめ、クラックしてもらっていたので、道具がなくても食べられる。
 牡蠣も美味しい。クラムチャウダーは、さしがに美味しい。
ワインがいけなかった。甘い。すっきりしたセックがあうのに,甘いのだから。
でも満足。お腹が一杯なのに、ご飯も食べた、それも美味しい。
 腹一杯で、すぐに寝てしまった。  

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2013年11月15日

カリフォルニアへの旅

 
      


  サンフランシスコからの飛行機は空いていて、席3列を一人占めだった。
エコノミープラスは、通常は別料金を払わないと座れない。
 私は、ゴールドの5万マイルに必要なマイルを稼ぐために、サンフランシスコに飛んだ。健康に自信がないので、わずか数日の予定だったが、咳もあまりなくて、元気だった。
 出発する日の朝、病院から電話がかかって、その日に来るように言われた。
 喀痰検査の結果に問題があったからだった。
 海外に行くことを告げると、帰ってから連絡するように言われた。こんな状態で、海外に出ても楽しめないのではないかと懸念されたけれど、そんなことは忘れて、楽しめた。 だって、今、元気なのだから、今楽しまなくちゃあ。
 誰にだって、ずっと健康でいられる保障はない。いつか、鳥の羽が折れ、飛ぶことが出来ない時が来る。
 予測の出来ない道を、私達は歩いているのだが、時に羽を広げて、飛ぶことも。
サンフランシスコまでの飛行時間は、9時間くらいなので、行きは楽だ。あっという間に着く。




 空港でレンタカーを借りて、カリフォルニアをのんびりと回るのが、今回の旅の目的だった。
 以前は,若かった頃は、一日中走っていたけれど、もうそういう元気はないし、それ以上に楽しみ方を覚えた。
 レンタカーの料金を考えて、乗らなきゃというのは良くない。
 旅の楽しさは寄り道にある。思いがけない,知らない土地との出会いが,旅の醍醐味なのだ。
  インターネットから予約するのが一番安いはずだけど、実査にはそうではない場合の方が多いのかもしれない。
 空港のレンタカーへは、エアートレイに乗って行く。エアートレインは、空港内を巡回している無料の電車だ。
 次から次に,レンタカーを借りる客がその場所に降りてくる。
 そこにも決めていないので、空いている場所を探して、アラモに並んだ。
 アラモは、メインでもボストンでも、息子が良く借りていた所で、ハーツなどのように、 人気はないが、直接交渉では、サービスが良い。
実際、インターネットでの最安値よりも、少し安かった。
 シボレーというアメ車。トヨタのカローラくらいがよいが、普段は乗れない車を撰べる機会も選択。
 ナビはないので、アイパットをナビ代わりに使った。
 スタンフォード大学を見ながら走って、モントレーに出るつもりだったが、途中車が混んでいそうなので、サンタクルーズの方に行き、そこでしばらく見物してから、モントレーに泊まる予定だった。
 車で30分の距離にある、サンタクルーズ。お腹が空いているので、どこかで食事をと思い,2時間のパーク料金を入れた。
 雰囲気のあるカフェがあって、そこに入った。広い空間の角店で、サンドイッッチでは、歴史のある店のよう。




 海老入りのラップにくるんだサンドイッチとクラムチャウダーのボウルを注文した。
 大きなジャム瓶か、ピクルスの入った瓶のようなコップに水を入れる。





 最初は、この店だけか、と思われたが、その後も、そういう店があって、カリフォルニアの定番のようだ。
 サンドイッチは、メキシコ風に、アボガドなど入ってぴっりっと辛いチリの味もして、とても美味しい。 
 今お店に入って来た客が、水を自分の容器にうつしている。美味しい水だ。セルフなので、誰でもいくらでも入れられる。
 その辺りを見ているうちに、今夜はここで泊まりたくなった。可愛くて素敵な,海辺の町。




 道の通りには、いくつもの案内所がある。案内所で聞く方が、ネットで探すよりも良いかもと思った。
  案内所の男の人はとても親切な人で、幾らの予算だと言われて、出来るだけ安い方が良いというと、値段のランクを見せながら、中でも推薦できるモーテルをチェックして、電話をかけてくれた。
 最初のホテルは、98ドル、次に勧められるのは、79、9ドルだった。
勿論それに、タックス12パーセントがつく。
 もっと安い所にするつもりだったけど、79、9ドル のほうに決めて、予約してもらった。海辺の最高の場所にあるという。早速行って見る。




 確かに、最初のホテルの方が、良さそうだ。二つのホテルは隣通しにある。
 最初のホテルに、トリプルAのマークがあるので、そのレートではどうかと思って
 聞いて見たら、案内所の値段よりも安い。89ドルまでのディスカウント。
 予約したほうのホテルに、値段を聞いてみたら、75ドルだという。
さて、そうするか、迷った。名前を入れてすでに予約している。
  89ドルにすべきだとは思ったけれど、15ドルも違うので、2番目のホテルに。
モーテルらしいつくりで、古いけれど、まあこんなものだろう。少々狭い感じがした。


 メインストリートまで,歩いて12三分で行けるのが便利だ。
アメリカも、車を運転しると、お酒が飲めなくなっている。
  美味しい食事とワインをしたいので、遠いところはだめだ。
 案内所で聞いた、この町の美味しい店のどれかに行くつもりだった。
 高いけれど美味しい料理と,最高のワインがあるという店のほうを撰んだ。
 お腹は空いていないので、8時まで空かないと言われても苦ではない。
その前に、その辺を見て歩いて、写真を撮ったりして、時間を潰すことも出来る。
  そのレストランは、ワインバーを併設していていて、ワインの販売もしている。
 何本も買って帰る客がいる。




 映画館の前には沢山人がいる。この週は、フィルムフェスティバルが開催中だった。
このあたりには沢山大学があって、アメリカの頭脳の中心部でもある,シリコンバレーも遠くない。若い人が多い。
 食のグレードも高い。


 8時に、ワインバーに行くと、まだテーブルが空かない。係の女性が,ワインリストを渡して、隣の店で撰んで飲んでいる間に、用意が出来るので、あと5分と言われた。
 どのワインが良いのかわからないので、聞くと、48ドルの、この土地のワインが美味しいと勧められた。
 カリフォルニアのワインと言えば、ナパバレーが知られている。
体験としては、フランスやイタリア、チリなどもものよりも,カリフォルニアだろう。





 このワイン、素晴らしく美味しかった。
料理はフランス料理が主流。チキンはすでに、オウトオブオーダーだった。人気で,手頃な値段だからだろう。
 チコリのサラダ、今お店のスープ、ほたてと海老のグリル。それにアントレは、ポークを撰んだ。

 いつも食べるチコリとはちがって、芸術的に上品なチコリのサラダ。味はパーフェクト。明日も明後日もここに来たいと思わせる店だ。パンも勿論美味しい。
パンにつけるオリーブが、最高の品質で、これほど美味しい店はあまりないだろう。












味に拘るレストランで、パンが不味いと言うことはあり得ない。


コロラドで、この世のものとも言えない,素晴らしいステーキを食べた店のパンは、焼きたての、大きな丸いパンを出してくれた。ステーキの肉が、これほどさくさくと柔らかく, いくらでも食べられる肉だった経験はなかったし、それ以来も出会っていない。
 そこは、郊外にあって、車がないといけない場所にあった。
 そのステーキは70ドルほどで、1キロはゆうにあった。ホースラディッシュをつけて、ナイフがすっと入って、ピンク色の肉が、柔らかいローストビーフのようだけど、それよりも遙かに。
 そんなことも、アメリカの美味しいレストランにいると、思い出す。
 今お店のポークも美味しかったけれど、上品で、作りあげた、こぶりのもの。

 アメリカは、税金がつく、その上で、チップがいる。
 15パーセントは最低ライン。その後に入った店では、最初からチップ込みで、20パーセントのチップだった。
 今思えば、きっとこの辺はお金に糸目のない人達が多いので、最低20パーセント、サーブスが良ければ,25パーセントくらいおくのだろう。
時代は変わって,場所も変わっている。
 日本でも、来年から消費税が8パーセントになる。税金が11パーセントというのは、結構大きいもので、79ドルの部屋だと、86ドルの払いになる。




 レストランでも、普通の店の買い物でも同じ。その上に,チップの20パーセントを見込んで、料理を撰ぶ必要がある。
 ワインにしても、48ドルだけれど、33パーセントを入れて、撰ばないといけない、と私の貧しい頭がくるくると働く。
 でも、またここに来る機会はまずないだろう。コロラドのあの幻のようなレストランのように。だから、ここで食べられる美味しいものと美味しいお酒との出会いは,何物にも替えががたいもの。  

Posted by アッチャン at 12:24Comments(0)旅行

2013年11月05日

プーシキン美術館展と西村屋のかにちらし




JR尼崎で待ち合わせて、映画「ダイアナ」を観てから、JRで三宮に出て、西村屋で、蟹鮨を食べ、それから市立博物館で開催中の、プーシキン美術館展に行きました。
映画と美術館と、お目当ての、蟹チラシの3本たてをこなすためには、こういう方法を取らざるを得なかったから。
「ダイアナ」は、これが真実の話だとしたら、パキスタン人の医者との真実の恋があり、心臓外科の医者に感化されて、中東への訪問や、地雷撲滅運動、募金集めなどを精力的に
活動していたのだということを知るわけだ。
地中海クルーズでの、写真は、医者の心を引き寄せたいがための工作であって、その延長線上に、リッツホテルから出て、パパラッチに追いかけられ、無残な自動車事故で亡くなるという悲劇の結末を迎える。


 宮殿の隣にある、病院に勤める外科手術の名医との恋は、周りの人達は周知のことだったので、その証言を集めて、あの映画が出来たのだろうか?
 パキスタン人の医者も、亡くなった人もイスラムの人。
その事故の当時、従妹から聞いた話では、事故現場は、とても事故が起こりそうにない場所だとか。最近になって、ダイアナは殺害されたという話題がまた再燃していた。
 三宮でも上映しているけれど、12時からだったので、西村屋のランチを食べられないので、尼崎で映画を見ることになったわけで、JRの交通費は、馬鹿にならない。
 西村屋のかにちらしは、ものすごく美味しくて、大食いの私達には、量が足りない感じ
なので、次に来た時に食べるものを想像してしまう。+
 神戸のことはまったく知らない友人は、どこをどう歩いたら良いのかもさっぱりわからないので、来れば、センター街を歩いて、元町へ行くくらいだとか。

 神戸市立博物館で開催中のプーシキン美術館展は、画家の初期に作品などや、珍しい絵画が出品されていて、興味深かった。
 ルノワールの可愛い女性の絵画がポスターになっているが、ルノワールの数々の絵画の中でも、可愛さのあまり、引き込まれる秀作だと思う。
 中でも、ルソーの絵画は、有名な美術館でも、わずか一点あるかないかのもので、
しかも、アポリネールとサンローランのカップルを描いたものなので、これを見るだけでも、1500円の入場料の価値は十分だと思う。



 サンローランに失恋したアポリネールの仲睦まじい頃の絵画で、その後、ショパンに走ったサンローラン、ショパンと冬のマジョルカに、ショパンの療養をかねて滞在する。
そこで生まれた、雨だれ。
アポリネールの「ミラボー橋」という美しい詩。
そんなことに思いを馳せながら。
セザンヌ、ピカソ絵画も、見逃せない。


美術館を出て、喫茶でお茶とケーキを、ということで、センター街のモロゾフに。
煙草くさいのは苦手なので、喫茶店は嫌だし、モロゾフなら、プリンもケーキも美味しい
し、値段も手頃なので、待っている人もいたけれど、前のカップルがしびれをきらして、出て行ったので、私達はすぐに座れた。
 へんな所で、けちるね、と友人が笑う。
私がコーヒーをやめて、プリンだけにしたから。
 この前、別の人と来た時に、モロゾフのプリンを教えてもらった。
 525円で、これは値打ちもの。アイスクリームと果物までついて、大きなプリンは
食べ応えがある。プリンはお水が良くあう。ケーキならコーヒーがいるけど。
 カウンター席しかない所と違って、このモロゾフは、ゆったりの空間があって、煙草の匂いはしないし、気にいっている。
  

Posted by アッチャン at 13:23Comments(0)art