2013年12月27日

顔見世 

  
     


 ブログに書く事が一杯あるのに、書く時間がない有様。
深夜になって、年賀だけは出来あがった。
明日までに出さないと、元旦に着かないから、ぎりぎりの所。
だって、明日は、また朝から予定がぎっしり詰まっている。
京都南座の顔見せに、20日の夜の部、イブの24日は午前の部
で、朝早く出かけた。
夜の部は、猿之助の「黒塚」昼は、義経千本桜の佐藤忠信、
襲名披露の最終公演になる。




顔見世というと、それこそ顔を見せるというので、沢山の役者が役を演じるのだけど、
去年も今年も、休演者の代役で、一人で何役もこなさねばならない役者がいて、今回は、その役を、梅玉がになって、夜の部は、ずっとでずっぱりだった。
そのせいか、客席に空きがつらほら目立っている。
 猿之助と中車の襲名披露も、東京から始まって全国を回っていたので、私も3回目になるくらいだから、そういうことも客席の空に関係してるのかもしれない。
猿之助が、春秋座の芸術監督に就任したので、春秋座で、「猿之助への軌跡」という展覧会を開催中だとのポスターが、南座に貼ってあった。
23日までなので、行けるのは翌日の21日しかない。というので、翌日も京都に。
造形大は結構不便な所にある。バスの乗り場を間違えて、反対方向に。京都行に乗ってしまった。連休なので、バスは満員。雨も降ってきて、車は渋滞。
でも、行って本当に良かった。





猿之助が亀治郎の頃、この春秋座で、亀治郎の会、を立ち上げ、10回の国立劇場での公演までのパネル写真や、公演のビデオ、更に、春秋座の劇場内で、個人の会として、宙つりを許可するのは異例の国立劇場での、忠信の舞台裏から、稽古など、40分にわたって映画上映していて、とても興味深く、24日でのお芝居を観る上において、その楽しさは倍増だった。




森鴎外作の「じいさん、ばあさん」は中車と扇雀の夫婦役で、観客の涙を誘った。
台詞の芝居なので、中車には、うってつけの役処。これからの十八番芸になるだろう。
芝居三昧の連日、まだ耳に、お囃子の音や清元、浄瑠璃などの声が残っている。

  

Posted by アッチャン at 16:00Comments(0)演劇