2013年12月28日

猿之助の忠信

     



猿之助が亀治郎の会を立ち上げて、10回目の最終公演は、国立劇場での、猿之助48番のうちで最も有名な、義経千本桜の中の、佐藤忠信と源九郎狐の早変わりを演じた時の楽屋裏でのけいこ風景や亀治郎の語り、出演者達の話などのビデオを見ていたので、南座での顔見せは、ひとしお興味深かった。
忠信から、2秒で狐に変身して、床下から出て来て観客を驚かせる為に、どんな方法がつかわれているのかというと、忠信の衣装の下にまとった、白狐の着物に変える為に、舞台上にいてお辞儀をしている間に、楽屋下から糸を引いて、上の着物が一気に取れるように工夫されていたり、天井から飛び出して床に滑りだす為に、回転するための鉄棒があって、それでくるりと回って、床に滑るように出て来る。
楽屋に入ると走りに走って、今度は、本当の忠信として着替えて、窓から顔を出す。その時は、脈拍180も打っているのだけれど、涼しい顔をしていなければならないので、息を整えるのが大変なのだ。
佐藤忠信から、源九郎狐に代わる時には、化粧を変えるので、舞台裏に化粧台を置いて、その場で化粧を加える。
 舞台で、身をそって、階段までそっくりかえる場面では、糸で支えている。その糸を、静御前役の芝雀が、足で踏んで、狐忠信が階段下に落ちないようにしている。


   




欄干の一つが、平均台くらいの幅になっていて、そこを狐忠信が、滑るように走る。
 そのような舞台の裏を見て、説明を受けていたのだけれど、顔見世では、ずっと進化していて、階段から身を反り返る場面では、糸の支えがなくて、静は、離れて立っていて、以前に糸を踏む位置とは全く違っていたのには、驚きだった。
 この舞台、観客は驚きの連続で、エンターテイメント抜群なので、クライマックスのせり上がり、空中を母狐の鼓を持って、歓びのあまり身を揺らせながら、踊りのふりで、観客の顔を見ながら、3階の私のすぐそばを通って消える。その最後の場面では、風を使って、桜の花びらが、吹雪のよう舞い上がり、私の目にも入りそう。服や床に一杯になった花びらを、観客は拾い集めて、記念にといいながら帰っていった。
2千回は、忠信をやると宣言してる猿之助だけれど、この舞台の過酷なこと.
 心臓に負担がかかりませんようにと祈る気持ち。
 
  

Posted by アッチャン at 21:14Comments(0)演劇

2013年12月28日

クリスマス


     
  クリスマスプレゼントなど、最近はもらった事ないので、なんだか気恥ずかしい気分だけど、
 息子から、アイパッドのエアーがヨドバシから送られてきた。
 これがあると、フェイスタイムで、テレビ電話が出来るそうで、アップルのアイディーを取るのに、ネットにつなごうと四苦八苦しながら、なんとか今の無線ルーターで、とあれこれやっていたがだめなので、ドコモから借りている無線ルーターでセッティングし直して、きがつけば、朝の6時半になっていた。
 もう一つのプレゼントは、ポストに投函されていて、従妹から。
モロゾフのクッキーだった。
 従妹には、早速のお返しを送って、クッキーは母の所に。
 母の所に行くのに、ダウンを着こんでから、二階で机の前に立って、探し物をしていたら、焦げ臭い匂いがする。


 昨夜届いた、トヨトミの赤外線のストーブで、愛用していたダウンの後ろを焼いてしまった。ガードがしてあるので、まさか焼けるとは。
 パリにも、アメリカにもこのダウンを着て行った。吉田さんと森に行った時も。
 吉田さんが、亡くなった何年になるかな、と考えてみると、結構長くは愛用していたことになる。
 軽くて、着ていないみたいに軽い。ユニクロでも、軽いもの出たが、着心地が全く違う。


 


6万ほどの値段がついていて、バーゲンで3万5千円くらいで買った。私が買うものとしては張り込んだつもり。
 愛用品も、手の所が薄くなっていたわけで、そろそろお払い箱にしなさいよ、という神様からのプレゼントなのかもしれないと思った。
 軽くて暖かいダウンをみると、買いたくなるたちで、この代わりになるようなものを見ると、予備軍に買ってしまう。勿論バーゲンで。
 今はミズノのダウンをおでかけに着ている。茶色の買って、黒もいるかもと2枚買った。
 
 薄くても暖かいというのだけど、愛用していたものよりは、細身で、スタイルは良いけど、暖かさに欠ける。以前のがずっと楽なので、ついついそれを着ていた。
 焼いてしまったダウンと同じようなのが欲しい。捜し歩いても、なかなか気に入るものは少ない。
 馬鹿だなあと思うけど、小事で済んだのだから、これから気を付けることにも。
 アイパッドが無事、繋がって、今日、息子から電話がかかってきた。
 リクエストしたから、アイパッド開けてよ。
 朝からぼさぼさ、汚い恰好、部屋中散らかしっぱなしの状態で、初めてのテレビ電話。
 ずっと掃除す時間がないほど、なにあかやと手を取られて、今日から掃除と思っていた矢先。
 向こうは、正月休みに入って、夜の時間。
キッチンのキャビネットが白に代わっている。ウォシュレットを買って、今日付けた。
食器洗いも今日付けた。
息子は随分働いて、ビール片手に。
ミミちゃんもいる。休みでロスからやって来た。
真紀さんも、猫のタマモ。
こっちは寒帯のように寒いけれど、極寒のはすのオハイオは、部屋の中は暖かい。セントラルヒーティングが入っている。
テレビ電話は凄い。
部屋の様子が一目瞭然、一緒にいるような感覚になる。
テレビの前にワインが何本か飾ってあるのを目ざとくみつけた。
 「クリスマスの抽選で当たった150ドルのワイン。お母さんが来たら開けようと思っている。」
 美味しそう、すぐに飛んでいきたい気持ち。


  

Posted by アッチャン at 15:09Comments(0)日々の事