2014年04月10日

伊集院静「眺めのいいひと」

 
    




 本は、借りて読むに限る。
なぜかというと、借りたものは返さないといけない、早く返さないと、という意識が
働いて、努力して読むからだ。
買った本は、いつでも読めるので、つい積読になる。
そのまま、お蔵入りしている本を見ては気持ちが暗くなる。
見て見ぬふりはつらいもの。
買った本でも、「それ貸してね。」と言われると、一生懸命読んで、早く貸してあげたいと
思う。
お尻を叩かれると、重い腰をあげるようになっているらしい。
伊集院静のエッセイがなかなか面白いな、と思っていた。
ダイナーズカードの冊子に、毎月、旅のエッセイを乗せているのだけを読む。
友人から、「眺めの良い人」というエッセイを借りた。
その中に、宮沢りえと玉三郎を絶賛していたから読んでみない、と言われて。
伊集院静は、競輪、競馬、麻雀の3台ギャンブルとゴルフに、酒飲みで、それらの遊びを通じて知り合った人達の「眺めの良い人」について書いている。

ギャンブルとゴルフ、お酒が加われば、自然交流の多くなる。
テレビでいつだった、西田敏行が、豪快な作家を演じてた。麻雀の神様で美食家の作家
だった。その人も「眺めの良い人」に出ていた。

エッセイは、電車の中で読むのに丁度良い。
この所、でかけては、電車の中で、読んでいたら、ページが少なくなって、読み終えてしまうのが寂しい。

エッセイの中で、私の知らない作家の本を、紹介している。興味をそそられ、その本が読んでみたくなる。

 それも、エッセイの魅力。
  

Posted by アッチャン at 15:33Comments(0)日々の事