2014年05月02日

図書館は本の宝庫

       


 連休の谷間、医院に電話すると、やってますと言われたので、あわてて車ででかけた。

 12時にぎりぎりセーフ。薬が明日で切れるので、薬をもらうと安心する。
 咳止めの貼り薬は使ってないので、除いてもらい、少しは安くなるかと思ったが、前よりも少し高いような気がする。
 ついでに図書館に予約していた本を借りに行った。図書館の駐車場が一杯で、やっと一つ空いた。

 中のソファーには、沢山の人が座って本を読んでいる。
新聞もあれば、雑誌もそろっているので、暇つぶしに散歩をかねてやってきた人達もいるだろう。
 伊集院静のエッセイの中で紹介されてた、木山捷平の「大陸の細道」とビートタケシの「あのひと」を予約していた。以前に借りた本も読み終わっていない。

 五木寛之の「サンカの旅と被差別の世界」を読み始めて、その文献に使われている、沖浦和光の著書、五木との対談集を収めた本などを読みだすと、伊集院の方はお預けになっている。

 図書館に行くと、五木寛之の本が気になって、そちらの棚から、最近書かれた新書サイズのエッセイを3冊ピックアップした。「選ぶ力」「下山の思想」「無力」どれも暗そうな本。「旅のパンセ」という小さめの文芸書は、旅でエッセイを書く参考になりそう。
近くにあった、久世光彦さんの「向田邦子との20年」というエッセイにも興味がわく。




8さつの本を受付で借りた。振り返ると、差別問題の棚が目に入った。
沖浦和光の本はないか、とみると、「日本民衆文化の原郷」という本の中に、沢山の写真が入ってる。読みたくなって、
結局9冊も借りてしまった。
積読で、読まずに返しに行くのはわかっているのに。
目が悪いと、本を読むのがうっとおしくなって、あまり読まなくなっていたのだけど、
友人たちは、白内障を手術後、好んで本を読むようになった。
私の眼は、まだまだ白内障とまではいかないようなので、ドライアイの目薬は常時つけてるが、白内障用の目薬はもらっていない。
元々本好きな人間なので、火が付くと、あれもこれも読みたくなる。
どっさり借りて、読まずに返すことになりそうだ。
欲張りがこんな所にも発揮される。
  

Posted by アッチャン at 14:20Comments(0)日々の事

2014年05月02日

サンカの民、家舟の民、マージナルな人々

       



  今まで、エクスプローラーを使っていたのだが、
テレビで、ハッカーに犯される危険があると報じられていたので、グーグルのクロームを使ってみると、今までブログに写真が入らなくて、うんざりしていたのが解消されて、すんなり入れられるようになった。
その代り、自動更新という証券が社で使っている、株価のボードが使えなくなりました。
エクスプローラーでないと、使えないものも結構あるようですが、セキュリティーが効かないという重大さに比べれば。
クロームは大丈夫なのかしら、とも心配が。
ネット社会になって、これがないと暮らせなくなってしまって。
便利な方に、人間は慣れてしまうもの。それに、このお蔭で、行かなくても情報が得られ、好奇心を助長して、頭の刺激にも役立つ。アマゾンで、大抵のものはそろうので、居ながらにして暮らしを支えてくれる。
 コンビニがあれば、暮らせる世の中になっているとか。
銀行もある。チケットの購入から、送ることも、受け取ることも出来るし、日用品から食料品も、新聞雑誌に酒類も文房具も買えるし、配達もしてもられる。
 私の住んでいるのは、高台にあって、最近がミリーマートが出来たのだけど、歩いて20分はかかる。足の遅い人は30分くらいかかるので、それで事足りることはない。
  本を買うのは、アマゾンがお勧めだ。





古本は嫌だと言う人がいるけど、綺麗にペーパーをかけていて、さらのような本が届く。
  それで、1円という値段のもので、送料が260円くらいかかるけれど、私が欲しい、読みたい思った本が、本屋に行かずに探し出すことが簡単に出来る。
 その本に関係する本などの紹介までしてくれる。
 そんなわけで、今私は興味を持っている、漂白の人達に関する本をアマゾンで買った。
きっかけは、五木寛之の文庫本を、本屋で手にして買ってみたことから。
 本のタイトルは「サンカの民と被差別の世界」だ。山や川に生きた漂泊民、作家がとらえた真実とは?という帯がついていた。
 この本は、重要参考文献として、多くの書物が下敷きのなっている。
何度も出て来る、沖浦和光、という民族学の研究者の本で「旅芸人の記録」も読みたくなった。五木の「風の王国」二人の対談集など。
こうして、興味が広がって、読みたい本が連なって行く。
これらの本については、また別の個所で。
 サンカについて、ブログを書いている人もいる。
日本の文化と深くかかわりながら、漂白に生きた人々の根本には、自由があった。
 日本の文化に深く関わりあった人間は、被差別の民で、マージナルな人々だった。
税金を納めない人達だった。




民俗学って、面白いなあ、足で、訪ねて、土地を見て、そこの生きる人達に接して、物語を聞く。
 資料を集めて、そこから人間を浮かび上がらせる。

 本は、そういう知識の、研究のたまものを、居ながらにして、吸収できる。知らない世界と知ってることを
つなぎ合わせて、より深い知識へと。
歌舞伎の見方も変わって来るかもしれない。
 千利休の竹とのこだわり.サンカの民がもたらしした竹細工など、底も深く、広がりも広く。
  

Posted by アッチャン at 10:38Comments(0)エッセイ