2014年09月09日

錦織圭が決勝で負けた

      
     


 錦織圭をずっと応援している。息子と同じ名前でもあり、息子がテニスをしている
こともあり、息子が応援していることもあって、テニスは言うに及ばず、運動とは
からっきし縁のない私が。
全米オープンが開催されているコートは、息子が通っていた場所でもあって、私も連れて行ってもらったことがあるので、馴染み深い気がしている。
WOWOWでしか、放映されていないので、試合を見ることが出来ないのだけど、
準決勝で勝って、決勝進出を決めた時に、息子にテレビ電話をした、というよりもしてしまった。
彼は先週引っ越しして、新しい住居にいるのはわかっていた。
買った家を貸して、仕事場に近いシンシナティーに家を借りると言っていたので、
私は大喜びで、公共の交通がある場所に決めて欲しいと言っていた。
ところが、引っ越し先を決めたというのが、ゴルフ場の傍にある、別荘地のような場所だという。車でも借りなければ、どこにも行けない場所。
「来てほしくないのでしょう。」思わず言ってしまった。
そういうことがあって、私は、歓迎されていないのに、のこのこと大荷物を持って、おさんどんに出かけていた自分が哀れになり、それと同時に何をする気にもなれない無力感を味わっていた。
心に閉まって、顔で笑っていられない性分は、私の幼稚性を現わしている。
テレビ電話の向こうで、横にいる奥さんが手を振ってくれている。
 「嫌味を言うために電話してきたの?」と息子に言われる。
「私が住むわけじゃないのだから、二人が快適で良かったら良いのよ。」と私は言った。
「私はこれから大いに楽しみますから。」と空元気も。
実際には元気じゃない。空しさで一杯なのに。
息子が結婚すれば、母親はお払い箱になると、誰もが感じることだと思う。
結婚して、息子が変わったのではなく、奥さんのコントロールが効いているということ。
 置き去りにされて寂しく思うけれど、
 姑はいるだけでうっとおしいものだと言われるのが普通。
行くと良くしてもらっている。おしゃべりにも付き合ってもらって、辛抱しているのだろう。

親離れしない息子、子離れできない母親、というのも困る。心配がつきないもの。
 息子達が、快適で幸せであれば、なにも言うことない。本当のことなんだけど、嫌味に聞こえるかしら。
決勝で、錦織圭が負けた。素晴らしいスピーチだった。
涙がにじんだ。
私も、これから、錦織のテニスおっかけやろうかな。と思っていたら、
婚約者がいるんですって。熱が冷めそう。やめて欲しいなあ、結婚なんて。
  

Posted by アッチャン at 12:02Comments(0)日々の事