2016年08月26日

頼りの歯科医が




長い期間の計画的な治療の、未だ半ば。
今回、やっと腰の痛みも治って、背中が左右対称になつたので、そろそろ、次の治療ステップに入りましょうと言われて、やっとこれから本格的な治療に入れると思っていた。
終わって、受付のソフーに腰を下ろすと、目の前に、院長のメッセージの紙が立ててある。
検査の結果、病気か判明したので、今後治療のために、休診になる日もあることのお詫びのような文面だ。
受付に座っている医者に、どこかお悪いのですか?と聞いた。
悪いものが身体に出来て、と応答。
それは、ひょっとして癌ですか?
そうです。
でも治るのでしょう?
あちこちに転移していて、厄介なんです。
そういえば、この何ヶ月か、診察にくるたびに、痩せておられ、今日は、随分痩せて、げっそりと感じていた。
どう言えばいいのか、言葉が見つからない。
先生のご病気が心配だし、私の治療のことも心配。
代わりに出来る歯科医はいない。
無理して働いておられることがわかる。予約は月に一度。そういう患者でカレンダーは、びっしり詰まっている。
私の来月は、先生の治療の日にあたっていて、次の予約は、10月の末になつた。
先生の治療が大事だと思うので、私の治療が延びるのは良いのだけど、その間にも、癌の進行が心配される。
まだ、50代半ば。癌が身体中に転移している。
先生には言えないけれど、治療が、いつまで出来るだろう。休んでご自身の治療に専念して欲しいとも思う。
命を削って治療するなんて、可哀想だ。
でも、先生が必要な患者がいる。
少しでもよくなることを祈るしかない。
  

Posted by アッチャン at 17:17Comments(0)日々の事