2010年07月25日
生命 孤高の画家 吉田堅治
生命
孤高の画家 吉田堅治
というタイトルで、8月9日、夜の10時から、10時49分までの約50分間、
NHKの総合で、放送があります。
朗読は、市村正規
NHKエンタープライズの制作で、
ディレクターは、新田義貴
以にもブログで、紹介させていただいていますが、
昨日、案内のお葉書をいただきましたので、
再び、ご紹介させていただきます。
いよいよ、という感じで、お葉書を手にすると、
震えるような感動があります。
パリで、生と死を見つけ続けた 元特攻隊員の画家がいた
欧米で、魂の画家呼ばれた、知られざる日本人画家の生涯
もうこの文章を読むと、胸が詰まります。
本当に、吉田堅治さんは、孤高の人でした。
凍てついた寒い、パリのアトリエに入ると、朝から夜まで、立ち続けて、一心不乱に絵画と向き合っておられた。
電話がなっても、その間は聞こえないので、と。 10時間以上も、何も食べずに、描き続ける。
晩年は、病に伏せっておられる時間が長くなって、その間、ほとんど何も口にされずに、寝ておられた。
「沢山の人が、やってきて、去っていった人も多い。」
感慨深く、おっしゃった言葉に、吉田さんの深い孤独な心を思った。
伺う度に、痩せて、食べられなくなった。
痩せて、骨と皮のようになっていた、小さな肩を揉ませていただいた。
「人に揉んでもらったことは初めてだ。」とおっしゃって。
お元気なら、拒否されたこと。限界に近い身体の状態だった。
フェニックスのごとく、最後の年は、孤高に大きな翼を広げて、命と平和の使者として、世界の人々にユネスコでの個展をされた。
神様は、見ておられたのだ。知っておられたのだ。こんなに早く、吉田さんが、日本の人々に知られる機会が与えられるなんて。吉田さん自身、思っておられなかった。
吉田さん、見ておられますか。この暑い夏の、 蒼空で。
今年も、終戦日が近づいています。原爆で、焼け死んだ多くの犠牲者に比べれば、
まるで、水中を泳いでいるような、さわやかな夏です
Posted by アッチャン at 11:02│Comments(0)
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