2007年07月11日

海辺の家

 海辺の家 海辺の家


 海辺の家 
原名は、life as a house。2001年制作のアメリカ映画
何度見ても、泣けてくる映画があるが、この「海辺の家」もその一つだ。ある日、医者から癌で余命がないことを宣告された父親が、母親の再婚相手の所で生活している息子と、一夏を共に暮らして、家を立て直す。親の手には負えなかった息子と父の間に心が通い合い、愛を互いに取り戻す。
 家を壊しで、新しく立て直すことと、一度は壊してしまった親子の人生を、再び構築する事が同様の過程として表現されている。
 父は、息子に愛されて死んでいきたいと望み、息子は父の愛情によって、愛を知り、生きるべき道を見いだすようになる。
 父と息子の深い愛の交流に、私はいつも画面に釘付けになり、泣きながら見る。「海辺の家」はどこを舞台にしているのかわからないが、映画の中で、「ニューイングランド中をドライブする?」というせりふがあるので、ニューイングランドではないかと思っている。
 父親役のケビンクラインの見事な演技で病んで行く姿と対照的に、息子役のヘイデン、クリステンセンが、クリスタルな美しさと新鮮な生命力を見せている。

 余談になるが、「海辺の家」への憧れは、映画「いそしぎ」以来、ずっと私の心を占めている。サンライズを眺めて生活するのもいいけれど、夕陽が落ちていくのを眺めるのも素敵。スコットランドの、マレッグという海辺の町で、午後から夕方まで、何時間もボーっと海を眺めていた。その夜、泊めてもらうB&Bの主人が仕事を終えるのを待って、夕陽が落ちるまで。
  


Posted by アッチャン at 12:19│Comments(0)
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