2011年03月06日
晩餐会
パリの香りを運んで、フランスの食材を使って、素晴らしい食卓と、新しい
方達の楽しい話の集い。
まだ寒いサロンに、パチパチと音をたてて、赤々と燃える暖炉。
日本にあって、どこか外国にいるような雰囲気がするのは、調度や、色の合わ
せ方。
食事も、雰囲気も、集う人達も、素晴らしかった。
バベットの晩餐会ではないけれど、特別の会食のように、私が感じ、味わえたのは、
集まった人達が、ゆったりとその場を楽しんでおられたからでもあるし、9人という
人数も関係しているし、お話が新鮮で、興味深かったことも。
お料理は、パーフェクトだった。
チーズフォンデュの美味しさに酔った。昔、父が健在だった頃、スイスのインターラーケンで、
肉のフォンデュを食べたのが、初めてで、旅行会社の案内人は、チーズは食べられないですよ、日本人の考えている味とは違って、と聞いていた。
チーズフォンデュの美味しさは、ワインとチーズが決めて。あまりの美味しさに、随分いただいて、酔った経験がある。それ以来、初めてかな、昨夜のチーズフォンデュ。
フランスから本場のチーズならではの美味しさ。
前菜の、スモークサーモンも、味が違う。
エスカルゴも美味しかった。
キッシュが、少し柔らかなのが、私の好みにぴったり。
彼女がパーティーで良く出してくれる、鴨のオレンジソースは、中の肉が軟らかく、表がかりっとしていて、とても美味しかった。今までで、最高の出来じゃないかな。私もチャレンジしてみたくなった。
ビタークラフトのフライパンを買ったのは、彼女が、肉に焦げ目がつかないとだめ、と言っていたからでもあった。美味しい料理は、調理器具も大切だ。
それを最も思い知らされたのは、マーブルコートのフライパンだった。テレビの宣伝で、ほしくて買ったのは良いけれど、チャーハンをしても、あまり美味しくない。野菜炒めも味も。
ビタークラフトの7層フライパンを買って、初めての料理が、無水でゆでた、菜の花。
これが、なんと美味しいことか。野菜の甘み成分が引き出され、香りも残っていて、とても
美味しかった。
昨夜の、鴨のオレンジソースは、是非、作ってみたい。フランス産の鴨は手に入らなくても、阪急で本鴨が手に入る。鴨に目がないひとがいて、その人から、季節になると、阪急で鴨を買いますねん、美味しおっせ、と教えてもらったことがあった。油が乗って、濃厚だと感じ、私はどちらかと言えば、合鴨の方が柔らかくてあっさりしていると好きだったけれど、鴨のオレンジソースには良さそう。
と言っても、訪れる人のいない、我が家だから、いつになることやら。
画家の友人は、古くからの交友関係と新しい出会いが、彼女の個展を中心にして広がり、輪が大きくなっていく。お料理をするのは、大変だし、そのためのお掃除、気遣いと、出費も。
エネルギーも、愛情も、並外れている人でなければ、出来ないことだ。
吉田さんも、いつでも。どんなときでも、人を迎え、食事を作って、もてなしてくださった。
昨夜、初めてお会いした、坂上さんという画家も、初めてお会いして、ずっと以前からの懐かしい人のような、独特の優しさがにじみ出て、素敵な人だった。
友人のブログで、毎年、沢山の人達が集い、パーティーの模様を見せてもらったことがあって、不思議な雰囲気の世界だと思っていた。その方が主催するパーティーだった。
持ち寄って来られた、ケーキが重なって、ケーキも沢山頂いた。でも、不思議なことに、全く胃もたれなく、飲み過ぎてもいず、帰りも、丁度良い時間で、車で来られた方の2台の車に、乗せてもらって、駅まで。
電車の中でも、話が尽きず、あっという間に、家に帰って。
本当に、楽しい夜、調和が取れていて、胃も喜んでいて、心も身体もさわやか。
Posted by アッチャン at 10:50│Comments(0)
│日々の事