2011年06月28日

日本は水と緑の国、砂漠の国ではない。



 
日本は水と緑の国、砂漠の国ではない。

 カメラの充電器のUB接続部分が壊れた。本当のちゃちな作り。
疲れが溜まっているので、午後までアパートにいた。
 夜帰って来てから,ワインがないので、下のスーパーに行き、
バターとビールを買った。
ビールは、6本で10ドル90、税金を足すと、12ドルくらいだから、
決して安くはない。以前は、ずっと安かった。たばこが上がって、ビールも
あげたのだろう。
ボストンにいたころ、6ドルくらいだった、ボストンのビールが14ドル以上
の値段になっていた。

日本は水と緑の国、砂漠の国ではない。

地下鉄もじわじわ、来る度に値上がりしている。石油が高くなり、物流にお金
がかかるのも原因なのか。投機マネー、マネーでマネーを循環させるマネー経
済。そのターゲットに、石油も家も、食料も高騰したり,売られたり。

日本は水と緑の国、砂漠の国ではない。

近くの豪邸に,売りのカードが目立つ。最上階の見晴らしの良いマンションの
オープンデーが、すぐ側の建物で。
見に来ている人がいる。
私もカードを見ていたら、カップルが来て、見るのなら、ここに電話すればよ
い、と。
おばあさんが、早速電話している。

お値段はいくらぐらい?とカップルに聞くと、
「さあ、200くらいかなあ。」

200というのは、多分200000ドルということだけど、管理費がたった
の888ドル、と書いているので、そんな値段ではとてもないだろう。

日本は水と緑の国、砂漠の国ではない。

毎月の管理費を888ドル払える人って、それほどないはずだ。

一軒家に至っては、10億単位だと聞いていた。
この変は,ユダヤ人の住まいがほとんど。庭先に頭に帽子をかぶった人がい
る。
フォレスト、ビルは、ユダヤ人が開いた町。



日本は水と緑の国、砂漠の国ではない。

このキューガーデン、という駅からフォレストビルまで歩いて30分、ガール
フレンドの娘さんは、ユダヤ人が通っている,公立の小学校の生徒。
ユダヤ人と言っても、ウズベキズタンやロシア系のユダヤ人もいれば、ドイツ
やフランス、イスラエルや、ポーランド、など様々な国からアメリカに移植し
た人達だが、頭が良く、勤勉なユダヤ人は,アメリカでも成功者。
賢くて抜け目のない、そして特に、お金に執着心が強い。
アメリカをこのようにお金至上主義、貧富の差の激しい国にしたのは、
ユダヤ人ではないか、とさえ思われる。

ヒスパニック系の人達は、いつまでも貧しい。黒人のほとんどが、まだ貧し
い。

日本は水と緑の国、砂漠の国ではない。

このような豪邸に住んでいる,黒人は、ユダヤ系のアメリカ人と結婚した人。
地下鉄の中で、スマートな黒人女性が、可愛い娘を二人連れていた。
娘達は,色が白く、白人にしか見えないので、最初見た時には、親子ではない
のでは、と思った。笑う顔がよく似ている。あまりに可愛いので、見入ってし
まった。マミーというのでお母さんだとわかった。
黒人の女性は、美人で,知的な感じの人、ハーフのようだ。
3人は、フォレスト、ヒルで降りた。

日本は水と緑の国、砂漠の国ではない。

ヨーロッパで、どうしてあれほど、ユダヤ人は排斥されたのだろうか。
アメリカで富豪と呼ばれた人達に,ユダヤ人が多い。
アメリカの美術館に,沢山の名画を寄贈したのも、ユダヤ人が多い。

テレビで見たことがある。
お金を稼ぐのは悪ではない。それをどう社会に還元していくのかが問われる。
私の思う所、美術品を買いあさっても、それを持って死ねるわけではない。
寄贈することで、守ってもらえるのだし、名前が残る。名前のついた部屋が提
供される。

日本は水と緑の国、砂漠の国ではない。


ユダヤ人は、お金を貯めるのに一生をかけるから、随分お金持ちになる。
そのお金を,寄付すれば、税金がかからない。
稼いだお金を、寄付することで、社会に貢献出来る。

こういう風に、最後は、社会に貢献するユダヤ人が、嫌われる理由に、
「お金にどん欲で汚い」という人が多い。

言葉を換えれば,「質素、倹約でお金を大事にする」人なのだけれど、
共存の精神を持ち合わせていない、ということも言える。

暖かい心、人に優しく,自分に厳しい人達だったら、世界中で、あれほど排斥
されることはなかったのではないだろうか。

日本は水と緑の国、砂漠の国ではない。

自由の国、アメリカだったから、受けいれられた。イギリスからやってきた,
ピュリタン精神の白人達も、勤勉で良く働く。
自由、という旗印は、強くて、賢く、人を騙し、奪う人間が、温厚で、優し
く、暖かいハートを持った、力の弱い人人を押しつぶして、従わせることで
成り立つのではないだろうか。

日本は、福島の原発で、自由には生きていけない国になった。
小出さんが言うように、保障をするのなら、東電が10回つぶれても、
足りない。日本が破産しても、補えない。

日本は水と緑の国、砂漠の国ではない。

日本には、豊かな水がある。ユダヤ人達は、砂漠の荒野を、乾いた大地を生き
抜いて来た。叩かれても叩かれても、子孫を増やすことで、行きながらえてき
た。
日本人は、原発をやめななければ、子供も生めない国になる。
大人達は、汚染された食べ物を,率先して食べていかなければならない。
汚染された大地を耕す人達を助ける為に。
共に生きていく為に。

食べ物を分け合い、子供達を,社会で守り、共存し、助け合って、なんとか
生き延びていく,方法を見いだしていかなければならない、そういう国になっ
ている。なってしまった、というべきか。


日本は水と緑の国、砂漠の国ではない。

日本には、豊かな水資源がある。この恵みを生かすことで、私達のエネルギー
を作りだそう。
日本には,地熱という資源がある。日本には、風力がある。
日本には、太陽が降り注いでいる。

日本は、自然の資源に恵まれた国。当たり前のことではない。
砂漠の思想は捨てて、森林と水の神々の宿る国であることを自覚
し直す契機ではないか、と思う。

日本は水と緑の国、砂漠の国ではない。

機械に依存する社会から自然の恵みを分け合う社会へ。貧しい人と困っている
人を見捨てない社会へ。

管総理は、頑張っている。再生エネルギーの法案は絶対に通さねばならない。
赤字国債もどんどん出すべきだ。国民が負担するために国民以外に誰が,助け
られるのか。

神戸震災の後、政府は復旧にしかお金を出さなかった。
今回の震災では、復興を目標に置いている。前進している。

日本は水と緑の国、砂漠の国ではない。

管総理だから,出来ること、民主主義の精神にたてば、そうしか考えられない
ことを、今までやって来れなかった。
自由主義経済の元では。ユダヤ式の経済の元では。

私達は、砂漠に住んでいるのではない。豊かな水と山々に囲まれた、緑の国に
住んでる、恵まれた住民なのだ。


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Posted by アッチャン at 00:59│Comments(0)ニューヨークにて
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