2012年02月20日
昭和に会える町「岡町」
叔母を見舞っての帰り道、岡町の、桜塚商店街を通った。
お腹が空いて、ここを通る度に、一度入ってまたいと思っていた
食堂に入った。
店頭には、日替わり800円という、寿司とうどん過、中華そばとのセットが出ていた ので、それを食べるつもりだった。
中に入ると、外から見るよりも広い。随分古くから、やっている店のよう。
テーブルの上に、650円のセットメニューがあって、巻き寿司とバッテラに、半分のうどん付き。私はこちらを注文した。うどんが半分くらいが良いから。
お腹の大きい猫がいる。可愛いとは言えない、顔つきの猫だけど、今お店の招き猫なの だ。
客はなく、一人っきりで、閑散としている。
バッテラと巻き寿司は、美味しいほどではなく、うどんも汁は辛い目だったが、なんとなく、田舎の食堂という感じ。
食事を終えて、店を出ると、果物屋に並ぶきんかんが目にとまった。
ここで買ったみかんが、すごく美味しかったので、きんかんも味が良さそう。
つぶが大きくて、完熟のきんかんだ。
店の主人は、愛想が悪く、売ってやる、という横柄さがあるけれど、看板は、高級果物、と書いている。
高級にしては、値段を安く抑えている。
一盛り、100円という、だいだいを見ていると、
「食べられないよ。」とつっけんどんに言われて、通りすぎたものの、
ミカンと、キンカンを買いに戻った。
とても美味しいキンカンだった。
目利きの効く、商人が、スタイルを変えずに、昭和の匂いを大事にしながら、昔も今も、変わらない味を売っている。
黙々と、愛想悪く、職人の心意気を、感じさせる、商店街だ。
私はこの商店街を通るのが好き。
Posted by アッチャン at 10:33│Comments(0)
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