2012年02月21日

光市母子殺人事件の核心は?



   光市母子殺人事件の核心は?


光市母子殺害事件の最高裁判決は、被告人に死刑を判決を下した。これで、社会復帰することは不可能になったから、と実名と顔写真が公表された。
裁判菅の一人は、当時の18才という年齢よりも、精神的に未熟であったので、死刑に反対したが、全員一致の判決が原則であるのに、被害者と世論の意見を重視した結果となっている。

 当時23才だった、本村さんへの同情、その後の、メディアを通じて、世論に訴えて、死刑を以外にはありえないと、被害者側の正論をメディアを使って、訴え続けて来たことの効果は大きかった。
 この事件をきっかけに、被害者の権利を守る法律も成立させた。

 橋下さんは、少年を弁護する弁護士達に、資格取り上げなどと、弁護士としてはあってはならない発言をしていたこと、パックイン、ジャーナルで、川上さんが。

 一審、二審で無期懲役だった、判決が、最高裁で、死刑をまぬがれる理由はみあたらない、と広島高裁に差し戻されたのも、本村さんの心情と世論の力が大きかった。
 元少年が、生き返る儀式、だとか、ドラえもんが生き返らせてくれると思ったとか、
 過失に持って行くためで、情状の余地はない、とされたのであるが、その程度の判断しか出来ない、未熟さを取り上げる世論はなかった。

  母親の自殺を目撃し、父親からの暴力を受けた子供が、精神的に、正常な成長をし、常識的な大人と同じ判断が出来るのであれば、このような殺人は起こさなかっただろう。 本村さんは、最高裁で、被告に反省がなく、うそで固める発言をするに至って、更正への気持ちはなくなくなり、死刑以外にはない、と判断した、と述べていた。
  被告は、本当のことを言っているので、ごまかそうとか、刑を免れる為に嘘を語っているのではない、と私は思う。
 精神障害を持っている、証拠を、嘘をついている、としか思えないのは、被害者であり、冷静な判断が出来る、正常発達を遂げた人間であるから。

 この少年を、死刑にするのは、社会の正義を守る為、今後の犯罪をなくすため、犯罪について、皆で議論のテーブルに載せるため、様々な、政党理由をあげても、問題は核心をつかないし、解決にも向かわないし、犯罪がなくなることはない。

 本村さんは、14年間の間、精神的に強くなり、成長もしている。
 後味の悪い、結果になったと思う。勝者はいない、かかわった全ての人は、皆、敗者だ、と述べている。

 幼い顔の少年の写真が、テレビに写し出される。心が痛む。
 少年犯罪に対する、処罰は厳しくなり、成人を20才から18才に引き下げる検討もされている。
  世界が病んでるから、精神構造が、破壊されているから、凶悪犯罪が増えるので、
  問われるのは、むしろ、私達ではないだろうか。裁判官の良識も歪んではいないだろうか。世論に惑わされ、公正な判断が出来ないのではないか?
 死刑制度は、廃止すべきだ。
 親の愛情を受けて、子供が育っていくことの環境を、私達は作っていかねばならない。
 子供は国の宝、だと、真実言えるように。
 子供は、親を鏡にして育っていく。不幸な子供を世に出さない為に、私達はどうすれば良いのか、それを問題にして、問わねばならない。


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Posted by アッチャン at 13:28│Comments(0)コラム
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