2012年05月11日

団菊祭五月大歌舞伎 夜の部


   団菊祭五月大歌舞伎 夜の部


 朝、ブログを書いている時、急に画面が暗くなり、ほとんど書き終わっていた文章が全て消えてしまった。
 もう一度、書き直すには、エネルギー不足で、今、また書き直しに。
 松竹座での、「団菊祭5月大歌舞伎」の夜の部は、
 「絵本太閤記」「髙杯」「ゆうれい貸屋」の3作品。
 絵本太閤記は、舞台が上がると、菊之助が登場。美しい若侍は、まるで人形を見るよう 命を捨てる覚悟で、戦に出て行く用意を、涙ながらに手助けする、許嫁を、梅枝が、可憐に演じている。
 謀反を起こした、明智光英をモデルにした作品で、武知光秀を、団十郎、息子を菊之助、菊五郎は、光秀をうつ、秀吉をモデルにした、真柴久吉、海老蔵が、久吉と共に、光秀を追ってきた若武者に扮して、菊五郎親子と、団十郎親子が揃って、華やかで、重厚な舞台を作り上げていて、見応えのあるお芝居になっている。
 少ししか登場のない、海老蔵は、次の「髙杯」で、太郎冠者を演じ、おもしろおかしく、 軽快に、お酒にすっかり酔ってしまって、「髙杯」と間違えて、買わされた「髙下駄」で、タップダンスを披露して、観客を喜ばせている。

団菊祭五月大歌舞伎 夜の部

 昼の部では、「身代座禅」で、菊五郎と団十郎が、夜は、海老蔵が「髙杯」で、芝居の間を取る、箸休めのように、観客を笑わせ、リラックスさせて、関東の笑いの極意を見せてくれます。

 最後は、三津五郎と、時蔵のコンビで、「ゆうれい貸屋」という世話物で、山本周五郎の作品を舞台化したもの。
 庶民的な人情話が、面白おかしく描かれていて、ヒューマニズムを観客にも、届けて終わるので、余韻を残して、観客は帰って行くだろう。

 ああ、お芝居が観られた幸せだった、と感謝しながら、「人間生きているうちに。」と。

団菊祭五月大歌舞伎 夜の部

 芝居の幕間に、昨日は、カツカレー、今日は、「牛丼」を。松竹座に来ると、「はり重」に入るのも、楽しみ。
  はり重の肉屋さんで、観劇用に、お弁当や、カツサンドを売っているのを、予約していて、幕間に、できたてを取りに来る人もいる。休み時間が短いので、レストランに入っていると、お芝居が観られないから。
  私は、大衆的な、カレーハウスにかけ込む為に、芝居が終わると、一目山。


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Posted by アッチャン at 15:28│Comments(0)演劇
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