2012年07月18日
法善寺の割烹「浅草」
松竹座の夜の部、最後の出し物を見ていたら、9時を過ぎてしまう。
夕食を取る時間がないので、最後の出し物はパスして、道頓堀、法善寺横町にある、ふぐの店「浅草」に。
初めての店で、法善寺横町の前にあるので、一度行きたいなあ、とは思っていた。
http://www.houzenji-asakusa.jp/ 法善寺、浅草
法善寺さんにお参りしてから、お品書きが、外に出ているので、見ると、75周年の記念で、
特別料金のお料理の案内だった。
ふぐは、冬、夏場は鱧料理、この店はすっぽん料理も名物のようだ。
特別料金というのが、魅力。
法善寺の側にある、「さとすし半総本家」でも、夏場は鱧を売りにしているけれど、きっと随分違うのだろうな、と思っていた。
鱧料理のコースは、10000円の所を8000円で。 隣の、さとでは鱧料理を注文したことがあるけれど、冬は、ふぐも頂くが、
そのほど美味しい、という所まではいかない。
値段はただ、取らないのは、百も承知しているけれど、「浅草」には、とても、と思っていたが、こんな機会には、と
芝居小屋を出て、一目さんに、「浅草」に。
鱧の紙鍋がついている、特別料理、というのが、5900円なので、これに決めた。
店に入ると、二階に、と言われたけれど、友人はカウンターが好きなので、ここで、というと、ひとつだけあるテーブルに、
「ここで良いですか?」と。
最初に、2種類のジュレと酢の物が出て、とても美味しい。これだけでお腹が持ちそう。
肉のたたき、ピーマンの焼き物
菊正を刻印したとっくりは、通常出てくる徳利よりも大きくて、たっぷり入っている。
お作りが、また美味しくて、
鱧は、二人で一皿だと思ったら、それぞれにあって、感激。紙鍋に入れると、さっと花が開き、皮の歯ごたえを残して、
華やかな美味しさ。
淡路産の鱧だそうで、さすがに、名店が出す物だけあって、高級素材を使って、料理人の腕を見せてくれる、目に美しい、
料理の数々。幸せ。
揚げ物
カウンターの料理人さんから、説明を聞きながらの、私は、美味しい、と感心してばかり。
揚げ物が出て、後はご飯になります、と言われるころは、もうお腹が一杯なのだけど、美味しいから、頑張って食べること。
昔、パリの従姉妹が可愛がってもらっていた、大丸の美術部の部長だという人に、従姉妹について連れて行ってもらった
ことのある、この辺りの割烹で「今井」という店があった。
そこで、お土産にもらった、山椒とじゃこの甘煮、と同じような味のものが、ご飯に載っていた。
板前さんが、スッポンの肝とコラーゲンの煮込みを、「ご飯に合うので、どうぞ。」とサービスで出してくれた。
カウンターでの食事だから、とのサービスだと言って。
私は、スッポン、聞くと、苦手なんだけど、せっかくの好意にと、一口はいただいて、美味しかった。
デザートも結構あって、食べられないと思ったのに、あっさりした甘さなので、全て食べてしまった。
「皆食べてもらうのが、一番嬉しいです。」と店主。
二階から降りて来た、客が、「ああ、美味しかった。満足させてもらいました。」と言いながら、お勘定。
私も、大いに満足させてもらって、「また来てください、」と外まで見送ってもらって。
この特別料金は9月末日だそう。
Posted by アッチャン at 13:02│Comments(0)
│食いしん坊