2013年01月08日

映画「レ、ミゼラブル」

 映画「レ、ミゼラブル」


 
http://www.lesmiserables-movie.jp/


ミューカルで、何度も観ている、「レ、ミセラブル」だけど、映画は、リアリティーを映像化出来るので、1830年代のパリの街、住んでいる人人の姿など、事細かく丁寧に作られていて、凄かった。
 尼崎の映画館は、新しいので、音響効果も良く、一緒に行った友人が字幕がよく見えるように、と真ん中から少し前に席を取ったら、音ががんがん響いて、失敗し5たかな、と思っていたが、実際に,始まってみると、全く気にならなくなって、そのど迫力を堪能。
 
 最初から最後まで、聞き慣れた、曲ばかりなので、それが、ミュージカルの良さを増してくれる。
 最初の、船底で鎖につながれて、働く,ジャンバルジャンは、年老いて、目つきも鋭く 人間らしさをすっかり失ってしまったように,眼光だけが鋭い人物、メイキャップ効果なのだろうけど、その後、教会から盗んだ銀食器を、牧師から,神様のギフトだと与えられ、生まれ変わって、数年後、市長として登場する時には、全く別人のよう。
 善良で優しく、ヒューマニズム溢れた紳士に変身している。


映画「レ、ミゼラブル」

  大写しの映画だから、ごまかしが全然効かないので、同じ俳優が演じる二しても、年とは別に、人格まで変わるので、そのリアリティー溢れる、ミュージカルの映画化で、最も素晴らしい出来になっているのではないだろうか。
 出演者も全員が,自分の声で歌っていて、吹き替えではないというから、そういうことからも、いかに、このミュージカルに、リアリティーを求めたかが、想像出来る。

 撰んだ俳優の中で、最もはまり役は、ちびとよばれる、少年だったと私は思う。
あれだけの逸材を見つけるのに、随分、子供達の中から探したのではないだろうか。
 可愛くて、、見事に演じている。歌も素晴らしい。

 ジャンバルジャンの気品性を表現するのに、撰ばれた、ヒュー、ジャックマンは、イギリスの俳優で、以前に、メグライアンとの共演で、前時代プリンス役でも知られている。
 ジャベール警部には,最近の映画では「シンデレラマン」で貧しい底辺の暮らしから、腕と力でのし上がる人物を演じている。彼の名声を確固たるものにしたのは、剣士の役所で、今回の,正義だと信じて,執拗に追い求める,ジャベールの役には、ぴったり。

映画「レ、ミゼラブル」

 そのほかの役も、皆素晴らしい。
 頼りないくて、善良,貴族の血もぬぐえない,マリウスも、ぴったりのはまり役。
 ジャンバルジャンと修道院で育った、コゼットは、清らかで、天使のような美しさを表現出来ていて、アマンダ、セイフライドはぴったり。

 若い恋に燃えて、男は去り、子供を産んだ、フィンティーヌ役のアン、ハサウェイも、熱演。声も良かったけれど、私のイメージとしては、ちょっと違う感じ。もっと小柄で、 母性的で,マグダラのマリアを泉のように、透明にしたような女性。そんな表現にぴったりで、ソプラノが歌える女性はいないので,映画だと、難しい。

映画「レ、ミゼラブル」

 このミュージカルは、最初は、梅田芸術劇場が、まだ梅田コマだった頃、鹿賀さんと、滝田さんとの、ダブルキャストで、話題になって、何度か観に行った。
鹿賀さんの、ジャンバルジャンは、声が透き通って、美しく響き渡るのと、哀愁のある「歌い上げで、素敵だった。
 スッカリ、日本語で馴染んだ,ミュージカルなので、ブロードウェイで観た時も、きっとなお感激出来たに違いない。

 初めて見る,友人は、本で昔,読んだことがあるだけcで、初めてなので、本ほどの感激はなかったようだ。

 私も,マーガレット、ミッチェルの「風と共に去りぬ 」を何度も愛読していて、映画を観て、アシュレーにがっかりした。
 その後、何度も映画を観ていると、アシュレーは、ぴったりのはまり役だという思いに達した。昔の亡霊を抱いている,頼りない人。プライドばかり高くて、メラニーがいなければ、存在していないのも同じような人物。

何故、マーガレットがあれほど憧れたのかしら。それは、彼女にない、気品だった。アイルランドからの移民を父親に,持つ、スカーレットだから、父親とそっくりな性格で、アイルランド人なのだ。下品と言ったらなんだけど、スカーレットは、成り上がりで、アイルランドの暴れ馬。
レッド、バトラーが彼女に惹かれたのは、その野蛮性と自由さ、意志の強さ、我が儘。
レッドバトラーは、アシュレーを否定しながらも、チャールストンの名士の出。もともと紳士なのだが、家のアウトサイダー的な反抗心から、 皮肉な目で、観ていたわけだが、名誉を胸とする,紳士なので、負ける戦に,身を投じるようになる。

映画「レ、ミゼラブル」

 すっかり脱線してしまった。
 レ、ミセラブル、これから、何度も観に行くことになるでしょうけど、
 怠け者の私、最近では、一人で行動することがすっかり,少なくなって、
 一人ではなかなか腰が上がらない。約束してないと、いつでも、になって、その日を逃してしまう。


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Posted by アッチャン at 12:01│Comments(0)映画
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