2013年07月29日

松竹座「七月大歌舞伎」

  

     松竹座「七月大歌舞伎」 

  松竹座「七月大歌舞伎」は、東京から、橋之助と福助兄弟をゲストに、関西歌舞伎の松嶋屋3兄弟、我當、秀太郎、
仁左衛門、それに加えて、翫雀、扇雀兄弟という、兄弟が揃っての共演が見物の舞台です。
 昼の部は、30年ぶりとかの出し物で、柳沢吉保の出世にかけた生涯で、人を踏み台にし、人を殺し、のぼりつめたけれど、人の真心よりほかに、大事なものはない、と悟るという物語で、橋之助が主演で福助がその相手役。関西人は彼らを迎えての役処を演じている。
二作目は、仁左衛門の「保名」清元の舞踊で、一人舞台。病人の舞なので、動きが少なくて、玉三郎との共演なれば、心も踊る所だけど、だらだらと病人らしく覇気のない舞なので、寝みたくて、うとうと。


松竹座「七月大歌舞伎」

終わってから、心斎橋をぶらついて、夕方待ち合わせの時間まで。
ネットで買った、チケットの機嫌が迫っていて、友人を誘って「豆助」という和食居酒屋に。
木津市場から仕入れた、新鮮な魚自慢の店で、雰囲気も悪くないし、味もそこそこ。8千円分を4千円で買ったもの。
税サービスが別なので、2千円ほどオーバーして支払った。
わざわざ、心斎橋まで出向くほどの店ではないけど、心斎橋から本町の問屋街ぞいにあるので、結構客は入ってて、料理や飲みものの値段も手頃な店。
8000円は使い切らないと、随分食べて飲んだので、コナミにはとても寄れずに、家に帰って来た。
翌日は、天神祭りで終日出ていて、一日空けて、松竹座の歌舞伎、夜の部を観に。
昼の部の方が、観客は多く、私のもらった席も、二階の前から二番目で、前の人が前のめりに観ているので、それも観劇の邪魔になったが、夜の部は、最上列で、見やすかった。株主への招待は、1等席の2階というのがほとんどで、引き換えの初日の朝に待っていてとらないと、二階の前は取れない。


松竹座「七月大歌舞伎」

夜の部の方が、ずっと良かった。
最初の「曽我物語」は、台詞ばかりなので、我當さんのしんみりとした声が、会場に響いて、得意の役処なので、安心して見ていられる。息子の信之助と、翫雀との共演。




松竹座「七月大歌舞伎」

二作目の「一條大蔵物語」は仁左衛門のあほうぶりが、旨くて、観客は大笑い。常盤午前には、秀太郎。平家打倒を祈願する源氏の残党に、橋之助、その妻に、仁左衛門の息子、孝太郎。女役としては、孝太郎は相当な才能を発揮していて、舞姿も美しい。
1時間の舞台なので、アッという間に終わってしまったと思うくらい面白い舞台だった。




松竹座「七月大歌舞伎」


Posted by アッチャン at 10:52│Comments(0)
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