2015年01月08日
フェスティバルホールで「第九」
食事会で、第九の演奏があることを知って、ネットで調べたら、29日と30日に
フェスティバルで、第九の演奏が聴けることがわかった。
チケットはまだ残っていたので、A席を買った。Aといっても、6000円なので、
佐渡さんの時とは大違いに安い。
ボックス席でも7000円。当然そういう席はなく、2階の中央、2番目の席があったのでそれを買った。
母の所に行き、コナミに寄って、家に帰ってから、夕方出かけた。
大フィルの演奏会は、年間スケジュールの中の一つだったよう。
指揮は、ユベール、スターン。 年末に第九を習慣は、日本人だけだそうだけど、
年の終わりに、第九で締めくくるのは、久しぶり。
新しいフェスティバルホールは、二階からも良く見えて、舞台が近くなったような気がする。音響の効果が素晴らしい。
慣れ親しんだ曲なので、最初からすっと入って行ける。
ユベール、スターン指揮は、大げさではなくて、正統派的。抑えながら盛り上がって行く。
第三楽章の、低く、聞こえないくらのの音で始まる、第九の戦慄が、大地を這うようにかすかに聞こえて来ると、なぜかいつも目が熱くなって、涙がにじみ、泣けてくる。
隣の若い男の人も、泣き始めている。
反対側の人は、手を組んで、祈るようなしぐさ。
合唱は素晴らしく、福井敬のテノールが、ひときわ響いた。こういうテノール歌手が日本のもいるのだなあ、と感心した。
歓喜の中で、第九の演奏が終わり、演奏者達が去った後も、合唱団の人達が残っていた。
舞台は暗くなり、ドライアイスの雲のような白い煙が流れ、ろうそくの灯を持って、『蛍のひかり」の合唱が。
やがて、ろうそくを持って、舞台のそでに消えていった。
第九を聞き終わっての帰り道、旋律が頭の中を流れている。帰ってからも、ずっと。
良かった。行って良かった。
感動を引きづって、皆家路の人となって行った。
一人、誰もいない家に帰るのは寂しい気がした。
急にがらんどうのなった家に。
忙しく立ち働いていたので、少しの休んで、大晦日には、Mさんが、一晩泊りでやってくる。
福井敬の、スペシャルリサイタルが、6月に、ザ、フェニックスホールで開催される。
行けたら良いなあと思っている。
玉置浩二のオーケストラとの競演でリサイタルが、西宮芸術劇場で開催されるらしい。
チケットがゲットできるかしら。
Posted by アッチャン at 14:30│Comments(0)
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