2016年07月22日

猿之助と海老蔵の火花






歌舞伎座の7月は、夏の暑さよりも暑い。
猿之助と海老蔵が、熱い。
見応えのある舞台を展開している。
夜の部、猿之助が主演の、荒川の佐吉。
四幕8場の、休みなしの舞台は、観客を引き付け、時間の長さを全く感じさせない、魅力的な舞台だった。
猿之助は、こういう、任侠に生きながら、まっすぐな情愛に溢れた役所がとてもよく似合う。






観客席から、もらい泣きが漏れる。
私も熱くなつて、泣けた。
前から七番目のよく見える席だったのだけど、耳が聞こえにくいので、千円はりこんで、席につける字幕を借りた。



セリフが鮮明になって、とても良かった。
次の出し物は、市川家の、十八番、荒事の代表的な、景清を、海老蔵が豪快にユーモアたっぷりに演じた。



団十郎が乗り移ったような、形と声色、演技だった。
海老蔵の海老は、長寿のシンボルだそうで、反り返つた、海老を宝船にたとえ、市川家の、代わり家紋の牡丹の壇上に上がって、海老蔵が、船に乗っているような設定で大見えを披露すると割れるような拍手。奥さんの病気が治りますようにとの願いを込めて。
偉大な名役者の父を亡くした役者達は、
見違えるように変わっていく。
景清に、津軽三味線を取り入れたのは、二年前からだそうで、海老蔵の演出によるもの。歌舞伎を継承しながらも革新的に歌舞伎を魅力あるものに進化させようと努力する海老蔵が見える舞台。
團十郎が、海老蔵の借りて生きていると錯覚しそう。


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Posted by アッチャン at 07:07│Comments(0)歌舞伎
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