2009年01月11日

京都に旨い店「神馬」

 

 京都に旨い店「神馬」

 寒空に、雪が踊る。京都に行くと、相変わらず、小旅行に来たような気分がする。バスに乗ると、一日乗車券が5百円で売っていて、それを買った。昼間から来ていれば、有効に使えたのに。今日は、飲み屋に行くのが目的で、出てきたのが遅かった。北野天満宮に行ってから、目指す店に行くつもりでバスに乗っていると、店の看板が見えた。降りて、店の開店時間を確かめると、5時からだ。開店までもう10分しかない。中を覗き、予約しなくても大丈夫かと聞く。中は広くカウンター席は結構沢山ある。

 京都に旨い店「神馬」 京都に旨い店「神馬」




大丈夫だと言われて、そのあたりにある「釘抜き地蔵」でも見ていくつもりで、ぶらぶら歩いていると、興味深い店が並んでいる。着物姿の3人の女性が入って行った、お茶の店に、つられるように入った。 最近、お茶を飲むようになった。ほうじ茶に凝っている。寝る前にも、ほうじ茶だと眠れない心配がない。食事に、添えると、お酒がほしくならない。重宝している。ほうじ茶と言っても、美味しいものは、緑茶と変わらない値段。店の主人の勧める、茎ほうじ茶と、ついでにに、勧められた抹茶入りの緑茶を買った。

京都に旨い店「神馬」


 歩いていると、大好きな、千枚漬けの専門店が、昆布屋が、豆腐屋が、どれも京都の情緒を盛り上げる老舗の店ばかり。「釘抜き地蔵」にたどり着くと、門は閉まっていた。
 引き返し、「神馬」という目的の店に入ったのは、5時半なのに、結構人が入っていて、予約席がいくつか。おでんの湯気が立ち上り、美味しそうな匂いが充満している。
 、美味しい食事と飲み所を取材しながら、全国を旅して、著書も多い、太田さんの紹介店。友人は、太田さんのおっかけというほどではないけれど、見ると行ってみたくなる。

 京都に旨い店「神馬」

京都に旨い店「神馬」


 客は、がちゃがちゃとしゃべりまくる人はいない。カップルやグループで来ていても、静かに、小声で話しながら、食事と酒を楽しんでいる。
 品と値段を書いた紙が天井からぶら下がっていて、看板にも、ことこまかく、全てのメニューと値段が書いてある。おでん専用ボードに、100円から1200円の鯨のころまで。 
 京都の冬と言えば、カブラ蒸しと、鯖寿司、それに大根は外せない。芋棒だらや京都の名物は、ほとんど揃えている。隣の客が、「この店に来て、閉店時でしめ鯖を買って帰って、家で食べたら、どこで食べたものよりも美味しい。それ以来通い続けている。」と。

 京都に旨い店「神馬」 京都に旨い店「神馬」カブラ蒸し


 この店の蟹は、一匹20000円が上限で、せこでも2500円。ピンからきりまで。
 お酒のかんのやり方が面白い。沢山の酒を一度にお燗出来るように特別製。
 じょうろでとっくりに入れて、お燗をする。一合よりも多いように思う。 私はふぐのひれ酒を頼んだ。この方が酔いを押さえる事ができるから。 

京都に旨い店「神馬」あて 京都に旨い店「神馬」


 最初に出てくるあてが美味しいものばかり、この店はすごいと直感出来た。造りの魚は、仕入れが命、どれを選んでも満足。カブラ蒸しは、「梅の井」のものが好きなのだが、この店のも美味しくて、量が多い。割烹ではないので、庶民的。 おでんの大根は、さすが美味しくて、お代わりを注文。豆腐も絶品だった。
 京都の南座に行けば、おでんをたべるのが楽しみだったのに、店がなくなって寂しい思いをしていた。久しぶりに、ねぎの刻みが乗った京風のおでん、熱燗にぴったり。

 京都に旨い店「神馬」


 おまかせは五千円から。きずしは、また今度の機会のお楽しみ。厚切りの鯖寿司で満足だったから。
  

 京都に旨い店「神馬」


 京都の「サンボア」というバーを探して行ってみた。六人くらいの客が入っていた。愛想の悪いマスター。この人は、どうも任されるのが好きらしい。あとで入って来た客が「彼女には、お酒を飲んでいるので何か軽くて口あたりのよいもの、私は、安くて美味しいウィスキーのソーダ割を。」という注文の仕方。

 京都に旨い店「神馬」


 「日本酒を飲んでるんじゃないですか?」とマスターが言うので、私はてっきり、日本酒が匂うのかと勘違いして、「そうなんです。」と言うと、そのマスターは難しい顔をして、「別のお客さんに聞いているんです。」怒られているよう。奥の客は、マスターに「もう一杯お願いします。」マスターお任せのものらしく、客がマスターに愛想してる。
 プライドがあるマスターなら、グラスにも心使いがほしいもの。チェーンの雇われ意識なのだろうか。バーを愛して、長年こだわりを持っているバーとはこういうバーではないと私は思う。


「 神馬 」京都市上京区 千本中立売上がる

予約番号 461-3635 定休日 日曜日


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Posted by アッチャン at 12:25│Comments(0)旅のグルメ
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